耐震偽装と報道責任

 - 本当のことが知りたいんで...耐震偽装と報道責任にタックルしちゃおうかな、と
 
 

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■□ 藤田東吾, 中田英寿, & ANYWAY

2006年もいよいよあと6時間くらい。

この時期になると新聞やテレビは、競って、2006年の10大ニュースを報道します。
耐震偽装隠蔽問題はノミネートされているのかな?? どんなふうにかいてあるのかな?? そう思って検索してみました。

例えば、共同通信2006年10大ニュース。6番目にあげてありました。

[引用開始]

マンション耐震偽装で姉歯元建築士ら逮捕

 マンションなどの耐震強度偽装事件で4月から5月にかけ、元一級建築士姉歯秀次被告や開発会社社長らが逮捕された。姉歯被告は国会証言の偽証も。多くの自治体で構造計算書のチェック漏れが判明。国土交通省は違反者の懲役刑など罰則強化を含む再発防止策をとった。

[引用終了]

耐震偽装問題 2006年10大ニュースに 藤田東吾&イーホームズの表記なし


読売新聞の「2006年読者が選んだ10大ニュース」では、「耐震偽装事件で姉歯秀次・元1級建築士ら逮捕」は11位。朝日新聞はネットでは見当たらないけど、今日の新聞を見たら、今年のまとめの4月のニュースに耐震偽装事件が取り上げてありました。朝日新聞も、そう言えば「元1級建築士ら」でした。

つまり、どの新聞も「イーホームズ」「藤田東吾」という固有名詞を出さなかったって事です。去年はあんなにバンバン書いてたのに。しかも大悪党だと言って。ここからは推測だけど、内心は、(イーホームズと藤田さんに、申し訳ない事をしてしまった)と思っているから、固有名詞は出さずに「元一級建築士ら」と書いてるんだと思います。でも、申し訳ないと思っているんだったら、ちゃんと訂正記事を書いて、キチンと謝罪する必要があります。河野義行さんの時のように。そうすることが報道過誤で発生した損害の原状回復のための最初の一歩なんですから。

一方、ネット上では、耐震偽装事件and/or 耐震偽装隠蔽事件は風化してしまったのかもしれないですね。読者投票型のBIGLOBEニュース、All Aboutの「2006年総決算ランキング」では耐震偽装問題はノミネートされてません。
http://news.fs.biglobe.ne.jp/special/2006top10/
http://allabout.co.jp/special/ranking/

考えてみました。Blog『耐震偽装と報道責任』管理人の2006年10大ニュースはなんだろう、と。いろいろな事が頭に浮かびます。これを、全部ノミネートして順位をつけてたら、年が明けてちゃう (笑)。それはマズ過ぎ。そんなわけで、今年、管理人にディープなインパクトを与えた人物トップ3を報告してお茶を濁そうと企みますた。


管理人に強い印象を与えた人物 2006年のトップ3 まず、中田英寿選手


まず、一人目。中田英寿選手。

2006年6月。ドイツ。ワールドカップのブラジル戦のあと、センターサークルをなかなか離れない選手がいました。しばらくして、それが、背番号7。中田選手だとわかったんです。管理人は、その時、哭いている彼を見て、彼の代表引退を覚悟しました。あのクールな彼が哭いてたんですから。しかし、現役引退とは思いませんでした。衝撃でした。でも、メデイアではなくHPでの発表は、長年、彼のファンでしたから、(とても彼らしいなあ) と思ったのです。以下、管理人の未完成原稿「中田英寿選手について思う」から引用します。

[引用開始]

1997年11月16日。ぼくはテレビにかじりついていた。サッカーにはほとんど興味がなかったけれど、なぜかワールドカップだけは好きだったから。理由はよくわからない。日本代表がワールドカップに出場できるかどうかの瀬戸際を見逃すわけにはいかなかったのだ。

あの歓喜の夜。熱狂の渦の中心に印象的な一人のサッカー選手がいた。熱情の中で、なぜか冷静な特異点。それが中田英寿選手だった。

メディアにプロフェッナリズムを要求し、断乎として闘う若者に喝采を叫ぶ


この20歳そこそこの若者は、その後、メディアとの間で闘争を繰り広げ、僕はそのニュースを聞くのが楽しかった。ぼくにとってたいへんに壮快な出来事だった。

メディアは、彼を加工して、人々に伝えようとした。あるがままの彼の姿ではなく、メディアの都合の良い姿に変換しようとした。あるメディアは、ことさらに、不世出の英雄として。また、あるメディアは、あたかも、生意気で礼儀知らずな若者として。

一方、彼は、情報を正確に伝達することをメディアに求めた。なぜだろう??ぼくの理解では、彼はこう考えたのだと思う。ジャーナリズムのプロフェッショナルは、まず、情報を正確に伝えることが仕事のはずだ、それがプロとしての職責だ、と。

しかし、メディアはそうしなかった。一人のプロフェッショナルとして彼にはそれが許せなかった。もしメディアが、まず、人々に対して、彼についての情報を正確に伝え、次に、それらに基づいて彼を論評したのであれば、彼は受容したはずだ。それが批判的論評だったとしても、だ。

一人のプロフェッショナルがいたとしよう。彼が、誰かに会って、もし相手が何かのプロだと名乗ったら、当然、相手はその道のプロとしての要件を満たしていると考えるだろう。当然だ。また、その人が卓越したプロであればあるほど、他の道のプロに対する要求が厳しくなるのは論理的必然だ。

中田英寿選手はこう思ったのだろう。事実を伝えることが報道の一義的な使命であるのならば、この人たちは報道のプロではない。プロ失格だ。サッカーのプロ失格者はプロのピッチに立つ事はできない。ならば、この人たちも、プロの報道のピッチに立ってはいけない、と。

ぼくはこうも思う。中田英寿選手はアンフェアなことを容認できない性質だ、と。その意志は強い、と。彼はメディアを拒否し、メディアの批判に決して屈しなかった。しかも、痛快なことに、理不尽なメディアと訣別し、HPを立ち上げ、自ら発信し始めたのだ。また、権利の上に眠らず、これをきちんと行使し、メディアに対して民法に定められた請求を行った。ぼくは彼の大ファンになった。・・・・・・

[引用終了]

本気で、情報提供に公正中立な第三者たらんとの旗を掲げ、真実の詩を謳ったサムライ

二人目。イーホームズ藤田東吾社長。

この人については、このBlogで、ずっと書いてきたので、もう今日はあまり書きません。この二ヶ月はとにかく驚きの連続でした。こういう人は、たしかに過去の日本には実在していたけど、現在の日本では絶滅してしまったと思っていたので。

理念:21世紀の住環境の質の向上に貢献する情報提供を公正中立な第三者として行う
社訓: The Truth shall make You Free.

この2つはイーホームズの掲げる理念と社訓です。管理人は、これは、あくまでも「たてまえ」だと思っていました。これまでの管理人の人生がこう告げていたからです。対外的に理想として表記した、この「たてまえ」と、現実問題として「本音」との間には大幅な差があるはずだ、と。本気のはずなんて絶対にあるもんか、と。

しかし、この見立ては管理人の見込み違いだったようです。『月に響く笛 耐震偽装』を読んでそう思いました。この人は、去年の今頃、この理念の旗を高々と掲げ、この社訓を黙々と唱えて、仲間と共に、闘っていたのです。

そして、さらに、驚くベきことが2つあります。それは、掲げられた旗が、闇の中に、今も、光を浴びて翻っていることと、謳われた言葉が、メディアの大音量の中で、今も、かき消されていないこと。

2007年 武士道の香りは風に漂うて来るのだろうか 世代を超えて

『硫黄島からの手紙』を見て、『散るぞ悲しき』を読んだ後だけに、このありうべからざる風景をこんな風に描きたくなりました。

敵来攻以来、麾下(きか)将兵の敢闘は真に鬼神を哭(なか)しむるものあり。特に想像を超えたる物量的優勢を以てするメディアと権力の攻撃に対し、よく健闘を続けたるは、小職自らいささか悦びとする所なり。

特に、自由と民主主義を奪還せざる限り我が国永遠に安からざるを思ひ、たとひ魂魄となるも誓つて、捲土重来の魁たらんことを期す、

2006年の暮れ時点では、藤田さんの掲げた旗は、まだ、ネットにしかないように見うけられます。また、その声もメディアの大音量を凌ぐには、まったく、至っていません。では、2007年もそうでしょうか?? 管理人は、少なくともその問いにYesと答える自信はありません。これまでそうだったからと言って、100年余以前の新渡戸稲造先生による予言は、2007年においても実現したりはしない、とは誰にも言えないと思うからです。なにしろ、21世紀の日本に、心底、本気で、こう考え、実践する人がいるのですから。”The Truth shall make You Free.”と。

新渡戸先生の予言を矢内原先生がこう訳しておられます(新渡戸稲造著・矢内原忠雄訳「武士道」岩波文庫)。

「武士道は一の独立せる倫理の掟としては消ゆるかも知れない、しかしその力は地上より滅びないであろう。その武勇および文徳の教訓は体系としては毀[こわ]れるかもしれない。しかしその光明その栄光は、これらの廃址を越えて長く活くるであろう。その象徴とする花のごとく、四方の風に散りたる後もその香気をもって人生を豊富にし、人類を祝福するであろう。百世の後のその習慣が葬られ、その名さえ忘らるる日到るとも、その香は、『路辺に立ちて眺めやれば』遠き彼方の見えざる丘から風に漂うて来るであろう。」(新渡戸稲造, 1899)

冷静と情熱 SAMURAIたるための2要件 そのリバーシブル性 

閑話休題

上記のお二人について、こんなイメージがありました。2006年6月までの中田英寿選手。クール。論理優先型。心情を吐露したりはしない。いわば冷静なサムライ。一方、2006年10月以降にメディアやネットで知った藤田東吾社長。熱血。時に、激しい言葉で心情を吐露する。(そんな無茶な!!)という論法も時にあり。情熱のサムライ。

でも、少し印象が変わったのです。

中田英寿選手の内側には炎のような情熱が秘められていました。2006年6月22日。制御できなくなったその熱情が、あのワールドカップのピッチに溢れ出るのをぼくたちは見たのです。それは、管理人にとって、意外でもあり、しかし、納得できるとても貴重な体験でした。たとえると、中田英寿選手の場合は、炎のような情熱を氷の冷静さが包んでいる。そんなイメージです。

一方、藤田東吾さん。昨日、『月に響く笛 耐震偽装』を読了して、管理人はこう感じました。中田英寿選手とは真逆だな、と。なぜなら、藤田東吾さんの場合は、あの炎のような熱情は、しっかりとした論理的判断に裏付けられた結果でもあると感じたからです。つまり、炎のような情熱の内側に氷の冷静さが存在する、と。

冷静と情熱。この2つのパラメーターはリバーシブルな関係にあるようです。つまり、これらは、サムライたる要件ではあるけれども、その位置関係は問題ではない。いずれにしろ、この2要件を満たすお二人がSAMURAIであることは揺るがない。こういう事になるのだと思います。

ANYWAY あなたの最良のものを世に与えなさい 第一位の女性の愛した言葉


2006年も、もう、わずかとなってきました。今年の最後の日記は、管理人がトップ3の一番に選んだ女性が大好きだった言葉を上記のお二人に奉じ、かつ、みなさんに紹介して、終わりたいと思います。

では、良いお年を。
来年も、ご指導・ご鞭撻、どうかよろしくお願いします。

ANYWAY

People are unreasonable, illogical, and self-centered,

Love them anyway.

If you do good, people will accuse you of selfish, ulterior motives,

Do good anyway.

If you are successful, you win false friends and true enemies,

Succeed anyway.

Honesty and frankness make you vulnerable,
Be honest and frank anyway.

What you spent years building may be destroyed overnight,

Build anyway.

People really need help but may attack you if you help them,

Help people anyway.

Give the world the best you have and you'll get kicked in the teeth,

Give the world the best you’ve got anyway.

By Mother Teresa

マザー・テレサの愛した、このあまりに有名な言葉にはたくさんのバージョンがあります。
以下は、上記の訳ではなく、他の英文の邦訳です。

ただし、この実行は怠け者の管理人には200パーセント不可能です。
幾重にもお詫び申し上げますから、どうか、お許しください。
m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m。

あなたの中の最良のものを、世に与えなさい。

あなたの最良のものを

人々は、気まぐれで、非論理的で、利己的です。
愛しなさい、動ずることなく。

あなたが良いことを行うと、
きっと利己的な目的でそうしたのだ、と非難されるかもしれません。
あなたが良いと思うことを行いなさい、気にすることなく。

何かを成し遂げられそうになったとき、
あなたはニセの友人と本当の敵に出会うでしょう。
成し遂げなさい、動ずることなく。

今日、あなたが善い行いをしても、
次の日には、忘れられてしまうかもしれません。
善いと信じたことをし続けなさい、気にすることなく。

あなたの正直さと隠しだてのない態度は、
きっと、あなたの心を傷つけるでしょう。
だからこそ、まっすぐで、率直であり続けなさい。

大いなる理念を掲げる人々が、小さな心を持つ人々に踏みにじられることもあるでしょう。
それでも、なお、大いなる理念に思いを馳せなさい。

人々の多くは、弱い人たちに心を寄せてはいても、強者に従ってしまうでしょう。
あなたは闘いなさい、少数のその人たちのために。

何年もかけて、あなたが積み上げたものが、壊されてしまうかもしれません。
作り続けなさい、動ずることなく。

本当に助けを必要とする人々を助けようとしたときに、
その人たちが、あなたを非難するかもしれません。
助け続けなさい、気にすることなく。

あなたの中の最良のものを、世に与えなさい。
あなたは、たぶん、傷つくでしょう。
それでも、最良のあなたを与え続けなさい、人々のために。


2007年が、みなさんにとって素晴らしい一年でありますように!!!
一郎

2006.12/31(日) |  未分類  | Comment(10)  []

 
 

 
 

■□ 月に響く笛 逮捕前日のチャンスを逃したことが...悔やまれて仕方がなかった。

『月に響く笛 耐震偽装』を、とりあえず、読了しました。

ただし、第2章の10「認定プログラムの図書省略制度、ヘッダーの印字」は、少し読みかけてあきらめ、先に進みました。この論点は本当に分かりにくい。理解するには、数時間、建築基準法の関係条文・関係HP(例えば、日本建築センターHP)・関係書籍とにらめっこして呻吟する必要がありそうです。しかし、この論点は、行政事件訴訟法に基づいた無効等確認訴訟の主戦場なので、勉強しなければならないでしょう。

一方、認定プログラムの図書省略制度以外の部分は、だいたい、一気に読む事ができました。

第3章12「七人の侍と情報リーク」と第4章7.「隠蔽されたアパマンションの偽装」は必読

ネタバレになってしまうのでここに内容は書きませんが、第3章「光と闇」の12「七人の侍と情報リーク」と第4章「朝」の7.「隠蔽されたアパマンションの偽装」は必読です。

そうして、第4章「朝」の10.「独房の紳士」と同11.「逮捕前夜」。この2章については、何をどんなふうに述べれば良いのでしょうか。正直、言葉が出てきません。

管理人は、心情よりも論理を優先するタイプです。しかしながら、別件逮捕 (しかも、通常なら逮捕されないはずの容疑での逮捕) 後の藤田さんの心情が綴られたこれらの文章は堪えました。

以下に謹んで引用します。『月に響く笛 耐震偽装』Pp.403-405。

耐震偽装隠蔽問題における藤田さんとイーホームズのみなさんの積誠に心からの敬意を込めつつ。


「逮捕前日のチャンスを逃したことが、悔やまれて悔やまれて仕方がなかった。」


[引用開始]

逮捕された後、構造計算書の偽装を公表したことは間違っていたのだろうかと、検事調べが終わり、保釈までの約一週間の間、独房の床に仰向けになって、手の届かない高さの天井を眺めながら、何度も何度も気の遠くなるくらいの回数を考えた。僕が信じた正しさを追求したことで、逮捕された。まして、耐震偽装事件とは全く関係のない、司法書士のX先生までも巻き込んでしまった。

<中略>

子供が友達に何か言われていないか心配だった。子供は無邪気だが残酷でもある。何故こんなことになってしまったのか。公表しなければ、こうはならなかった。

<中略>

死んでしまいたかった。もはや死ぬしかないと思った。死ぬことは、際限なく襲い続ける恐怖から逃げ出す唯一の方法だった。

<中略>

抵抗することの意味の有無なぞ考える気もしなかった。ただ死んでしまいたかった。逮捕前日のチャンスを逃したことが、悔やまれて悔やまれて仕方がなかった。頭が少しずつ狂っていく気がした。狂う頭は、死のチャンスを奪った妻を、憎む気持ちさえ生んだ。神経は消えかかっていた。廃人になっていく自分を感じていた。差し入れられた服を着替える気も起こらず、初日に貸与された胸に大きく「留」と書かれた通称マルトメのくすんだ青のジャージを、僕はずっと着続けた。」

[引用終了]

管理人は、一年間にかなりの数の本を読みます。その中で、この本は、自信をもってオススメできる一冊です。お正月休み必読のルポルタージュ。ぜひぜひ、一冊ご購入を。いや、一冊とは言わず、数冊購入し、ご家族やご友人の方々にプレゼントするのはどうでしょうか??ぜひご検討ください。

ネットでの申し込みはimairr.comへ
http://www.imairu.com/books.html

それにしても・・・

積誠の人・吉田松陰先生が、高杉晋作・久坂玄瑞ら弟子達に投げつけた炎のような言葉が頭に浮かびました。

「僕は忠義をする積り、諸友は功業をなす積り」

(僕は自分の利害など度外視して、ひたすら誠を積むつもりだ。一方、君たちは、自分の利害が大切で、立身出世をするつもりなのだ。)

追記(2006.12.30)

一部変更しました。

2006.12/30(土) |  未分類  | Comment(4)  []

 
 

 
 

■□ 損害は誰が負担 at「法、納得!どっとこむ」

「耐震強度偽装事件における損害は誰が負担すべきか」 at HP「法、納得!どっとこむ」

キーワードに検索していたら、偶然、耐震偽装関係の責任負担についてアンケートを実施し、その結果を掲載しているHPを発見しました。

ホームページ名:
「法、納得!どっとこむ」
http://www.hou-nattoku.com/

コンテンツ:
皆で考えよう!法の建前と現実
なっとくアンケート
第24回 耐震強度偽装事件における損害は誰が負担すべきか(2006年12月5日)
http://www.hou-nattoku.com/enq/archive/24_quake-resistance.php

耐震偽装問題の問題点と関係条文の概説の後に、アンケートが設定してあり、アンケート結果と投稿意見が掲載されています。ぜひご覧下さい。

もちろん、ご自分で投票したり、意見を書き込むこともできます。

設問はこうです。以下に引用します。

[引用開始]

住民に生じた損害の救済は

あくまでも損害を与えた企業の賠償の範囲内で考えるべきある
国や地方公共団体の公的支援によるべきである
国や地方公共団体がその損害を賠償すべきである

[引用終了]

341人中228人は「損害を与えた企業の賠償の範囲内で」と回答 at HP「法、納得!どっとこむ」アンケート


ちなみに、現時点(2006年12月30日, 午前10時30分頃)ではアンケート結果は以下のようになっていました。結果を引用します。

[引用開始]

あくまでも損害を与えた企業の賠償の範囲内で考えるべきある→ 228票 (67%)
国や地方公共団体の公的支援によるべきである→ 69票 (20%)
国や地方公共団体がその損害を賠償すべきである→ 44票 (13%)

[引用終了]

67パーセントの方が、「あくまでも損害を与えた企業の賠償の範囲内で」住民の損害を賠償すべきで、公的支援や国や地方公共団体の賠償は必要ないとしていらっしゃるようです。

うーむ。

管理人は、国家賠償法の精神は無過失責任主義にあり、と思いますから、管理人の意見はこんな感じです。

今回の耐震強度偽装事件の原状回復については、もし関係企業に法的過失があるのであれば当該企業による賠償がなされなければならないのは当然としても、最終的には、無過失責任主義に則り、国や地方公共団体の法的過失の有無とは無関係に、公的支援and/or国家賠償によって、速やかに、被害の原状回復をなすべきである。

一言で言うと、この損害は税金で負担すべきです、ってことです。

それにしてこのHP秀逸です。
こんなのもあります。

なっとくアンケート第23回 「人の死」の判定基準について(2006年11月7日付)
http://www.hou-nattoku.com/enq/archive/23_difinition.php

興味深々です。
あー、でも仕事しないと。。。

2006.12/30(土) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 月に響く笛 耐震偽装 目次紹介(伏せ字付)

誘惑に耐えかねて、12月28日18時過ぎ、本屋さんに行った。

おー、あった、あった。

少し立ち読みして、買おうか、待とうか迷って棚に返して、そばにあった別の本を見ていたら、ロマンスグレーの紳士が登場した。一冊手に取ってパラパラとページをめくっている。思わず、管理人は、気合いが入った。心でつぶやく

(買いましょう、ね、買いましょう、買うべきです、さあさあ、さあさあ)。

が、しかし、紳士は棚に戻す。(あちゃー)。と思ったら、奥の方にある、たぶん、まだ誰も触れていないのを取り出して保持する紳士。(おー、買うんだ!!!)。で、ついつい、管理人も棚に手を伸ばし、保持の態勢に。そして、結局、管理人も買ってしまいました。

もうちょっと待てばネットで注文したのが届くはずなのに。。。(笑)

こないだ買った『散るぞ悲しき』より少し小さめだ。
これ何版っていうんだろう。四六版だっけ。
家に帰って、測ってみたら縦182mm、横128mmだった。

せっかくなんで、Contentsを紹介することにします。

以下、藤田東吾著『月に響く笛 耐震偽装』(imairu inc, 2006)より引用します。ただし、チキンハートな管理人は目次中の固有名詞を、たくさん、伏せ字にしてしまいました。

お許しください。m(_ _ )m。


『月に響く笛 耐震偽装』 目次紹介 伏せ字あり



[引用開始]

前書き
主な登場人物
夕暮れ
友情の存否


第一章 構造計算書の偽装

一.危機管理室からの報告
二.十月二四日、国土交通省の緊急立入検査
三.偽装を認めた××と×××××関係者
四.×××××の隠蔽体質
五.×××××本社での会議
六.建築確認と建築紛争
七.逃げ足の速い×××××
八.賢人達
九.イーホームズの面接風景
十.××××と×××××、そして×××××

第二章 闇
一.豹変する××××××××××
二.最善手と最悪手
三.十一月六日、××××××の願い
四.京都での××××××会議
五.If You are not with me, you are my enemy.
六.工事停止命令
七.××××の工作と×××××の企み
八.大臣認定プログラムの欠陥
九.×××××、××××××、×××の思惑一致
十.認定プログラムの図書省略制度、ヘッダーの印字
十一. 業界最大手の×××××××社長

第三章 光と闇

一.夜明け前
二.人生は一度 =You can live only once.=
三.蠢く謀略
四.十一月十七日、「嘘」を言った××××××××
五.確認検査と偽装原因
六.踊るマスコミ、失敗した記者会見、温かいメール
七.反撃
八.××××の××物件
九.××××××の推理
十.×××××が仕掛ける消耗戦
十一. 情報提供者、××××××××
十二. 七人の侍と情報リーク
十三. 展開
十四. 信仰心
十五. 十一月二十四日、国土交通省の緊急立入検査
十六. 関西から来た翁
十七. ×××××と会う
十八. 確認書を巡る攻防
十九. ××市から始まった役所見逃しの発表
二十. 焦土と化すイーホームズ
二十一. ××××××××

第四章 朝

一.××党議員××××
二.踊る建築士
三.踊る××新聞
四.×××××××××官と××××××××××大使
五.国会答弁前日
六.堕落したマスコミと「××××日記」
七.隠蔽された×××××××の偽装
八.××新聞記者、分かりやすい事実の経過
九.内閣×××××××××と×××××
十.独房の紳士
十一.逮捕前夜
十二.四月二五日、全社員に解雇通知 龍と波と風と月と秋の虫たち

第五章 出発
一.平成一七年十一月二九日、国会参考人招致
二.差し込む光

後記 「月に響く笛」 番外編 さらば××ビル!

[引用終了]

なお、著者のご挨拶は、例えば以下にあります。

http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/4782027.html#more

追記

数カ所訂正しました。

2006.12/29(金) |  未分類  | Comment(14)  []

 
 

 
 

■□ 『月に響く笛 耐震偽装』 本日発売

本日 藤田東吾著『月に響く笛 耐震偽装』 発売日

今、日付が変わりました。新しい日がやってきました。

今日は、2006年12月28日。

藤田東吾著『月に響く笛 耐震偽装』の発売日です。

すでにimairu.comで注文したんですけど、開店時に書店に行ったほうが早く読めるかもしれませんね。さっき、imairu.com見たら、かなり、販売店が増えてました。北は、北海道、南は福岡まで、全部で40店舗以上あります。

仕事さぼって行ってみようかな(笑)

販売店の詳細は以下のURLで販売店一覧をクリックです。

http://www.imairu.com/books.html

(いよいよ出版かあ・・・これで、ネットしない人たちの目にもとまるはず・・・ある意味新しいスタートラインってことだなあ・・・)などと考えながら、2006年10月18日頃のことを思い出しています。

2006年10月22日 mixi に「マスコミの対応は無茶苦茶だ」と書いていたっけ

あの頃、管理人はBlogにこんなことを書いてました。

[抜粋転載開始]

10/20の日記

藤田さんの告発内容は事案はとても重大である。

告発がなされていることそれ自体は事実なのだから、1)藤田社長から告発があったこと、2)その真偽を確認中であることを報道することがジャーナリズムの役割なのではないか。なぜなら、この情報が多くの人の目に触れれれば触れるほど、告発内容の信憑性の確認が、より迅速かつより正確に実施できるばすだから。

10/22の日記

この数日ネットを検索し続け、藤田さんへのマスコミの対応は、無茶苦茶だ、とぼくは思う。

アンフェアである。

今、マスコミがなすべきことは、告発を無視したり、恣意的な情報を発信することなどではない。 彼/彼女らがなすべきことは、1)真相を調べて報道する、2)「藤田さんが安心して意見を表明する権利」を守る、3)「彼の身体生命の安全」を守る、ことのはずだ。

自由民主主義は、次の言葉を高らかに謳っている。ジャーナリズムの世界に身を置く人たちが、知らないはずはない。

「君の意見には反対だ。しかし、君が意見を表明する権利は命がけで守る。」

・・・・

日本は平和と民主主義を愛する法治国家だ。

ぼくは、この国に生まれたことを誇りにしてきた。もちろん、これからも、誇りをもって、この美しい祖国で楽しく暮らしてゆきたい。そのために、いま、ここに、ひとりの市民として、守らなければならないものがある、のだと感じる。

ぼくは藤田東吾さんを応援する。

[抜粋転載終了]

『月に吹く笛 耐震偽装』は、藤田さんにとって、新たな試金石となる

読み返してみると、ヒートアッブしてたのがよくわかります(笑)

管理人は、あの頃、藤田さんの告発が正しいのか間違っているのか、わかりませんでした。しかし、市民の生命と財産についての重大な告発があったのに、それを黙殺するのは絶対に間違っている、そう思ったのです。

あのあと、一生懸命勉強したので(笑)、藤田さんの告発内容の信憑性については、それなりに判断できるようになったと思っています。藤田さんの主張の幹についての精度は十分に高い。そう理解しています。

では、これまで公表されてきた藤田さんの主張のすべてが正しいのでしょうか?

管理人はそうは考えません。間違いや勘違いもありますし、「そこまで断定するのはちょっとなあ」と感じることもあります。でも、100点満点を要求する必要は、そもそも、まったくないのです。それは、バスケットボールの選手にフリースロー成功率100パーセントを求めたり、ペナルティキックを失敗したサッカー選手を罵倒するようなものですから。

人である以上、無謬(むびゅう)であるはずがありません。まして、藤田さんは高いリスクをとっていますから、ミスやエラーは必ず発生しているはずです。よって、『月に吹く笛 耐震偽装』にも、きっと、複数の問題点があるはずだ。管理人はそう思います。

人はヒューマンエラーから逃れる事はできません。よって、ポイントは、ミスをしたことではなく、ミスを指摘され、確かにミスだと確認した時に、どんな大チョンボでも、それをきちんと認め、訂正できるか否かです。

その意味で、発売された『月に響く笛 耐震偽装』は、藤田さんにとって、新たな試金石となるでしょう。管理人も、拝読し、問題点は問題点としてコメントしてゆくつもりです。

吉田松陰先生もこうおっしゃっています。

「士は過ちなきを貴しとせず、過ちを改むるを貴しと為す」

本日天候晴朗なれども波高し

それはさておき。

今日は、どんな一日になるんでしょうか?
ちなみに、Yahoo!の天気予報は晴後曇り。最高気温予想9度。西の風後強く。波1m後2m。
かなり寒そうです。

天気予報を見て、管理人は、日本海海戦における連合艦隊司令長官・東郷平八郎閣下あの有名な電文を思い出しました(起草秋山真之参謀)。

「敵艦見ゆとの警報に接し、連合艦隊は直ちに出動これを撃滅せんとす、
本日天候晴朗なれども波高し」

こんな電文もありました。

「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」

ご存知のように、日本海海戦において、わが連合艦隊はロシア艦隊を撃破しました。日本側の損失が極めて少なかったのに対し、ロシア側は大損失を被りました。海戦史上、まことに希有な、一方的勝利。そして、小国日本の大国ロシアに対する勝利のニュースは世界を驚嘆せしめたのです。

この勝利に貢献したのがあの丁字戦法です。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では、丁字戦法について、こう説明しています。

「東郷方式の丁字戦法は、一つ間違えば自滅行為にもなってしまう諸刃の剣であり、日本海海戦における丁字戦法の成功は、有効射程範囲のギリギリの所を見極めて、見事な「トーゴー・ターン」を決めた東郷の采配に負うところが大きいだろう。」

その連合艦隊司令長官・東郷平八郎閣下は、東京湾で開かれた連合艦隊の解散式で、こうおっしゃっています。

「勝って兜の緒を締めよ」と。

2006.12/28(木) |  未分類  | Comment(4)  []

 
 

 
 

■□ 硫黄島からの手紙 散るぞ口惜し 当時の新聞記事

朝日・読売・毎日 悲しき→口惜し 改竄確認

クリスマスの日、昭和20年3月の新聞を読みに図書館に行ってきました。

生まれる前の新聞を読むのは初めてです。漢字と文章が難しすぎです。(うわー、なにこれ、読めないじゃん)。頭を抱えました。

しかし、とりあえず、改竄報道「散るぞ口惜し」の事実は確認できました。画像はまたいつか掲載しますけど、とりあえず、引用します。
 
まず、朝日新聞。昭和20年3月22日付。囲み記事です。

(漢字が同一性を保てません。管理人のPCにない古い字体は今ある漢字に改変し、" "を付加しました。例えば、続けるの続の古い字体はなかったので、"続"ける、とした。また、旧かなも同様です。率いの「い」の旧かな字体がないので、率"い"としました。乞容赦。)

(追加された改竄文は赤字にしました)

「最後の総攻撃を敢行した」と報道 朝日新聞

[引用開始]
たとひ魂魄となるも卷土重來の魁たらん 栗林中"将"・最後の無電

硫黄島最高指揮官栗林中将は十七日夜"半"皇國必勝を念ずる和歌を添へた次の最後の電報を打電し、生き残つた手兵数百名を率"い"て最後の総攻撃を敢行した

戦局遂に最期の関頭に直面せり
十七日夜半を期し小官自ら陣頭に立ち、皇国の必勝と安泰を"祈"念しつゝ全員"壮"烈なる総攻撃を敢行す

敵"来"攻以"来"想像に余る物量的優勢以て陸海空よりする敵の攻撃に"対"し克く健闘を"続"けた事は小職の聊か自ら"悦"びとする所にして部下の将兵の勇"戦"は眞に鬼"神"をも哭かしむるものあり

然れども執拗なる敵の猛攻に将兵相次いで幣れ"為"に御期待に反し、この要地を敵手に委ぬるのやむなきに至れるは誠に恐懼に堪へず、幾重にも御詫申上ぐ

特に本島を奪還せざる限り皇土永遠に安からざるを思ひ、たとひ魂魄となるも誓つて皇軍の卷土重來の魁たらんことを期す、今や"弾"丸"尽"き水涸れ戦ひ残れる者全員いよいよ最後の敢闘を行はんとするに方り熟々皇恩の恭さを思ひ粉骨砕身亦悔ゆる所にあらず

茲[ここ]に将兵一同と共に謹んで聖"寿"の"万歳"を奉唱しつつ永へに御別れ申上ぐ

終りに左記駄作御笑覧に供す

國の為重きつとめを果たし得で、矢弾尽き果て散るぞ口惜し

仇討たで野辺には朽ちじ吾は叉七度生れて矛を執らむぞ

醜草の島に蔓るその時の皇國の行手一途に思ふ

栗林中将

[引用終了]

次は、読売報知新聞です。昭和20年3月22日付。これも囲み記事です。部分的に大きめの活字が使われ強調されています。

読売報知 「特に本島を奪還せざる限り皇土永遠に安からざる・・」と強調

[引用開始]

魂魄となるも捲土重來の魁期す
栗林最高指揮官・最後の打電

戦局遂に最期の関頭に直面せり

十七日夜半を期し小官自ら陣頭に立ち皇国の必勝と安泰を"祈"念しつつ全員"壮"烈なる総攻撃を敢行す

敵"来"攻以"来"想像に餘る物量的優勢以て陸海空よりする敵の攻撃に"対"し克く健闘を"続"けたるは小職の聊か自ら"悦"びとする所にして部下の将兵の勇"戦"は眞に鬼"神"をも哭かしむるものあり

然れ共執拗なる敵の猛攻に将兵相次いで幣れ、"為"に御期待に反しこの要地を敵手に委ぬるの巳むなきに至れるは誠に恐懼に堪へず、幾重にもお詫び申上ぐ

特に本島を奪還せざる限り皇土永遠に安からざるを"覚"え、縦ひ魂魄となるも誓つて皇軍の捲土重來の魁たらんことを期す

今や"弾"丸尽き水涸れ戦ひ残れるもの全員愈々最後の敢闘を行はんとするに方り熟々皇恩の恭なさを思ひ粉骨砕身亦悔ゆる所にあらず

茲に将兵一同と共に謹んで聖"寿"の"万歳"を奉唱しつつ永へに御別れ申上ぐ、終りに左記駄作御笑覧に供す

國の為重きつとめを果たし得で矢弾尽き果て散るぞ口惜し

仇討たで野辺には朽ちじ吾は叉七度生れて矛を執らむぞ

醜草の島に蔓るその時の皇國の行手一途におもふ

栗林中将

[引用終了]

毎日新聞 改竄+なぜか辞世の句の順番入れ替えも

続いて、毎日新聞です。昭和20年3月22日付。これまた囲み記事。本文の活字は同一。

[引用開始]

七度生れて矛執らむ
最高指揮官栗林中"将"の最後の電報

戦局遂に最期の関頭に直面せり

十七日夜半を期し小官自ら陣頭に立ち皇国の必勝と安泰を"祈"念しつゝ全員"壮"烈なる総攻撃を敢行す

敵"来"攻以"来"想像に余る物量的優勢以て陸海空よりする敵の攻撃に"対"し克く健闘を"続"けたるは小職の聊か自ら"悦"びとする所にして部下の将兵の勇"戦"は眞に鬼"神"をも哭かしむるものあり

然れ共執拗なる敵の猛攻に将兵相次いで幣れ"為"に御期待に反し此の要地を敵手に委ぬるの巳むなきに至れるは誠に恐懼に堪へず幾重にも御詫び申上ぐ

特に本島を奪還せざる限り皇土永遠に安からざるを思ひ縦ひ魂魄となるも誓つて皇軍の卷土重來の魁たらんことを期す

今や"弾"丸"尽"き水涸れ戦ひ残れるもの全員愈々最後の敢闘を行はんとするに方り熟々皇恩の恭さを思ひ粉骨砕身亦悔ゆる所にあらず

茲に将兵一同と共に謹んで聖"寿"の万歳を奉唱しつゝ永へに御別れ申上ぐ

終りに左記駄作御笑覧に供す

仇討たで野辺には朽ちじ吾は叉 七度生れて矛を執らむぞ

醜草の島に蔓るその時の皇國の行手一途に思ふ

國の為重きつとめを果し得で 矢弾"尽"き果て散るぞ口惜し

栗林中将

[引用終了]

朝日だけでなく 読売も毎日も すべて改竄されてた

三紙で、微妙に相違がありましたけど、以下の4点の改竄は三紙に共通でした。

(1)「散るぞ悲しき」と原文通りに掲載した新聞は一紙もなく、三紙とも「散るぞ口惜し」と結果的に改竄されることになった。

(2)三紙とも、原文にない「全員壮烈なる総攻撃を敢行す」が書き加えられていた。

(3)三紙とも、原文にあった「宛然徒手空拳を以て」が削除されていた。

(4)三紙とも、原文にない「将兵一同と共に謹んで聖寿の万歳を奉唱しつつ」が書き加えられていた。

栗林中将閣下の改竄された訣別電文が掲載された昭和20年3月22日付けの三紙の他の記事で、以下の記事が目を引きました。見出しをご紹介しましょう。(漢字はPCにある漢字です)

昭和20年3月22日付けの三紙のその他の見出など

一人まで戦はん 小磯首相放送 "國民総出動"近く決定 (読売報知)


軍事特別措置法案成る 本土の築城、設営へ 人・物を動員急速整備
(読売報知)

時は今・本土決戦態勢の強化 (読売報知)

一億死に徹すれば 危局・活路あり 銘肝せよ! 大戦に楽勝なし (読売報知)

[本土に]敵上陸を企てば撃滅の確信あり 柴山陸軍次官言明 (毎日新聞)

[硫黄島]全島・米兵の墓標 作戦寄輿の目的達成 (毎日新聞)

断乎戦ひ抜かん 活かせ硫黄島勇士の魂 首相放送 (朝日新聞)

本土決戦に築城、設営 所要の業務に従事命令 (朝日新聞)

硫黄島守備隊へ誓ふ 国土要塞化の特別法  (朝日社説)

仮説「国民に本土決戦に勝ち目があると思わせ、国民の決意と団結を促そうとした」

まだ、各紙の本文を読了し終わってはいませんけど、読んだとこと以上の見出しから、訣別電文を改竄した事情として、「国民に本土決戦に勝ち目があると思わせ国民の決意と団結を促そうとした」という仮説はたいへんに有力です。

こないだ、管理人は、遺書たる訣別電文を改竄するとはなんたること!!(怒)と爆発しました。

しかしながら、もし管理人が、あの時代に生まれていたらどうだったかな、と、これらの新聞を読んだ後、改めて考えてみたら・・・だんだん、自信がなくなってきました・・・管理人もこんなふうに考えたかもしれない・・・

今や、危急の時を迎えた我が皇国において、本土決戦に向けての準備は、すべてに優先される最重要課題である。なんとしても国民に団結を求めなければならない。

しかし、「硫黄島が敵手に委ねられるなど最近の戦局が不利なところから一部国民の中には戦争の見透しについて不必要に危惧の念を抱くものがないとは限らない」(毎日新聞戦時版)。勝利の為には、この状況を打開し、国民に不退転の決意を生じせしめることが必要不可欠だ。

敗れたりとはいえ硫黄島守備隊の奮戦はすばらしいものであった。この事実を大いに伝え、「硫黄島守備隊を見習い一億死に徹する覚悟で戦えば、本土に上陸した米軍を必ず撃滅することができる」と鼓舞すれば、国民もこれを信じてくれるにちがいない。

さらに、硫黄島守備隊は奮戦したと報道するだけではなく、栗林中将の訣別電報を公表すれば、国民は勇気づけられ、「硫黄島勇士の魂に応える道はもはや本土における徹底抗戦以外にはない」と、涙ながらに、不退転の決意を固めてくれるはずだ。

しかし、戦意高揚という点で、この訣別電報にはやや問題がある。それは、皇国軍人として不適切な表現と言い足りない点があることだ。この部分は補正して報道したほうが良いだろう。ことここに至っては本土決戦という目的を達成する事が第一だ。

また、硫黄島守備隊が、米軍の装備と比べて徒手空拳のような装備で戦っていた、などという事実が国民に知れる事は、いたずらに、不必要な不安を国民に与えてしまう。「この際戒むべきは弱気である。戦争は負けたと感じた方が負ける。」(朝日新聞)のだ。よって、この部分は国民に知られない方が良い。また、その方が、結果としては、必ずや国民の為になると信じる。

「三千年の政治常識を遥かに越えた戦争政治の断乎たる一新決行こそ、全国に盛り上がる国民の大気概を結集して勝利への道を切り拓く唯一の鍵 たることをわが高級官僚は日々銘肝を新たにして一時間を争う本土決戦態勢の一大強化に挺身すべきである」(読売報知)

勝利か、死か。
わが硫黄島の勇士たちよ、ご照覧あれ。

我らは、一人十殺の敢闘精神をもって、今、本土決戦の戦列につくことを硫黄島勇士に誓う!!




追記(2006.12.27)

引用した各新聞で「散るぞ」が抜けてました。追加しました。嗚呼。




追記(2006.12.27)

以下は、栗林中将の原文です。(『散るぞ悲しき』より)

「戦局、最後の関頭に直面せり。

敵来攻以来、麾下(きか)将兵の敢闘は真に鬼神を哭(なか)しむるものあり。

特に想像を超えたる物量的優勢を以てする陸海空よりの攻撃に対し、宛然[まるっきり]徒手空拳を以て克(よ)く健闘を続けたるは、小職自ら聊(いささ)か悦びとする所なり。

然(しか)れども飽くなき敵の猛攻に相次で斃(たお)れ、為に御期待に反し此の要地を敵手に委(ゆだ)ぬる外なきに至りしは、小職の誠に恐懼(きょうく)に堪(た)へざる所にして幾重にも御詫び申上ぐ。

今や弾丸尽き水涸れ、全員反撃し最後の敢闘を行はんとするに方(あた)り、熟々(つらつら)皇恩を思ひ粉骨砕身も亦(また)悔いず。

特に本島を奪還せざる限り、皇土永遠の安からざるに思ひ至り縦(たと)ひ魂魄(こんぱく)となるも誓つて皇軍の捲土重来の魁(さきがけ)たらんことを期す。

茲(ここ)に最後の関頭に立ち、重ねて衷情(ちゅうじょう)を披瀝すると共に、只管(ひたすら)皇国の必勝と安泰とを祈念しつつ永(とこし)へに御別れ申上ぐ。」

辞世の句の原文は以下に。

「国の為重きつとめを果し得で 矢弾(やだま)尽き果て散るぞ悲しき

仇(あだ)討たで野辺には朽ちじ吾(われ)は又 七度生れて矛(ほこ)を執(と)らむぞ

醜草(しこくさ)の島に蔓(はびこ)るその時の 皇国(みくに)の行手一途(いちず)に思ふ

2006.12/27(水) |  未分類  | Comment(175)  []

 
 

 
 

■□ 判決言渡 2006年12月26日 建築士法違反幇助等事件

ご注意: 本日の日記のTB「姉歯:姉歯 (12/26)」をクリックしていくと、豊胸のページに到達します。なぜ??????? 歯医者さんならまだわかるけど・・・ちなみに管理人は豊胸か否かには拘泥しません!!ご安心を!!・・・


今日、つまり、2006年12月26日は、耐震偽装関係の刑事事件の判決言い渡しが、東京地方裁判所刑事第16部であります。

被告人は、元一級建築士。

事件名は、建築士法違反幇助等 平成18年特(わ)第2890。
開廷時刻は、午後一時半。

事件内容については、2006年11月9日付けの東京新聞から引用しておきます。

(付言すると、管理人の中では東京新聞の評価はたいへん高い)

弁護側 執行猶予付きの判決を求める 東京新聞

[引用開始]

耐震強度偽装事件で建築基準法(構造耐力)違反や議院証言法違反(偽証)の罪などに問われた元1級建築士姉歯秀次被告(49)が9日、東京地裁で開かれた公判で「多大な迷惑を掛け、申し訳ない。これからは自分を律して生きていきたい」と最終意見陳述した。また川口政明裁判長に向かって何度も頭を下げた。公判は結審し、判決は12月26日。

陳述に先立ち、弁護側は「罰金刑にしかならない建築士法違反ほう助容疑で逮捕し、議院証言法違反罪などで起訴したのは、何が何でも重罪にしたい国家意思が見える。(刑を)重くするためのわなであってはいけない」と最終弁論し、執行猶予付きの判決を求めた。

検察側は10月31日の論告で「金銭欲から虚偽の構造計算書を乱造して危険な建物を次々に建てさせた前代未聞の犯行で、最低限の倫理観すらない。実刑で臨むほかない」として懲役5年を求刑している。

姉歯被告は計99物件の構造計算書を偽造したとされ、うち2003年2月から昨年2月にかけての6件について起訴された。

また昨年12月の衆院国土交通委員会で偽装の時期や動機についてうそを証言したほか、建築デザイナー秋葉三喜雄被告(46)=建築士法違反罪で起訴=に1級建築士の名義を貸したとされる。

一方、架空増資事件の有罪が確定した藤田東吾イーホームズ社長(45)が公判を傍聴し「偽装自体は罪だが、多くの構造設計士がやってきた」と話した。

[引用終了]

イーホームズ社長・藤田東吾氏は2006年12月25日付け東京地裁宛の上申書で、こうものべています。
http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/4764399.html#more

[引用開始]

私は、以上の理由により、姉歯秀次氏が実刑等を受けることのないように謹んで上申申し上げます。奥様が不慮の死を遂げていることを考えれば、お子様の生活環境を家族と共に整えることが急務であり、社会復帰によって、責任を果たすような場を作ることが肝要ではないかと、耐震偽装事件の当事者として思う次第であります。

[引用終了]

管理人は、法は公平に論理的に適用されてはじめて、人々の論理的な理解を得ることができるのだと思います。言い換えれば、たとえ世間の感性が納得しなかったとしても、解釈の限度を越えてはならない、ということです。

論理的納得と心情的満足を比較すると、持続性があるのは前者であろうと考えます。




26日13時35分 判決は実刑5年罰金180万円と 朝日新聞HP

以下は、上記の刑事事件についての東京地裁の判決について、2006年12月26日13時35分にネットに掲載された朝日新聞報道です。(ネット掲載時刻は、マスメディアの中では、朝日が最速だったようです。)

[引用開始]

姉歯被告に懲役5年の実刑判決 耐震偽装事件で東京地裁


耐震強度偽装事件で、建築基準法違反や議院証言法違反などの罪に問われた元1級建築士の姉歯秀次被告(49)に対する判決が26日、東京地裁であった。川口政明裁判長は、姉歯被告に求刑通り懲役5年罰金180万円の実刑を言い渡した。姉歯被告から建築士の名義を借り、無資格で設計監理したとして建築士法違反の罪に問われた秋葉三喜雄被告(46)は懲役1年2カ月執行猶予3年(求刑懲役1年2カ月)とされた。

偽装事件で起訴された6人のうち有罪判決を受けたのは、これで4人になった。建設業法違反に問われた木村建設の篠塚明元東京支店長(46)と、見せ金増資事件で起訴された検査機関イーホームズの藤田東吾社長(45)について、判決は有罪としながらも偽装との関連を否定。偽装行為については姉歯被告の「単独犯」との構図が浮かび上がった。ヒューザーの小嶋進社長(53)と木村建設の木村盛好社長(74)は公判中。詐欺の事実を否認している。

・・・・

[引用開始]

うーむ。
とりあえず、判決文全文を拝読させていただいてからコメントしたいと思います。




追記(2006.12.26, 17:40頃)

議員証言法違反 最も重罪 3月以上10年以下の懲役

本判決に関係すると思われる条文

(1)議員証言法(議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律)

第六条
 この法律により宣誓した証人が虚偽の陳述をしたときは、三月以上十年以下の懲役に処する。
 2 前項の罪を犯した者が当該議院若しくは委員会又は両議院の合同審査会の審査又は調査の終る前であつて、且つ犯罪の発覚する前に自白したときは、その刑を減軽又は免除することができる。


(2)建築士法

(業務に必要な表示行為)
第20条 一級建築士、二級建築士又は木造建築士は、設計を行つた場合においては、その設計図書に一級建築士、二級建築士又は木造建築士たる表示をして記名及びなつ印をしなければならない。設計図書の一部を変更した場合も同様とする。

(建築士事務所の管理)
第24条 一級建築士事務所、二級建築士事務所又は木造建築士事務所は、それぞれ専任の一級建築士、二級建築士又は木造建築士が管理しなければならない。

2 前項の規定により建築士事務所を管理する建築士は、その建築士事務所の業務に係る技術的事項を総括し、その者と建築士事務所の開設者が異なる場合においては、建築士事務所の開設者に対し、技術的観点からその業務が円滑かつ適正に行われるよう必要な意見を述べるものとする。

第35条 次の各号の一に該当する者は、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。
1.一級建築士、二級建築士又は木造建築士の免許を受けないで、それぞれその業務を行う目的で一級建築士、二級建築士又は木造建築士の名称を用いた者
2.虚偽又は不正の事実に基づいて一級建築士、二級建築士又は木造建築士の免許を受けた者
3.第3条から第3条の3までの規定に違反して、建築物の設計又は工事監理をした者
4.第10条第1項の規定による業務停止命令に違反した者
4の2.虚偽又は不正の事実に基づいで第23条の3第1項の規定による登録を受けた者
4の3.第23条の9第1項又は第2項の規定に違反した者
5.第24条第1項の規定に違反した建築士事務所の開設者
6.第26条第2項の規定による建築士事務所の閉鎖命令に違反した者
7.第33条の規定に違反して、事前に試験問題を漏らした者

(3)建築基準法

 関係条文はまだ不明




追記(2006.12.26, pm6:00)


検察側冒頭陳述要旨

姉歯秀次被告らに対する検察側冒頭陳述要旨(9月6日付け山陽新聞より)

[引用開始]

【建築士法違反、同ほう助】

 建築デザイナーの秋葉三喜雄被告は1994年ごろ姉歯被告と知り合い、95年ごろ高い収入が得られることから、建築士の資格がないにもかかわらず、自分で設計・工事監理をすることにした。建築確認申請に添付する設計図書や工事監理には1級建築士の資格が必要だったため、秋葉被告が作成した設計図書や工事監理報告書に姉歯被告の名義を借り、5万円の名義料を支払うことを申し入れ、姉歯被告は了承した。

 秋葉被告は2000年ごろ、株式会社Aが施工するビルで姉歯被告名義の設計図書を建築確認申請書に添付して申請し、確認済証を交付され、同ビルの工事監理もした。

 その後も名義借りを繰り返し、「湊町中央ビル」や「本町3丁目中央ビル」は着工後の設計変更でも名義を借りた。

 秋葉被告はAから設計料を1平方メートルあたり3000円、姉歯被告は秋葉被告から構造計算料として1平方メートルあたり600円と、名義料10万円を上乗せした金額を受領。秋葉被告は合計2260万円。姉歯被告は合計445万円を取得した。

【建築基準法違反】

 姉歯被告は96年ごろ、株式会社Bから依頼を受けたマンションの構造設計の変更で、鉄筋量を減らしコストダウンを図ることができた。Bから評価され、同年10月ごろRC造り8階建てマンションの構造設計を依頼されたが、経験がなく、鉄筋量を増やさずに耐震強度を保持する設計ができなかった。

 当時主要な取引先からの受注がなく収入が激減していたこともあり、コストダウンできる有能な建築士としての評価を維持し、今後も継続的に依頼を受けるには構造計算書の改ざん以外にないと考え、構造計算ソフトのデータ入力や計算結果の出力にあたり、実際以上の鉄筋量の数値を入力するなどして有利な解析条件の下で計算。エラーゼロと表示された結果部分をプリントアウトし、それをエラーと表示された実際の鉄筋量の数値による計算結果と差し替えるなどして、基準を満たす耐震強度があるように改ざんした構造計算書を作成した。

 姉歯被告は97年11月ごろマンションの構造設計を依頼され、同様の方法で改ざん。その後98年5月ごろ、ヒューザーが建築主で木村建設施工のマンションでも改ざんした。以後はRC造り8階建て以上の物件はほぼ同様の手法で次々に改ざんした。

 なお96年以後、発覚する2005年11月までの間に、99物件の改ざんが判明している。
【議院証言法違反】

 姉歯被告は05年12月上旬ごろ、衆院国土交通委員会から証人として出頭を求められた。証言がテレビ報道され、偽装を始めた理由が、自己の能力不足を覆い隠すためと受注を得て自己の利益を図るためだったと正直に証言すれば、マスコミや国民の非難がより一層激しくなると考えた。03年ごろ、当時木村建設東京支店長だった篠塚明被告からコストダウンを要請されたことを思い起こし、「グランドステージ池上」の構造設計で圧力をかけられ、やむなく耐震偽装に手を染めるようになったと証言し、偽装の責任を篠塚に転嫁させて少しでも軽くしようと考えた。

 姉歯被告は05年12月14日、国交委員会で宣誓の上、虚偽の構造計算書の作成を始めたのは96年12月ごろ井上建築企画研究所からの依頼による「ゼファー月島」であるにもかかわらず、各委員からの質問に「偽装の始まりは多分98年ごろだったと思います。きっかけは篠塚氏から鉄筋を減らすように相当プレッシャーをかけられました」「鉄筋量を減らさなければ仕事を一切出さないということでしたので、それがなくなると生活が出来ない状態になってしまいましたので、やむを得ずそういうふうになったということです」「私はこれ以上無理ですと何度もそのたびに言ってきたんですけれども、これじゃ予算が合わないから減らしてくれということです」などと虚偽の陳述をして、偽証した。

[引用終了]




追記(2006.12.26,pm6:20頃)

東京地裁 判決要旨

建築基準法のどれに違反したとなったのかは、現時点で管理人には、わかんないんですけど、

建築基準法の罰則の定める懲役→最大でも懲役一年。罰金だけのもあり。
建築士法の罰則の定める懲役→最大でも懲役一年。罰金だけのもあり。
議員証言法の罰則の定める懲役→三月以上10年以下。

よって、懲役5年という実刑になったのは議員証言法が大きいというこですね、きっと。

以下は東京地裁判決の要旨です。(毎日新聞HPより引用)

[引用開始]

<建築基準法違反(耐震偽装)について>

 姉歯被告は76年に工業高校建築科を卒業して89年に1級建築士の資格を得て、90年に事務所を開設。主に構造設計を行い、バブル期には2000万円程度あった収入が、96年ごろには1000万円弱まで落ち込んだ。

 96年10月にマンション「ゼファー月島」の構造設計の下請けを井上建築企画から依頼されたが、建築基準に適合する経済設計をできなかった。そこで継続受注による収入回復を最優先とし、初めて構造計算書を改ざん。次第に「経済設計のできる有能な建築士」との評価を得て、98年4月、木村建設から「グランドステージ池上」の構造設計を依頼され改ざんを行い、同社から継続受注するようになった。

 構造耐力の基準は、地震国のわが国では国民の生命・身体の安全に直結し、被告は、この規制の重要性を最も知る立場にありながら、職責に背いて犯行に及び、極めて厳しい非難を免れない。

 居住者は退去を余儀なくされ、人生最大の買い物だった物件が、自分の生命・身体を保護する最低水準すら満たしていなかった事実を突きつけられ、住めない物件のローン支払いを続ける購入者らの厳しい処罰感情も看過できない。

<議院証言法違反(偽証)について>

 被告は自己の責任を軽減しようと、木村建設の篠塚明・元東京支店長の圧力で改ざんに及んだと虚偽証言し、犠牲者のように演じるなど犯行態様は巧妙。国民は欺かれ、厳しい指弾にさらされた篠塚元支店長は「姉歯を殺し、自分も死にたい」としゅん烈な処罰感情をあらわにしている。

 わが国建築業界史上最大級の不祥事の一つであると言っても過言ではない耐震偽装問題の責任の所在という対象の重大性に加え、衆院委員会の真相究明を妨げ、他者を名指しにして責任転嫁した行為は極めて悪質。

 <結論>

 被告は建築士や建築業界全体の技能、職業倫理に対する国民の信頼をかつてないほど低下させた。建築基準法違反(耐震偽装)で、法益侵害の重大性と法定刑(30万円以下の罰金)の軽さとの間に較差があることは弁護人指摘の通りだが、偽証(法定刑は懲役3年以上10年以下)の罪の犯情が極めて重く、被告を相当期間の実刑に処するに十分と判断した。

[引用終了]




追記(2006.1.3)

Blog『小太郎とカラスウリと』にUPされたこの裁判の傍聴記です。とても興味深い。升目でイアはなぜこういうことを報道してくれないのでしょうか!!

http://kotarozonu.seesaa.net/archives/20061226.html

2006.12/26(火) |  未分類  | Comment(6)  []

 
 

 
 

■□ 暗闇に光を

いつだったか、藤田さんのmixiのプロフィール欄で、「自分を真実を明らかにする道具として使ってほしい」という意味の書き込みに出会いました。(少し検索しましたがヒットしません)。

これを読んで、管理人は、「平和の祈り」のことかな、と。

今日は2006年12月25日。
この有名な祈りをご紹介するに最適な日と思います。

わたしをあなたの平和の道具にしてください


アッシジの聖フランチェスコの平和の祈り

ああ、主よ。
わたしくを、あなたの平和の道具にしてください。

憎しみのあるところに、愛をもたらすことができますように。
争いのあるところに慈(いつく)しみを、
分裂のあるところに調和を、
誤りのあるところに真理を、
疑いのあるところに信仰を、
絶望のあるところに希望を、
暗闇のあるところに光を、
悲しみのあるところに喜びを、もたらすことができますように。

ああ主よ。
わたくしをして、
慰められるよりも、慰める者に、
理解されるよりも、理解する者にを、
愛されるよりも、愛する者にしてください。

わたしたちは与えることによって自らを見いだし、
許すことで赦(ゆる)され、
自分自身を捨てることによって、永(とこし)への命に生きるからです。

アーメン

Prayer for Peace
Mother Teresa and the sisters


英文は何種類かあるようです。謹んで、以下を、ここに、ご紹介いたします。

Prayer for Peace

Lord, make me a channel of your peace,

That where there is hatred,
I may bring love:
Where there is wrong,
I may bring the spirit of forgiveness:
Where there is discord,
I may bring harmony:
Where there is error,
I may bring truth:
Where there is doubt,
I may bring faith:
Where there is despair,
I may bring hope:
Where there are shadows,
I may bring light:
Where there is sadness,
I may bring joy:

Lord, grant I may seek rather
To comfort than to be comforted;
To understand than to be understood;
To love than to be loved;
For it is by forgetting self
That one finds,
It is by forgiving
That one is forgiven,
It is by dying
That one awakens to eternal life.
Amen.

この珠玉の祈りの前には、自堕落な日々を過ごす管理人も、思わず姿勢を糾し、僅かな間とはいえ、敬虔な気持ちにならざるをえません。

もしすべての日本人(もちろん管理人もその一人)をして、マザー・テレサとシスター達の愛したこの平和の祈りに帰依させることができれば、本Blogのテーマである耐震偽装と報道責任の諸問題など、瞬く間に解決するはずなのですが・・・

2006.12/25(月) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 硫黄島からの手紙 改竄報道『散るぞ口惜し』に思ふ」改正版

以下は、本Blogの2006年11月23日の「「散るぞ口惜し」に思ふ」の改正版です。間違いが多すぎて、訂正では追いつかなくなり、ここに、改正版を掲載する次第となりました。m(_ _)m.




一昨日、クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』を見ました。
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/

管理人は、映画に感銘を受けた時は、必ず関係書籍を読みに、街に出ます。で、今日は、硫黄島で壮烈な死をとげた栗林忠道中将閣下以下2万余のイオージマ・ソルジャーに関する書籍を探しに行ってきました。

何冊もの関係書籍があったのですけど、なんといっても、この一冊。
紹介せずにはいられません。

梯久美子著『散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道―』(新潮社, 2005)
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-ISBN=4104774014



訣別電文に墨を入れた政府 原文と異なる文章を読まされた国民


この本と栗林忠道中将閣下については、様々な思いが去来しますけど、本Blogのテーマに照らし、以下の事実をご紹介しましょう。

大本営(政府)による電文添削とメディア(新聞)による誤報。

ここで、添削された文章が遺書であった点にご留意下さい。この、いわゆる訣別電文は死を目前にした栗林忠道中将が、硫黄島における正確な戦況と彼と彼の二万余の部下の死を踏まえた上での切々たる心情を託した「遺書」というべき電文だったのです。

もし遺書を託されたらどうすべきでしょう??
選択の余地などあるはずもない。

おしいただいて、一字一句もおろそかにせず、正確に、ご遺族と国民にお伝えする。

これが、政府や報道機関の義務のはずです。というよりも、人の道のはずです。にもかかわらず、それをねじ曲げて伝えた人々がいた、この祖国・日本に。

衝撃でした。
世の中では、想像もできないことが起きるようです。

時に、政府は、辞世の句でさえ改変する。
時に、新聞には、何者かによって改変された遺書が掲載され、真実は隠蔽される。

このことは忘れない、心に強く刻んでおこう、そう思いました。

栗林中将の辞世の句の『散るぞ悲しき』を墨線で消し『散るぞ口惜し』と正す(!?)大本営

まず、政府は、何をしたのかを、名著『散るぞ悲しき』から、ご紹介します。Pp.23-24です。

[引用開始]

ところで、訣別電報の最後には、栗林の辞世が3首、添えられている。

国の為重きつとめを果し得で 矢弾(やだま)尽き果て散るぞ悲しき

仇(あだ)討たで野辺には朽ちじ吾(われ)は又 七度生れて矛(ほこ)を執(と)らむぞ

醜草(しこくさ)の島に蔓(はびこ)るその時の 皇国(みくに)の行手一途(いちず)に思ふ

辞世において国を思う心と天皇への帰依(きえ)をうたいあげることは、皇国の軍人としての常道である。2首目の「七度生れて矛を執らむぞ」という表現などは、「七生報国(しちしょうほうこく)」(七たび生まれ変わって国に報いる)という、当時のまさに常套句を織り込んだものであり、敗軍の将の辞世として、ある意味で紋切り型のものであるともいえる。

しかし、ここでもまた、見逃すことのできない改変がなされていた。

1首目の最後「散るぞ悲しき」が、新聞では「散るぞ口惜(くちお)し」と変えられているのである。

国のために死んでいく兵士を、栗林は「悲しき」とうたった。それは、率直にして痛切な本心の発露であったに違いない。しかし国運を賭けた戦争のさなかにあっては許されないことだったのである。

後日、私は栗林の遺族を訪ね、訣別電報を見せてもらった。

・・・・・・

3首並んだ歌のうち、改変された1首目の頭には朱書きで二重丸が付されている。そして「悲しき」の文字が黒い墨の線で消され、横に「口惜し」と書き直してある。墨の線は生々しく、朱筆の色は今も鮮やかである。

[引用終了]

真実の隠蔽に加担させられた朝日新聞 徒手空拳が削除、美辞麗句が追加


では、新聞記事はどのような誤報を載せたのか。
梯久美子さんは、朝日新聞記事を示して、説明しておられます。
以下に、『散るぞ悲しき』のPp.19-20から、この昭和20年3月22日の朝日新聞記事をご紹介します。(孫引きご容赦。近々にも原文にあたります。[ ]内は管理人による。)

[引用開始]

戦局遂に最期の関頭に直面せり
十七日夜半を期し小官自ら陣頭に立ち、皇国の必勝と安泰を祈念しつゝ全員壮烈なる総攻撃を敢行す

敵来攻以来想像に余る物量的優勢以[もっ]て陸海空よりする敵の攻撃に対し克[よ]く健闘を続けた事は小職の聊[いささ]か自ら悦びとする所にして部下将兵の勇戦は真に鬼神をも哭[な]かしむるものあり

然(しか)れども執拗なる敵の猛攻に将兵相次いで幣[たお]れ為[ため]に御期待に反し、この要地を敵手に委[ゆだ]ぬるのやむなきに至れるは誠に恐懼[きょうく]に堪へず、幾重にも御詫[おわび]申上ぐ

特に本島を奪還せざる限り皇土永遠に安からざるを思ひ、たとひ魂魄となるも誓つて皇軍の捲土重来の魁たらんことを期す、今や弾丸尽き水涸れ戦ひ残れる者全員いよいよ最後の敢闘を行はんとするに方[あた]り熟々[つらつら]皇恩の恭[かたじけな]さを思ひ粉骨砕身亦[また]悔ゆる所にあらず

茲[ここ]に将兵一同と共に謹んで聖寿の万歳を奉唱しつつ永へに御別れを申上ぐ

(新聞に掲載された原文のまま。傍線筆者[傍線は二重線ですが、本Blogでは一重線])

[引用終了]

訣別電報の原文はこうなっているということです。Pp.18-19から引用します。

[引用開始]

戦局、最後の関頭に直面せり。
敵来攻以来、麾下(きか)将兵の敢闘は真に鬼神を哭(なか)しむるものあり。特に想像を超えたる物量的優勢を以てする陸海空よりの攻撃に対し、宛然[まるっきり]徒手空拳を以て克(よ)く健闘を続けたるは、小職自ら聊(いささ)か悦びとする所なり。

然(しか)れども飽くなき敵の猛攻に相次で斃(たお)れ、為に御期待に反し此の要地を敵手に委(ゆだ)ぬる外なきに至りしは、小職の誠に恐懼(きょうく)に堪(た)へざる所にして幾重にも御詫び申上ぐ。

今や弾丸尽き水涸れ、全員反撃し最後の敢闘を行はんとするに方(あた)り、熟々(つらつら)皇恩を思ひ粉骨砕身も亦(また)悔いず。

特に本島を奪還せざる限り、皇土永遠の安からざるに思ひ至り縦(たと)ひ魂魄(こんぱく)となるも誓つて皇軍の捲土重来の魁(さきがけ)たらんことを期す。

茲(ここ)に最後の関頭に立ち、重ねて衷情(ちゅうじょう)を披瀝すると共に、只管(ひたすら)皇国の必勝と安泰とを祈念しつつ永(とこし)へに御別れ申上ぐ。<後略>

(原文は漢字+カタカナ、句読点なし。傍線筆者)

・・・・

[引用終了]

遺書を改竄し、誤報を誘導し、真実を隠蔽した日本人がいた

改竄の主なポイントは3つです。

(a)原文にない「全員壮烈なる総攻撃を敢行す」が書き加えられた。
(b)原文にあった「宛然徒手空拳を以て」が削除された。
(c)原文にない「将兵一同と共に謹んで聖寿の万歳を奉唱しつつ」が書き加えられた。

問題は、この卑劣な行為はどのようになされたのか、そして、なぜこんなことが可能だったのか、です。
いくつかの可能性考えられます。
著者はこの点をはっきり解明してはいません。これらは今後の課題です。
しかし、現時点でも言える事はあります。

それは、
この改竄は日本人によってなされたのだ、ということ。

なお、『散るぞ悲しき』には、辞世の句「散るぞ悲しき」が、「散るぞ口惜し」とされいてる読売新聞記事の写真が載っています。

改竄された遺書はどうやって新聞紙面に載ったのか?? 

なぜ、どんなふうに、この改竄が行われたのかを知るために、参考になる情報が少し『散るぞ悲しき』に載っていました(p.24)。

[引用開始]

本文が改変された跡は、この電報には残っていない。本文のほうは、新聞に発表する際に、原文を作りかえる"作文"がなされたのであろうか。だとすると、大本営の目にまずとまり、見過ごすわけにはいかないとされたのは、辞世の歌の「悲しき」のほうだということになる。

[引用終了]

もし、大本営が「悲しき」だけを「口惜し」と添削して、その他はそのまま、新聞社に渡したのだとしたら、その他の改竄を為したのは新聞社ということになります。もしそうなら、当時の新聞の罪は重いと言わざるをえません。

新聞は、戦後において、この誤報を訂正したのでしょうか??
なぜこんなことになってしまったのかについての検証記事を書いているのでしょうか??

ご存知の方がいたらぜひご教示ください。もちろん、管理人も一生懸命調べ、判明したらここでご報告します。

真摯なエピソード

さて、管理人は、『散るぞ悲しき』を読み進むうちに、日本人による訣別電報の改竄という衝撃に打ちのめされ、暗澹たる気持ちに沈みながら本書の「エピローグ」に至りました。しかし、そこで紹介されていた真摯なエピソード。管理人の心はたいへんに安らぐことができました。

謹んでここにご紹介し奉ります(Pp.236-237)。

[引用開始]

平成6年2月、初めて硫黄島の土を踏んだ天皇[陛下]はこう詠った。

精根を込め戦ひし人未だ地下に眠りて島は悲しき

[政府に]見捨てられた島で、それでも何とかして任務を全うしようと、懸命に戦った栗林以下2万余の将兵たち。彼らは、その一人一人がまさに、"精根を込め戦ひし人"であった。

この御製は、訣別電報に添えられた栗林の辞世と同じ「悲しき」という語で結ばれている。大本営が「散るぞ悲しき」を「散るぞ口惜し」に改変したあの歌である。

これは決して偶然ではあるまい。49年の歳月を超え、新しい時代の天皇は栗林の絶唱を受け止めたのである。死んでいく兵士たちを、栗林が「悲しき」と詠った、その同じ硫黄島の地で。

[引用終了]

今日は、2006年11月23日。
奇しくも、天皇陛下が73歳の誕生日をお迎えになった日です。

ここに、謹んで、天皇陛下のお誕生日を心からお祝い申し上げ、今後の益々のご健康を祈願いたします。

改めて不戦の誓いを、栗林中将と二万余のイオージマ・ソルジャーに捧げたいな、と。

管理人は、最近、『硫黄島からの手紙』で栗林中将を演じた俳優・渡邊健氏が、ラジオ番組で、「もし日本の誰かが戦争を始めようとしたら、僕たちは絶対に止めなければなりません」という趣旨のことを話しているのを、偶然、聞きました。

そのときは、あまり、気にとめませんでしたけれども、一昨日『硫黄島からの手紙』を見て、そして、今日、この『散るぞ悲しき』を読了し、あの発言の意味とその決意の程度がやっとよく分かりました。

『散るぞ悲しき』のP.164から引用します。

[引用開始]

硫黄島戦闘四十周年に当たり、嘗つての日米軍人は本日茲に、平和と友好の裡に同じ砂浜の上に再会す。我々同志は死生を越えて、勇気と名誉とを以て戦ったことを銘記すると共に、硫黄島での我々の犠牲を常に心に留め、且つ決して之を繰り返すことのないように祈る次第である。

昭和六十年二月十九日
米国海兵隊第三第四第五師団協会
硫黄島協会

[引用終了]

なお、朝日新聞は、2006年12月12日付けで、渡辺さんのコメントを報じています。
http://www.asahi.com/culture/update/1212/002.html

[引用開始]

「戦争、悲惨で無意味」、「硫黄島」主役の渡辺謙さん

第二次大戦末期の硫黄島を舞台に旧日本軍の死闘を描いたクリント・イーストウッド監督の米映画「硫黄島からの手紙」で主役を演じた俳優の渡辺謙さんが11日、ニューヨークで報道各社とのインタビューに応じ、加害者、被害者という枠を超えて「戦争の悲惨さ、無意味さをきちんと知ることが大事だと感じた」と感想を述べた。

・・・・

渡辺さんは知米派とされる同中将について、グローバルな考え方を持っていたと説明した上で、「そういう人がとても生きにくい時代だったし、だからこそ最前線に送り込まれた」と分析。また、日本人は過去の戦争についてあまりにも知らないと苦言を呈した。

[引用終了]

管理人も、渡辺さんの意見にパーフェクトに同意します。
こんなことが過去にあったことを初めて知った不明、恥じ入るばかりです。

管理人も、ここに、改めて、不戦の誓いを捧げたい。
栗林中将に、二万余のイオージマ・ソルジャーに、そして、祖国・日本に。

この冬休み。
『硫黄島からの手紙』と『散るぞ悲しき』と『父親達の星条旗』。
ぜひ、ぜひぜひ、ぜひ、ご覧下さい。

伏してお願い申し上げます。

追記(2006.12.26)

タイトルにキーワード「硫黄島からの手紙」追加

2006.12/25(月) |  未分類  | Comment(17)  []

 
 

 
 

■□ 硫黄島からの手紙 改竄報道「散るぞ口惜し」に思ふ

一昨日、クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』を見ました。
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/

管理人は、映画に感銘を受けた時は、必ず関係書籍を読みに、街に出ます。で、今日は、硫黄島で壮烈な死をとげた栗林忠道中将閣下以下2万余のイオージマ・ソルジャーに関する書籍を探しに行ってきました。

何冊もの関係書籍があったのですけど、なんといっても、この一冊。
紹介せずにはいられません。

梯久美子著『散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道―』(新潮社, 2005)
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-ISBN=4104774014



訣別電文に墨を入れた政府 原文と異なる文章を読まされた国民


この本と栗林忠道中将閣下については、様々な思いが去来しますけど、本Blogのテーマに照らし、以下の事実をご紹介しましょう。

大本営(政府)による電文添削とメディア(新聞)による誤報。

ここで、添削された文章が遺書であった点にご留意下さい。この、いわゆる訣別電文は死を目前にした栗林忠道中将が、硫黄島における正確な戦況と彼と彼の二万余の部下の死を目の前にして覚悟した上での切々たる心情を託した「遺書」というべき電文だったのです。

もし遺書を託されたらどうすべきでしょう??
選択の余地などあるはずもない。

おしいただいて、一字一句もおろそかにせず、正確に、ご遺族と国民にお伝えする。

これが、政府や報道機関の義務のはずです。というよりも、人の道のはずです。にもかかわらず、それをねじ曲げて伝えた人々がいた、この祖国・日本に。

衝撃でした。
管理人は打ちのめされました。
世の中では、想像もできないことが起きるようです。

時に、政府は、辞世の句でさえ改変する。
時に、新聞には、何者かによって改変された遺書が掲載され、真実は隠蔽される。

このことは忘れない、心に強く刻んでおこう、そう思いました。

栗林中将の辞世の句の『散るぞ悲しき』を墨線で消し『散るぞ口惜し』と正す(!?)大本営

まず、政府は、何をしたのかを、名著『散るぞ悲しき』から、ご紹介します。

[引用開始]

ところで、訣別電報の最後には、栗林の辞世が3首、添えられている。

国の為重きつとめを果たし得で、矢弾(やだま)尽き果て散るぞ悲しき

仇(あだ)討たで野辺には朽ちじ吾(われ)は又 七度生れて矛(ほこ)を執(と)らむぞ

醜草(しこくさ)の島に蔓(はびこ)るその時の 皇国の行手一途(いちず)に思ふ

辞世において国を思う心と天皇への帰依をうたいあげることは、皇国の軍人としての常道である。2首目の「七度生れて矛を執らむぞ」という表現などは、「七生報国」(七たび生まれ変わって国に報いる)という、当時のまさに常套句を織り込んだものであり、敗軍の将として、ある意味で紋切り型のものであるともいえる。

しかし、ここでもまた、見逃すことのできない改変がなされていた。

1首目の最後「散るぞ悲しき」が、新聞では「散るぞ口惜し」と変えられているのである。

国のために死んでいく兵士を、栗林は「悲しき」とうたった。それは、率直にして痛切な本心の発露であったに違いない。しかし国運を賭けた戦争のさなかにあっては許されないことだったのである。

後日、私は栗林の遺族を訪ね、訣別電報を見せてもらった。

・・・・・・

3首並んだ歌のうち、改変された1首目の頭には朱書きで二重丸が付されている。そして「悲しき」の文字が黒い墨の線で消され、横に「口惜しと書き直してある。墨の線は生々しく、朱筆の色は今も鮮やかである。

[引用終了]

真実の隠蔽に加担させられた朝日新聞 徒手空拳が削除、美辞麗句が追加


では、新聞記事はどのような誤報を載せたのか。
梯久美子さんは、朝日新聞記事を示して、説明しておられます。
以下に、『散るぞ悲しき』のPp.19-20から、この昭和20年3月22日の朝日新聞記事をご紹介します。(孫引きご容赦。近々にも原文にあたります。[ ]内は管理人による。)

[引用開始]

戦局遂に最期の関頭に直面せり
十七日夜半を期し小官自ら陣頭に立ち、皇国の必勝と安泰を祈念しつ、全員壮烈なる攻撃を敢行す

敵来攻以来、想像に余る物量的優勢以て[もって]陸海空よりする敵の攻撃に対して部下の将兵の勇戦は真に鬼神をも哭[な]かしむるものあり

然(しか)れども執拗なる敵の猛攻に将兵相次いで幣[たお]れ為[ため]に御期待に反し、この要地を敵手に委[ゆだ]ぬるのやむなきに至れるは誠に恐懼に堪へず、幾重にも御詫[おわび]申上ぐ。

特に本島を奪還せざる限り皇土永遠に安からざるを思ひ、たとひ魂魄となるも誓つて皇軍の捲土重来の魁たらんことを期す、今や弾丸尽き水涸れ戦ひ残れる者全員いよいよ最後の敢闘を行はんとするに方り熟々皇恩の恭さを思ひ粉骨砕身亦悔ゆる所にあらず

茲[ここ]に将兵一同と共に謹んで聖寿の万歳を奉唱しつつ永へに御別れを申し上ぐ。

・・・・

[引用終了]

訣別電報の原文はこうです。ただし、かなり現代かなづかいに直しました。

[引用開始]

戦局、最後の関頭に直面せり。
敵来攻以来。麾下将兵の敢闘は真に鬼神を哭かしむるものあり。特に想像を超えたる物量的優勢を以てする陸海空よりの攻撃に対し、宛然[まるっきり]徒手空拳を以て克く健闘を続けたるは、小職自らいささか悦びとするところなり。

しかれどもあくなき敵の猛攻に相次いで斃れ、ために御期待に反しこの要地を敵手に委ぬるほかなきに至りしは、小職の誠に恐懼に堪えざるところにして幾重にもお詫び申上ぐ。

今や弾丸尽き、水涸れ、全員反撃し最後の敢闘を行わんとするにあたり、熟々皇恩を思い粉骨砕身もまた悔いず。

特に本島を奪還せざる限り、皇土永遠の安からざるに思い至り、魂魄となるも誓って皇軍の捲土重来の魁たらんことを期す。

ここに最後の関頭に立ち重ねて衷情を披瀝するとともに、ひたすら皇国の必勝と安泰とを祈念しつつ永えにお別れを申上ぐ。
・・・・

[引用終了]

遺書を改竄し、誤報を誘導し、真実を隠蔽した日本人がいた

改竄の主なポイントは3つです。

(a)原文にない「全員壮烈なる攻撃を敢行す」が書き加えられた。
(b原文にあった「徒手空拳を以て」が削除された。
(c)原文にない「将兵一同と共に謹んで聖寿の万歳を奉唱しつつ」が書き加えられた。

問題は、この卑劣な行為はどのようになされたのか、そして、なぜこんなことが可能だったのか、です。
いくつかの可能性考えられます。
著者はこの点をはっきり解明してはいません。これらは今後の課題です。
しかし、現時点でも言える事はあります。

それは、
この改竄は日本人によってなされたのだ、ということ。

なお、『散るぞ悲しき』には、辞世の句「散るぞ悲しき」が、「散るぞ口惜し」とされいてる読売新聞記事の写真が載っています。

改竄された遺書はどうやって新聞紙面に載ったのか?? 

なぜ、どんなふうに、この改竄が行われたのかを知るために、参考になる情報が少し『散るぞ悲しき』に載っていました。

[引用開始]

本文が改変された跡は、この電報には残っていない。本文のほうは、新聞に発表する際に、原文を作りかえる"作文"がなされたのであろうか。だとすると、大本営の目にまずとまり、見過ごすわけにはいかないとされたのは、辞世の「悲しき」のほうだということになる。

[引用終了]

もし、大本営が「悲しき」だけを「口惜し」に改竄して、その他はそのまま、新聞社に渡したのだとしたら、その他の改竄を為したのは新聞社ということになります。もしそうなら、当時の新聞の罪は重いと言わざるをえません。

新聞は、戦後において、この誤報を訂正したのでしょうか??
なぜこんなことになってしまったのかについての検証記事を書いているのでしょうか??

ご存知の方がいたらぜひご教示ください。もちろん、管理人も一生懸命調べ、判明したらここでご報告します。

真摯なエピソード

さて、すでに書いたように、管理人は、『散るぞ悲しき』を読み進むうちに、日本人による訣別電報の改竄という衝撃に打ちのめされ、暗澹たる気持ちに沈みながら本書の「エピローグ」に至りました。しかし、そこで紹介されていた真摯なエピソード。、管理人の心はたいへんに安らぐことができました。

謹んでここにご紹介し奉ります。

[引用開始]

平成6年2月、初めて硫黄島の土を踏んだ天皇[陛下]はこう詠った。

精根を込め戦ひし人未だ地下に眠りて島は悲しき

[政府に]見捨てられた島で、それでも何とかして任務を全うしようと、懸命に戦った栗林以下2万余の将兵たち。彼らは、その一人一人がまさに、"精根を込め戦ひし人"であった。

この御製は、訣別電報に添えられた栗林の辞世と同じ「悲しき」という語で結ばれている。大本営が「散るぞ悲しき」を「散るぞ口惜し」に改変したあの歌である。

これは決して偶然ではあるまい。49年の歳月を超え、新しい時代の天皇は栗林の絶唱を受け止めたのである。死んでいく兵士たちを、栗林が「悲しき」と詠った、その同じ硫黄島の地で。

[引用終了]

今日は、2006年11月23日。
奇しくも、天皇陛下が73歳の誕生日をお迎えになった日です。

ここに、謹んで、天皇陛下のお誕生日を心からお祝い申し上げ、今後の益々のご健康を祈願いたします。

改めて不戦の誓いを、栗林中将と二万余のイオージマ・ソルジャーに捧げたいな、と。

管理人は、最近、『硫黄島からの手紙』で栗林中将を演じた俳優・渡邊健氏が、ラジオ番組で、「もし日本の誰かが戦争を始めようとしたら、僕たちは絶対に止めなければなりません」という趣旨のことを話しているのを、偶然、聞きました。

そのときは、あまり、気にとめませんでしたけれども、一昨日『硫黄島からの手紙』を見て、そして、今日、この『散るぞ悲しき』を読了し、あの発言の意味とその決意の程度がやっとよく分かりました。

[引用開始]

硫黄島戦闘40周年に当たり、嘗ての日米軍人は本日茲に、平和と友好の裡に同じ砂浜の上に再会す。我々同志は死生を超えて、勇気と名誉とを以て戦ったことを銘記すると共に、硫黄島での我々の犠牲を常に心に留め、且つ決して之を繰り返すことのないように祈る次第である。

昭和60年2月19日
米国海兵隊第4第5師団協会
硫黄島協会

[引用終了]

なお、朝日新聞は、2006年12月12日付けで、渡辺さんのコメントを報じています。
http://www.asahi.com/culture/update/1212/002.html

[引用開始]

「戦争、悲惨で無意味」、「硫黄島」主役の渡辺謙さん

第二次大戦末期の硫黄島を舞台に旧日本軍の死闘を描いたクリント・イーストウッド監督の米映画「硫黄島からの手紙」で主役を演じた俳優の渡辺謙さんが11日、ニューヨークで報道各社とのインタビューに応じ、加害者、被害者という枠を超えて「戦争の悲惨さ、無意味さをきちんと知ることが大事だと感じた」と感想を述べた。

・・・・

渡辺さんは知米派とされる同中将について、グローバルな考え方を持っていたと説明した上で、「そういう人がとても生きにくい時代だったし、だからこそ最前線に送り込まれた」と分析。また、日本人は過去の戦争についてあまりにも知らないと苦言を呈した。

[引用終了]

管理人も、渡辺さんの意見にパーフェクトに同意します。
こんなことが過去にあったことを初めて知った不明、恥じ入るばかりです。

管理人も、ここに、改めて、不戦の誓いを捧げたい。
栗林中将に、二万余のイオージマ・ソルジャーに、そして、祖国・日本に。

この冬休み。
『硫黄島からの手紙』と『散るぞ悲しき』。
ぜひ、ぜひぜひ、ぜひ、ご覧下さい。

伏してお願い申し上げます。

追記(2006.12.25)

一部訂正し(訂正箇所は線を引いた上で訂正しました)、小見出し「改竄された遺書はどうやって新聞紙面に載ったのか??」を追加しました。しかし、まだ不備な点や不満な点があります。よって、改変するかもれません。その場合はしかるべくご報告します。

追記(2006.12.26)

タイトルにキーワード「硫黄島からの手紙」追加

2006.12/23(土) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ もっと調査報道を!!もっと検証報道を!!

今日は、気を取り直して、「病める象を倒したアリのニュース」(本Blog2006.12.20日記)の続きを書きます。

つまり、新聞はネット時代をどうサバイバルすべきか??、です。

結論から申し上げますと、
この鍵の一つは、調査報道、です。

調査報道とは何か??


調査報道とは、自分たちで能動的に確かな証拠を集め、事の真相に迫るタイプの報道



例えば、Wikipediaは以下のように定義しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/調査報道

[引用開始]

あるテーマ、事件に対し、警察・検察や行政官庁、企業側からの情報、すなわち記者クラブ、リーク、広報、プレスリリースなどからだけの情報に頼らず(参考:発表報道)、取材する側が主体性と継続性を持って証拠を積み上げていくことによって真相を突き止めていこうとするタイプの報道。

[引用終了]

建築紛争関係で言えば、以下の2つは調査報道はこのジャンルに分類される報道でした。

都市機構マンション強度不足 「数値、ねつ造した」(読売新聞, 2006年7月3日記事)
http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20060703hg05.htm

なお、この記事はすでに本Blog日記(2006.11.28)でもご紹介済みです。↓
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-entry-13.html

ミサワホーム、粉飾決算の疑い 未完成住宅を完成と装う (朝日新聞, 2006年12月17日記事)
http://www.asahi.com/housing/news/TKY200612160306.html

こちらは、本Blogでは、はじめてです。少し、引用します。

[引用開始]

大手住宅メーカー「ミサワホームホールディングス(HD)」(東京都新宿区)の連結子会社「ミサワホーム九州」(福岡市)の決算が5年にわたって粉飾されていた疑いがあることが、朝日新聞社の調べでわかった。未完成の住宅を顧客に引き渡したことにして、売り上げを前倒しして計上。すでに完成した別の住宅の表札を差し替えるなどの偽装で、監査法人によるチェックをすり抜けていた。ミサワHDの決算自体も粉飾されていたことになる。

[引用終了]

調査報道に必要な条件

調査報道が成功するには、なにはともあれ、まず、あまたの事件から、大事な問題を嗅ぎ分けなければなりません。

で、もし問題を発見で来たら、つまり、ピーンときたら、次のことが大事なポイントになります。

(1)どんな事実が発生したのか??
(2)それには、どんな意味があり、どんな影響を人々にあたえるのか??
(3)そもそも、なぜそんな問題がおきたのか?? 根本原因はどこにあるのか??
(4)どうしたら、その問題を解決できるのか??

思うに、もはや、新聞が情報の速さや量において、ネットに勝つ事を無理です。しかし、情報に対する人々の信頼度や影響力においては、まだまた、新聞の優位は動かない。よって、ピーンとくるように、緊張関係を保って感覚を磨いて問題を嗅ぎ分け、そのあと、(1)から(4)に全力すれば、まだまだ、勝負になるはずです。

たとえば、上記の2つの報道の与えた影響はこんなふうでした。


太陽はまだ昇る 新聞報道のパワーはまだ大きい

 
上記の読売新聞記事の影響
  ↓
「都市機構、構造計算の誤り隠ぺい…理事長ら10人処分」(読売新聞,2006年11月30日)

この記事はもうネットにはないようです。本Blogの日記のここにあります。↓
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-entry-15.html

上記の朝日新聞記事の影響
  ↓
「国交相「処分すべき事案。遺憾だ」 ミサワ九州の粉飾で」(朝日新聞,2006年12月19日)
http://www.asahi.com/national/update/1219/TKY200612190170.html

[引用開始]

大手住宅メーカー、ミサワホームホールディングスの子会社、ミサワホーム九州の粉飾決算問題について、冬柴国土交通相は19日午前の閣議後会見で「建設業法に基づく処分が行われるべき事案。はなはだ遺憾だ」と述べた。

[引用終了]


「この道より我を生かす道なし、この道を歩く」なのでは??


まとめると、こんなかんじでしょうか。

新聞は

日々発生する無数の出来事の中から、真に伝えるべき事実を選んで、起きた事実を正確に伝え、さらに、それが「何を意味するのか」(ゴードン・クロビッツ, 2006)やどんな影響を人々に与えるかを伝えてはじめて、社会に良い結果をもたらし、人々の信頼を得て、これからの時代を生き残ってゆける。

さらに、もし、いったいぜんたい、なんでそんなことになったのか、という根本原因を小学生にもわかるくらいの明確さで報道し、さらに加えて、その問題に対する正しい解決方法を提示するという検証報道も行ったら、まだまだ、若い者には負けぬ、ネット恐るるに足らず、だ。

一方、そうしなかったら・・

例えば、調査報道には目もくれず、ひたすら発表報道につとめ、多くの人々伝えるべきニュースがあるのに、そうすることが一部の人々には不都合な事実だからといって、これを黙殺してしまったら、新聞の未来はどんな色になるのでしょうか??

その色は、バラ色ではないだろうな、
少なくとも、報道機関としては絶滅しちゃうだろうな、

管理人はそう思料いたします。

海の向こうからは、こんなニュースがあると、2006年12月5日の日本経済新聞夕刊が報じていました。

米ウォールストリート紙 分析記事8割に増加
来年から新紙面 紙・ネット融合(日本経済新聞, 2006.12.5 夕刊)

日経によると、米ウォールストリート紙のゴードン・クロビッツ発行人は、「昨日、何が起きたかではなく、それが何を意味するのかに焦点をあてた全く新しい新聞をつくる」と語ったそうです。

もうひとつ。

私たちは、いまや、自分にとって不都合な事実を隠す事はできない時代に生きている、このことを認識しておく必要があるのは、なにも新聞だけではありません。これは、ネット時代に暮らすすべての人々のリスクマネジメントだ。

こう言わざるをえないようです。

もちろん、管理人も心しないとイケマセン。
正直に、愚直なまでに正直に、と。

まさにもって銘すへし。
たいへんですけどねえ。

「この道より我を生かす道なし この道を歩く」(武者小路実篤)

2006.12/22(金) |  未分類  | Comment(6)  []

 
 

 
 

■□ 耐震偽装は動かない国民の側の「罪」


新刊 五十嵐敬喜他編著『建築革命』


おはようございます。

まずは、なにはともあれ、昨日の日記の失態をお詫びします。
訂正しておきました。

昨日の失敗「0の四乗の人々」にチョー凹んだ(笑)ので、今日は、昨日の予告を変更して、耐震偽装関係の新刊をご紹介します。

五十嵐敬喜・耐震偽造から日本を立て直す会・編著『建築革命―偽装を超えて「安全」で「美しい」まちへ』(企業組合建築ジャーナル)。2006年12月18日出版です。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9981465100

藤田さんについて言及しているところが数カ所ありました。
一カ所を抜粋して引用します。

「わが国の建築制度の闇は深く広い」

[引用開始]

あとがき

10月18日に東京地裁で有罪判決を受けた民間確認検査機関イーホームズ(廃業)のもと社長・藤田東吾氏の発言が波紋を呼んでいる。

同氏は、姉歯物件以外にも、イーホームズが確認検査をしたホテル・マンション大手「アパアパ」の三つの物件で耐震偽装を発見、「国交省に通報してアパ物件の調査を要請したが、担当者に取り合ってもらえなかった。そこには政治的な理由がある」と述べた。

発見は二月、同氏はそれから間もなく四月に架空増資の容疑で逮捕された。裁判では、見せ金による増資という起訴事実で有罪となったが、検察側が主ちょうした架空増資と耐震強度偽装との関係は退けられた。

藤田氏の発言が本当であるとすると、いかにも彼の逮捕は、偽装に関係ない、何らかの弾圧に近い。これを見ただけでも、わが国の建築制度の闇は深く広いことがわかるだろう。(P,258)

[引用終了]

なお、
(1)「ホテル・マンション大手「アパ」の三つの物件で耐震偽装を発見」の記述には間違いがあります。すなわち、3物件ともアパ物件は間違いで、アパ物件は2物件です。もう一件は別の会社の物件でした。

また、
(2)「アパ」は、藤田さんの指摘を事実無根とし、法的処置を検討すると自社HPで発表しました。しかし、2006年12月21現在、法的処置がとられたという報道を管理人は確認できていません。また、このアパの2物件の工事は中断されました。

アパHP↓
http://www.apa.co.jp/

アパの2物件の工事中断を報じる朝日新聞記事↓
「巨大マンション建設中断 構造計算の検証できず」(朝日新聞HP2006年11月01日)


「私たちの国の都市・建築制度はもはやボロボロ」


五十嵐敬喜弁護士は11/27の本Blog日記「『藤田社長が二度目の連絡をしなかったら、・・・問題点は闇に葬られていただろう』(建築紛争, 岩波新書)」でご紹介した岩波新書『建築紛争』の著者でもあります。

11/27の本Blog日記↓
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-entry-12.html

管理人は、ここ二ヶ月、耐震偽装問題の文献をかなり収集しましたが、専門家の方々の主張と、藤田さんの主張の幹は、ほぼ一致しているという印象を持っています (専門家の方々の主張を藤田さんが代弁しているというべきなのかもしれません)。

(上記藤田さんの主張の幹=偽装を発見できなかった根本原因は国の定めた確認検査システムにある。この()内は2006.12.27に追加しました。seeコメント欄 )

もちろん、まだ、調査が足りないだけなのかもしれませんから、文献探しは継続します。もし藤田さんの主張の幹を批判している文献をご存知の方はぜひご教示ください。

さて、このあとがき(P.260)には、五十嵐敬喜弁護士と共著者の方々の結論が載っていました。

[引用開始]

私たちが見るところ、私たちの国の都市・建築制度はもはやボロボロである。

今回の構造偽装事件は、単に一部建築士の脱法行為と捉えるのではなく、これらの積年の弊が表出したものと捉えるべきなのである。

今回の事件を、私たちの都市・建築制度を基本的に作りかえるきっかけにしなければならない。「建築革命」を起こす必要がある。
2006年11月
著者一同

[引用終了]

この本は「私たちと同様に、建築界の地盤沈下を憂いる建築ジャーナルの西川編集長が、私たちと一丸となって」(P.260)できたものということです。

建築はまったく門外漢の管理人は、6名の著者・座談会参加者7名・シンポジウムパネラー3名のご経歴・・・当然に、弁護士・一級建築士・大学教授など建築に通じたスペシャリストの方々です・・・に目を通しながら、暗鬱な気持ちにならざるをえませんでした。

闇は深刻なようです。


「問題は、あくまで、建築確認というわが国の制度そのものにある」


凹みついでに、「第2章 巨額の利益を生むからくり」の結論を、P.40からご紹介します。この章の著者・日置雅晴弁護士の結論も、これまた、深刻です。頭を抱えざるを得ません。

[引用開始]

民間機関は、違法覚悟で、事業者に対し建築確認を与えてきた・・

偽装問題に限らず不当な建築確認は枚挙にいとまがないことが分かった。確認処分は公開されず、また、その責任もとらないという現在の建築確認制度の欠陥は、今回、政府が行った基準法等の法改正によっても、まったく解決されない。

建築士の再教育やチエックの強化をしても、同様である。問題は、あくまで、建築確認というわが国の制度そのものにあるのだ。
[引用終了]

耐震偽装は動かない国民の側の「罪」でもある

この本の出版の母体(?)である「 耐震偽装から日本を立て直す会」の詳細については以下をどうぞ。2つあるようです。

http://www.chiyoda-no-koe.net/taishin/

http://tatenaosukai.web.fc2.com/

それにしても、以下の悲憤が耳に痛く響きます。

「耐震偽造の衝撃的な事件が起きても、誰も動かない。
これは国だけでなく、国民の側の「罪」でもある。

本書は、政府の法改正に対抗すべく、現在の建築確認制を建築許可制に、建築士を職能者に変えよ、と主張するものである。
この改正なくしては第二の姉歯を阻止できないばかりではなく、日本の都市を安全で美しいものにするという国民の悲願は到底達成できない。

この改正は、都市に「革命」を起こすだろう。」(建築革命より)

追記(2006.12.25)

第5章のシンポジウムのURLを、たかさんにご教示いたたいたので以下に紹介します。

建築「確認」から「許可」へ
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mmr/glocal/2006/695/kentiku.html

2006.12/21(木) |  未分類  | Comment(6)  []

 
 

 
 

■□ 病める象を倒したアリのニュース

ここ一年、めっきり、新聞を読まなくなってしまいました。理由は単純。ネットでほとんど満足できちゃうからです。PCは目の前にあるし、ニュースのリリースも速い。その上、無料!! 言う事なしです。

この状況は、管理人だけではないようです。日本新聞協会HPを見ると、新聞の未来がかなりヤバイことがわかります。例えば、一世帯あたりの発行部数は1993年→1.22部から、2006年→1.02部と右肩下がりです。広告収入も、1993年→8,858億円から、2005年度→7,440億円と右肩下がりです。
http://www.pressnet.or.jp/index.htm

新聞社は未曾有(みぞうう)の危機にある ネットの普及も一因

もし新聞がこのまま変わらないなら、10年後、この傾向は、ますます、強くなっているはずです。倒産する新聞社も増え、吸収・合併が行われているかもしれません。

学者達は、新聞の衰退について論じ、原因を分析するでしょう。たくさんのパラメーターに言及するでしょう。

さて、ここに管理人は彼女ら/彼らの分析についてこう予見します。

「我が国において、新聞が急速に衰退した理由として、2006年10月18日のイーホームズ社長・藤田東吾氏による新しい耐震強度偽装の告発に対するメディアのふるまいを多くの市民が目の当たりにしたことは無視できない」と。

理由を述べておくことにします。

新聞は時には真実を隠蔽してしまう。

管理人は、このことにまったく無知ではありませんでした。この情報は、ジャーナリストの書籍を通して、"知識"という形で、かなり以前から、管理人の脳に蓄えられていました。実際、管理人は、間違った記事を掲載されるという経験を何度かしたこともあります。でも、誤報と隠蔽は根本的に違う。ですから、隠蔽については、あくまでも、そういう体験を語る人がいる、としか認識できていなかったのです。

知識「新聞は時に真実を隠蔽する」と実体験「新聞は本当には真実を隠蔽した」の差は大きい

例えば、もし誰かがオーロラの美しさを話してくれるのを聞けば、その美しさを想像することは可能です。でも、イメージしてみてください。有名な詩人が百万言を費やしてオーロラの美を詩うのを聞くあなたと、実際に、氷点下数十度の荒野で、満天の中にゆらめくオーロラを体感するあなたの差を。

きっと、その差は天と地ほどある。まさに、百聞は一見に如かず。実体験が人に与える影響は、単なる知識とは比較できないほど大きい。少なくとも管理人はそう感じます。

2006年10月18日からの二ヶ月を思い出してみました。

この二ヶ月、管理人は、「新聞は時には真実を隠蔽してしまう。」ことをリアルタイムで目の当たりにし、肌で感じました。「新聞は藤田さんに対してアンフェアだった。市民の知る権利に応えなかった。知る権利を負託されていることを自ら宣言しているのに・・・」。

この情報は、知識ではなく体験として、頭からではなく、皮膚から直接的に管理人の中に染み込んできたのです。

この影響は無視できるほど小さいでしょうか??
忘れたりするでしょうか??

管理人の答えはNOです。
あれは、スゴイ実経験でした。
あのクオリアは忘れようがありません。

少なくとも、ゼロ10の四乗のオーダーの人々が、同じクオリアを共有したと推測しうる。

ここに、もうひとつ、重要なことがあります。
それは、あのクオリアを体験した人は管理人一人ではない、ということです。

あのクオリアを共有した人の数はどのくらいでしょうか?? 100人でしょうか?? 1000人でしようか?? たぶん、そうではない。きっと、10000のオーダーに達しているはずです。それでも何も変わらないと言い得るでしょうか?? 75日もたてばみんな忘れてしまうでしょうか?? とてもそうは思えません。きっと、何かが変わったはずです。たとえ、今すぐではなくても。

なにしろ、10000のオーダーの日本人が、一緒に、リアルタイムで、同じ実体験を共有したのですから。

新聞を支える主たる柱石は市民による信頼と市民の支払う購読料です。例えば、2005年度の販売収入 総売上高のうち51.9パーセントが販売収入となっています(日本新聞協会HP参照)。

問題は、市民一人一人の支払う額が、企業などが支払う大口の広告料に比べれて小さいことです。通常、市民は身勝手で、バラバラで、統一行動をとることはとてもマレです。しかし、三本の矢の喩えにもあるように、もし10000のオーダーの市民が連帯したとしたら、そのパワーを無視することはとても困難でしょう。

つまり、市民が連帯することは、きわめて、マレであるけれども、もしそれが実現すると物事を変える事ができる。そういうことなんだと思います。

蟻によって象が倒れることも絶無ではない。

蟻によって病める象が倒れたお話

この二ヶ月の様々な事象を振り返り、今後に起きることをイメージして、管理人は、なんとなく、こう感じています。

もしかしたら、賽は投げられたのかもしれない、
ルビコン河はすでに後方にあるのかもしれない、と。

朝から、こんな妄想にとらわれたのは、この二ヶ月の体験に加えて、さっき、東京新聞HPで、昨日のとあるニュースを読んだことが原因です。

以下にご紹介しましょう。
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006121901000395.html

[引用開始]

防長新聞社が自己破産 「艦載機移転容認で打撃」

防長新聞社(本社・山口県岩国市)の笹川徳光社長は19日、山口地裁岩国支部に自己破産を20日に申し立てる、と発表した。負債総額は約6億円で日刊紙「防長新聞」は廃刊、パートを含む従業員約60人を全員解雇した。

笹川社長は記者会見で、空母艦載機の岩国基地移転問題をめぐり、容認する立場を明確にしたため読者の反発を受けたとし、「新聞社経営に大きなマイナスとなった」と述べた。

防長新聞社は日本新聞協会加盟。笹川社長によると、防長新聞の今年4月時点の発行部数は約1万6000部。部数の低迷や広告収入の減少で資金繰りが悪化、債務超過になったという。

 (共同)
(2006年12月19日 18時29分)

[引用終了]

さて、新聞はどうすべきか。
この話はまた明日にでも。


【訂正, 2006.12.21】

やらかしました。二カ所間違えました。訂正を追加しました。一週間程度、反省を込めて、間違いも曝しておき、しかる後に、間違い部分は削除します。

0の四乗は0っす・・・情けねえ。
販売収入のうち51.9パーセントが販売収入??・・・なんのこっちゃ

2006.12/20(水) |  未分類  | Comment(2)  []

 
 

 
 

■□ 辛口の言葉にこそ耳を

吉田松陰先生について調べものをしていたら、菜根談/菜根譚というワードが何度が引っかかりました。

菜根談/菜根譚??
菜っ葉と大根のお話??
吉田松陰先生ってベジタリアン??

と、かなり野菜好きの管理人は興味をそそられ、例によって、本屋さんに走りました。そうしたら、岩波文庫『菜根譚』を見つけました。読んでみると、これがなかなか凄い。

怠け者、お調子者、ガンコ者。道楽者。その上、怒りっぽく、飽きっぽい。
これらの不名誉な点で、たいへん、定評のあるBlog『耐震偽装と報道責任』管理人こそ、こういう本を座右において、人の道をはずれないようにしなければならぬ、と、さっそく、レジにならんだのです。

真理に忠実であろうとする人は、一時、不遇な状況に陥ることがある。

というわけで、今日は、名著『菜根譚』(洪自誠著, 今井宇三郎訳注,岩波文庫)から、自分への個人的な教訓となりそうな名言を、最初のあたりから、引用してみようかな、と。

「道徳に棲守する者は、一時に寂寞たり。権勢に依阿する者は、万古に凄涼たり。達人は物外の物を観、身後(みご)の身(しん)を思う。むしろ一時の寂寞を受くるも、万古の凄涼を取ることなかれ。」

うおー、なんのこっちゃ、というわけで、意訳するとこんなかんじです。

あくまで真理に忠実で、これを守ろうとする人は、一時的に不遇で寂しい境遇に陥ることになる。一方、権勢になびき、ご機嫌を取る人は、一時的には美味しいものにありつけるけど、最終的には寂しく痛ましいことになる。

達人は、真実を見つめ、死後の生命のことを考えるものだ。人の道としては、一時的に不遇で寂しい境遇に追いやられても、真理を守りぬくべきである。長くは続かず最終的にはは寂しく痛ましいことになる権勢におもねるようなことはやめたほうが良い。

おー、なんて耳に痛い言葉、むちゃくちゃ、心当たりが・・・・。

耳に痛い辛口の言葉にこそ、耳を傾けよう。心地よい言葉だけ聞いていると、痛い目を見る。

次へ。

「耳中、常に耳に逆うの言を聞き、心中、常に心に払(もと)るの事あらば、わずかに是れ徳に進み行いを修むるの砥石(しせき)なるのみ。もし、言々耳を悦ばし、事々心に快(こころよ)ければ、すなわち此の生を把(と)って鴆(ちん)毒の中に埋在せん。」

こんなかんじでしょうか。
 
人は、聞くのが嫌な辛口の忠告を、積極的に聞き、常に、心に思い通りにはならないことがあってはじめて、徳に進み行を修めるための道具となるのだ。これと反対に、もし聞くのがうれしいオホメの言葉だけを聞いて喜び、すべての事が心を満足させるようなことになってしまったら、それは自分の人生を自分で猛毒の中に埋め沈めてしまうようなものだ。

うわー。
思いあたりすぎっす、これ。

0点でも相手を責めすぎてはダメ。相手に100点満点を要求するのもやめよう。

さらに、次へ。

「人の悪を攻むるは太(はなはだ)だ厳なることなかれ、その受くるに堪えんことを思うを要す。人に教うるに善をもってするは高きに過ぐることなかれ、当(まさ)にそれをして従うべからしむべし。」

これはわかりやすい。

他人の悪い点を指摘して善に向かわせる時には、あまりに厳しすぎてはダメだ。その人が、それを受け入れられるかどうかを考えていなければうまくいかない。

また、人を教えて良い事を実行してもらおうと思うなら、あまり高い要求をするとかえってうまくいかない。相手が、実行できるかどうかの程度を見きわめて、実行できる程度のものに留めなければならない。

つまり、0点でも怒りすぎてはダメだし、相手にいつも100点を要求するのもいけないってことですよね。勉強嫌いな管理人には、とっても、とっても、よくわかります。

「30点でいいから、がんばって。30点とったら×××してあげるわ、ねっ」って言われれば、(×××かあ、ほんとに?、よーし、ガンバっちゃうかな)と、ついつい、勉強しちゃいますもん。

でも、「100点とってこなかったら、もう×××してしてあげないから(怒)」って言われたら、(そんな事言われても無理なものは無理なんだって)と、やる気なくなっちゃいます。

あれ、なんか例えが、脱線気味・・・・

今日はこれくらいにします。

2006.12/19(火) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ モンキーは不公平がお嫌い

昨日の日記の「モンキーなおもて抗議す、いわんやホモサピエンスをや」の話。つまりこれ↓

「余談ですけど、去年(?)、natureで、あるサルの集団で、不公平な扱いを受けたサルは、この扱いに対して抗議行動をする、という論文を読んだように思います。

モンキーなおもて抗議す、いわんやホモサピエンスをや、ですよね。」

どうも気になったのでpubmedで検索しました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?DB=pubmed


モンキーは不公平がお嫌い『Nature』2003年9月18日号


去年というのは勘違い。Natureの2003年9月18日号でした。著者はBrosnan博士とde Waal博士。題は「モンキーは不公平がお嫌い」です。正確には↓

Brosnan, S. F.& F. B. M. de Waal (2003) Monkeys reject unequal pay. Nature 425, 297-299.

Pubmed掲載のアブストラクト、つまり、要約を引用します。

[引用開始]

During the evolution of cooperation it may have become critical for individuals to compare their own efforts and pay-offs with those of others. Negative reactions may occur when expectations are violated.

One theory proposes that aversion to inequity can explain human cooperation within the bounds of the rational choice model, and may in fact be more inclusive than previous explanations. Although there exists substantial cultural variation in its particulars, this 'sense of fairness' is probably a human universal that has been shown to prevail in a wide variety of circumstances.

However, we are not the only cooperative animals, hence inequity aversion may not be uniquely human. Many highly cooperative nonhuman species seem guided by a set of expectations about the outcome of cooperation and the division of resources.

Here we demonstrate that a nonhuman primate, the brown capuchin monkey (Cebus apella), responds negatively to unequal reward distribution in exchanges with a human experimenter. Monkeys refused to participate if they witnessed a conspecific obtain a more attractive reward for equal effort, an effect amplified if the partner received such a reward without any effort at all. These reactions support an early evolutionary origin of inequity aversion.

[引用終了]

フサオマキザルはアンフェアな行為を目にした時は、見て見ぬふりはせず、これにキチンと抗議する。


ポイントはここです。

"Monkeys refused to participate if they witnessed a conspecific obtain a more attractive reward for equal effort, an effect amplified if the partner received such a reward without any effort at all."

つまり、
(1)モンキーたち(フサオマキザル)は、仲間と自分が同じだけ頑張ったのに、仲間の方が自分より美味しい報酬をもらうのを知ったとき、その仕事への参加を拒否した。

(2)仲間が何の努力もなしに美味しい報酬をもらったのを知ったときは、その傾向はより明らかになった。

うーん、すごいなあ。

どうやら、アンフェアへの怒りというものは、モンキー時代から、ずっと続いていて、もう何万年もたったというのに、未だに、未解決ということのようです。

この論文に興味のある方は図書館へどうぞ。Natureなら、ある程度大きな図書館ならおいてあるはずです。学生の皆さんは、大学図書館の電子ジャーナルですぐに読めるはずです。

えっ、英語はお嫌い・・・

そんな方には、以下を用意いたしました。

(1)Abstractの全訳
http://www.kupsy.kyoto-u.ac.jp/banban/abstract/abst297-1.html

(2)Newtonデータベースの記事の日本語要約
http://www.newtonpress.co.jp/science/news/sensor/index_2003.html

日本人も、初心に回帰して(?)、フサオマキザルを見習おう

まとめると、こんな実験のようです。

2頭のフサオマキザルに、貨幣を人間に渡すという仕事をさせる。で、うまく貨幣を渡したら2頭共にキュウリをあげる(公平条件)と、片方にはキューリ、もう一方には、ブドウをあげる(不公平条件)を何度か試した。

そうしたら、不公平条件でキュウリをもらったフサオマキザルは,(なんで、同じだけ働いて、俺はキューリ、あいつはブドウなわけ、もうやってらんねえよ)と、仕事(貨幣を人間に渡す)を拒否するようになった。

また,自分は仕事と引き換えにキュウリを,相方は仕事をしなくてもブドウをもらえるという、より理不尽な条件を試したら、(なに考えとんじゃ!!ふざけんじゃねえ!!)と、仕事を拒否する頻度は、ますます、高くなった。

なお、( )内は、フサオマキザルの気持ちを、代理人が代弁したものです。もちろん、原著論文にはこんな下品な言葉は載っていません。念のため。

なにはともあれ、ここは、やはり、初心に還って(?)、日本人は、フサオマキザルの正義感を見習わなければ、と思う今日この頃です。

Not only monkeys but also Japanese people reject unequal pay.

もちろん、管理人も、我が身を振り返り、フサオマキザルに学ばなくてはと深く反省しています。

追記

Brosnan博士は試していませんが、もし相方は何もしなくてもブドウをもらえ、一方、自分は、仕事をしたのに何ももらえない、あるいは、ムチで打たれるという究極の理不尽な条件を試したら、フサオマキザルはどんな反応を示すのでしょうか??

2006.12/17(日) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ Blog「耐震偽装と報道責任」日記一覧(1) (2006.11.17-12.16)

Blog「耐震偽装と報道責任」をはじめて一ヶ月なので、これまで書いた日記の一覧を以下に紹介しておきます。

コメントとTBをいただいた皆さんありがとうございました。
これからも、ご指導ご鞭撻、どうかよろしくおねがいいたします。

にしても、たくさん書いたなあ・・・仕事がとどこおるはずだよ、こりゃ・・・

Blog「耐震偽装と報道責任」日記一覧(1) (2006.11.17-2006.12.16)

「いまも社長の判断は評価している」(日経アーキテクチュア, 2006年11月27日号 )

藤田東吾著「月に響く笛 耐震偽装」予約受付中

藤田証人の採否の決定は先送り

明日はヒューザー事件の法廷です


「誠を尽くしても感動しない者はいまだ一人もいない」


『耐震偽装に関する諸問題』(判例タイムズ1218)


耐震偽装の関連記事 in 専門誌『建築知識』

朝日の決意 天木・筆坂の熱血 魚住の炯眼


UR理事長発言 ネットで視聴可能 藤田社長の主張

UR都市機構理事長ら 厳重注意処分 2006.11.29付で

「検査を省略してもいいと定めたのは国」(野辺公一編著『耐震偽装』)


UR都市機構の構造計算書「紛失」は本当か?

『藤田社長が二度目の連絡をしなかったら、・・・問題点は闇に葬られていただろう』(建築紛争, 岩波新書)

ERIの建築確認は違法 横浜地裁判決 2006年11月23日

UR都市機構 構造計算のミスの繰り返しを謝罪 2006年10月11日

「藤田氏のネット発表を視聴した人々は・・・日本の大手メディアに対する批判を強めている」(経済界, 2006.11.28号)

「マスメディアは事件を消費するだけか。耐震偽装に賞味期限はない」(週刊東洋経済, 2006.11.25号)

新聞人は良心にもとづき、真実を報道する。

「耐震偽装事件 自治体主事処分ゼロ」『建築知識2006.12』

「(藤田証人の )証人喚問は6番めと裁判長」とYahoo!掲示板に


ヒューザー事件の次回公判期日 12/12午後1時15分 104法廷


明日の傍聴券配布 東京地裁正門玄関1番交付所 0:55までに

最高裁決定 確認検査機関がやった行為も責任は地方公共団体に

Blog開始の理由

以上

ほんとは参考文献も載っけるといいんですけど、多すぎて載せる気力がない・・・それにしても、かなり勉強したなあ・・・自分で自分を褒めてあげたい(笑)・・・

2006.12/17(日) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 「いまも社長の判断は評価している」(日経アーキテクチュア, 2006年11月27日号 )

今日、図書館に行ったので、日経アーキテクチュアのバックナンバーを見ていたら、2006年11月27日号の「検証『偽造事件』後のチェック体制 対症療法にも限界」という記事が目にとまりました。

さっそく、読んでみました。

イーホームズだけが取り消し処分 できたての基準に照らして

[引用開始]

・・・矢継ぎ早に国が打ち出した対策は、万全とはいえない。確認検査に携わる現場から早くも「形骸化する」との指摘があるからだ。事件後の建築確認制度の実情を検証しながら、国が新たに掲げたチェック体制の行方を探る。(浅野祐一、佐々木大輔)

[引用終了]

この記事は3つのテーマをあつかってました。管理人には、「偽装を見逃した組織その後」が、一番、興味深い記事でした。

この記事を要約すると:

(1)国土交通省は2006年5月下旬に、姉歯元建築士の構造計算書の偽造を見抜けなかった建築基準適合判定資格者18人と確認検査機関の4社を処分した。

(2)処分基準は、事件後に急いで作成を開始しはじめて(つまり、事件以前はなかった)、5月9日に公表したものだった。

(3)確認検査機関の4社への処分は内容は3種類。つまり、(a)指定取り消し, (b)確認検査の3ヶ月業務停止命令(500平方メートルを超える建物),(c)業務改善計画書の提出などを求める監督命令。

さて、どこに、どんな処分がされたかというと:

 ・イーホームズ→(a)
 ・日本ERI→(b)+(c)
 ・東日本住宅評価センター→(c)
 ・ビューローベリタスジャパン→(c)

「最も厳しい処分を受けたのは、見逃し件数が一番多かったイーホームズ」(p.75)で、残りの3つの機関は取り消しは免れたということです。

特定行政庁にも確認検査機関と同様のミスあり しかし、処分はなし


(4)一方、姉歯元建築士の構造計算書の偽造を見抜けなかった29特定行政庁の大半は建築主事の処分を見送った。その理由は、巧妙な偽造の手口が巧妙で見抜けなかったので、法的過失があったとまではいえない、から。

(5)しかし、同様の手口見抜けなかった確認検査機関を国交省は処分しているので、この対応のギャップは公平性を欠いている。そこで、国交省は処分するように、特定行政庁に働きかけている。しかし、特定行政庁の腰は重い。

(6)イーホームズの元社員の大半は新しい職場で再起をはかっている。

(7)確認検査機関も特定行政庁も、構造検査の体制の強化に取り組んでいる。確認検査機関はマニュアルやチェックシートなどの審査基準の整備、ダブルチェックやトリプルチェック、確認審査や検査のスタッフの増員。一方、特定行政庁は、計算ソフトやレーダー探査機の導入などである。

いまも社長の判断は評価している イーホームズの元社員の声

ところで、この特集には、囲み記事がありました。その内容は、藤田さんの昨年の告発に対するイーホームズの元社員の評価でした。以下に、抜粋して引用します。

[引用開始]

・・・藤田社長が事件を明らかにしようとした点は、いまでも評価している。確認検査機関一社だけで解決できるような事件ではなかった。

[引用終了]

このイーホームズの元社員の方はこうものべていらっしゃいます。

[引用開始]

・・・事件後に「イーホームズはスピード優先だった」という報道もあったが、法令違反をわざと見逃して確認を通すようなことはなかった。周囲の同僚もまじめに働いていた。

イーホームズが倫理観を欠いた設計者に利用されてしまった点は、情けないと感じている。反面、イーホームズばかりが批判を受けた点は、正直フェアではないと感じた。確認申請ほかの確認審査機機に集中して持ち込まれていれば、その機関が指定の取り消しを受けていたのではないだろうか。

・・・・・・

[引用終了]

見逃した件数が一番多かったという理由だけでは、処分に差をつけることは無理

このあたりが、藤田さんが来年に提訴しようとしている裁判の争点となることは必至と思われます。なぜなら、国交省は、イーホームズの確認審査が、当時の他の検査機関の水準に比べて、とても杜撰な確認審査であったと説明する必要があるからです。

言い換えると、イーホームズが偽装を見逃した物件は、他の検査機関査機関でも、きっと見逃してしまってたはず、ということが証明できれば、イーホームズへの処分はフェアな処分とは言えないと言い得る、ということです。

こんな例を考えてみて下さい。大事故が発生して93名の重傷者が発生した。93名のうち52名は4つの民間病院に搬送された。割り振りは、37名→イーホームズ病院。13名→日本ERI病院。1名→東日本病院。1名→ビューローベリタスジャパン病院。結果は、全員が亡くなった。(残りの41名は29の公立病院に搬送され全員が亡くなった)。

ここで、他の民間病院と比較すると、イーホームズ病院が最も多数の人命を救助できなかった、ということだけを理由にして、イーホームズ病院のみ重く処分し、他の病院は軽く処分するという論理は成立可能でしょうか??

それは無理というものです。

イーホームズ病院は閉鎖処分。一方、29の公立病院になんの処分も課せられなかったら、なぜイーホームズだけが重いんだろ?? その理由を知りたいな、と思わないでいられるでしょうか?? 

それも、また、無理というものです。

余談ですけど、去年(?)、natureで、あるサルの集団で、不公平な扱いを受けたサルは、この扱いに対して抗議行動をする、という論文を読んだように思います。

モンキーなおもて抗議す、いわんやホモサピエンスをや、ですよね。

2006.12/16(土) |  未分類  | Comment(5)  []

 
 

 
 

■□ 藤田東吾著「月に響く笛 耐震偽装」予約受付中

藤田東吾著「月に響く笛 耐震偽装」がimairu.com/Japanで予約受付中だ。
http://www.imairu.com/

アナウンスはこんなかんじだ。(個人名はXにしました)

[引用開始]

「月に響く笛 耐震偽装」藤田東吾著 販売受付開始。2006/12/13

imairu.com/Japanにて、藤田東吾氏が書いた「月に響く笛 耐震偽装」の販売受付を開始します。この本は、11/17/2005(Japan Time)に、X国土交通事務次官(当時)が、国家が行った制度上の失敗(大臣認定の構造計算プログラムのミス)を、一部の国民に罪を被せて責任逃れをしようと考えて「嘘」の発表を行い、その後一年以上にわたって日本を混乱に陥れた事件を、最初の告発者である藤田東吾氏が書いたものです。この本の販売はクリスマスを終えた後、28/12/2006(Japan Time)から発行を開始します。先着順で受付を行います。

藤田東吾氏の要望で、年内の発行を優先するために初版第一冊はソフトカバーで製作しました。第二冊以降はハードカバーになる予定です。同時に、28日から日本における有力書店において藤田東吾氏自らが本の刊行会を行います。この予定は別途Upします。

[引用終了]

さっそく「月に響く笛 耐震偽装」を予約!!

なるほど。

活字フリークとしては、ここは買うしかない!!
普通は、本屋さんで内容をパラパラみてから決めるんだけど、今回は特別だ。
さっそく、一冊予約することにした。

購入画面から、必要事項を入力し、「このお届け先に送る」ボタンをクリックする。
数分後、メールをチェックしたら、imairu.comからメールが届いた。

[引用開始]

******様

この度ご注文していただき、誠にありがとうございます。
承りましたご注文の内容につきましては、下記のとおりでございます。
発送はご入金確認後になりますのでしばらくお待ち下さい。

・・・・・・

[引用終了]

明日、さっそく、振り込まなくちゃ。

What is imairu.com/Japan ?

ところで、imairu.com/Japanって??
という興味がわいてきた。

imairu.com自身の自己紹介はこんなかんじだ。

[引用開始]

imairu.comは、imairu' missionに該当すると判断できる「本」や「音楽」等を、制作し、販売を行なっていきます。

制作販売にかかる費用は全てimairu.comが負担を行い、制作者には原則15%の印税が発生する仕組みです。

imairu.comで「本」や「音楽」を発表し、制作を行い、広く販売を行ないたいと思う人は、art@imairu.comに作品概要をメールしてください。 作品名、作品概要、作品形態の他、お名前と連絡作絡を明記してください。内容を検討させて頂き、打ち合わせに進むか否かご回答申し上げます。

現在、imairu' アソシを募集しています!

imairu' アソシに登録して、ブログ等でimairu.comが制作販売する「books & art」が販売されたら3%の手数料をGet!出来ます。(imairu.comのアフェリエイトシステムです) この機会に、imairu' asoci.に登録をしよう!みんなで、21世紀を明るく豊かな社会にする為に、imairu.comの本やミュージックを広めよう!

[引用終了]

もうひとつあった。こちらは、かなり激しい。

[引用開始]

imairu.com HP開設。2006/12/13

imairu.comのHPは、USタイムで12/12/2006開設しました。imairu.comは、21世紀を明るく豊かな社会にする為に、無名で有望な芸術家、作家、脚本家、政治家、詩人、音楽家、演劇家、カメラマン、タレント、スポーツマン等を精力的に発掘し、支援し、そして彼らの作品やパフォーマンス、映像を世に知らしめ公表を行います。

imairu.comは米国に本拠を置くと同時に、各国に法人格を設立し事業の展開を促進します(以降総称して、「imairu' mission」。)。imairu.comの最初のミッションプロジェクトは、日本における憲法21条(言論、表現、結社等の自由)の実現を図ることです。現在の日本では、一部の政権中枢にいる者達が、不当に国民の自由や財産、時には命までを搾取し、碌を窃んでいることが判明しました。よって、これを正し、正常な法治国家に回帰させる為に、imairu’ missionを日本で展開します。

尚、imairu' missionにおいて展開する各プロジェクトに対して、不当な圧力行為等を発見した場合には、USAの法廷において「懲罰的損害賠償」の訴訟を行います。ご注意の程お願い致します。

[引用終了]

国交省のバリケードはアラモの砦か?

もう少し調べようと、Blog『きっこの日記』をみた。
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/

そうしたら、藤田さんのメッセージが転載されていた。

「この一年間を通して、テレビや新聞といったマスメディアも、報道という機能は完全に失ったことを知ったので、これはものすごいビジネスチャンスだと認識しました!そして、言論と美を追求するメディア企業imairu.comをUSAと日本に同時に設立しました。海外の友人を含む大勢の実力者が株主となって参加しています。活動開始です!

なるほど、どうやら、仲間と一緒に出版社を立ち上げたという事のようだ。

すごい行動力だなあ。

いろいろ書きたくなってきたけど、とりあえず、今日はここまでとして、今からは、imairu.comのMovie & Artに掲載されている気になる映像を見てみようと思う。

例えば、こんなタイトルのがある。
「国交省のバリケードはアラモの砦か? 12/13/2006(Japan Time)」

この紹介はこんなふうだ。

[引用開始]

内容:イーホームズ藤田東吾は、昨日(12/13)、年が明けた1月に予定している、「イーホームズの指定取消し」の行政処分を、憲法違反による無効訴訟を行うために、国交省建築指導課に事前相談に出向いた。ところが、国会正門にて、藤田の姿を見た守衛さんは急いで鉄門を閉ざしてしまいました。国交省は、営業時間中にも関わらず、一国民の藤田の侵入をバリケードを築いて阻止しました・・・

投稿者/撮影者 藤田東吾/某カメラマン  40分

[引用終了]

藤田の姿を見た守衛さんは鉄門を閉ざした??
藤田の侵入をバリケードを築いて阻止??

これは、とりあえず、見るしかない。

2006.12/15(金) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 藤田証人の採否の決定は先送り

2006年12月12日にヒューザー事件(平成18年刑事わ2071号事件)の第4回公判が東京地裁で行われました。

さて、藤田証人の件はどうなったか??

結論はこんなかんじです。

藤田証言は今回も実現せず、証言は先送りとなった。

(1)2006年12月12日の公判期日での藤田証言はなし。
(2)藤田さんが証人として採用されるかどうかの決定は先送り。

ネット上の情報源を3つ発見しました(Yahoo!掲示板の「耐震強度の偽装問題」には、前回の公判の傍聴記が乗っていましたが、今回のものはまだみあたりません。(2006.12.14,午後8時半頃の検索)。

(a)スポーツ報知HP(12月13日)

『スポーツ報知HP』に「ヒューザー元社長・小嶋被告が屋台ラーメンで再チャレンジ?」というタイトルで、この公判についての記事が掲載されました。http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20061213-OHT1T00092.htm

[引用開始]

・・・また、弁護側は改めて、耐震強度の偽装を見逃した確認検査機関・イーホームズの藤田東吾社長(45)を証人として呼ぶことを要求。しかし裁判長は「すぐに採用はしない」と語り、偽装事件のキーマン同士の共闘実現は難しそうだ。
[引用終了]

(b)PJニュースHP(12月13日09時10分)

『PJニュース』HPにパブリック・ジャーナリストの伊藤昭一さんの記事がありました。タイトルは「藤田社長の証人出廷も?=耐震偽装公判で検察側」です。藤田証人の採用について、小見出し「検察側の今後の証人出廷予定に、イーホームズ藤田社長も」と共に伊藤さんの見解がのべられていました。http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2850249/detail

以下に引用します。

[引用開始]

検察側の今後の証人出廷予定に、イーホームズ藤田社長も

なお、閉廷間際に、安田弁護士が「イーホームズ・藤田東吾社長の発言の事実確認が済まない段階で公判を進めるのは、不合理であり、裁判官は藤田社長を証人に呼ぶべきである」という主旨を主張。裁判長は、検察側の証人予定も考慮に入れ、弁護側の証人申請は認めない意向を示した。それに対し検察側は、藤田氏には時期を見て証人として呼ぶ予定に変更はないが、出廷の時期は公判の進行のなかで考慮する、と表明した。

このことから、藤田東吾社長が、検察側の証人として公判に登場する可能性が、まだ残されていることが示された。同時にこれは、藤田社長を検察側の証人予定に置くことで、弁護側の証人としての出廷の道をせばめた、という意味にも受け取れる。

[引用終了]

後日、blog『小太郎とカラスウリと』に詳しい傍聴記アップとのこと 期待

(c)blog『小太郎とカラスウリと』(2006.12.13日記)

blog『小太郎とカラスウリと』には、前回に引き続き、傍聴記の要旨が掲載されていました。http://kotarozonu.seesaa.net/archives/20061213.html

以下に関係部分を抜粋して引用します。詳細は後日に掲載されるとのことです。ありがたいことです。

[引用開始]

閉廷前に安田先生が次回のスペースワン・I氏の尋問前に
藤田氏を証人として立たせて欲しいと裁判長に言いました。
しかし裁判長は今の段階では呼びません、と言いました。
安田先生が今度は検察に「請求は維持か撤回か」という問いを
すると、検察は「維持している」との事でした。
最後に先生は「裁判所はもっとイニシアチブを持って、積極的
にやってくれ」と怒っていました。

[引用終了]

ところで、他のメディアはどうかな??と、検索したり、HPを閲覧したりしました。しかし、ほぼ、全滅みたいです(2006.12.14, 午後8時半頃の調べ)。

つまり、読売・毎日・東京などの既存メディアはもちろん、JanJan, オーマイニュース, J-Castニュースにも載っていないということです。そして、以下のように、つい最近、決意宣言を掲載した朝日新聞も、今回のヒューザー事件の公判については掲載していないようです。

「人々の知る権利にこたえることに記者の存在意義はある。」(朝日新聞記者行動基準 2006年12月1日制定)

うーむ、こうなってくると、このBlogの12/02の日記で朝日新聞へエールを送った管理人は愚か者ってことなのかもなあ。

こうなったら、頼りは、blog『小太郎とカラスウリと』!!


裁判所判断「藤田証言の機は未だ熟さず」 訴訟指揮権は裁判所にあり 
 

以上から、藤田証言の現状をまとめると、こんなかんじかな、と思われます。

(1)そもそも、藤田さんを証人として申請したのは検察。裁判所は、検察側の請求をうけて、藤田さんを証人として召喚することを決定していた。(yahoo!掲示板によると証言の順番は6番目)

(2)被告側は、藤田さんは検察側証人と捉えていたので、反対尋問で足りると考え、自ら証人申請はしていなかった。しかし、事情が変わって、(これは被告側に有利な証言をしてもらえる)と判断したので、前回の公判で、在廷証人として証言を請求するという手法にトライした。しかし、やっぱり(?)、裁判所はこれを認めなかった。

(3)被告側の安田弁護士は、検察に、「藤田さんの証人請求をどうするつもりか」と聞いてみた。そうしたら、検察は、「今のところ、検察側証人としての藤田さんの証人請求を維持している。少なくとも、撤回するという状況にはない」と返事した。ここで、もし検察側は撤回、つまり、「藤田さんの証人申請はもうやめた」というのならば、今度は、被告側から藤田さんの証人を請求して、迅速に採用してもらうように裁判所に請求するのだけど、検察は、今のとこは「維持」ということなのでそうもいかない。

(4)さて、裁判所はというと、最初の予定通りに検察側証人として藤田さんを呼べばOKで、まだ召喚の機は熟していない、と、少なくとも今は考えている。

法治国家・日本においては、国民は裁判所を信頼し、訴訟指揮を裁判所に原則として委ねています。刑事訴訟法第294条にも、こう定められています。

「刑事訴訟法第294条 公判期日における訴訟の指揮は、裁判長がこれを行う。」

かくて、裁判所が「まだ召喚の機は熟していない」と判断しているのであれば、その意思は尊重されなければならない、と管理人は考えます。それで、少なくともこの論点においては、藤田さんの意見は不適切である、というのが、管理人の意見です。

つまり、「世界で一人しかいない、去年10月27日の、ヒューザー本社での会議における発言内容と、今年の3月下旬に行なわれた、東京地検刑事部による「偽証教唆」の証言が出来る僕(ぼく)を、先日20日の裁判に証人として出廷させなかったことは、毛利裁判長の罪だと思います。」(2006.11.22付けの藤田さんの日記から)のうちの「僕(ぼく)を、先日20日の裁判に証人として出廷させなかったことは、毛利裁判長の罪」だ、という藤田さんの見解には、同意できない、ということです。

なお、この論点については、後日詳しく書きます。以下に、関係する刑事訴訟法の条文を、ざっと。刑事訴訟法規則は省略です。

(1)刑事訴訟法第297条
裁判所は、検察官及び被告人又は弁護人の意見を聴き、証拠調の範囲、順序及び方法を定めることができる。

(2)刑事訴訟法第298条
1.検察官、被告人又は弁護人は、証拠調を請求することができる。

2.裁判所は、必要と認めるときは、職権で証拠調をすることができる。

(3)刑事訴訟法第299条 
1.検察官、被告人又は弁護人が証人、鑑定人、通訳人又は翻訳人の尋問を請求するについては、あらかじめ、相手方に対し、その氏名及び住居を知る機会を与えなければならない。

証拠書類又は証拠物の取調を請求するについては、あらかじめ、相手方にこれを閲覧する機会を与えなければならない。但し、相手方に異議のないときは、この限りでない。

2.裁判所が職権で証拠調の決定をするについては、検察官及び被告人又は弁護人の意見を聴かなければならない。

追記

検察が最後まで、藤田さんの証人請求を「維持」するという保証はありません。念のため。

2006.12/14(木) |  未分類  | Comment(2)  []

 
 

 
 

■□ 明日はヒューザー事件の法廷です

明日は、藤田さんが証人としての出廷を希望されているヒューザー事件(平成18年刑事わ2071号事件)の公判があります。

裁判所名:東京地方裁判所 刑事第2部
日時: 2006年12月12日 午後1時15分開廷
法廷: 104法廷

傍聴券は、当日午後0時55分までに指定場所、つまり、東京地裁所正門玄関1番交付所で

傍券についての最高裁HPの告知は以下のようです。http://www.courts.go.jp/search/jbsp0010?crtName=15

[引用開始]

裁判所名 東京地方裁判所 刑事第2部
日時・場所 2006年12月12日 午後0時55分 東京地方裁判所正門玄関1番交付所
事件名 詐欺 平成18年刑(わ)第2071号
備考 <先着>当日午後0時55分までに指定場所に来られた方を対象に先着順で配布します。なお、希望者多数の場合は、時間前に配布することもあります。開廷時間は午後1時15分です

[引用終了]

藤田証言についての4つの可能性

明日の法廷で、藤田証言はどうなるのかなあ??
少なくとも、4つの可能性があると思います。

(1)藤田さんが証人(在廷証人??)として採用され、宣誓の後に、証言する。
(2)藤田さんを証人として採用する、という決定がある。
(3)藤田さんを証人として採用しない、という決定がある。
(4)藤田さんを証人として採用するかどうかの決定は先送りされる。

希望は、(1)、But、現実は、(4)という気がします。
願わくは、明日、(2)が達成されることを。

2006.12/11(月) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 「誠を尽くしても感動しない者はいまだ一人もいない」

この秋の耐震偽装問題についての一連のできごとから、ある人のことを、思い出しました。

今日はその人の言葉を紹介します。この紹介にあたっては、普段は怠惰な管理人といえども、居ずまいを正す気持ちが自然と沸き起こってきます。

でも、その人は、身分の高い方ではありません。高い官位を極めた方でもありません。事業で大成功して巨万の富を得たわけでもありません。戦場で名誉ある死を遂げたわけでもありません。

法によって死刑に処された一人の"罪人"へ湧きおこる尊崇の念


政府によれば、その人は、"テロリスト"でした。正確には、法に反した死刑囚でした。そして、実際、死罪を宣告されたその日に、刑を執行された人です。

にもかかわらず、実に多くの日本人が、その人を心から尊敬し、その人の言葉に真剣に耳を傾けます。「なぜ??」と思う方がいらっしゃるかもしれません。でも、もし今日の長い日記を最後まで読んでいただけたら、きっと同意していただける、そう確信しています。

では、以下に、その"犯罪者"が、自分への死刑宣告を予見し、死刑の前日の夕方に書き上げた遺書を、松本三之助・田中彰・松永昌三の三先生のご著作(訳)から、抜粋して引用します。

「『誠』という字を念頭におき、これを私の行動のよりどころとしようといろいろ考えてみた」

[引用開始]

身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留めおかまし大和魂

10月25日[管理人註: 1983.11.25です]

21回猛士

私は、昨年以来、心の動きが幾度も変わっていちいち数えきれないほど
である。しかし、そのなかで、なにより私がそうありたいと強く願い、あおぎ慕ったのは、あの趙の貫高であり、楚の屈平であった。このことは諸君のよく知っていることである。

5月11日に、江戸護送の知らせをうけてからは、いまひとつ、「誠」という字を念頭におき、これを私の行動のよりどころとしようといろいろ考えてみた。ちょうどそのころ、杉蔵が「死」の字を私におくり、死を覚悟することを説いた。

しかし、私はそれについては考えず、一枚の白の綿布を求めて、これに『孟子』の「誠を尽くしても感動しない者は、いまだ一人もいない」の一句を書き、手拭に縫いつけ、それを持って江戸に来て、これを評定所のなかに留めおいた。これも、誠についての私の志をあらわすためであった。

「幕府の役人もかならず私の説に耳を傾けてくれるであろうと、志を立てた」

天が、私のとるにたらないが、しかしひとすじに思う真心をくみとり、私を助けてくれるならば、幕府の役人もかならず私の説に耳を傾けてくれるであろうと、志を立てたのである。

しかし、蚊や虻のような役立たずな虫でも、それが群がり集まれば山をもおおいかくしてしまうとの喩えにあるように、私の誠意も幕府の小役人の前にはついに通じるところとはならずなにごともなすことができずに、今日に至ってしまった。こうなるのもまた、私の徳が薄いため天を動かすことができなかったことによると思えば、いまさらだれをとがめ、だれをうらみに思うことがあるだろうか。

私は生まれつき激しい性質で、怒りののしられると、すぐ腹を立ててしまう。そこでできるだけ時の流れにそい、人びとの感情に適応するように努力してきた.だから幕府の役人に対しても、まず幕府が朝廷の意志に反した行為をしたのもやむをえない理由があったのであろうといい、その後に、現在、幕府がとるべきもっとも適当な処置はなんであるかということに説き及んだのである。

「このような幕府のあり方では、今後三年か五年の幕府の安泰もおぼつかない」

幕府の役人も怒ったりののしったりするわけにもいかないので、私の意見に対しては、ただちに、「おまえが述べるところは、すべてが適当であるとは考えられない。そのうえ卑賤の身でありながら、国家の大事を議論すること自体が不届きなのだ」と非難した。しかし私は、これに対して抗弁することをしないで、「このことのために罪になることを私は決して避けようとするものではありません」と述べて弁明を終えたのである。

幕府の法では、一般の庶民が国事を憂えたりすることを許していない。そのことの是非について、これまで私は弁じ争うようなことはしていない。聞くところによると、薩摩の日下部以三次は、幕府の役人の詰問の日に、今の幕府の欠陥をあまねく論じ、「このような幕府のあり方では、今後三年か五年の幕府の安泰もおぼつかないだろう」といって、詰問の役人を激怒させた。そして、日下部は、「このことで死罪に処せられても、少しも悔いるところはない」と述べたとのことである。この日下部の態度には、私はとても及ばない。杉蔵が、死を覚悟することを私に説いたのも、またこの意味なのであろう。


「肝心なことは、内に省みてやましいことがあるかないかということである。」


肝心なことは、内に省みてやましいことがあるかないかということである。そしてまた、人をみ、時に応じることが大事なのである。私の態度がいいか悪いかは、私の死後、歴史の判断に待つ以外あるまい。

右の要諌[管理人註: 老中間部詮勝への要諌作戦]の一件について、事が成功しなかつたときは、老中間部詮勝と差し違えて死に、警備の者がこれを防いで邪魔するときは、切り払うつもりだったなどと口上書には記載してあるが、こんなことは実は私はいってはいないのだ。しかるに三奉行は、強いて記載して、私を無実の罪に問おうとしている。こんな無実の罪をどうして私が受けねばならないのか。

「両奉行の強権による事実の歪曲には承服できなかった。」


そこで、16日の署名の場にのぞんで、石谷・池田の両奉行とおおいに論争した。私は、決して死を惜しむものではない。ただ両奉行の強権による事実の歪曲には承服できなかったのである。

私は、このたびのことでは、初めは、もとより生きるための策もはからず、またかならず死ぬとも思っていなかった。ただ、自分の誠が通じるか通じないかということをもって、天の命ずる自然のなりゆきに身をまかせたのである。

私がもし死罪とならなければ、この心にわき立つ気持ち[管理人註:「7月9日、獄に入って、天下の形勢を考察してみると、神国のことについて、なお自分のなすべきことがあることに悟り、ここにはじめて生きているほうがよいとする気持ちがさかんにわいてきたのである」]は決して沈んでしまうことはないだろう。しかしながら、16日の口上書の内容といい、三奉行の強権による事実の歪曲といい、これらはいずれも私を死地においやろうとしていることだと分ってからは、もうこれ以上、生きることを願う心はなくなってしまったのである。これもまた、私がつね日ごろから学問から得た力が、そうさせたのであろう。

「私の志を受け継いでくれる人があれば、それはまかれた種子が絶えないで、穀物が年から年へと実っていくのと変りない。」

私は今年で30歳になった、まだ一つのことをなすことがなくて死ぬのは、穀物のまだ花を咲かせず実を結ばないのに似ているから、惜しいような気持ちもする。しかしながら、私の身についていえば、花咲き実結ぶときである。かならずしも悲しむことではないであろう。ならせならば、人の寿命には定めがない、穀物の成育のようにかならず四季を経過しなければならないのとはちがうのである。

私は30歳、四季はすでに備わっており、まだ花咲き実結んでいる。それが実のよく熟していないもみがらなのか成熟した米粒なのかは、私の知るところではない。もし同志のなかでこの私の心あるところを憐れんで、私の志を受け継いでくれる人があれば、それはまかれた種子が絶えないで、穀物が年から年へと実っていくのと変りないことだろう。同志の人びとよ、どうかこのことをよく考えてほしい。

「天下の大事を成就するには、天下の有志の士が志を通じ合っていなければできるものではない。」

右の数条を、私はむだに書きとめたのではない。天下の大事を成就するには、天下の有志の士が志を通じ合っていなければできるものではない。そして、右に記した数人は、私が、このたび獄中で新しく知りえたところの人々だから、これを同志の諸君に告げ知らせておくのである。

今日のことについては、同志の諸士よ、戦さに敗れたあと、傷ついて残った味方に、その敗北の様子を問いただすように、きびしくそのいきさつを追究し、後事に備えてほしい。一度失敗したからといってたちまち挫折してしまうのでは、決して勇士とはいえないではないか。諸君よ、頼む、本当に頼むぞ。

・ ・・
10月26日夕暮に書す

21回猛士

[引用終了]

なお、松本三之助・田中彰・松永昌三の三先生のご著作とは、『講孟余話ほか』(中央公論社, 2002)です。願わくは全文をお読みくださらんことを。http://www.amazon.co.jp/gp/product/4121600258

魂の最後の叫び 「鑑照は明神に在り」 吉田寅次郎

明けて10月27日(1859.11.21)、その人は、残首を宣告され、即日、刑は執行されました。吉田寅次郎。 1830年9月20日生。現山口県萩市の人。享年29。

"犯罪者"は、最後に、高らかに、こう吟じたと伝えられています。

吾れ今 国の為に死す
死すとも君親に背かず
悠々たり 天地のこと
鑑照は 明神に在り

管理人でさえ、この遺書や最後の言葉を拝読するたびに、心が泡立つ気がします。よって、例えば、ご友人や子弟の方が、この遺書、すなわち、『留魂録』を手に取り、「諸君よ、頼む、本当に頼むぞ」の一文を目にした時の慟哭と決意は、筆舌に尽くし難いものであったと思料せざるをえません。

「誠は天の道なり、誠を思うは人の道なり。
至誠にして動かされざる者は未だこれあらざるなり。
誠ならずして未だ能く動かす者はあらざるなり。」(孟子)

2006.12/07(木) |  未分類  | Comment(5)  []

 
 

 
 

■□ 『耐震偽装に関する諸問題』(判例タイムズ1218)

今回は、カチカチ、カッチンな法律文献の紹介です。

さて、2006年11月1日発行の『判例タイムズ』は、耐震偽装についての特集『耐震偽装に関する諸問題』を組みました。

特集の中身は:

(1)耐震偽装事件
(2)耐震偽装の民事責任
(3)建築確認をめぐる裁判例概観

ややたいへんですが、(a)耐震偽装について裁判所の判断を仰いでいる方や(b)これから仰ごうという方は読んでおかれるべきかな、と。

なぜなら、戦術「弁護士さんにすべてお任せ!!」はオススメできないので。

また、住居について裁判所の判断を仰ぐことになる可能性はすべての市民に存在します。
その、まさかの時のために、がんばって、読んでおくってのはどうでしょう??

そして、余力があれば、特集中に引用されていた論文や判決全文にタックルです。

余力があれば、論文と判決文にもタックル(^ ^;)

管理人自体は、余力もなく、かなり不安ですが、なんとか、いちおうは、以下にトライしてみる予定です。

論文

(1)丸山英氣「構造偽装マンションの法学的課題」(2006, 不動産学会誌, 20巻1号56頁-)
(2)鎌野邦樹「耐震強度偽装事件と法律問題」(2006, NBL, 830号15頁-)

判例

(1)最判昭60.7.16 民集39巻5号989頁
(2)山口地岩国支判昭36.2.20 下民集12巻2号320頁
(3)広島地判昭48.12.13 行裁例集26巻9号999頁
(4)最決平17.6.24 判タ1187号150頁
(5)横浜地判平17.11.30 判自277号31頁
(6)東京地判昭52.4.22 下民集28巻1-4号412頁
(7)東京高裁判平 14.1.28 判時1790号101頁

なお、判例ゲットは、とりあえず、最高裁HPで検索してみてください。もしヒットしなかったら、「判タ」=判例タイムズ、「判時」=判例時報は、大きめの公共図書館なら、たいてい、置いてあるはず。

「民集」=最高裁判所民事判例集,「行裁例集」=行政事件裁判例集,「下民集」=下級裁判所民事裁判例集は、よほど大きめの公共図書館じゃないとだめかもしれません。その時は。一般開放の進んだ大学図書館へ 。「判自」=判例地方自治なら、大きめの公共図書館でも大丈夫かな。。。

いずれにしろ、まず、図書館のHPで検索してからどうぞ。

2006.12/04(月) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 耐震偽装の関連記事 in 専門誌『建築知識』

耐震偽装の諸問題の理解を深めようと図書館に通って建築関係の雑誌を読み漁ってます。

なぜ建築関係の雑誌??

正確な事実理解のために、素人こそ、建築関係の専門誌を読もう

理由は、今回のテーマは専門的な話なので、「新聞や一般の週刊誌や月刊誌より、建築関係者が購読している専門誌の方が正確だろうな」と思ったからです。でも、いきなり、「日本建築学会構造系論文集」は無謀すぎるし、趣旨も異なるんで、とりあえず、以下の雑誌から、関係ありそうな記事をコピーしました。

『建築知識』『建築ジャーナル』『日経アーキテクチュア』

今日は、『建築知識』の見出しから、関連ありのやつを、ご紹介しますけど、一点工夫してみました。

どう工夫したか。

たいしたことじゃないんですが、時系列を逆にならべてみました。

なぜか。

これは、専門家集団であれば、新聞記者や週刊誌の記者、あるいは、管理人などの素人とは違って、集積する情報量が増大すれば、その分析と真の問題点の把握が正しくなされるはず、と思ったからです。つまり、 2006.2月号より6月号の方が、事の真相がわかってるはずだから、ここは、結果論に徹してみよう、というわけです。


「事件の背景にある建築行政の闇」(『建築知識』, 2006.6月号)


さて、というわけで、『建築知識』の2006年2月号から6月号の耐震偽装関連の主な見出しを、6月号→2月号で並べてみます。

(1)『建築知識』(2006.6月号)
・偽装冤罪事件はこうしてつくられた
・事件の背景にある建築行政の闇

(2)『建築知識』(2006.5月号)
・国土交通省に聞く「Qu/Qun<0.5]の根拠
・コストから読み解く「耐震偽装事件
・JSCA会長が語る限界耐力計算法の問題点はここにある。

(3)『建築知識』(2006.4月号)
・耐震偽装マンションを再計算する
・なぜ建築士ばかりが摘発されるのか
・Qu/Qun<0.5=倒壊に根拠なし!
・耐震偽装建築は倒壊しない!?
・構造設計者が読み解く耐震偽装問題
・国交省の安全基準、「耐震強度とは何か」

(4)『建築知識』(2006.3月号)
・耐震偽装問題の核心はこれだ!
・日本ERIはなぜ見抜けなかった?
・偽装マンションはなぜ取り壊されるのか?

(5)『建築知識』(2006.2月号)
・アトラス設計代表・W氏が語る[姉歯偽装]発見の真相
・事件の発端から今後の対応まで大暴露!イーホームズが反論!「本当の発端」
・都庁職員・S氏(現都市科学研究所所長)が語る建築確認・検査業務に潜む問題点
・耐震偽装事件における責任の所在
・その体制に問題はなかったのか? 民間指定確認検査機関の実情


時間が経った後、少なくとも専門家集団は事態を正確に把握した、「Qu/Qun<0.5=倒壊に根拠なし!」と


いかがでしょうか。

少なくとも、『建築知識』を読み終え管理人は、こう、理解しました。

最初のうちは、素人だけではなく専門家の間でも、事の真相は杳としてわからなかったけれども、時間が経つにつれて、専門家集団は、事態を、だんだん、正確に把握し出した。

で、その結論とは、例えば、(1)「事件の背景にある建築行政の闇」や(2)「Qu/Qun<0.5=倒壊に根拠なし!」、あるいは、ある「偽装冤罪事件はこうしてつくられた」だった。

一方、普通の市民(もちろん管理人もその一人ですけど)は、(1)この問題に興味を失ったり、(2)あらぬ方向をさまよっていたり、さまようように誘導(?)されていたり、(3)誰か(例えば、国)がきっと適正に解決してくれるだろうと楽観していた。
 
それはさておき。

『建築知識』や他の雑誌を読み終えた後、「こうなっちゃった責任って誰にあるんだろ??」とか、「結局、誰が悪いんだろ??」と、ぼんやり、考えていたら、ある有名なフレーズが、久しぶりに・・・・。

「われはわが愆(とが)を知る、わが罪はつねにわが前にあり」

[引用開始]

ああ神よ、願わくは汝の慈しみによりて我をあわれみ  
汝の憐憫のおおきによりて我がもろもろの咎をけしたまえ  

我が不義をことごとく洗いさり  
我をわが罪より清めたまえ  

我はわが咎を知る  
我が罪はつねにわが前にあり  

[引用終了]

もち、管理人は教会とは無縁の怠惰でノー天気な道楽者です。よって、旧約聖書を読んでこのフレーズを知ったわけではありません。ネタ本はこちらです。

松橋忠光著『わが罪はつねにわが前にあり』(オリジン出版センター刊, 1984)

上記の著書は、元警視監の故松橋忠光さんが、警察の組織的な裏金問題を告発した著作です。

Blog『共謀罪反対』ではこう紹介しています。
http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2005/09/post_07c0.html

[引用開始]

松橋氏の暴露は国会やマスコミでも取り上げられたが、警察庁は「独自の思い込みと妄想としか言いようがない」(1984年7月12日、参議院地方行政委員会における山田英雄警備局長〈後の警察庁長官〉の答弁)などと全面否定し、マスコミも追及しきれなかった。

1998年12月、松橋氏は74歳で病没した。もう少し長生きしていれば、次々と「警察社会における不義の実態」が明らかとなり、「(私が)『一粒の麦』としての役割を果たし得たことになる」(『わが罪はつねにわが前にあり』の「はじめに」より)と実感できたのに、大変、残念である。なお、「はじめに」の直前のページには、聖書からの言葉が掲載されている。

われはわが愆(とが)を知る、わが罪はつねにわが前にあり
なんじの救(すくひ)のよろこびを我にかへし自由の霊(みたま)をあたへて我をたもちたまへ

一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、いつまでも一粒のままである。しかし、死ねば、多くの実を結ぶ。自分の命を愛する者はそれを失うが、この世で自分の命を顧みない人は、それを保って永遠の生命に至る。

[引用修了]

例えば、吉田松陰・坂本龍馬・西郷隆盛・児島惟謙・杉原千畝・湯川秀樹・高木仁三郎・宇井純・串岡弘昭。

サムライブルーの名前を、こうやって、列記していくことは、この美しい郷土を心から愛する日本人の一人として、とてもうれしく名誉なことですけど、松橋忠光という志士の名前も忘れてはいけないなあ、と、思いました。そして、もう一度、『わが罪はつねにわが前にあり』を読んでみよう、と、強く、感じました。

さて、耐震偽装事件でも多くの人の実名が報道されました。

数世代後の日本人は、彼らをどう評価するのでしょうか??
もし日本サムライ殿堂というのがあったら、未来の人々は、いったい、誰を殿堂に入れるのでしょうか??

タイムマシンで、見に行けたらいいのに、と思う今日この頃っす。

2006.12/03(日) |  未分類  | Comment(2)  []

 
 

 
 

■□ 朝日の決意 天木・筆坂の熱血 魚住の炯眼

2006年12月1日付けの朝日新聞の朝刊を読んでたら、「朝日新聞こう改革します」というフレーズが目に飛び込んできました。

読んでみると、「記者行動基準(抜粋)」というのがあって、素晴らしい決意が述べられていました。

「人々の知る権利にこたえることに記者の存在意義はある。」(朝日新聞記者行動基準 2006年12月1日制定)

[引用開始]

2006年12月1日制定
前文

朝日新聞綱領は、権力から独立し、言論の自由を貫き、正確で偏りのない敏速な報道によって、民主国家の完成と世界平和の確立に力をつくすことを宣言している。この使命を達成するために、朝日新聞社で報道・評論、紙面編集に携わる者(以下、「記者」とする)は高い倫理基準を保ち、長年にわたって朝日新聞に寄せられてきた人々の信頼をいっそう高めるように努める。


この基準は、記者が自らの行動を判断する際の指針であり、記者の活動を支えるためのものである。

基本姿勢

【記者の責務】

記者は、真実を追求し、あらゆる権力を監視して不正と闘うとともに、必要な情報を速やかに読者に提供する責務を担う。憲法21条が保障する表現の自由のもと、報道を通じて人々の知る権利にこたえることに記者の存在意義はある。

【独立と公正】

記者は、自らの職務に誇りをもち、特定の個人や勢力のために取材・報道をするなど独立性や中立性に疑問を持たれるような行動をとらない。公正で正確な報道に努め、いかなる勢力からの圧力にも屈せず、干渉を排して、公共の利益のために取材・報道を行う。

・・・・・

[引用終了]

エール「朝日新聞のみなさんが、いかなる勢力からの圧力にも屈せず、公共の利益のために、新しい耐震偽装疑惑を報ずる、という責務を全うされんことを!!!」



これは、こう信じても良いってことかなあ、と、たいへんに、うれしくなりました。

「ジャーナリズムを担うメディアとして初心に立ち返ることを宣言した」朝日新聞は、「憲法21条が保障する表現の自由のもと、報道を通じて人々の知る権利にこたえ」、2006年10月18日の藤田さんによる新しい耐震偽装疑惑という大問題についても、「公正で正確な報道に努め、いかなる勢力からの圧力にも屈せず、干渉を排して、公共の利益のために取材・報道」を実行してもらえる、と。

全文はここにあります。http://www.asahi.com/information/release/20061201b.html

記者のみなさんに、エールを送ります。

朝日新聞の2500名のみなさんが、以下に紹介する『 我ら言葉のほかに失うものなし天木・筆坂熱血インターネット対談』の2006.12.01付の天木・筆坂両氏の主張にも、ぜひ、目を通していただき、みなさんが誓われた「民主的な社会と人々の平穏な生活を支え」るという尊い責務を全うされんことを!!!

まず、「耐震強度偽装事件は終わっていない」(天木直人)から抜粋引用します。

「メディアと権力が癒着した時、あるいはメディアが権力を監視するという本来の使命を放棄しものわかりがよくなった時、国民は真実から遠ざけられる。」(天木直人)

[引用開始]

11月30日の読売新聞がトップで耐震強度偽装がらみのニュースを報じていた。都市再生機構(旧都市基盤整備公団)が、分譲した東京都八王子のマンションの耐震構造計画書に誤りがあったにもかかわらず、住民に対し「問題ない」と虚偽の説明をしていたというのである。都市再生機構は構造計算書のあやまりを一年以上も前から認識していたにもかかわらずそれを隠蔽し計算書を密かに作り直していたという。とんでもない話だ。これほど重大な犯罪を犯した責任者小野邦久・理事長は、注意処分、減俸処分で済まされている。小野は元国土交通省次官である。民間組織に偽装した独立行政法人である都市再生機構は典型的な天下り行政組織である。

・・・・・

これは藤田氏がその人生のすべてを賭けて訴える渾身の告発である。本来ならばメディアが彼に味方し徹底的に安倍政権に解明を迫るべきだ。彼の主張していることが事実であれば自民党政権は大打撃を受ける。打倒自民党を願う民主党こそ彼を応援し、政治の場で追及してしかるべきだ。しかし藤田氏の勇敢な行動は一切無視され続けている。何故か野党の政治家を含め追及されればボロが出るからだ。

私は35年間の官僚の経験から殆どの官庁の実態を知っている。現職の幹部職員はかつての同僚や後輩だ。彼らの考えている事、行っている事は手に取るようにわかる。何故藤田氏が抹殺されているのかは明らかだ。この国は権力者の談合によって黒を白にする事さえ出来る。権力者の嘘が許されない時はただ一つ、国民がそれを知って怒る時だ。それもいい加減な怒りではない。とんでもない事だと立ち上がる時だ。国民をそのように目覚ませない最善の方法はメディアが騒がないことだ。メディアと権力が癒着した時、あるいはメディアが権力を監視するという本来の使命を放棄しものわかりがよくなった時、国民は真実から遠ざけられる。

そのような昨今の風潮に挑戦するかのように、新聞やテレビで報道されない情報がネットメディアをにぎわしている。藤田氏の孤軍奮闘とそれを支える権力に抗う人たちの声がネットにあふれている。藤田東吾の名前を検索してみるが良い。耐震強度偽装の闇がよくわかる。ネットメディアが政治を変えていく時代が遠からず来ることを願う。
 
[引用終了]

「問題の最大の元凶は、ヒュ-ザーの小嶋社長や木村建設、イーホームズの藤田東吾氏らではなかった」(筆坂秀世)

続いて、「国交省にこそ最大の責任がある」(筆坂秀世)から:

[引用開始]

耐震偽装事件ぐらい「大山鳴動して鼠一匹」の事件はなかった。この問題の最大の元凶は、ヒュ-ザーの小嶋社長や木村建設、イーホームズの藤田東吾氏らではなかった。国交省だったのだ。『月刊現代』(2006年5月号)でジャーナリストの魚住昭氏が「〃悪人〃をでっち上げた霞ヶ関(国土交通省)の迷走と悪知恵」で見事に暴いていた。

これを読むと木村建設東京支店長の篠塚明氏もヒュ-ザーの小嶋社長も構造計算書の改竄を知らなかったことがよくわかる。設計士を含めても構造計算書にほとんど無知というのが日本の建築業界の実態だったのだ。・・・・魚住氏は、偽装事件の背景として、バブル崩壊後の建築業界のコストダウン競争とともに、「国交省が作り上げた建築確認システムの恐るべき空洞化がある」と指摘しているが、まさしくその通りである。

[引用終了]

全文はここです。http://www.tembosha.com/kd_diary/kd_diary.html

なお、『月刊現代』(2006年5月号)の「〃悪人〃をでっち上げた霞ヶ関(国土交通省)の迷走と悪知恵」、11月初旬に読んだんですけど、読み応えのある記事でした。例えば、Pp.40-41にはこんな記載がありました。ほんとに、ビックリでした。http://moura.jp/scoop-e/mgendai/mokuji/200605/index.html

「『強度0.5以下の建物は取り壊し』の方針にはまったく根拠がない。取り壊しの決まったホテルやマンションには、耐震補強できるものがたくさんある」(『月刊現代』2006年5月号)

[引用開始]

3月6日、「耐震偽装事件に何を問うべきか-本当の黒幕は誰だ-」と題して開かれた耐震工学研究会主催のシンポジウムでも、大学の研究者や実務家から激しい批判が相次いだ。

「国交省が『震度5強で倒壊のおそれ』と発表したが、なぜそんなことが言えるのか?もしそれが間違っていたら、国交省がやったことは、計算偽造よりはるかに大きな犯罪になる」

「『強度0.5以下の建物は取り壊し』 の方針にはまったく根拠がない。取り壊しの決まったホテルやマンションには、耐震補強できるものがたくさんあるはずだ」

「この事件に黒幕はいない。あほな役人が、烏合の衆のエンジニアを集めてワーワー騒いでいるだけ。それにマスコミが乗って、何がなんだかわからなくなっている」

国交省の勧告で退去した住民や、取り壊しを決めたホテルのオーナーが聞いたら、目をむきそうな話のオンパレードである。

では、なぜ構造設計のエキスパートたちは、なぜ国交省に不信を募らせるのだろうか。

あやふやな数値

その理由を理解していただくには、まず耐震強度を測る物差しとされる"保有水平耐力比"について若干説明しなければならない。

・・・・・・

[引用終了]

この続きは、近いうちに、『月刊現代』(2006年3月号)の「本当に責任をとるべきは誰なのか 緊急対談 小嶋進×鈴木宗男 スケープゴートの言い分」と共に、このBlogで、ご紹介します。

えっ、もっと早く知りたいんですか。
では、図書館へどうぞ。
公共図書館や大学図書館にバックナンバーがあります。
あるいは、『月刊現代』HPでバックナンバーを注文するってのも。
『月刊現代』HPはここです。http://moura.jp/scoop-e/mgendai/

2006.12/02(土) |  未分類  | Comment(11)  []

 
 

 
 

■□ UR理事長発言 ネットで視聴可能 藤田社長の主張も

探していた「2006年2月13日の衆院予算委員会での保坂展人さんVS小野邦久さんのやりとりの映像」見つかりました。
国会TVにありました。

ここです。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.cfm?deli_id=29150&media_type=wb

いったんは「構造計算書を偽造したということは大変申しわけなく思っております。」と回答したシーンの映像と音声 ネットで視聴可能


「衆院予算委員会、保坂展人さん、小野邦久さん、それ、いったい何のこと??」という方は、とりあえず、本Blogの2006年11月28日 (火)日記「UR都市機構の構造計算書「紛失」は本当か?」どうぞ。

えっ、「日記読んでる時間がない」んですか(^ ^;)
やむおえません(; ;)。以下に、簡単に、ご説明を。

紹介した国会TVのURLでは、2006年11月29日付けで厳重注意処分を受けたUR都市機構の理事長の方が、保坂展人議員の質問に「構造計算書を偽造したということは大変申しわけなく思っております。」と、いったんは、回答されたシーンの映像と音声が視聴できます。

抜粋して引用しておきます。

[引用開始]

このビデオライブラリは、国会審議テレビ中継で収録した音声と映像をそのまま提供しています。(平成17年11月 2日以降のものを提供)

開会日: 平成18年2月13日 (月)
会議名: 予算委員会
収録時間: 7時間 17分

説明・質疑者等(発言順):保坂展人(社会民主党・市民連合),16時 26分, 20分

参考人等(発言順):小野邦久(参考人 独立行政法人都市再生機構理事長)
 
[引用終了]

保坂展人議員VS小野邦久参考人のやりとりを全部見ると20分かかります。
時間がない方は、最初は早送りして、10分あたりから見てください。

たしかに、最初は、ハッキリ、構造計算書を偽造したということは大変申しわけなく思っております。」とおっしゃってます(^ ^;)。

でも、後で、「先ほど, 構造計算書を喪失と申し上げるべきところを, 偽造と申し上げたようでございます」と訂正しておられます。

視聴した印象としては、やはり、「いい間違いかなあ」と。。。。

「イーホームズ藤田氏が生出演したあの映像を再び」(あっと驚く放送局)

ネット映像といえば、「あっと驚く放送局」で、イーホームズ社長藤田東吾さんの発言と映像が視聴できます。

よろしければぜひ。
藤田さんのひととなりがとてもよくわかります。

[引用開始]

11/28

イーホームズ藤田氏が生出演したあの映像を再び
日本を震撼させた、耐震強度構造計算書偽装事件。その渦中の人物の1人、イーホームズ(東京・廃業)藤田東吾社長(45)が、先日生放送に出演した際の映像を『藤田東吾より』の中で配信を開始します。11/29(水)~12/31までの期間限定配信です。

[引用開始]

ここです。http://odoroku.tv/knowledge/fujitatohgo/

とっても、とっても、ためになる日本外国特派員協会での藤田社長記者会見の映像


管理人は、外国特派員協会での会見にとても感銘をうけました。もちろん、この様子も、「あっと驚く放送局」の「ためになるチャンネル」で配信されています。

ここです。http://odoroku.tv/knowledge/fujita/

引用します。

[引用開始]

あっ!とおどろく放送局に送られてきた1通のメール。
その送り主は日本中を震撼させた、耐震強度構造計算者偽装事件の渦中の人物の1人である、イーホームズ(東京)の藤田東吾社長(45)。

幾度と無く日本のマスコミにその真相を訴えているが、伝えたいことが取り上げられることはないという!
そこで、藤田社長がとった行動とは!!
外国人記者クラブ(東京・有楽町)での緊急記者会見。
果たして、藤田社長の主張とはなにか?
また、その内容を日本のマスコミ、そして海外のマスコミはどのように扱うのか?

この番組では、記者会見の模様をすべて見たいという視聴者の強い希望によりノーカットで放送しています。

※この記者会見は、2006年11月9日に日本外国特派員協会で行われたものです。

[引用終了]

ほんとに、ほんとに、ためになりました。

局員登録しちゃいましたよ。

以下は、Blog『らくちんランプ』2006.11.29日記からの引用です。

[引用開始]

さあ、後は、イーホームズ藤田東吾社長の最新メッセージ(11月24日分)に書いてある内容(審議官室のドアを叩きまくりました)が、真実である事を証明する映像をオンエアするだけですね。

 11月24日の藤田東吾社長の様子を撮影したビデオを観たい方は、どんどん「あっ!とおどろく放送局」に「局員登録」をして、側面から「タンデム局長」を応援してください。

[引用終了]

[追記(2006.12.02,22:20頃)]

保坂議員の公式HPに保坂さんとUR機構理事長・小野さんの2006.2.13の予算委員会でのやりとりの文字データが掲載されていました。http://www.hosaka.gr.jp/

ベルコリーヌ南大沢のblog
http://bellecolline.blog8.fc2.com/blog-entry-90.html

2006.12/01(金) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

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