耐震偽装と報道責任

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■□ 耐震偽装 制限速度標識のたとえ話

Yahoo!ニュース掲示板・耐震強度の偽装問題での武者修行のお話

しばらく、Yahoo!ニュース掲示板・『耐震強度の偽装問題』で武者修行した時の話を書くことにします。仕事等が忙しくなってきたので、すこし楽をしようというのが魂胆です。。。

さて。

2005年11月18日付けの読売新聞にこんな記載があります。(下線は管理人が引きました。)

[引用開始]
検査機関、ずさん計算書を見落とし…耐震強度偽装

1都2県のマンションやホテルの耐震性を示す「構造計算書」が偽造されていた問題で、千葉県市川市の建築設計事務所が提出した計算書は、強度が基準を満たしている場合に印字される「認定番号」がないなど、極めてずさんなものだったことが18日、国土交通省などの調べでわかった。

建築確認を代行した民間の指定確認検査機関は、こうした単純で重大な不備を見落としており、同省では検査機関に対し、建築基準法に基づく行政処分を検討している。

・・・・・

同省建築指導課では「認定番号の印字や認定書の有無は、ごく基本的なチェック項目。そんな偽造を見落とすとは考えにくい」として、検査機関から事情を聞いている。
[引用終了]

読売新聞記事の下線を引いた部分は不正確/マチガイ。そう思います。


なぜ、下線を引いたのか。
理由は明快です。下線を引いた部分は不正確 or マチガイ。そう思うからです、2007年1月現在の管理人の知識に照らして。

では、なぜ、こんな間違った記事が掲載されたのか。
理由は明らかではありません。しかし、仮説「読売新聞記者and/or国土交通省建築指導課の勘違い」は、この過誤の原因を説明する有力な仮説のうちの一つです。

管理人は、このマチガイを説明するために、たとえ話を採用することにしました。たとえ話は、近似にしかすぎません。しかし、適切に使えば、ある事柄を理解しやすくするためのツールとなり得ます。

では、どんなたとえ話か。それは、制限速度標識の話です。つまり、「「認定番号」の印字」を道路の「制限速度標識」に例えたわけです。

以下に管理人のYahoo!掲示板『耐震強度の偽装問題』への書き込み「Re: 幼稚なレトリック」(2007/ 1/ 8 18:50, No.3367 )から引用します。

たとえ話 存在しない制限速度標識の見逃しは批判可能か?? 無理っす


[引用開始]
時速40kmの制限速度標識が、確かに、立っている道路を時速60kmで走行したとして「標識があったはずだ。これを見逃すのはケシカラン」と、ドライバーを批判する事は可能。

では、制限速度標識が一つもない道路だったら??
この時、ドライバーに「時速60kmだった。制限速度40kmの標識があったはずだ。見逃すとはケシカラン」と、標識見逃しのみを根拠に、批判するのは非論理的です。「なに言ってるんすか!!一カ所も制限速度40kmの標識なんてなかったす」と反論されてジエンドっす。
[引用終了]


少し解説します。

建築確認の申請には2つのルートがあります。

一つ目は、図書省略制度ルート。こちらは、大臣認定プログラムを使って、かつ、ちゃんと適正に計算をすると、その証拠としてヘッダーに「認定番号」などが印字されます。よって、もし、仮に、元一級建築士の偽装した申請書が、この図書省略制度ルートで申請されたのだったとしたら、「標識(=「認定番号」の印字)があったはずだ。これを見逃すのはケシカラン」と批判する事は可能です。

ところが、実際には、元一級建築士の偽装した申請書は、この図書省略制度ルートではなかったのです。元一級建築士は、もう一つのルートを使って申請を行っていました。このルートは、例えば、「通常ルート」と呼ばれています。

もともと存在しないヘッダーの印字の見逃しを批判できるのか?? 無理っす


元一級建築士が利用した通常ルートでは、そもそも、ヘッダーに印字は印刷されません(註1参照)。つまり、ヘッダーの印字(=制限速度標識)は、偽装されていても、いなくても、もともと、不存在なのです。

つまり、元一級建築士が利用した通常ルートは、たとえると、制限速度標識が一つもない道路ということになります。

よって、このケースで、「制限速度標識(=ヘッダの印字)があったはずだ。見逃すとはケシカラン」と、標識(=ヘッダの印字)見逃しのみを根拠に、検査機関を批判するのは非論理的です。

こう反論されてジエンド。

「なに言ってるんすか!!一カ所も制限速度標識(=ヘッダの印字)なんてなかったす」

以上がぼくの論法と結論です。まとめるとこんなかんじです。

元一級建築士が利用したのは通常ルート。通常ルートでは、ヘッダーに印字は印刷されないから、印字はそもそも不存在。したがって、この幻の印字を、チェックすべきだったと言われてもナンセンス。かくて、読売新聞の記事は訂正と謝罪が必要である。

さて、上記の管理人の書き込みには反論がつきました。No.3385。「ジエンドっす2007/ 1/ 9 17:17 [ No.3385 / 3455 ]」という題でした。Yahoo!ニュース掲示板・『耐震強度の偽装問題』へどうぞ。


(明日に、つづく)

註1 通常ルートでもヘッダにまったくなにも印字されない、というわけではないようだ。しかし、一貫計算をした証拠としての印字は印刷されないので、通常ルートではヘッダー印印字なしと近似してOKと思います。さらに、調べてみますけど。

2007.01/18(木) |  未分類  | Comment(2)  []

 
 

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