耐震偽装と報道責任

 - 本当のことが知りたいんで...耐震偽装と報道責任にタックルしちゃおうかな、と
 
 
 
 

 
 

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■□ 耐震偽装 アパは犠牲者か??

京都アパホテル2物件で耐震偽装…元谷社長、涙の謝罪 サンケイスポーツ

2007.1.25付け国土交通省発表「京都アパホテルの2物件で耐震偽装発見」を受け、アパグループのトップのお二人は記者会見を開き、また、アパグループHPに「お詫び」(pdf)が掲載されました。
http://www.apa.co.jp/

(ただし、水沼建築構造士が、意図的な偽装を否定し、耐震強度も1.0以上と反論している点は、幾重にも強調しておきます)。

メディアなどの報道をいくつか紹介します。

(1)サンスポ.COMの見出しは「京都アパホテル2物件で耐震偽装…元谷社長、涙の謝罪 」でした。
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200701/sha2007012600.html

(2)Blog『棒に怒る日本人』によると、「みのもんたが、アパを被害者であるとし、自分で作ったわけではないと弁護している」とのことです。
http://www.youtube.com/profile_favorites?user=bendason
http://yahhoo.cocolog-tcom.com/goodwill/2007/01/post_2376.html

(3)「多くの方に不安抱かせた・アパホテル社長ら会見」という見出しで、2007年1月25日付のNIKKEI NETは、以下のように報じました。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070125AT1G2502825012007.html

[引用開始]
「アパホテル」(東京都港区)系の京都市内のホテル2棟が耐震強度不足と判明した問題で、アパグループの元谷外志雄代表(63)とアパホテルの元谷芙美子社長(59)が25日、東京都内で記者会見した。2人は「多くの方に不安を抱かせ、世間をお騒がせして申し訳ない」と頭を下げた。

芙美子社長は「折しも受験シーズンなのにこのような事態になっておわびのしようもない。ごめんなさい」と涙を流したが、「自分の利益のために故意にやったわけではない。信じてほしい」と釈明した。

外志雄代表は「まったく偽装には関与していない」と強調。「(水落光男1級建築士が)大丈夫だ、十分に強度はあると言うので信用した。我々は専門家ではない」と弁解した。

一方、「構造(計算)が問題になるなんて考えたこともなかった。建築確認が下りればいいという甘い認識でいたことも今回のことを引き起こした原因。考えが及ばなかったことは深く反省している」とも述べた。 (19:36)

[引用終了]

「アパのトップのお二人は耐震偽装の被害者」と評価する事は可能である。


「故意にやったわけではない。信じてほしい」
「まったく偽装には関与していない」
「(水落光男1級建築士が)大丈夫だ、十分に強度はあると言うので信用した。」

管理人は、アパグルーブのトップのお二人による上の3つの言葉はかなり真実に近いような印象を受けました。もちろん、管理人は、この印象を立証する直接的な証拠は一切持っていません。この印象は、あくまでも感覚的なものに過ぎません。

さて、もし、仮に、この印象が正しく、かつ、JSCAの建築構造士・水落さんが独断で故意に偽装したことが証明された場合は、耐震偽装という点においては、「アパグルーブのトップのお二人は、ヒューザーの小嶋社長と同様に、犠牲者である」という見方も間違いではないと思います。

しかし、藤田さんが、再三再四、指摘しているように、このテーマにはもうひとつの問題があります。

耐震偽装の隠蔽問題です。

隠蔽問題でも、アパのお二人は犠牲者と言えるのだろうか??


つまり、耐震偽装の可能性ありの報告を受けたあと、どう行動したのか。しかるべき正しい行動をとったのか。それとも、そうしなかったのか、です。

イーホームズと藤田社長は正直に、愚直なまでに正直に、偽装物件を公表し続けました。では、アパグルーブとお二人はどうだったのでしょうか。

「お二人は今回の京都のアパホテルの耐震偽装の隠蔽疑惑問題の犠牲者でもある」と言えるのでしょうか??

今日は、京都の2物件についてのみ書きます。

(昨年3月、イーホームズが国土交通省に報告し、昨年10月18日以来、藤田さんが告発し続けたアパの物件については触れません。なお、この興味深い経緯については、藤田東吾著『月に響く笛 耐震偽装』P.379以降で、詳細に述べられています。例えば、「水落氏は・・・姉歯の時と同様に、最初から偽装を認めた」,「課長補佐に電話をした。・・は、『国に報告されても困る』と言った」etc.)

『月に響く笛 耐震偽装』。ぜひimairu.comでご購入の上ご一読下さい。
http://www.imairu.com/

2007年1月27日23:19の京都新聞はこう報じました。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007012700135&genre=C4&area=K10

京都市 昨秋10月 アパグループ責任者に強度偽装を指摘 京都新聞


[引用開始]
京都市が昨秋指摘、グループ責任者にも アパホテル強度偽装

二つのホテルで発覚した耐震強度偽装問題で、京都市の担当者が昨年10月、ホテルを所有するアパグループの責任者などと会い、下京区の「アパヴィラホテル京都駅前」は強度偽装と判断せざるを得ないと告げていたことが27日、関係者の話で分かった。

責任者は会社に報告したが、アパグループは通常通りホテル営業を続けた。同社総務部は「使用に関し問題はないのか聞いたら、緊急性はないと言われた。京都市はなぜすぐに業務停止命令を出さなかったのだろうか」と説明している。

関係者によると、調査のために昨年10月23日、構造計算を担当した田村水落設計(富山市)の水落光男一級建築士と面談し、アパグループの品質管理部門責任者も同席した。京都市の担当者は「アパヴィラホテル京都駅前」の構造計算書に改ざんがあると説明し、「強度偽装と判断せざるを得ない」と告げた。

アパグループは25日に行った記者会見で、これまでの対応を「水落建築士が『大丈夫だ』と言うのを信用しすぎた。認識が甘かった」と謝罪している。
[引用終了]

もしこの報道内容が事実ならば、昨年10月の段階で、アパグループは、すでに、京都の自社ホテルに偽装の疑義が発生したことを知っていたことになります。

一方、国土交通省による発表は2007年1月25日でした。よって、結果的に、アパグループは約3ヶ月間この問題を開示しなかった。こう言わざるをえません。よって、「アパグループは京都の自社ホテルの偽装問題を隠蔽した」との批判は甘受せざるを得ない。そう思料いたします。なぜなら、あるべき姿としては、「京都の自社ホテルの構造計算書について疑義を指摘された。調査して迅速に報告する」と発表する事だと判断するからです。

では、トップのお二人も隠蔽に関与したと批判されるべきか??

隠蔽については犠牲者ではない。少なくとも結果的には加害者の地位。こう言わざるをえない。

これは早計かもしれません。もし、仮に、この一大事がお二人に報告されていなかったのなら、つまり、アパグループ社員たちによってお二人の目から隠蔽されていたのであれば、お二人は京都のアパホテルの耐震偽装の隠蔽に関与したとは言えないからです。

もしそうなら、「京都のアパホテルの耐震偽装疑惑の隠蔽問題においても、アパグループのトップのお二人は犠牲者だ。」こう言う事は不可能ではありません。

ただし、この場合は、「アパグループのトップとして、このような重大な情報を知らなかった事自体、言語道断である」として、監督責任を問われざるをえないでしょう。

まとめると、隠蔽問題については、たとえ、報告を受けておらず、まったく知らなかったとしても、トップとしての結果責任を回避できない。厳しいようですけれど、結果としては、お二人は加害者の地位にある。こう思料いたします。もちろん、もし報告を受けていて、隠蔽を指示していたり、部下に黙示の許諾をあたえていた場合は、犠牲者か否かについての評価をここに書くまでもありません。

それはさておき。

「士は過ちなきを貴しとせず、過ちを改むるを貴しと為す」(ミスがないことが大事なのではない。ミスを改めることこそが大事だ)(吉田松陰)。

今後、アパグループとして、どのような具体的対応が為されるかを見守りたいと思います。謝罪がホンモノであれば、きっと、しかるべき対応がなされるはずです。真に責任ある態度とは、一時、涙を流して謝罪してみせることではありません。継続して、実際に効果のある対応策を実施する点にこそある。そう感じます。

2007.01/28(日) |  未分類  | Comment(1)  []

 
 

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