耐震偽装と報道責任

 - 本当のことが知りたいんで...耐震偽装と報道責任にタックルしちゃおうかな、と
 
 
 
 

 
 

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■□ 県合同庁舎 耐震強度0.12と判明 耐震偽装

長野合庁→0.12, 上田合庁→0.16, 大町合庁→0.27

信濃毎日新聞によると、長野県内の公共施設で、7カ所の耐震強度が、たいへん低い事がわかった、とのことです。
http://www.shinmai.co.jp/news/20070202/KT070201ATI090017000022.htm

[引用開始]
長野市の県庁や、県内の県合同庁舎のうち7カ所の耐震強度が、現行の建築基準法に基づく基準値1・0を大幅に下回っていることが1日、県が行った耐震診断で分かった。最低は長野合庁(長野市)の0・12で、0・16の上田合庁(上田市)、0・27の大町合庁(大町市)の計3棟は、震度6程度の地震で「倒壊・崩壊の危険性が高い」と診断されている。

いずれも現基準が適用される1981年以前の建築で、法的に問題はないが、
[引用終了]

現基準以前の1981年以前の建築物なので、法的に問題はなし!?

上記の記事を読んで、昨夜エントリーした日記の耐震偽装問題の2つの論点を思い出しました。つまり、法律などの文系的論点と自然科学などの理科系的論点です。
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-entry-76.html

1981年以前の建築物は法的にまったく問題ない!!ようです。

つまり、法に照らした場合は、「耐震強度0.12」でも、除去命令を出したり、使用禁止の勧告を出したり、補修しなくても大丈夫。

一方、京都のアパホテルは、少なくとも「耐震強度0.7」はあるのですが、最近は「耐震強度1」以上が要請されているようなので、使用禁止の勧告を出すことになるわけです。(この「耐震強度1」の法的根拠はどこにあるのか調べきれませんでした。御存知の方お教え下さい)。

ご参考までに、2005年の第一次耐震偽装事件で、耐震強度が0.5未満のマンションがどう処置されたのかの資料をご紹介しておきます。なお、新聞には「耐震強度」と記述されることが多いようですが、これは比の値、つまり、要求される耐力に比べて実際の耐力がどのくらいあるか、です。よって、国土交通省の文書は、「保有水平耐力比」となっています。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/07/070125_2_.html

法律上は問題がなくても、命の問題はある

「法的にまったく問題ないのか。あー良かった良かった。安心だ。」
残念ながら、こうは言ってられません。

なにしろ、生命は自然科学の法則に規制されています。震度6程度の地震で「倒壊・崩壊の危険性が高い」と診断された建物、しかも、地震発生の場合は、防災対策の中枢たる県庁に内在する崩壊の高い危険を放置できるばすはありません。県庁が真っ先に倒れていてはお話になりません。さっそく、予算が計上されました。

これは長野の公共施設の庁舎だけの問題で、学校や病院などは無関係でしょうか??
これは長野県の1981年以前の公共施設だけの問題で、同じ頃の民間の建物は無関係でしょうか??
これは長野県の1981年以前の建物の問題で、1981年以降の建物は無関係でしょうか??

最後に、この問題は長野県だけの問題て、他の都道府県は無関係でしょうか??

つい、さっき読んだBlog「棒に怒る日本人」の日記が思い出されます。
以下に引用しておきます。
http://yahhoo.cocolog-tcom.com/goodwill/2007/02/post_9a56.html

我が国の住の安全 藤田東吾とイーホームズの功績は大

[引用開始]
■任せられるのは藤田東吾だけ

彼が立候補するとなれば、選挙目あてかと言う者も出てこよう、だが、人の足を引っ張るのも程ほどが良い。何しろ何千何万と言う建築に関わる人々がいる中で、耐震偽装を告発したのは、後にも先にも藤田東吾ただ一人である。まして見破るべき地位にいた人間で、偽装を発見し告発した者は藤田東吾以外誰一人としていないのだ。彼以外にこの件を任せられる人物はいまい。そしてこの件つまり耐震偽装問題とは我々の生命財産に関わる問題なのだ。
[引用終了]

きちんとした耐震診断が日本各地で行われることになった、そのきっかけは何か??
2005年秋のイーホムズの報告はこれらと無関係な出来事だったか?

もし長野に大地震が発生したとしても、それが補修後であってくれれば、合同庁舎はその揺れに耐え、防災拠点の役割を全うできるばずです。そうすれば、長野の多くの人の生命と財産が失われずにすむ。そのとき、長野県の人たちは、イーホムズの馬鹿正直な勇気ある報告を思い出したりしないでしょうか??「あのとき、ちゃんと報告してくれて、ほんとうに助かった」と感謝したりはしないでしようか??。

管理人はさっき、この信濃毎日の記事を読んで、つくづく思いました。
イーホームズのみなさんは、まさに、以下の称号を冠するに値する人々だと。

「ロマンティックな愚か者」

このイーホームズのリーダーが、基本中の基本の権利『住まいの安全』を安心してまかせられる数少ない日本人の一人である事は、まさに、明々白々。こう思う今日この頃です。

というわけでご参加よろしく
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2007.02/02(金) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 耐震偽装 オープンピアレビュープロセスを!!

理系的争点と文系的争点

水沼建築構造士VS京都市&国土交通省の争いは、2つに大別できると思われます。

1つ目は、要求されている一定の耐震力を導き出した工学上のプロセスが妥当なのか、否か。
2つ目は、建築基準法などの法令に照、手続きが、適法なのか、否か。

前者は理科系的な問題、後者は文科系的な問題。
こう言えるかもしれません。

管理人は理科系です。よって、ある自然科学系レポートの提出時にこだわるのは、なんといっても、中身です。レポート内容の自然科学的な妥当性です。一方、要求される形式的条件、例えば、法令とか、締め切り日とか、書式とか、捺印の有無とか、訂正の仕方には、本当は、なんの興味もありません。というか、はっきり言ってキライです(笑)。

例えば、「署名だけではダメです。必ず、捺印してください」と言われると、「すみません、すぐ、捺印します」と神妙な外見を見せます。が、しかし、実は、(ハンコなんてなくたっていいじゃん、計算は大丈夫なんだからさ。)と、心の中で、悪態をつきます。

この2種類の争点が、今回は特に、ごちゃごちゃになっている印象があります。

データの開示と科学的な検証が必要 Open Peer Review Trial and Debate!!

今回は、理科系的争点の話を書きます。

耐震力の数値について、水落建築構造士と京都市のの見解は、真っ向から対立しています。したがって、第三者を、科学的に納得させるためには、各自が検証方法や結果などの証拠を開示しなければなりません。開示された証拠は、科学的な判断能力を持ったジャッジによって、科学のルールに則って、検証されなければなりません。

この検証過程は、もちろん、開示されなければなりません。なぜなら、ジャッジが間違う可能性もあるからです。一人でも多くの専門家の目が必要です。

また、この問題は、社会問題化しています。よって、実際に、中立公平なジャッジだったというだけでは不十分です。「たしかに、中立公平なジャッジだったな」という外見も要求されます。そのためには、すべてを公開してのジャッジが必要と思います。

つまり、通常の非公開のピアレビュープロセスではなく、オープンなピアレビュープロセス(例えば、『Nature』の"Nature Peer Review Trial and Debate") が要求されている。こう感じます。
http://www.nature.com/nature/peerreview/index.html

中立公平らしさのためには、ジャッジの人選も大事な要素です。たとえば、ある裁判で裁判官がどちらかの親戚だったと仮定してみましょう。この条件下では、たとえ、すべてをオープンにして審議して、公正中立に判決を下したとしても、心理的に受け入れられない可能性があります。また、裁判官が意識し過ぎて、かえって、判決が身内に厳しくなってしまう可能性もあります。水落建築構造士はJSCAの会員です。しかるべき対処が必要と思います(前記の仮定は、あくまで、帰無仮説)。


水落建築構造士 JSCAに事情 「必要に応じて再び話を聴き、対応を判断」(JSCA幹部)


さて、今日の水落建築構造士のご様子をKNBが報道しました。以下に、引用します。
動画もあります。
http://www2.knb.ne.jp/news/20070201_10146.htm

[引用開始]
耐震偽装、水落建築士が協会に対し説明

富山市の水落光男建築士は、1日、みずからが所属する日本建築構造技術者協会に対して、一連の問題の経緯を説明しました。

水落建築士は、当初、みずからが会員として所属する東京・千代田区の日本建築構造技術者協会を訪れると話していましたが、ここには現れませんでした。

関係者によると、東京都内の別の場所で協会の幹部数人と面談し、一連の問題の経緯について説明したということです。

面談は1時間以上行われたということで、水落建築士は耐震強度を偽装したという指摘を改めて否定したうえで、国土交通省や京都市が構造計算書を再調査した結果とみずからが計算した結果が大きく異なる点について、客観的に判断できる第3者の紹介や機会を設定するよう求めたとみられます。

協会の森田雅文常務理事は「きょうは本人から事情を聴くのが中心で、今後、必要に応じて再び話を聴き、協会としてどう対応するかを判断したい」と話しています。
[引用終了]

客観的に判断できる第3者・・・
例えば、日本建築防災協会「違反是正計画支援委員会」でしょうか??

なお、「違反是正計画支援委員会」については以下を。

「今般、構造計算書の偽装問題に対して、国土交通省方の委託により、特定行政庁からの要請に基づき必要な助言を行う「違反是正計画支援委員会」を設置いたしました。(2006.2.2)」(日本建築防災協会HP)
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/





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2007.02/02(金) |  未分類  | Comment(2)  []

 
 

 
 

■□ 耐震偽装 国交省方針 動かざるごと

水落建築構造士 上京 JSCAに応援を求めるため

今日は2007年2月1日。
国土交通省が新しい非姉歯の耐震偽装物件を発表してから一週間。
まさに疾風の如き七日間でした。

水落建築構造士は、今日、上京して、JCSA(日本建築構造技術者協会)に応援を求められるようです。
しかし、国土交通省と京都市の方針は、いささかも、動かない。
山の如く。

以下は、KNBニュースから。動画あり。(小見出しは管理人)
http://www2.knb.ne.jp/news/20070131_10129.htm


あの方の発言されていることが我々偽装という風に呼んでいる。


[引用開始]

水落一級建築士は、京都市の2つのホテルの耐震不足も偽装についても依然、否定しています。

国土交通省はKNBの取材に対し「水落建築士の構造設計は偽装である」と判断は揺るがないことを強調しました。

国土交通省の安藤調査官は「あの方の発言されていることが我々偽装という風に呼んでいる。設計図書問題はそういう加工してはいけないところを加工しているという意味で我々はそこを偽装と呼んでいる。NGと出ているものを書き換えるということがプログラムの使い方としておかしい。修正とは言わない」

一方、水落一級建築士は耐震不足と偽装について否定し続けていて、1日、東京の日本建築構造技術者協会に出向き、専門家への再調査を依頼することにしています。

専門家団体 解析の良し悪し すぐ判断していただける方に相談

水落一級建築士は「専門家団体ですから解析の良し悪しはすぐ判断していただける方に相談したい」

しかし、国土交通省は京都の2つのホテルについて耐震不足という事実は変わらないとしています。

国土交通省の安藤調査官は「打開も何もない。京都市が行政として最終的に判断する権限を持っているわけですから、その権限で京都市が耐震性不足している建物であると確認したので、それ以上のものはないと思いますが」

・・・・・・・

[引用終了]

国土交通省の安藤調査官は「あの方の発言されていることが我々偽装という風に呼んでいる。」ということです。やはり、もう一度、きちんと、「偽装」という言葉の定義から始めるべきでしょう。

昨日書いた言葉をもう一度、以下に。

なにをもって「偽装」と定義?? なにをもって「修正」と区別??

「偽装か、それとも、修正かの両者のやりとりでは、法的手続き上の論議がなされることは必至です。よって、もう一度、「偽装」の定義からスタートしなければならないかもしれません。少し前に、「いじめ」の定義をしなければならなかったように。

そもそも
なにをもって「偽装」と定義し、なにをもって「修正」と区別するのでしょうか??」(一郎, 2007.1.31)

一方、京都市の方針も、また、山の如く、揺るがないようです。

2007年01月31日17時44分朝日新聞から引用します(引用文中の小見出しは管理人)。
http://www.asahi.com/national/update/0131/OSK200701310036.html

市は「1次設計の段階で安全性が担保されておらず、建築基準法違反は明白」と判断。

[引用開始]
アパホテル2棟「震度5程度で損傷多数」 京都市検討委

アパグループが経営する京都市内のホテル2棟で耐震強度の偽装が指摘された問題をめぐり、震度5程度の中規模地震で、両ホテルの柱や梁(はり)を補強する「筋交い」にかかる力が許容限度を大幅に超え、ほぼすべての筋交いが損傷する恐れが高い、と同市の検討委員会が認定していたことがわかった。

市は「1次設計の段階で安全性が担保されておらず、建築基準法違反は明白」と判断。この点が強度不足の最大の問題点として、立ち入り調査などで確認する。

建築構造の専門家らの市構造計算調査検討委員会で、水落建築構造士の計算書分析


市は昨秋以降、建築構造の専門家らでつくる市構造計算調査検討委員会で、水落光男・1級建築士が計算した構造計算書を分析し、水落氏が筋交いの断面積を実際の2分の1程度にして構造計算プログラムに入力していたことが判明。その結果、本来は筋交いにかかる力が柱や梁に分散し、過剰に小さく見積もられていた。市が正しい断面積で再計算すると、中規模地震の場合、筋交いでより大きな力を受け止めてしまうため、耐えられる力の限度を超過した。

完成した2ホテルでは、これらの筋交いの数が構造計算書より大幅に減らされていたことがすでに判明している。同委員会はさらに完成後の建物でも再計算し、力が許容限度を大幅に超えることを確認。筋交いを減らした設計変更を届けなかった点なども考慮し、水落建築士の計算に信頼性がない、と結論づけた。

「1次設計の段階で基準以下。・・・」 委員会のメンバーの1級建築士指摘

構造計算書は、1次設計で中規模地震では建物が損傷しないことを確認したうえで、2次設計で震度6~7程度の大規模地震でも倒壊しないように耐震強度を計算する。2ホテルは最終的に、大規模地震で倒壊の恐れがあるとして強度0.79~0.71と診断された。市はこれらを総合的に判断し、改修を求めた。

委員会のメンバーで、日本建築構造技術者協会員の中森康正・1級建築士は「1次設計の段階で基準以下。無届けで大幅に筋交いを抜き、建物のバランスがさらに悪くなっている」と指摘する。

水落建築士は朝日新聞の取材に、「こちらの入力ミスと思われるが、筋交いにかかる力はそれほど変わらないのではないか」と話した。
[引用終了]

記事によれば、日本建築構造技術者協会員で1級建築士の調査委員会メンバーが「1次設計の段階で基準以下。無届けで大幅に筋交いを抜き、建物のバランスがさらに悪くなっている」とコメント、ということです。

日本建築構造技術者協会=JSCAなので、このコメントは、今日、水落建築構造士が応援を求めるJSCAの会員のコメントということです。うーむ。少なくとも、JSCAの会員の一人は、同じ協会の会員の水落建築構造士の見解に異を唱えたという事ですよね。

耐震偽装問題 再燃?? 火の如く

JSCAのHPで確認したところ、2006年4月1日現在、京都府には、24名の建築構造士がいらっしゃいます。構造士番号K8601593中森康正。よって、記事でコメントされている中森康正一級建築士は建築構造士資格をお持ちだと推論されます。
http://www.jsca.or.jp/vol2/11as_eng/list/utf8/disp.php?year=2006&pref=26

状況は、非常に、緊迫してきたようです。
第2次耐震偽装問題が燃え広がってしまうのでしょうか??

2007年1月30日の日刊スポーツによれば、水落建築構造士は「『姉歯秀次元一級建築士とは同じにしてほしくない。安全な建物を作ることが生きがい』と話し、あらためて偽装や耐震強度不足を否定した。」ということです。
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070130-149406.html

この記事を読んだり、KNBの映像で、四面楚歌の中、必死に釈明している水落建築構造士の姿を見ると、この「安全な建物を作ることが生きがい」という言葉がとても悲痛な叫びのような気がしてきます。「本当のことをおっしゃっているのでは」と信じたい気持ちも湧いてきます。

静かなること林の如し マスメディア 姉歯物件のときと比較して

しかし、その一方では、イーホームズ・特定行政庁・国土交通省が、おしなべて、偽装だと断定している。特に、耐震偽装問題についての藤田さんの主張は非常に正確なのを、この数ヶ月、この問題にタックルしてきた管理人はよく知っています。

なにがなにやら、だんだん、わからなくなってきました・・・

それにしても、

マスメディアは、この前のときに比較して、とても静かです。
林のように。
前回の大騒ぎを反省して、慎重に見極めようとしているのかもしれません。





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2007.02/01(木) |  未分類  | Comment(2)  []

 
 

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