耐震偽装と報道責任

 - 本当のことが知りたいんで...耐震偽装と報道責任にタックルしちゃおうかな、と
 
 

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■□ 国交省 パプリックコメント募集中 構造計算

国土交通省HP 建築基準法等の改正関連のパプリックコメントの募集開始 

2007年2月24日、国土交通省は、同省HPで、「建築物の安全性の確保を図るための建築基準法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係告示の制定・改正に関する意見の募集について」をリリースし、パプリックコメントの募集を開始しました。
 
意見のある方は、ぜひご応募を。募集期間は、平成19年2月24日(土)~平成19年3月25日(日)ということです。

ここです。
http://www.mlit.go.jp/pubcom/07/pubcomt37_.html

管理人的には、やはり、以下の二つが気になります。

 ○建築物の構造方法が安全性を有することを確かめるための構造計算の方法を定める件
 ○(仮称)保有水平耐力計算及び許容応力度等計算の方法を定める件

なお、パプリックコメントを出すにあたっては、インターネット新聞JanJanの以下の記事が参考になるかも知れません。

「国交省ご意見募集」“葬られた”意見を公開 by 江口征男一級建築士@JanJan

(1)「「国交省ご意見募集」“葬られた”意見を公開(その1)」(江口征男, 2006/10/20)
http://www.janjan.jp/living/0610/0610193036/1.php
(2)「「国交省ご意見募集」“葬られた”意見を公開(その2)」(江口征男, 2006/10/22)
http://www.janjan.jp/living/0610/0610203093/1.php
(3)「「国交省ご意見募集」“葬られた”意見を公開(その3)」(江口征男, 2006/10/25)
http://www.janjan.jp/living/0610/0610243330/1.php
(4)「「国交省ご意見募集」“葬られた”意見を公開(その4:最終回)」(江口征男, 2006/10/27)
http://www.janjan.jp/living/0610/0610263488/1.php

そして、

(5)「検証・耐震偽装 悪いのは誰か?何か?(7)歯止め効かぬ国交省グループ焼け太り 」(江口征男, 2007/02/23)
http://www.janjan.jp/living/0702/0702220500/1.php

上記(5)で江口征男一級建築士は以下のように慨嘆していらっしゃいます。

[引用開始]
いずれにせよ、筆者はもうパブコメに意見は出さない。貴重な時間を浪費してまで、国交省の“不毛な、見せかけの、騙しの、ガス抜き儀式”には加わらない。

 昨年8月の無駄ばたらき(下記)を繰り返すつもりはもうない。騙すのは国会議員だけにしてもらおう。
[引用終了]

お気持ちは理解できます。管理人も、リジェクトされると、もうこの雑誌には投稿しない、と叫びたくなりますから。

そこで、今日は、マザーテレサの愛した『Anyway』のオリジナル、つまり、Dr. Kent M. Keithによる"The Paradoxical Commandments"をご紹介することにいたします。
http://www.paradoxicalcommandments.com/

大いなる人による良いアイデアが葬られてしまうこともある。それでもなお!!

"The Paradoxical Commandments

People are illogical, unreasonable, and self-centered.
Love them anyway.

If you do good, people will accuse you of selfish ulterior motives.
Do good anyway.

If you are successful, you will win false friends and true enemies.
Succeed anyway.

The good you do today will be forgotten tomorrow.
Do good anyway.

Honesty and frankness make you vulnerable.
Be honest and frank anyway.

The biggest men and women with the biggest ideas can be shot down by the smallest men and women with the smallest minds.
Think big anyway.

People favor underdogs but follow only top dogs.
Fight for a few underdogs anyway.

What you spend years building may be destroyed overnight.
Build anyway.

People really need help but may attack you if you do help them.
Help people anyway.

Give the world the best you have and you'll get kicked in the teeth.
Give the world the best you have anyway."

かくて、

江口征男さんやイーホームズ社長藤田東吾さんには、それでもなお、今回の国交省の求めに応じて、パプリックコメントを出し、かつ、ネットで開示していただきたい。

こう思料いたします。

なお、上記の管理人の意訳は、たとえば、ここに。
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-entry-96.html

2007.02/28(水) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ アパの危機管理 eHomesの心意気 

アパホテル<西麻布>通常営業再開 耐震強度 建築基準法に適合判明と

アパグループは、2007年2月23日、アパグループ代表名で、pdf「アパホテル<西麻布>の通常営業再開について【07.2.23】」をアパグループHPでリリースしました。
http://www.apa.co.jp/

この文書によると、アパホテル<西麻布>の耐震強度が、建築基準法に適合していることが判明したので、営業を再開するとのことです。以下引用します。

[引用開始]
各位

アパホテル<西麻布>の通常営業再開について

この度の耐震強度不足問題で、皆様には多大なるご心配、ご迷惑をおかけしておりますことを、改めて深くお詫び申し上げます。

平成19 年2 月5 日付アパグループホームページにて、新規予約の受付停止および平成19 年2 月28 日の宿泊分をもって営業を停止することをご報告しておりましたが、今般、建築基準法の規定に適合していることを再確認することができました。

つきましては、本日より新規予約受付を再開し、通常営業させていただきます。

安全性が再確認されるまでの間、お客様をはじめ関係各位には、多大なるご迷惑をお掛けいたしましたことを改めてお詫び申し上げます。

今後も他のホテル・マンションの問題の早期解決のため、全社をあげて取り組んでまいりますので、ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
[引用終了]

神戸新聞ニュース「アパ耐震強度偽装、住民に謝罪 神戸」2007/2/26

また、2007年2月26日付の神戸新聞によると、2007年2月25日には、神戸市中央区内のマンション(水落物件)を、アパグループの社員が訪れ、住民らに調査の途中経過などを説明した、とのことです。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000252408.shtml

以下引用します。

[引用開始]
住民らによると、アパ側は入居者に謝罪。別の設計会社にマンションの図面の点検を依頼して、耐震偽装の有無を独自に調べており、三月中に結果が出ることを明らかにした。

住民は、偽装があった場合の対応などをただし、個別説明会の開催も求めたが、アパ側は明言を避け、「近く文書で回答する」と述べるにとどまったという。

田村水落設計が手掛けた物件は、同市内に別のホテルを含めて計二棟ある。神戸市は偽装の有無などを調査中で、二月中にホテル、三月中にマンションを調べ終え、結果を建築構造の専門家に諮るとしている。
[引用終了]

アパグループの危機管理能力は高い。2007年2月5日付のpdf「水落構造設計士担当物件に対する今後の対応について【07.2.5】(アパグルーブHP参照)も読み合わせ、こう感じています。

このペースで行くと、桜が咲く頃までには、水落物件についての耐震強度の確認が終了しそうです。

イーホームズは、全棟調査を実施し、結果を公表した唯一の指定確認検査機関かもしれない。。。

藤田さん (イーホームズ代表取締役) は、2006年10月24日、イーホームズ代表取締役名でネットに以下の声明をリリースしました。Blog『頑張れ藤田東吾』から引用します。

[引用開始]

僕は、今年の二月に、技術的専門家の構造審査部のスタッフ(一級建築士、建築構造士、JSCA正会員、構造計算プログラム運用経験者、建築基準適合判定資格等の専門的資格及び経験を有するスタッフ)から、これらの物件の構造計算図書が、「偽装(改ざん、若しくは不整合)」されているという報告を得ました。僕自身は専門的技術者じゃないですから、今、残された最後のエビデンス(証拠、you tubeで僕が安倍総理に渡そうとして持っている青いパイプファイル)を、技術的に説明することは出来ません。スタッフが示した偽装箇所が明示されているだけです。

・・・・・
現在、僕が持っている最後のエビデンスは、TBSの報道部に預けてあります。TBSは内容を調査し(既に複数の調査の結果、イーホームズでは偽装を認識しています)、事実を公表されるはずですから、もし、TBSの方が内容の詳細な説明をお求めになるのなら、以上申しましたように、まずは、東大の野城先生にご教授をお求め下さい。

・・・・・

イーホームズは、住民の安全確保を最優先に、誠実に全棟調査を徹底的に行い、姉歯物件37棟、田村水落物件3棟、計40棟の偽装建築物を発見しました。

・・・・・

命の危険を最優先して、直ちに、全物件の再調査を行い、地震国日本だからこそ、他国に較べて安全重視の建築行政を実施していることを行なうべきです。
[引用終了]

以上をまとめてみます。

イーホームズミッションの一つ エンディングヘ

2006年春にかけて、イーホームズは、同社が審査した全棟調査を実施した。そして、姉歯物件37棟、田村水落物件3棟の計40棟以外には問題がないと結論した。

2006年春、イーホームズは、田村水落物件に疑義ありと通報。

2006年秋、藤田さんは、(1)イーホームズの審査した田村水落物件に疑義あり、(2)田村水落物件を調査するべきとネットで必死に声を上げた。

2007年春、イーホームズが通報した田村水落物件と藤田さんが主張したその他の田村水落物件の調査結果が判明する。これらには、しかるべき手段が講じられ、少なくとも耐震強度については、法の定める安全性を満たす。

これらはなにを意味するのか。
2つあげておきます。

(1)イーホームズの物件を他の確認検査機関の物件に比較すると、耐震強度の全棟調査がされているのはイーホームズ物件だけと思われるので、イーホームズ物件は、建物に要求される根本的な属性において、たいへんに信頼がおける資産価値の高い物件である。

(2)イーホームズは、自社が建築確認を行った全物件に対して、自主的に、耐震強度の全棟調査を実施し、信義信頼の原則に則って、調査結果を果敢に開示した、もしかすると我が国で唯一つの指定確認検査機関である。

管理人はこうも思いました。

イーホームズは、確認検査機関のプロフエッショナルとしての社会的責任を全うすべく全力を尽くした。そのミッションのひとつが、この春、完結する、と。




『藤田東吾を国会へ贈るかい』に参加する

http://groups.yahoo.co.jp/group/togotodiet/

2007.02/27(火) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 耐震偽装 報道責任 英語Blog 

最近、藤田東吾著『月に響く笛 耐震偽装』の英訳本を読みたい方がいらっしゃる、というInformationをいただきました。

「すばらしい!!」
「では、さっそく管理人が英訳しましょう!!」

こう言えたら、実に、かっこ良いのですけど、現実世界はいつも厳しい。
人生は失望と困難の連続です。

(検索したらなにかあるかも・・・・)

こう考え、ネットで耐震偽装関係の英語Blogを検索してみました。
いくつか紹介します。

1."Togo Fujita, eHomes Inc. CEO." on the blog entitled "the Foreign Correspondents' Club of Japan"
http://www.fccj.or.jp/~fccjyod2/node/1597

"Fujita claims to have first exposed the falsifications and says the incident was due to a flaw in the Ministry of Land, Infrastructure and Transport (MILT) system for building certifications. He claims the government is trying to sweep the problem under the carpet by assigning blame to a small number of private individuals. He also claims that previous cases of falsified data were suppressed by the government and never reported to the public. A report to then-Prime Minister Koizumi was ignored and he was blocked by bureaucrats and police from making a report to Prime Minister Abe."

上記の外国人記者クラブ協会でのインタビューには、英語の同時通訳がついています。『あっ!とおどろく放送局』にあります。

http://odoroku.tv/knowledge/fujita/

2."Interesting development in the Huser/Aneha scandal October 19, 2006" on the blog entitled "from the inside, looking in."
http://fukumimi.wordpress.com/2006/10/19/interesting-development-in-the-huseraneha-scandal/

"The mainstream media has thus far only covered the trial verdict and made a passing comment about the press conference where Fujita apparently made some interesting comments, naming some names. No mention of the distributed statement."

3."Apa Group and the structural engineering fraud scandal January 26, 2007" on the blog entitled "from the inside, looking in."
http://fukumimi.wordpress.com/2007/01/26/apa-group-and-the-structural-engineering-fraud-scandal/

"The news media have ignored the cases reported in October, which related to residential complex developments by the Apa Group in Chiba and Saitama. People who had put down deposits for their new homes complained that they did not recieve adequate communications from Apa, who eventually refunded the deposits. Apa had sent Fujita a letter threatening legal action back in October, which apparently was just bluster as Fujita has not received notice of legal action even three months later."

4."Does the mass media in Japan Hide The truth?" on the blog entitled "Ainsi la question se poserait ..."
http://haystack.cocolog-nifty.com/main/media/index.html


"Japanese mass media are controlled by the ruling parties and their companies. I seldom watch TV and read newspapers. I get informations from some honest Japanese bloggers. Mr. Fujita's messages have been published by Kikko's Diary and Rakuchin Lamp. Japan is ranked at the 51st place regarding "la liberté de la presse", reports Reporters sans frontières. Japan will get much worse, I'm afraid."

5."Darth Vaders in Japanese mass media vs. Mr. Fujita Togo" on the blog entitled "Mission for freedom and democracy"
http://gogofujita.blogspot.com/2006_10_29_gogofujita_archive.html

"Mr. Fujita has also fought Japanese “Darth Vaders” who are in Japanese kisha clubs. They try to conceal information related to Japanese people's life and death.

He now needs our help to keep fighting for freedom and democracy. A number of people in Japan sympathize with his SAMURAI SPIRIT on the basis of “Déclaration des Dorits de l'homme et du Citoyen de 1789”. They are with him and support his mission. They also want to know the truth. They believe that Mr. Fujita's struggle is “Der Kampf ums Recht”.

For all the people who live in Japan the truth should be clarified. The people who love Japan are trying to clarify facts even if some “journalists” in Japanese kisha clubs do not wish it so.

To achieve this purpose, Mr.Fujita & his supporters hope journalists will be able to treat this issue. Contact Mr. Fujita. He is glad to take your interviews. Make him a channel of freedom and democracy. Not only he but also many Japanese people ask for your assistance."

まだまだあったのですけど、とりあえず、今日はこのくらいで。

So, Ladies and Gentlemen!!
Have a nice day !!




Come and join to "to go to diet".

http://groups.yahoo.co.jp/group/togotodiet/

The National Diet of Japan.

2007.02/26(月) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 富山の水落物件 98件/131件異常なし

富山の水落物件 さらに19件の安全確認 富山県報告 KNBニュース

2007年2月23日のKNBニュースによると、富山県の水落物件131件の再調査を進めている富山県は、98件の安全を確認したと報告したようです。2月14日には79件の安全を確認ということでした。よって、この10日弱の間に、さらに19件の安全が確認されたということになります。

残りは、あと、33件です。

2月14日までの富山の水落物件についての経緯は、例えば、ここをどうぞ。

拙Blog2007/2/15日記「富山市市長 水落物件の調査状況に言及 市長定例記者会見 07.02.02」
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-entry-101.html

以下、2007年2月23日KNBニュースから引用します。

[引用開始]
富山市の田村水落設計が構造計算を担当した建物の耐震強度不足問題を受けて、県は、現在進めている再調査でこれまでに98件の安全を確認したことを明らかにしました。

これは、23日の県議会建設企業常任委員会で県側が報告しました。

富山市の田村水落設計が構造計算を行った建物のうち再調査の対象は県内に131件あり、県はきのうまでに98件の安全性を確認したとしています。

これは、今月14日に集計して国に報告した数より19件増えています。

また構造計算書の偽装や誤りなどの疑いは今のところ確認されていないということです。

一方、調査中の物件はまだ33件あり、6階以上の高層共同住宅が8件、工場が9件、事務所などが10件となっています。

県は今年度中には調査を完了したいとしています。

また、田村水落設計の水落光男一級建築士に対しては、近く、国土交通省がヒアリング調査する見通しです。 
[引用終了]

国土交通省は行政処分検討か

上記KNBニュースの最後の1センテンスが気になります。というのは、以下のニュースを思い出したからです。2007年2月16日付けの東京新聞です。
http://www.tokyo-np.co.jp/taisingizo/070216T210717.shtml

[引用開始]
104件は問題なしと確認 水落物件、123件調査中

富山市の「田村水落設計」による耐震強度偽装問題で、国土交通省は16日、同社が関与した物件231件のうち104件は、耐震性に問題がないことが確認されたとの調査結果を発表した。

104件のうち一部に設計ミスが見つかったが耐震強度は満たしており、14都府県の123件が調査中。残る4件は既に強度不足が判明している。

国交省はこれまで関与物件を15都道府県162件としていたが、その後の調査で17都道府県の231件に増えた。

 国交省は、3月末までに全物件の調査を終えるよう関係自治体に指示。同社の管理建築士だった水落光男1級建築士に対し、免許の取り消しなど建築士法に基づく行政処分を行うための聴聞の実施も検討している。
[引用終了]

一級建築士は、「国土交通大臣の免許を受け、一級建築士の名称を用いて、設計、工事監理等の業務を行う者」(建築士法, 第2条の2)ですので、聴聞は国交省によって行われます。


建築士法の関係条文を以下に。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO202.html

国土交通大臣は、業務停止を命じようとするなら聴聞を行わなければならない。


[引用開始]
(懲戒)
第十条  一級建築士、二級建築士又は木造建築士が次の各号の一に該当する場合においては、免許を与えた国土交通大臣又は都道府県知事は、戒告を与え、一年以内の期間を定めて業務の停止を命じ、又は免許を取り消すことができる。

一  禁錮以上の刑に処せられたとき。
二  この法律若しくは建築物の建築に関する他の法律又はこれらに基づく命令若しくは条例の規定に違反したとき。
三  業務に関して不誠実な行為をしたとき。

2  国土交通大臣又は都道府県知事は、前項の規定により業務の停止を命じようとするときは、行政手続法 (平成五年法律第八十八号)第十三条第一項 の規定による意見陳述のための手続の区分にかかわらず、聴聞を行わなければならない。

3  第一項の規定による処分に係る聴聞の主宰者は、必要があると認めるときは、参考人の意見を聴かなければならない。

4  国土交通大臣又は都道府県知事は、第一項の規定により、業務の停止又は免許の取消をしようとするときは、それぞれ中央建築士審査会又は都道府県建築士審査会の同意を得なければならない。
[引用終了]

例えば、第一次耐震偽装事件関連の元請け一級建築士の懲戒処分について、平成18年1月24日、国土交通省は「平成17年度一級建築士の処分事例について(第三回)」で以下のように述べています。

[引用開始]
一級建築士の業務停止又は免許の取消しに係る懲戒処分は、建築士法第10条第1項各号に該当する場合に、同条第4項の規定に基づき、中央建築士審査会の同意を得て行うこととなっております。このたび中央建築士審査会の同意を得て、下記のとおり一級建築士の懲戒処分を行うこととなりましたのでお知らせします。なお今回は、構造計算書偽装物件に係る元請け一級建築士の懲戒処分となっております。
[引用終了]

この時は、8名の一級建築士が免許取消の懲戒処分を受けました。

上記の全文はここです。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/07/070124_2_.html

2007.02/24(土) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 京都アパホテル 改修早期着工予定

京都市 2月21日 速やかな着工を求める通知郵送 アパグループへ

2007年2月21日付けの京都新聞HPによると、京都市は2007年2月21日、耐震強度不足と認定された京都のアパヴィラホテル京都駅前」と「アパホテル京都駅堀川通」について、アパマンション(建築主)が提出した耐震改修計画を承認(一部修正)し、速やかな着工を求める通知を郵送した、とのことです。

http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007022100065&genre=C4&area=K10

[引用開始]
承認した計画では「京都駅前」について1-4階の計14本の鋼管柱にコンクリートを充てんするほか、「筋交い」27カ所を撤去する。「堀川通」は主要部材の「大梁(おおばり)」234カ所に鉄骨を追加して補強、57カ所の筋交いを撤去する。
[引用終了]

この件について、アパグループは同社HPで、アパグループ代表名で、pdf「京都2ホテルの改修工事の実施について【07.2.21】」をリリースしました。以下引用します。
http://www.apa.co.jp/

[引用開始]
京都 2 ホテルの改修工事の実施について

この度の耐震強度不足問題で、皆様には多大なるご心配、ご迷惑をおかけしておりますことを、改めて深くお詫び申し上げます。

平成 19 年 1 月 25 日に、京都市より 2 ホテルに関する是正勧告を受けたことを踏まえて、アパマンション株式会社は、平成 19 年 1 月 29 日に京都市に対し是正計画案を提出しました。

それに対し、平成 19 年 2 月 21 日、京都市より、是正計画を承認し、当該計画に基づく改修工事を速やかに実施するよう通知を受けました。

補強計画により、耐震強度は、アパィラホテル<京都駅前>は 1.17、アパホテル<京都駅堀川通>は 1.30 を確保し、お客様に安心してお泊りいただける建物となると考えております。

明日より改修工事を実施し、京都市の中間検査および完了検査を受けたうえで、ホテル営業を速やかに再開したいと考えております。


皆様には大変ご心配をおかけいたしましたことを、ここにお詫び申し上げます。また今後も他のホテル・マンションの問題の早期解決のため全社をあげて取り組んでまいりますので、ご理解賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
[引用終了]

営業再開の予定時期は桜の花の頃のようです。

たとえば、KNBニュースは、2007年2月21日、「 アパグループでは、早ければ今月中に補強工事を始め、来月下旬から4月上旬の営業再開を目指したいと話しています。」と報道しています。
http://www2.knb.ne.jp/news/20070221_10376.htm

2007.02/22(木) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 水落氏反論 耐震強度偽装一切ない 『日経アーキテクチュア』 

『日経アーキテクチュア』2007年2月12日号 水落氏反論 耐震強度は、一切偽っていない 工学データもリリース 手続き不備は認める

建築専門誌『日経アーキテクチュア』2007年2月12日号の緊急レポートを読んでみました。浅野祐一氏と佐々木大輔さんの署名記事です。同誌は、京都市の言い分と水落一級建築士(建築構造士)の言い分を載せ、さらに、水落一級建築士へのインタビュー記事が掲載されていました。

『日経アーキテクチュア』は、建築専門誌ですので、水落一級建築士は、工学的なデータをリリースしました。一方、京都市側もなぜ違法としたかの根拠をそれなりにリリースしているように思います。しかしながら、水落一級建築士に比較すると、リリースした工学的なデータはかなり少ないと思います。

以下、主に、アパヴィラホテル京都駅前についての工学的な議論の部分を、抜粋して引用しておきますが、必ず、元記事でご確認下さるようお願い致します。

京都市側の一つ目の見解。計算書作成の手続についての論点です。

[引用開始]
「市は2006年6月、国交省からの要請を受け、調査を開始した。ホテル2件の建築確認を下ろした京都確認検査機構から書類を取り寄せ、学識経験者らで構成する市の構造計算調査検討委員会で審査した。申請時の設計について、京都確認検査機構が行った再計算の結果と照合したところ、出力データで「NG」と表示されていた部分を、適合するように書き換えていたことが判明した。」(p.31)

「柱断面の強度の計算結果を示す部分で、本来は「Ok」と表示される部分の小文字の「k」が、大文字の「K」になっていた箇所が複数あった。」(p.32)
[引用終了]

これに対する水落氏の釈明は以下です。

[引用開始]
水落氏は本誌の取材に対し、構造計算書のエラー表示を上書きしたことは認めた。「NGが記された部分を精査した際、手計算で正常値が出たのでワープロで修正した。改ざんとの認識はない。欄外に適切なコメントを加えればよかった」。(p.33)
[引用終了]

京都市:1次設計の段階で安全性が担保されず、計算ミスではなく、明きらかな建築基準法違反


京都市側の二つ目の見解。設計思想についてです。

[引用開始]
「構造計算の過程にも疑問があった。架構面の応力解析では、ブレースの断面積を実際の2分の1程度にして、ブレースにかかる応力を小さく見積もっていた。断面算定する際には寸法の大きい断面を入力して検証していたという。」(p.31)

「上の意匠図では、柱と柱を結ぶ中心線上に家具が置かれ、ドアも配置されている。一方、下の構造図では、中心線上にブレースを設置している。確認検査ではこの不整合個所は見落とされた。・・・」(p.32)

申請時の軸組図と施工時の軸組図を比べると、「確認申請時の図面で逆ハの字に入れていたブレースが、施工時の図面では片側が抜けている。」(p.32)

京都市建築指導部審査課の担当課長補佐は「「意匠図と構造図、構造計算書に不整合な点が多く、審査に時間を要した。一次設計段階で安全性が担保されていない。計算ミスではなく、明らかな建築基準法違反だ」と語る。」(p.33)
[引用終了]

京都市が、1次設計の段階で安全性なし、建築基準法違反は明白、とした経緯について補足します。朝日新聞の2007年1月31日です。(小見だしは管理人)

[引用開始]
市は昨秋以降、建築構造の専門家らでつくる市構造計算調査検討委員会で、水落光男・1級建築士が計算した構造計算書を分析し、水落氏が筋交いの断面積を実際の2分の1程度にして構造計算プログラムに入力していたことが判明。その結果、本来は筋交いにかかる力が柱や梁に分散し、過剰に小さく見積もられていた。市が正しい断面積で再計算すると、中規模地震の場合、筋交いでより大きな力を受け止めてしまうため、耐えられる力の限度を超過した。

完成した2ホテルでは、これらの筋交いの数が構造計算書より大幅に減らされていたことがすでに判明している。同委員会はさらに完成後の建物でも再計算し、力が許容限度を大幅に超えることを確認。筋交いを減らした設計変更を届けなかった点なども考慮し、水落建築士の計算に信頼性がない、と結論づけた。

構造計算書は、1次設計で中規模地震では建物が損傷しないことを確認したうえで、2次設計で震度6~7程度の大規模地震でも倒壊しないように耐震強度を計算する。2ホテルは最終的に、大規模地震で倒壊の恐れがあるとして強度0.79~0.71と診断された。市はこれらを総合的に判断し、改修を求めた。

委員会のメンバーで、日本建築構造技術者協会員の中森康正・1級建築士は「1次設計の段階で基準以下。無届けで大幅に筋交いを抜き、建物のバランスがさらに悪くなっている」と指摘する。
[引用終了]

以上の京都市見解に対する水落氏の反論の概略について、例えば、2007年1月27日付北日本新聞は、以下のように報道しました。

「確認申請時と設計変更後の建物の構造の違いの概要、構造計算の解析手順などを説明。通常のソフトで計算できない筋交い(ブレース)部分の解析は、二つのソフトを併用する計算方法で行い、変更前も変更後も安全基準を満たしているとした。別のソフトによる解析でも、ほぼ同じ結果が得られたという。 」(北日本新聞, 2007年1月27日)

この部分をさらに詳細に水落氏はアーキテクチュアでは説明しています。

以下、この工学上の論点についての水落氏の工学的反論です。

水落氏の設計思想「耐震強度は基本的にラーメン構造で持たせる設計だった。」

[引用開始]
・・・ブレースの主な役割は建物のたわみ防止や揺れ止めだ。耐震強度は基本的にラーメン構造で持たせる設計だった。当初の確認申請段階でもブレースがないラーメン構造で、保有水平耐力比が1を超えることを確かめていた。・・・ただ、ブレースを入れた以上は、荷重を分担する効果がある。そこで、ブレースの効果を期待できる面ではラーメン構造に加えてブレース構造も織り込んで構造計算した。

私の事務所で保有していた大臣認定の構造計算プログラムBUS-3では、片側の引っ張り部レースそのままの形状でモデル化して計算できない。半面、交差する形状の引っ張り部ブレースは計算できる。

そこで、片側の引っ張り部ブレースを引っ張り力に対しては交差する引っ張りブレースとして、圧縮力に対してはブレースのないフレームとして扱った。そうして作成したモデルに対して、許容応力度計算をする一次設計と保有水平耐力などを検証する二次設計を実施した。
前出の保有水平耐力比の値は、その結果だ。

プログラム計算すると一次設計ではブレースや梁の一部で応力度比が1を超えて「NG」となった。この部分については、複雑な形状のモデルの応力計算ができるFAP-3と呼ぶプログラムを利用して、実際の建物に合わせた構造モデルをつくって検証した。最初の構造モデルで計算する過程で求められた水平力の値を、新たにFAP-3でモデル化した構造に入力して、部材に作用する応力を算出。求めた応力が、鋼材のミルシードに表記された降伏強度を下回ることを確認した。」(Pp.34-35)

「この計算[上記の計算のこと:管理人註]の説明では市に十分に納得してもらえず、一貫計算で検証した結果を提示するよう求められた。そこで、京都の2物件の構造を、そのままの形状でモデル化できる構造計算プログラムSEINを新たに購入して再検証した。するといずれの建物も保有水平耐力比は1を超えていた。

二つのホテルでは、床の積載荷重が建築基準法施行令で定める1800N/m2を満たしていないという指摘もあった。確かに、設計では積載荷重1000N/m2としたが、これは日本建築学会の「建築物荷重指針・同解説」に基づく値だ。指定確認検査機関の京都確認検査機構にも説明して、了解を得ていた。勝手に積載荷重を減らしたのではない。」(p.35)
[引用終了]

ラーメン構造・応力・モデル化・降伏強度くらいまでは、ゼーゼー言いながらも、なんとかついていけますが、その先は、管理人には不明です。

さらに、『アーキテクチュア』はさすが建築専門誌、アパヴィラホテル京都駅前の水落氏の構造計算手法も掲載してありました。確認申請時と変更後の建物検証時の二つが載っていますが、前者のみ紹介します。

水落氏「確認申請段階からブレースがなくても耐震強度を確保できることを確認」

[引用開始]
構造概要: S造10階建
X方向: ラーメン架構
Y方向: ラーメン架構+一部引っ張りブレース

床積載荷重: 1000N/m2 (日本建築学会の「建築物荷重指針・同解説」に基づく)

建物の固有周期: 0.913秒(告示に基づいて建物の高さから求めた概算値)

Y方向部ブレース架構面における応力解析の手法:
保有する構造計算プログラムBUS-3では片側引っ張りブレースの解析ができなかったので断面積を半分とみなしたブレースをクロスさせた形状でモデル化。なお、プログラムでは断面積の入力値を自動的に1/2にして計算する

計算の過程で地震時にフレームとブレースが分担する水平力が求められる

任意形状の立体フレームの弾性応力解析が可能な計算プログラムFAP-3で実際の建物の形状に合わせたモデル化を図り、応力を算定。その結果を基に柱や大梁、ブレースの断面を算出

解析結果:

一次設計(許容応力度)
X方向の1階の柱脚で応力度比が1.0~1.08となり、「NG」の表示が5ヶ所で発生。手計算で再計算した結果を基に、電算入力された数値や文字をワープロで書き換えた。Y方向の1階柱脚
で「NG」が発生した部分は上記の応力解析の結果を基に検証して耐震性能を確認

二次設計(保有水平耐力)
保有水平耐力比の計算結果は以下の通り
X方向: 1.16~1.40
Y方向: 1.12~1.35

その他:
確認申請時には、このほかにブレースを設けないラーメン架構のみのモデルも計算した。そのモデルではY方向の保有水平耐力比の最小値は1.18だった。確認申請段階からブレースがなくても耐震強度を確保できることを確かめていた
[引用終了]

感じたことや疑問を以下に。

和田教授の「要するに構造設計というのは、設計者がどう思うかの世界」が想起した。

(1)「NGが記された部分を精査した際、手計算で正常値が出た」ということだが、計算プログラミングでNGでも、「手計算で正常値」ということは、計算プログラミングの式が出した数値に納得できなくて、自分の考え方に基づいた式で計算したらOKだったと解釈して良いのか??

(2)計算プログラミングを作成した設計者の設計思想によって、どの程度の差が、計算結果にでるのか??同一物件でも、あるプログラムではQu/Qun<1.0なのに、他のプログラムではQu/Qun>1.0となるケースはありうるのか??

(3)もし計算プログラミングにバグがあったらどうなるのか??正常なのにNGが出てしまったり、その逆になることはありうるのか??あるとしたらどの程度の頻度か??

(4)水落氏の示したデータには「なお、プログラムでは断面積の入力値を自動的に1/2にして計算する」という文言がある。京都市は、この点について、「ブレース断面積を実際の2分の1程度にして、ブレースにかかる応力を小さく見積もっていた。」としているが、このソフトはブレース断面積を実際の2分の1とみなすことが工学上妥当という判断に基づいて、「自動的に1/2にして計算する」ようプログラミングされているということか??

(5)ブレースなしのラーメン構造だけなら耐震強度は十分だが、なまじブレースを追加したためにバランスが悪化し、ブレースなしの時よりも耐震強度が低下するということはありうるのか??

(6)床積載荷重の1800N/m2としているのは建築基準法施行令なのだから、法的拘束力があるのではないかとも思うが、床積載荷重の1000N/m2は、確認検査機関もOKを出しているということなので、どちらでも良いということか??

(7)水落氏の行ったモデル化は工学上妥当なのか??安全学上はどうか??

(8)京都市の設置した委員会は、どのような設計思想に基づいて、どのような手法で、どの計算プログラミングand/or手計算によって、Qu/Qun<1.0を算出したのか??

(9)もし意匠図と構造図の不整合な点に法的責任が発生するとしたら、それは誰が負担するのか??

特に、水落さんの説明に何度か出てくるモデル化という言葉に管理人は反応しました。和田先生の例の言葉が思い浮かびます。

「「要するに構造設計というのは、設計者がどう思うかの世界なんです。耐震強度の判定も、どう思うかによって違ってくる。たとえば、偽装ホテルのオーナーから『ホテルを取り壊したくない』と言われた設計者が数値を大きく出るように計算すれば、国交省が0.5としたホテルが0.8ぐらいにできてしまう。逆にオーナーに『取り壊したい』と言われたら、0.6くらいのものでも0.3に小さくすることもできる。何で小さくしたのと尋ねられたら、『だって僕はこの壁は地震のときに利かないと思う』と言えばいいわけですから」(月刊『現代』2006年5月号, Pp.42-43) 」

ややこしいのですが、以上を、まとめると、こんなかんじでしょうか。

管理人「京都市は、建築人に具体的な工学上の証拠と論拠の開示を」 

まず、法の定める手続きの問題。いわば、計算書偽装問題。
この論点はくっきりしているようです。

法令の定める構造計算書作成の手続きや変更確認手続きには問題点があった。これらの点については水落氏も認めている。よって、この意味の限りにおいて、違法行為は存在した言わざるを得ない。この指摘を覆すことは困難と思われる。この結果を受けて、この行為にたいする行政処分が為されるのは必至と思われる。

次は耐震強度の改ざんについての疑義の問題。いわゆる、耐震強度の偽装問題。
この論点はたいへん難解です。

水落氏は(1)耐震強度の意図的偽装など一切していない、また(2)耐震強度も足りていると主張し、工学的な根拠をかなり具体的に示した。しかし、京都市の設置した調査委員会の専門家たちは水落氏の設計思想に問題ありと指摘し、京都の水落物件は耐震強度不足としている。特に、JSCAの建築構造士資格もある一級建築士が「1次設計の段階で基準以下。無届けで大幅に筋交いを抜き、建物のバランスがさらに悪くなっている」と指摘した。京都市は、委員会の裁定を根拠に、京都の水落物件は耐震力不足と認定した。この結果を受けて、この点についても、なんらかの行政処分が為される可能性を否定できない。

本blog管理人の意見はこんなかんじです。

とりあえず、京都市の構造計算調査委員会の結論を裏づける工学的な証拠と論拠の開示は十分とは言えない。よって、京都市は、二つの水落物件をQu/Qun<1.0とした、具体的な工学上の証拠と論拠を開示し、査読能力のある建築人のレビューを受ける必要があるのではないか。

かなり長文になってしまいました。ご容赦下さい。
また、かなり急いだので間違いがあるやもしれません。
ご指摘頂ければ訂正します。

2007.02/20(火) |  未分類  | Comment(6)  []

 
 

 
 

■□ ベンジャミン・フルフォード 本当に思ったことを書け

拙Blog日記、掲載される Benjamin FulfordさんのHP「お気に入り記事」に 

ここ10日間くらい、ジャーナリスト・Benjamin FulfordさんのHPからのアクセスが増えている。

理由は、拙Blogの2007年1月23日の日記「不都合な真実 日本と米国」が、氏のHPのトップページ左の「お気に入り記事」に「アメリカの不都合な真実 地球の温暖化の隠蔽問題 」として掲載されたからだろう。

2007年1月23日の日記「不都合な真実 日本と米国」
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-entry-63.html

Benjamin FulfordさんのHPのトップページ
http://www.benjaminfulford.com/

Benjamin Fulfordさんの以下の本を最近読んだばかりなので、このタイミングでの紹介に、ちょっと、ビックリした。

『日本マスコミ「臆病」の構造―なぜ真実が書けないのか-』(ベンジャミン-フルフォード著)

http: //www.amazon.co.jp/日本マスコミ「臆病」の構造―なぜ真実が書けないのか-ベンジャミン-フルフォード /dp/4796655018/sr=1-7/qid=1170777293/ref=sr_1_7/503-1425676-2815946?ie=UTF8&s=
books

この本はかなりインパクトを受けた。とりあえず、3つ紹介しておきたい。

まず、Introductionから2つ。

ベンジャミン-フルフォード 「日本で信頼できるのは、まず右翼の街宣車。次に週刊誌と夕刊紙。」

[引用開始]
・・・
 だからいまでは、日本で信頼できるのは、まず右翼の街宣車。次に週刊誌と夕刊紙。そして大手紙や民放テレビ、最後がNHKという、一般的日本人とはかなり異なる基準をもっている。(p.15)
[引用終了]

右翼の街宣車がトップなのは衝撃だったけれども、この後の週刊誌と夕刊紙>大手紙>民放テレビは納得した。耐震偽装とその隠蔽問題でも、おおむね、このような順番だ。

藤田さんの告発をそれなりにポジティブにとりあげてきているのは週刊ポスト。昨年10月18日の藤田さんの記者会見内容を紙面に載せたのは東京新聞(中日新聞)。昨年の11月のアパホテルの工事がストップしている事を報じたのは朝日新聞の夕刊。

ただし、もしこの本が書かれたのが2007年なら、Benjamin Fulfordさんは、次のように書いたかもしれない。

「だからいまでは、日本で信頼できるのは、まずネット。次に右翼の街宣車。次に週刊誌と夕刊紙。そして大手紙や民放テレビ、最後がNHK」

2つ目。

既成メディアは不明だが、ネットには愛国心と正義を持ったジャーナリストが存在する

[引用開始]

ジャーナリストは本来、「組織の一員」ではなく、個人である。たとえ同僚でなかったとしても、私には命をかけて真実を書こうとしたポール[2004年夏、モスクワで何者かに射殺された『フォーブス』ロシア版編集長:管理人註]の勇気を、忘れさせないようにする義務がある。そうすれば、もし、私が同じような目に遭ったときも、誰かが私の仕事を受け継いでくれるだろう。

さてこの日本で、生命の危険を冒してまで、真実を書こうとする記者がいるだろうか。国民全体の利益を考える、愛国心と正義を持ったジャーナリストがどれだけいるだろうか。そうした問いかけについて、本書が読者それぞれの考えるきっかけになれば幸いである。(p.18)
[引用終了]

Benjamin Fulfordさんは問う。
この日本には、「生命の危険を冒してまで、真実を書こうとする記者がいるだろうか。国民全体の利益を考える、愛国心と正義を持ったジャーナリストがどれだけいるだろうか。」

この数ヶ月間を振り返ると、少なくとも、耐震偽装とその隠蔽問題においては、胸をはって「もちろん、そういう記者は、マスメディア(テレビのキー局, 日本放送協会, & 大新聞社)にたくさんいますよ」と答える事は困難なようだ。特に、ニュース23には、信頼していただけに、ガックリきた。一方、その失望のゆえに、この問題にチャレンジした『J-CASTニュース』・『市民メディア・インターネット新聞JanJan』・『あっ!とおどろく放送局』などのネットメディアの存在を初めて知り、まさに、歓喜した。また、多くのBloggerの勇気ある行動にも驚嘆した。

http://www.j-cast.com/
http://www.janjan.jp/
http://www.odoroku.tv/index.html


だから、Benjamin Fulfordさんの問いに、今は、こう確信をもって答えることはできる。

「たしかに国民全体の利益を考える、愛国心と正義を持ったジャーナリストは、もしかすると、もう、キー局やNHKでは絶滅したかもしれません。生命の危険を冒してまで、真実を書こうとする記者も、大手新聞社には、もう、いまでは、不存在かもしれません。でも、少なくとも、ネットには、そういう人たちがいます」。

ネットには、力ある人々に不都合な真実も隠蔽されずに存在できる。この点が既成メディアとの違いである。

世の中には、ネットは信用できないという大人たちが多くいる。彼らの言い分も一理はある。たしかに、ネットには、ありとあらゆる真実ではない情報が存在するからだ。しかし、ネットには、ありとあらゆる真実も、また、ありのままの姿で存在する。それらは少なくとも隠蔽されたりはしていない、現時点では。だから、確かな目があれば、ぼくたちはネットの中に存在する真実を、ほんとうのことを、みつけることができるのだ。

たとえ、それがマスメディアや力ある人々には、不都合な真実だったとしても。

一方、たしかに、マスメディアの流すのひとつひとつのニュースは間違いではないだろう。精度もかなり保証がされているに違いない。とんでもない間違いやウソはネットのBlog・HP・ 掲示板よりずっとずっと少ないはずだ。だから、大人たちはマスメディアのニュースのほうを信用した方が良いと言うのだ。

しかし、考えてみてしい。

「ありとあらゆる真実をありのままに、読者に伝える」。
「市民から負託された知る権利に答えてほんとうの事を書く」。

もしマスメディアが、これらの本来の役割を忘れてしまったらどうなるだろうか。
自分たちや力ある人々には、不都合な真実を意図的に報道しなかったら、どんなことが起きるだろうか。彼らや彼女らに好都合な不実を、まことしやかに、あたかも、真実であるかのよにう伝えたらどうなるだろうか。

そうなったら、マスメディアの報道から、少なからぬ真実が消え失せる。そうして、ぼくたちがマスメディアだけを頼りにしていたら、提供されるニュースに、どんなに一字も見逃すまいと目を凝らし、一言も聞き逃すまいと耳を傾けたとしても、絶対に、たどりつくことはできなくなるのだ。

テーブルの下にそっと隠されてしまった彼女らや彼らにとって不都合な真実には。
そして、
それらは、たいていの場合、ぼくたちが知っておく必要のある大切な真実なのだ。

これらのことをそっと心に刻んでおこう。

ジャーナリストは本当に思ったことを書け "Super Natural Beautiful"な薫陶

ところで、もし、そういう仕組みが存在することを、つまり、マスメディアは、時に、「真実を隠蔽する機械」であることを知ってしまったら、人々はどうするだろう。その結末かなり容易に推論できる。例えば、ぼくは、もうこの数ヶ月、キー局のテレビを見ていない。この推論は、きっと、とても、普遍的だ。Benjamin FulfordさんのAfterthoughtsから引用しておこう。

[引用開始]
日本のマスコミは読者以外の方向、たとえば取材相手、スポンサー、社内の人間などの顔色を窺って記事を書くことが多いが、そうした姿勢は、必ず2つのものを失う。それはつまり、読者からの信用と、取材源、スポンサーからの評価である。

いくらスポンサーの顔を立て、ヨイショしたとしても、それで本当に思ったことを書けなくなったら、結局は読者が離れ、スポンサーも離れる。これはもはや結論的なものだ。だから、もし自由にモノが言えないのであれば、ジャーナリズムをやるべきではないのである。(Pp.201-202)
[引用終了]

つまり、
「ジャーナリストなら、なにものにも囚われず、本当に思ったことを書け」。
こういう事なのだと思う。
British Columbiaの薫陶を受けたこのジャーナリストの伝えたい事は。

追記(2007.2.18, 17時頃)

一部を訂正しました。

なお、そもそも、メディアはジャーナリズムではない、というジャーナリストもいらっしゃいます。魚住昭氏です。


以下、「無効な対立構図」(魚住昭, 2006.07.14)より引用します。
http://web.chokugen.jp/uozumi/2006/07/post_8757.html

[引用開始]
「その質問に答える前にまずメディアとは何かという定義をはっきりさせておく必要があると思います。大ざっぱに言うと、メディアとは官庁から情報を仕入れて、売る企業体です。私の実感では新聞記事の7割くらいは官庁発の情報。その情報を伝えることが、新聞やテレビ局といった大手メディアの本質的役割なのです。メディアにとって、官庁は本来ならすごく経費がかかる商品の素材をただで供給してくれる、このうえなくありがたい仕入れ先なわけです。したがって、当局発の情報を無批判にメディアが受け入れているというよりも、そうすることがメディア本来の役割であり機能であると言った方がいいのではないでしょうか。
[引用終了]

うーん・・・(; ;)・・・

2007.02/18(日) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 『月に響く笛』書評 &『いまいる』評価 Amazon

藤田東吾著『月に響く笛 耐震偽装』の拙レビューご笑覧に供す

Amazon.co.jp ランキングの『月に響く笛 耐震偽装』の順位が今日見たら20万位台になっていた。

http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%88%E3%81%AB%E9%9F%BF%E3%81%8F%E7%AC%
9B-%E8%80%90%E9%9C%87%E5%81%BD%E8%A3%85-%E8%97%A4%E7%94%B0-%E6%9D%B
1%E5%90%BE/dp/4903786005/sr=8-1/qid=1171600091/ref=pd_bbs_sr_1/249-
5066945-0941143?ie=UTF8&s=books

(たしか、最初見た時は、5万位台だったから、順位的にはかなり後退・・・)
(そもそも、この順位っどうやって出しているだろう・・)

などと考えながら、カスタマーレビュー数を確認すると、現時点で、16本のレビュー。久しぶりに、管理人の書いたレビューを見る事にした。

これは2007年1月1日に書いた。
以下に引用する。

[引用開始]
イーホームズの魂の笛の音は、必ず、心ある読者の魂に響きわたる,
2007/1/1

12月28日に購読し一気に読んだ (第2章の10は後回しにした。この部分を理解するにはかなりの知識が必要と思う)。

事件当時のメール・新聞記事・国土交通省の報道資料などの豊富なデータを引用しながら、耐震偽装事件とその隠蔽問題を詳細に語る確かな筆力によって、読者は、否応なく、この問題の真相に出会うだろう。これまで知られていなかった驚くべき事実を淡々と報告する胆力には感心したが、最も印象に残ったのは逮捕後の心の葛藤についての記述だった。評者は深く考えさせられた。この魂の笛の音は、必ずや、心ある多くの読者の魂に響きわたる。

イーホームズの理念:21世紀の住環境の質の向上に貢献する情報提供を公正中立な第三者として行う
イーホームズの社訓: The Truth shall make You Free.

読了して評者はこう感じた。自分たちの理念と社訓を、建前ではなく、本当に実現しようと、「想像を超えたる物量的優勢を以てする」メディア等の攻撃に対するイーホームズの敢闘精神は「眞に鬼神を哭(なか)しむるもの」であった、と。

耐震偽装事件とその隠蔽問題について正確な情報を国民に伝える。このことこそがイーホームズの存在意義だ。そう決断し、奮闘し続けた藤田東吾社長以下イーホームズの社員の皆様に対して、ここに、心からの敬意と感謝を捧げたい。
[引用終了]

この元旦レビューのレビューは、「63 人中、55人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。」 となっていた。

(少なくとも、63人の方が読んだということかな。)

最初は、こう思ったけど、この63人というのは「このレビューは参考になりましたか?」の「はいorいいえ」のボタンを押した人の総数ということなのだろう。

閑話休題

Amazon.co.jpの「いまいる 評価」もGood

Amazonには、買った方の評価欄もある。こちらも、短い言葉だが、なかなかGood。
少しだけ引用する。
http://www.amazon.co.jp/gp/help/seller/home.html/249-5066945-0941143?ie=
UTF8&asin=4903786005&marketplaceSeller=1&seller=A3UAR7AKZV8RMV

[引用開始]
5(5が最高): 「すばやい配送。」
日付: 2007/2/16 評価した購入者: : tomoki36

5(5が最高): 「藤田東吾頑張れ!!こちらの書物は政治家・官僚・建設業界・全てのユーザー(特にマンション所有)は、一読する義務があると思う。内容非常に政官業の構図、耐震偽装の真相もわかり、良かった。」
日付: 2007/2/16 評価した購入者: : sakaguti

4(5が最高): 「無事届きました。有り難うございました。」
日付: 2007/2/16 評価した購入者: asamisen

5(5が最高): 「商品は無事届いております。ありがとうございます。梱包も丁寧にされており、商品がきれいな状態でした。」
日付: 2007/2/16 評価した購入者: : ukin_h
[引用終了]

(とにかく、この本の初版が早く完売するといいな)

こう思う今日はよい天気だ。

(大丈夫、きっと売れるさ、なにしろ、この国は大和撫子と大和男児の国!!)

本もだけど、以下もよろしく。




『Dietだ、藤田東吾』に参加する

http://groups.yahoo.co.jp/group/togotodiet/

The National Diet Building (国会議事堂)

追記(2007.2.16, 17時頃)

以下、拙Blog「「月に響く笛 耐震偽装 子供たちは何を学ぶ??」(2007年01月16日) より引用。

[引用開始]
やがて多くの市民が真実を知る。

今日。2007年1月16日。『月に響く笛 耐震偽装』Amazonでは87,812位です。
一時は、44,048位(Blog『中野サンプラザで働く社長のブログ』, 2006.01.09)でしたから、
[引用終了]
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-entry-56.html

2007.02/16(金) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 富山の水落物件調査状況 富山市HP KNBHP 国交省HP

富山市市長 水落物件の調査状況に言及 市長定例記者会見 07.02.02

旧聞に属しますけれども、2007年2月2日の富山市長定例記者会見で、市長が水落物件の調査状況に言及しています。富山市HPから以下引用しておきます。HPへの掲載日は不明です。(小見だしは管理人)
http://www7.city.toyama.toyama.jp/pr/interview/070202_1.html

[引用開始]
記者
1月25日に明らかになった富山市在住の設計業者の耐震偽装疑惑で、県内最多の対象物件がある富山市は、現在安全性の再確認を行っています。
該当する物件には小学校も含まれるとのことですが、市長はどう思われますか。
また、万一基準以下だった場合の対応などを考えていますか。

市長
よくわからない事案だと思っています。
疑念があって対象となる物件について再調査、再確認の作業を行うよう国からの指示があり、都市整備部では鋭意作業を進めています。1月31日まで中間報告を行うとのことでしたので、県には調査した物件について問題がなかった旨を報告したところです。

当初79件、調査を要しない建物がいくつかあり、精査したところ65件

今朝、担当課から聞いたところでは、当初79件でありましたが、調査を要しない建物がいくつかあり、精査したところ65件でありました。作業を早く進めて問題ないということを確認し、いずれそのことについて発表したいと思っています。

65件の中には公共施設も含まれていますが、公共施設であってもなくても富山市の建築確認の作業においては、施主そして設計士の名で申請されているものはすべて定められた方式で確認しているようですので問題はないと思っています。申請された数値を鵜呑みにして処理しているのではありません。

万一という質問ですが、したがって万一ということであってもまずは問題がないと思っています。もし作業の中でいささかでも疑念があるというものが出てくればその時点で細かく調査していくことになると思います。今は、建築確認申請書を出されたものに対して、もう一度確認するという作業を行っているところですので、作業を急ぎたいと思っています。

記者
京都市と富山市の設計士の意見が食い違っていますが、市長はこのことについてどうお考えですか。

設計士は京都市に、具体的数字を示しもう少し明解にできるものならすればよい気が


市長
よくわかりません。設計士は京都市に対して、具体的に数字を示してもう少し明解にできるものならすればよいという気がします。京都市が計算すると70数パーセントであったということしか報道では知ることができませんので…。

私の立場で今急がなくてはならないのは、やはり該当していると指摘されている物件の再確認を急ぐことだと思っていますので、日常業務に支障が出るかもしれませんが、バランスを見ながら作業を急がせたいと思っています。

どの建物が65件に含まれるのかということを申し上げることが良いのかということは(再確認をしていることと、それらの物件を特定し発表するということとは)別の問題でありまして、安全だと確認できたものについて時機を見て発表することは可能だと思いますが、どの段階でどうするかは、県、国とも協議していきたいと思います。

繰り返しになりますが、富山市の再確認という作業においては、該当する物件についてきちんと確認しているわけですので、まずは問題ないだろうと思っています。市民の皆さんにはその点をよく受け止めていただいて判断いただければと思います。

記者
全物件について問題ないと考えてよいでしょうか。

市長
富山市が、建築確認申請書の確認をしたものについてはそれほど心配していません。

ただし、民間の検査機関が確認したものがあるわけですので、それについては市が自信を持って言う立場にはありませんから、それも含めて再確認をするということです。
[引用終了]

富山県内の調査対象数 増えて131件に うち79件安全確認 2/14


2007年2月14日、KNBは、その後の調査について以下のように報道しました。動画もあるようです。
http://www2.knb.ne.jp/news/20070214_10301.htm

[引用開始]
県内の調査報告、79件安全性を確認

富山市の田村水落設計が構造設計した建物全ての調査が全国で進むなか、県はこれまでに79件の安全性を確認し国に報告しました。

また、県内の調査対象数がこれまでより増えて131件になったと発表しました。

県内の調査対象は当初109件でしたが、田村水落設計から富山市内の高層共同住宅など新たな物件の報告があり、131件に増えました。

このうち79件で安全性を確認したということです。

残り52件の内訳は共同住宅が15件、ホテルと病院が1件ずつ公共施設が8件などとなっています。

県は所管する6階以上の高層マンション2件を県建築設計事務所協会に外部委託し、中低層で特殊な構造の建物など4件は日本建築構造技術者協会・中部支部と2重にチェックする予定で、年度内に調査を終えたいとしています。
[引用終了]

ちなみに、国交省HPによると、2007年2月2日時点では、富山県内の水落物件110物件中、安全が確認されたのは29件となっている。81件が調査中となっている。

(株)田村水落設計関与物件に係る調査の状況(都道府県別)
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/07/070202_.html

2007.02/15(木) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 2007.2.15 水落物件2つの耐震強度 大阪市発表

田村水落設計の共同住宅1棟とホテル1棟の構造計算の検証結果 2007.2.15 大阪市発表

さっき、つまり、2007年2月15日17頃、もう一度、アパホテルについての報道発表資料を探しに、大阪市HPを訪問してみました。
http://www.city.osaka.jp/

そうしたら、トップページにありました。

新着情報
田村水落設計により設計された建築物の構造計算に関する検証結果(2月15日)。
http://www.city.osaka.jp/jutaku/wnew/wnew_170.html

以下に引用しておきます。

[引用開始] 
大阪市では、国土交通省からの指示により、田村水落設計により構造設計された共同住宅1棟とホテル1棟(アパホテル<天王寺駅前>)の耐震性の建築基準法への適合性を調査してまいりました。

この調査の結果、共同住宅は建築基準法に適合しているものの、ホテル(建物概要は別紙参照)については建築基準法上必要な耐震強度が確保されていないことを確認しました。

本市としては、平成19年2月14日(水)付けで、共同住宅については、管理組合に対し建築基準法に適合している旨の調査結果を報告し、ホテルについては、建築主に対し建築物が建築基準法に適合するよう是正計画の提出、及び、是正措置を早急に講じることを指示いたしました。

併せて、上記の内容を国土交通省に対しても報告を行ないました。

共同住宅の耐震強度については、保有水平耐力の必要保有水平耐力に対する割合(Qu/Qun)が、1.10~1.75となっており、建築基準法に適合しています。

ホテルの耐震強度については、保有水平耐力の必要保有水平耐力に対する割合(Qu/Qun)が、1.04~2.01となっているものの、2階の2箇所の梁について建築基準法が要求する強度(許容応力度)の70%程度しかありませんでした。このまま放置すると、地震時には構造上重要な建物の下部が大きな損傷をこうむる恐れがあります。
[引用終了]


耐震強度Qu/Qun たとえ話で考えてみる


今回の発表物件は、共同住宅のQu/Qun=1.10~1.75。ホテルのQu/Qun=1.04~2.01のことです。となると、どっちも1.0あるので、OKかと思ったら、「1.04~2.01となっているものの、2階の2箇所の梁について建築基準法が要求する強度(許容応力度)の70%程度しかありません」が、耐震強度不足となった理由のようです。

うーむ。
この論理構成、つまり、全体はOKでも、部分に問題ありなのでNGというのは記憶にありません。また、考えたり、しらべたりする必要がありそうです。

それにしても、1.04~2.01。
幅が0.97。
ほとんど1.00です。

くどいようですが、また、Qu/Qun=1.0、つまり、耐震強度1.0を、たとえ話で考えてみます。今回は、ある球団採用担当と入団希望選手の会話です。

担当Xと選手Aの会話
担当X「わが団への入団テストの身長の合格基準は100cmです。」
選手A「私の身長はどうでしたか??」
担当X「科学的に測定した結果、あなたの身長は110cm~175cmと判明しました。合格です。」
選手A「・・ありがとうございます・・(私の身長は150cm±3cmのはずなんだけど)・・」

担当Xと選手Bの会話
担当X「わが団への入団テストの平均骨密度の合格基準は100です。」
選手B「私の数値はどうでしたか??」
担当X「科学的に測定した結果、あなたの平均骨密度は104~201と判明しました。」
選手B「・・・では私は合格ですね」
担当X「ところが、部分的骨密度が7割しかない部分が2カ所ありましたので、骨密度不足です。」
選手「・・・部分的骨密度???・・・で、私の入団はどうなるんですか??・・・」
担当X「わが団への入団テストの要求する合格基準の7割しかありません。不合格です。」

特に、後半が理解できません。

どなたか、ご教授よろしくお願い致します。
工学的解説とこの根拠となる条文の両方をお願い致します。

閑話休題

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2007.02/15(木) |  未分類  | Comment(6)  []

 
 

 
 

■□ 2007.2.6 大阪市住宅局発表 耐震偽装

大阪市住宅局 ERIが建築確認をしたマンションの耐震強度不足が確定と発表 2007年2月6日付で

今日の朝早く、アパホテルについての報道発表資料を探しに、大阪市HPを訪問してみました。しかし、該当する情報はトップページでは発見できませんでした。
http://www.city.osaka.jp/index.html

そこで大阪市HPの検索boxでキーワード「耐震強度」で検索をしました。そうしたら、10件がヒットし、2007年2月6日付けの関連情報が、大阪市住宅局のページに3件ありました。ご紹介しておきます。

まず、ERIが、昨年、耐震強度不足の疑義を指摘していた物件のニュースをご紹介します。当時の報道についてはこちらをどうぞ。

大阪のマンションで耐震強度不足が判明、再計算にも誤り(構造計算書偽造特集122)2006/05/12
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20060512/129403/

日本ERI物件 耐震強度確保されず Qu/Qun=0.61 2007.2.6大阪市発表
http://www.city.osaka.jp/jutaku/wnew/kozo_mondai/060511.html

[引用開始]
日本ERI株式会社が行った共同住宅の建築確認の検証結果について
 
大阪市では、指定確認検査機関日本ERI株式会社より平成15年に建築確認を行った市内の共同住宅1棟について、誤審査、及び、建築基準法上の適合性に疑義がある旨の報告を受け、学識経験者と構造設計の専門家からなる「大阪市構造再計算検証委員会」に諮った上で、構造計算の検証を進めてまいりました。

このたび、委員会からの意見も踏まえ、本市として、当該建物が建築基準法上必要な耐震強度が確保されていないことを確認しました。

本市が再計算した結果は、保有水平耐力は4階部分が最も小さく、必要保有水平耐力に対する割合(Qu/Qun)は、0.61となっております。

震度5強程度の地震で要求されている耐震性能は、概ね確保されていると考えられますが、震度6強程度の地震では、要求されている耐震性能の6割程度しか確保されていない部分があると考えております。
 
本市として、建築主等に対して、早急に建物の耐震性が確保されるよう是正計画の提出、及び、是正措置を講ずることを指示するとともに、マンションの管理組合に対して、検証結果を報告することといたしております。

なお、当該マンションの耐震性を確保するための措置は、売主である建築主等の責任において実施すべきであると考えておりますが、本市としても、市民の安全確保の観点から、今後、耐震補強等の工事を行う際に必要となる仮移転先住宅として、市営住宅や住まい公社管理の賃貸住宅の空き住戸の提供を行うことといたします。
[引用開始]

2つ目は、姉歯物件のその後です。

姉歯物件「ヴィアイン新大阪ウエスト」の調査結果 Qu/Qun=0.73~1.27と判明 2007.2.6大阪市発表
http://www.city.osaka.jp/jutaku/wnew/kozo_mondai/051212_02.html

[引用開始]
「ヴィアイン新大阪ウエスト」の構造計算書の調査結果について
 
大阪市では、姉歯建築設計事務所が関与した淀川区のホテル「ヴィアイン新大阪ウエスト」について、構造計算書が改ざんされていることを確認したため、民間の構造設計の専門家の協力を得て、建築基準法上の適合性を確認するという観点から、構造計算プログラムを用いた再計算による調査を行ってまいりましたが、このたび、調査結果が出ましたのでご報告いたします。
 
調査の結果、震度5強程度の地震には、下層階の耐震壁が損傷し、震度6強程度の地震には、1階の柱、耐震壁で大きな損傷を受けるおそれがあると考えられ、建築基準法上必要な耐震強度が確保されていないことがわかりました。

また、保有水平耐力は1階部分が最も小さく、必要保有水平耐力に対する割合(Qu/Qun)は、0.73となっております。(おおむね0.5以下の場合には震度5強で倒壊のおそれがあるといわれています。)
 
なお、耐震補強を実施することにより、必要な安全性を確保しうる可能性があると考えておりますが、建築主が経済性の問題も勘案し、総合的に判断されることとなります。

本市は、建築主において、早急に耐震補強の実施など適切な対応が行われるよう、本日要請いたしました。
[引用終了]

次は、上記の続報です。

「ヴィアイン新大阪ウエスト」の違反是正計画 Qu/Qun=0.73~1.27→1.08~1.49の予定 2007.2.6大阪市発表
http://www.city.osaka.jp/jutaku/wnew/wnew_128.html

[引用開始]
「ヴィアイン新大阪ウエスト」の違反是正計画について
 
姉歯元建築士による構造計算書の偽装が発覚し、建築基準法上の耐震強度が不足していることが確認された淀川区のホテル「ヴィアイン新大阪ウエスト」について、建築主より、耐震強度を確保するため下記のとおり是正計画が提出され、本市において、(財)日本建築防災協会の協力を得ながら、当該是正計画の実施により当該物件が適法に改修されるかどうか審査してまいりました。 

この度、本市は同計画を適法と認め、それに基づき改修工事を行うよう建築主に、本日通知いたしましたのでお知らせいたします。

なお、工事中及び完了時において、本市による現地確認を行う予定です。

【是正計画の内容】
 耐力壁の新設、既存耐力壁の増厚、既存梁の補強、スラブ(床版)の増設など、各階において下記の補強工事を行う。
 

 
1階 ⇒ 耐力壁の新設、既存耐力壁の増厚
2階 ⇒ 耐力壁の新設、既存耐力壁の増厚、既存梁の補強
3階~9階 ⇒ 耐力壁の新設、既存耐力壁の増厚、既存梁の補強、スラブ(床版)の増設
10階 ⇒ 既存梁の補強、スラブ(床版)の増設
 

上記の工事により、必要保有水平耐力に対する保有水平耐力の割合は、以下のとおり是正される。
 
是正前(Qu/Qun) ⇒ 0.73~1.27 是正後(Qu/Qun)⇒ 1.08~1.49
[引用終了]

Qu/Qun、つまり、耐震強度1.0に法的効力を持たせるのは理不尽です


上記のERI物件のQu/Qun、つまり、いわゆる「耐震強度」は0.61とのことです。一方、水落さんのアパ物件のQu/Qunは、0.7前後が多いようですから、「ERIの方が低い、なんたること!!」と思う方も当然いらっしゃると思います。しかし、このQu/Qunは比較するには、あまりに、曖昧な数値。あくまで目安です。1.0を境に、適法と違法を分ける自体に無理がある。こう思います。

例えば、上記姉歯物件「ヴィアイン新大阪ウエスト」について、大阪市の調査では「是正前(Qu/Qun) ⇒ 0.73~1.27」となっています。で、大阪市は一番低い0.73を採用したようですけど、上の値は1.27あるわけですから、こっちを採用すれば、違法ではなくなってしまうのではないでしょうか。どのような工学的根拠に基づいて、最も低い数値を採用したのかに興味が湧きます。

仮に、あなたが飲酒運転で死亡事故を起こしてしまったとします。このケースで、法の定める酒酔い運転の血中アルコール濃度が1.00mg以上だったとしてみましょう(現実にはこの濃度では×ですけど、たとえです。実際は、0.5mgですでに昏睡らしい)。

科学的測定の結果はこうでした。
あなたの事故時の血中アルコール濃度測定結果が0.73mg~1.27mg。

さて、警察が0.73mg採用して、あなたは酒気帯びで酒酔いではないとしたら、たぶん、ご遺族やご遺族側の弁護士は納得しないでしょう。一方、もし1.27mgが採用されて、あなたは、酒酔い運転だとされたら、今度は、あなたの弁護士が納得しないはずです。

何度でも書きますけど、このめちゃデカイ誤差には茫然とします。なにしろ、0.73~1.27にたいして誤差が0.54です。そもそも、このような数値に、法的な力を与える事自体が大問題。こう思います。

あなたの真の身長は73cmから127cmです。
あなたの真の体重は73kgから127kgです。
こんなお話は、まさにお話にならないのではないでしょうか。

葵のご印籠「耐震強度1.0」 この数値の法的な力を保証している条文はどれですか??

専門家の皆様に質問があります。
一人歩きする「耐震強度1.0」 この数値の法的な力を保証している条文は以下でよろしいのでしょうか?? しかし、これはQunですよね。そうなると、まだ、足りません。「耐震虚強度」はQunとQuとの比の値です。Quが必要です。Quはどの条文で法定されているのでしょうか??

どうかご教授よろしくお願い致します。

以下、Qunを法定していると思われる建築基準法施行令より引用します。

[引用開始]
(地震力)
第八十八条  
3  第八十二条の四第二号の規定により必要保有水平耐力を計算する場合においては、前項の規定にかかわらず、標準せん断力係数は、一・〇以上としなければならない。

(保有水平耐力)
第八十二条の四  特定建築物で高さが三十一メートルを超えるものについては、第八十二条各号及び第八十二条の二の規定によるほか、特定建築物の地上部分について、第一号の規定によつて計算した各階の水平力に対する耐力(以下この条及び第八十二条の六において「保有水平耐力」という。)が、第二号の規定によつて計算した必要保有水平耐力以上であることを確かめなければならない。
一  第四款に規定する材料強度によつて保有水平耐力を計算すること。
二  地震力に対する各階の必要保有水平耐力を次の式によつて計算すること。
    Qun=DsFesQud
(この式において、Qun、Ds、Fes及びQudは、それぞれ次の数値を表すものとする。

Qun 各階の必要保有水平耐力(単位 キロニュートン)
Ds 各階の構造特性を表すものとして、特定建築物の構造耐力上主要な部分の構造方法に応じた減衰性及び各階の靱性を考慮して国土交通大臣が定める数値
Fes 各階の形状特性を表すものとして、各階の剛性率及び偏心率に応じて国土交通大臣が定める方法により算出した数値
Qud 地震力によつて各階に生ずる水平力(単位 キロニュートン))
[引用終了]

理科系の血が騒ぎます(笑)

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2007.02/15(木) |  未分類  | Comment(8)  []

 
 

 
 

■□ アパホテル強度不足?? 大阪市発表 水落物件

大阪市、アパグループの「アパホテル天王寺駅前」は耐震強度不足と発表 2007.02.14

2007年2月14日。大阪市は、アパグループの「アパホテル天王寺駅前」(大阪市)で耐震強度不足が確認されたと発表しました。このホテルは田村水落設計の水落光男1級建築士 (構造建築士でもある)が構造設計を担当した物件です。

時事通信社は以下のように報道しています。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date2&k=2007021400380

[引用開始]
アパホテル1棟で耐震強度不足=水落建築士が設計-大阪市発表

大阪市は14日、「アパホテル天王寺駅前」(同市阿倍野区)で耐震強度不足が確認されたと発表した。田村水落設計の水落光男1級建築士が構造設計を担当しており、2本の梁(はり)の強度が建築基準法上の基準の7割程度しか確保されていなかった。

市は同日、国土交通省に報告するとともに、建築主のアパマンションに対し是正計画の提出を指示した。「構造計算書などの資料を見る限り、故意や悪意は感じられなかった」として、偽装ではないとしている。
[引用終了]

ここで、注目していただきたいのは「耐震偽装」や「耐震偽造」というの言葉ではなく「耐震強度不足」としている点です(大阪市の「故意や悪意は感じられなかった」という心証を反映したものと思われます)。以下の新聞社も、これらの言葉を使っていません。もっとも詳しく報じていると思われた朝日新聞の記事から抜粋引用します。

「アパホテル「天王寺駅前」も強度不足…大阪市が発表」(読売新聞, 07.2.14)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070214p402.htm

「大阪市のホテルではりの強度不足」(KNB, 07.2.14)
http://www2.knb.ne.jp/news/20070214_10296.htm

「アパホテル、大阪市内でも耐震強度不足」(朝日新聞, 07.2.14)
http://www.asahi.com/national/update/0214/OSK200702140008.html

[引用開始]
市によると、強度不足が見つかったのは同ホテル2階にある鉄骨コンクリート製の大型の梁(はり)2本。市が再計算したところ、震度5強程度の中規模地震で損傷しないことを定めた建築基準法に照らして必要な強度の66%しかないことが判明した。特に接合部が弱く、市側は「建物全体を支える重要な梁だが、中規模地震で大きな損傷を受ける恐れもある」と指摘している。

市の事情聴取に対し、水落氏は計算ミスを認めたが、強度不足は否定し、資料や参考文献を示して反論していた。市住宅局の担当者は「矛盾点に対して納得できる回答が少なかった。もっと注意深く設計すれば、強度不足は防げたはずだ」と説明。ただ、偽装の有無については「計算に誤りは多いが、悪意は見あたらず、偽装でないと考えている」としている。水落氏が手がけた同市内のアパグループのマンションは調査の結果、「問題なし」と判断した。

同ホテルは05年5月、民間検査会社の日本ERIが建築確認し、06年8月に開業。同グループは耐震偽装問題を受けて3月から営業を停止する予定だったが、この日、急きょ休業を決めた。

水落建築士は14日、報道各社の取材に対し、「確認申請当時の構造計算ソフトでは問題がなかったが、更新したソフトで改めて計算すると問題が生じた。ただ、施工時に設計より強いコンクリートなどを使っており、強度は十分と考えている」と話した。

[引用終了]

毎日新聞だけ 見だしに「耐震偽造」を入れて報道


さらに検索してみました。【共同通信】 【日テレNEWS24】 【日本経済新聞】など、やはり、調べた限りでは、「耐震偽装」や「耐震偽造」と言う言葉は使っていません。一方、毎日新聞は、「耐震偽造」という言葉を見だしに入れています。

「<耐震偽造>大阪「アパホテル天王寺駅前」も強度不足」(毎日新聞, 2007.2.14)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070214-00000031-mai-soci

ただし、本文を読むと、「耐震偽造」という言葉はなく、「マンションには強度不足はなかったが、同ホテルの2階の梁(はり)2カ所で地震の際の水平耐力が、必要とされる強度の約70%しかなかった。」となっています。

毎日新聞の見だしやいくつかの新聞の「しか」という言葉は、なにかしらの予断を与えてしまう可能性を否定できないのではないでしょうか?? 試しに、本Blogの小見だしを「毎日新聞だけ」としてみましたが、やはり、これはちょっといただけません。「毎日新聞は」で十分と思われます。

閑話休題

今回のアパホテルの耐震強度不足についてのニュースと報道について以下にまとめます。

「アパホテル天王寺駅前」の耐震偽装疑惑について、「耐震偽装なし」という点では、大阪市と水落一級建築士の見解は一致した。しかし、大阪市の工学上の指摘「強度不足あり」という点については、水落一級建築士は反論している。一方、アパグルーブは大阪市の指摘を受け入れて営業停止と補強工事の実施を決定した。ということで、補強工事が適切に施行された場合は、再営業開始後のこのホテルは「非常に安全性の高いホテル」としての地位を得ることになる。

なお、上記のニュースについて、毎日新聞は見だしに「耐震偽造」という文言を載せた。この言葉は、ともすれば、意図的に改ざんしたというイメージを想起しがちである。よって見だしにこの言葉があるのは不適切と思われる。

なお、KNBには、少し工学上の論点が載っていました。以下に引用します。このニュースには動画もあるようです。
http://www2.knb.ne.jp/news/20070214_10296.htm

[引用開始]
強度不足の理由について大阪市は完成した建物の荷重を20%ほど軽く見積もり、実際の荷重に応じた設計がなされていないためと説明しています。

これに対し、水落建築士は「行政の判断は残念だが、強度が70%しかないとかそういう建物ではない。」と反論しています。
[引用終了]

アパ公式発表 「一部見解の相違があるものの、・・・安全側に立って大阪市の判断を受け入れたい」

さて、この件について、アパグループはどのように発表したのでしょうか。以下にアパグループHPに2007.02.14付けで掲載されたpdfファイル「大阪市内2物件の検証結果について」を転載しておきます。

大阪市内2物件の検証結果について【07.2.14】pdf
http://www.apa.co.jp/

[転載開始]
各位

大阪市内2 物件の検証結果について

この度の耐震強度不足問題で、皆様には多大なるご心配、ご迷惑をおかけしております
ことを、改めて深くお詫び申し上げます。

平成19 年1 月25 日の京都2 ホテルの検証結果を受け、弊社は、自主的に水落建築士が
構造計算を行った大阪市内2 物件(ホテル・マンション各1棟)の検証を進め、必要な資
料を2 月9 日に大阪市へ提出いたしました。それを受けて、本日、大阪市より調査結果の
報告をいただきました。

アパホテル〈天王寺駅前〉につきましては、大規模地震時の保有水平耐力は法定の値を
満足している(大規模地震時に倒壊の恐れはない)ものの、2 階の2 箇所の梁において建築
基準法の要求する強度に満たない部材があるとの報告を受けました。一部見解の相違があ
るものの、弊社と致しましては、安全側に立って大阪市の判断を受け入れたいと考えてお
ります。つきましては、当初は2 月28 日の宿泊分をもって営業を休止することといたして
おりましたが、補強工事実施の為、すみやかに営業を休止いたします。

2 月中ご予約のお客様には、アパグループの他のホテルへの宿泊をご案内させていただく
とともに、代金は弊社で負担させていただきます。

なお、大阪市内のマンション(1 棟)につきましては、法定の耐震強度を満たしており、
建築基準法に適合している事が確認されました。入居者の皆様には大変なご心配をおかけ
いたしましたことをここにお詫び申し上げます。

皆様には大変なご心配とご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ありませんが、問題の早
期解決のため全社をあげて取り組んでまいりますので、ご理解賜りますよう、宜しくお願
い申し上げます。

平成19 年2 月14 日
アパグループ
代表元谷外志雄
[転載終了]

さらに興味のある方は、上記HPには以下のpdfもあります。
http://www.apa.co.jp/

水落構造設計士の担当物件について(更新)【07.2.2】

それにしても、ほんとうに、情報をゲットしやすい時代がやってきたなあ、と、今日も、実感しています。もちろん、このことは、裏を返せば、各人の情報収集力や選別能力が問われる時代であることを意味するのですが。。。。

がんばりましょう。

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2007.02/15(木) |  未分類  | Comment(3)  []

 
 

 
 

■□ 耐震偽装 番外編 St. Valentine's Day  

2007.02/14(水) |  未分類  | Comment(1)  []

 
 

 
 

■□ Anyway 耐震偽装 言葉の力

おととい、力が抜けて、きのうは、久しぶりに、本業がはかどりました(笑)

言葉には大きな力がある。
一昨日、Blog『まぶちすみおの「不易塾」日記』を読んで実感しました。
http://www.election.ne.jp/10679/archives/0005255.html

なんでかというと、ここ数ヶ月、耐震偽装と報道責任と言うテーマに取り憑かれ、本業に差し障りが発生するまでの事態になっていたんですけど、一昨日、『まぶちすみおの「不易塾」日記』の2007年2月8日付け日記を読んで、すっかり、力が抜けてしまったからです。

おかげで、昨日は、久しぶりに、本業がはかどりました(笑)。

それでも、少しは気になって、仕事の合間に、まぶち見解へのレスをメーリングリストでいくつか拝読したのですけど、やはり、思いは同じ。そんな気がしました。その後、Blog『まぶちすみおの「不易塾」日記』をクリックしてみたのですけど、コメント欄は増えていませんでした。あのBlogのコメントは承認制なので、そのうち、また新しいコメントが掲載されているだろうと思います。

力を奪っていく言葉 2007.02.08のまぶち見解


もういちど、まぶち見解(2007.02.08)を読んでみました。

で、思ったのは、管理人の最大の脱力ポイントは何と言っても以下の部分だということでした。何度読んでもパワーを奪う言葉です。なにしろ。2006年10月18日の藤田さんの発言でフル充電されたパワーが管理人から一気に抜けたのですから。

「その後、元イーホームズ社長の藤田さんがメディアに向けて発信され、その「告発」が無視されているとの話が喧伝されているが、それもどうか。別にメディアは無視したのではなく、藤田さんの発信に新たな事実が含まれていると判断しなかったからに他ならないのではないか。事実、私は国会に出入りする記者さんたち全員が、取り上げようがないですよネ、とこぼしているのを見ている。」(まぶち見解, 2007.2.8)

このまぶち見解に内在する問題点を3つ述べます。

(1) あの藤田さんの発信に「新たな事実」は不存在とする情報処理。

(2)自分で「新たな事実」を掘り出そうとしない(できない?)「記者」という存在。

(3)(2)の「記者」を目の当たりにしても疑問を抱かず、自説の間接的証拠に使う判断。


心のバッテリーの再チャージが必要 『月に響く笛 耐震偽装』と『ANYWAY』


なんとなく、管理人だけではなく、少なくない方の心のバッテリーがあがってしまったような気がしています。

よって、再チャージが必要です。

再チャージはいくつかの手段があります。例えば、『月に響く笛 耐震偽装』を取り出して、「第四章 朝」を読むのもGOODです。あるいは、Amazon.comにアクセスして『月に響く笛 耐震偽装』のレビューを読むのも良い方法です。『まぶちすみおの「不易塾」日記』のコメント欄にアタック!!という手段もあります。もちろん、自分のBlogで思う存分書くのもありです。

本Blogでは、ミッション「言葉には言葉を」を発動します。

この脱力感の大きさから考えて、再チャージには、『Anyway』しかない。そう思いました。マザーテレサはこの詩を、ことのほか愛し、カルカッタにある「孤児の家」の壁にこの言葉が刻まれているそうです。マザーテレサの行動とこの詩が、あまりにも一致するので、多くの人が、『Anyway』はマザーテレサの作品と誤解しています。しかし、そうではなく、オリジナルはなんと19歳の若者の作品だそうです。恐るべし!!

なお、本Blogでは、すでに、一度、紹介しました。

藤田東吾, 中田英寿, & ANYWAY
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-date-20061231.html

『Anyway』人の世のあるかぎり語り継がれるであろう真実の詩

この言葉は、多くの人の魂に響いたために、いくつものヴァージョンが存在します。『Give the world the best you have』あるいは『逆説の10ヶ条』と呼ぶ人もいるようです。今日は、まず、そのうちの一つの拙訳をご紹介し、続いて、カルカッタにある「孤児の家」の壁に刻まれているという英文を示します。

管理人は、『Give the world the best you have』というタイトルが好みです。

あなたの中の最良のものを、世に与えなさい。


人々は、気まぐれで、非論理的で、利己的です。
愛しなさい、動ずることなく。

あなたが良いことを行うと、
きっと利己的な目的でそうしたのだ、と非難されるかもしれません。
あなたが良いと思うことを行いなさい、気にすることなく。

何かを成し遂げられそうになったとき、
あなたはニセの友人と本当の敵に出会うでしょう。
成し遂げなさい、動ずることなく。

今日、あなたが善い行いをしても、
次の日には、忘れられてしまうかもしれません。
善いと信じたことをし続けなさい、気にすることなく。

あなたの正直さと隠しだてのない態度は、
きっと、あなたの心を傷つけるでしょう。
だからこそ、まっすぐで、率直であり続けなさい。

大いなる理念を掲げる人々が、小さな心を持つ人々に踏みにじられることもあるでしょう。
それでも、なお、大いなる理念に思いを馳せなさい。

人々の多くは、弱い人たちに心を寄せてはいても、強者に従ってしまうでしょう。
あなたは闘いなさい、少数のその人たちのために。

何年もかけて、あなたが積み上げたものが、壊されてしまうかもしれません。
作り続けなさい、動ずることなく。

本当に助けを必要とする人々を助けようとしたときに、
その人たちが、あなたを非難するかもしれません。
助け続けなさい、気にすることなく。

あなたの中の最良のものを、世に与えなさい。
あなたは、たぶん、傷つくでしょう。
それでも、最良のあなたを与え続けなさい、人々のために。

訳 by 一郎@2005

ANYWAY それでもなお Mother Teresa

ANYWAY

People are unreasonable, illogical, and self-centered,

Love them anyway.

If you do good, people will accuse you of selfish, ulterior motives,

Do good anyway.

If you are successful, you win false friends and true enemies,

Succeed anyway.

Honesty and frankness make you vulnerable,
Be honest and frank anyway.

What you spent years building may be destroyed overnight,

Build anyway.

People really need help but may attack you if you help them,

Help people anyway.

Give the world the best you have and you'll get kicked in the teeth,

Give the world the best you’ve got anyway.

By Mother Teresa

言葉には大きな力がある。
そう思います。

言葉によって喪われた力が、言葉の力によって、回復しますように。
今日が良い一日でありますように。

2007.02/13(火) |  未分類  | Comment(2)  []

 
 

 
 

■□ まぶち見解 耐震偽装の報道について 07.02.08

まぶちお議員見解「藤田「告発」が無視されているとの話が喧伝されているが、それもどうか。」

民主党国会議員のまふちすみお氏は、氏のBlog『まぶちすみおの「不易塾」日記』の2007年2月8日付け日記「「新たな事実」の報道」で、(1)藤田東吾社長とイーホームズによるアパ物件の告発へのメディアの反応についての見解や(2)耐震偽装問題の解明についての立場についての見解などを公表した。

以下に、箇条書きにして、抜粋、引用します。(ただし、小見だしは管理人)
全文を読みたい方は『まぶちすみおの「不易塾」日記』へ。
http://www.election.ne.jp/10679/archives/0005255.html

[引用開始]
(1)アパ物件における耐震偽装の問題で、なぜマスコミが取り上
げないのか?、何か圧力でもあるのか?、などの指摘が再三あ
るようだがこれはかなりうがった見方と言えるし、何か陰謀論
のようなものに煽(あお)られすぎ。

(2)民主党のHPから耐震偽装告発サイトがなくなったことまでも
「圧力があったのか」、「なにか隠そうとしてる」などと結び
付けるに至っては失礼ながら笑ってしまった。

党HPのサイトがなくなったのは、管理者との契約が終了した
ためだ。他に管理するものがいなくなったので閉じたと聞いて
いる。管理者だった人はよく知っているが、仕事が立て込んで
いる状況も聞いてたので契約満了で党HPを離れられたのだな
と思っていた。まったく違和感なかった。・・・

マスコミは、「報道」という立場で「新たな事実」について取り上げる!?

(3)あくまでマスコミは、「報道」という立場で「新たな事実」に
ついて取り上げることができる。そしてそれは憶測や陰謀説に
基づく推論などではない。

(4)アパグループに関する耐震偽装問題は、昨年の6月1日に朝日
新聞が報道した。そして、そのことから6月7日、国土交通委
員会の一般質疑で事態について私が質した。そこまでが、その
段階での事実である。国会での議論は国民全員がその議事録や
ビデオライブラリなどで閲覧可能となっている。・・・

(5)その後、元イーホームズ社長の藤田さんがメディアに向けて発
信され、その「告発」が無視されているとの話が喧伝されてい
るが、それもどうか。

別にメディアは無視したのではなく、藤田さんの発信に新たな
事実が含まれていると判断しなかったからに他ならないのでは
ないか。事実、私は国会に出入りする記者さんたち全員が、取
り上げようがないですよネ、とこぼしているのを見ている。

(6)そして、京都のホテルである。
この件は、新たな事実の発覚であった。だから報道されたので
ある。
[引用終了]

いろいろとコメントしたいことがあります。
しかし、今日は、一点の視点のみコメントします。

なお、この日記はかなりのインパクトがあったらしく、すでに、9件のコメントが付いています(2007.2.12, 0:00現在)。


まぶち議員は、藤田さんの20076年10月18日の告発には新たな事実がなかったと思っているようだ


まぶちすみお議員は、こう書いておいでです。

[引用開始]
その後、元イーホームズ社長の藤田さんがメディアに向けて発
信され、その「告発」が無視されているとの話が喧伝されてい
るが、それもどうか。

別にメディアは無視したのではなく、藤田さんの発信に新たな
事実が含まれていると判断しなかったからに他ならないのでは
ないか。
[引用終了]

まず、小さな疑問が湧きます。「元イーホームズ社長の藤田さん」としてあるが、藤田さんの見解では、イーホームズにはまだ法人格があるとのこと。「元イーホームズ」と書く根拠はなんだろう??登記とかを確認されたのか??」

それはさておき。

まぶち議員の論理は以下のようでしょうか。

まぶち論理は、2006年10月18日の藤田さんの告発内容は二番煎じということらしい

藤田さんの2006年10月18日の告発内容には「新たな事実」がなかった。アパグルーブの物件の耐震偽装の疑惑は、2006年6月1日の朝日新聞と、同6月7日の自分の国土交通委員会の一般質疑で公になっているからだ。よって、この日、藤田さんが記者会見で話したことは、いわゆる"二番煎じ" だ。よって、それをメデイアが発表報道しないとしても不思議ではない。

では、発表報道という視点に絞って、本当に、「新たな事実」のない二番煎じだったか、否か、検討してみましょう。

2006年6月1日の朝日新聞です。記事は、「埼玉、千葉県内で建設中の分譲マンション」で建築主は「アパ」と報道しました。しかし、マンション名に言及していません。また、建築士名についても「構造計算を担当した富山市の1級建築士」とするに留めています。
http://www.asahi.com/special/051118/TKY200606010273.html

[引用開始]
「埼玉、千葉県内で建設中の分譲マンションで、構造計算書の内容に不備があるとして、建築主の「アパ」グループ(金沢市)が工事を中断していることが分かった。構造計算を担当した富山市の1級建築士は朝日新聞の取材に対し、埼玉県のマンションで構造計算データの一部を差し替えたことを認めた。両県と国土交通省は事実関係の調査を進めている。
[引用終了]

つぎは、平成18年6月7日の国会の質疑応答。

たしかに、まぶち議員は「埼玉県内の建築中の分譲マンション、これは鶴ケ島のアップルガーデン若葉」について、具体的に詳しく質問していらっしゃいます。しかし、千葉の物件については聞いていらっしゃいません。山本政府参考人が千葉の物件についても言及されるのを遮っておいてでです。以下のように。時間の関係でしょうか。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/009916420060607025.htm

[引用開始]
○山本政府参考人 建築指導課の担当者の記憶などによりますと、平成十八年三月三日にイーホームズ株式会社より電話があり、埼玉県、千葉県において構造計算書に疑義のある物件が見つかったとの連絡を受けたということでございます。

○馬淵委員 三月三日にイーホームズから連絡があったということでございます。

 それでは、国交省は、特定行政庁からこのことについて報告を受けたのはいつでしょうか。局長、お願いします。

○山本政府参考人 千葉県につきましては、平成十八年三月七日にイーホームズから……(馬淵委員「本件だけで結構です、埼玉で」と呼ぶ)失礼しました。

 埼玉県につきましては、平成十八年三月二十日にイーホームズから鶴ケ島市のマンションで疑義ありとの報告を受けた旨の電話連絡があり、担当者は、特定行政庁としてきちんと調査するよう伝えたと聞いております。

○馬淵委員 それでは、国交省は、埼玉県、特定行政庁が知ったのはいつであると承知をされておられますでしょうか。
[引用終了]

藤田告発(2006.10.18)には「新たな事実」や調査報道と検証報道のネタがてんこもり

さて、では、上記のデータを、2006年10月18日付の現イーホームズ社長藤田東吾氏の告発と比較してみましょう。プレスリリース、正確には、ネットに配信されたものを振り返ります。たとえば、Blog『きっこの日記』から。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20061017

[引用開始]
イーホームズでは、平成18年2月に、アパグループのマンションの偽装を発見しました。アパのマンションやホテルの構造設計を一手に行なっていた、田村水落という設計事務所の水落代表がイーホームズに来社して、「こんな偽装の手法は、姉歯より俺が先に初めた」と豪語しました。「建築確認を早く取るために、構造設計にかける時間が少ないから構造計算書を偽装(改ざん)するなんて、他(の構造設計士)にも沢山いるよ」と平気で言いました。実際に、田村水落がイーホームズに申請をしていた3件の物件に偽装が発見できました。その他の物件は、役所や他機関に提出してきたと言いました。その後、アパの取締役や責任者の方が来社して、アパに関する偽装の隠蔽や計画変更を要請しました。全く、ヒューザーの時と同様です。

イーホームズで受け付けていた3件の物件の内2件は、イーホームズでは計画変更も、再計算も適わないと判断したので、現在、工事は止まったままです。取り壊しもしていません。事件が風化したら、工事を再開して、販売するのかもしれません。「アップルガーデン若葉駅前」と「アパガーデンパレス成田」です。他の1件は、川崎市の物件で、川崎市で計画変更の処理がなされました。しかし、本当に重要なことは、住民や利用者の命に被害を与える可能性であり、それは、工事中のマンションやホテルではなく、既に完成して入居済みの物件です。
[引用終了]

上記の朝日新聞+まぶち議員のご質問と比較すると、少なくとも、藤田告発(2006.10.18)には4つの「新たな事実」があるのではありませんか??

(1)藤田さんは、新たに、千葉の物件名を告発。(国会では名前が出ず、質疑もなし。)
(2)藤田さんは、新たに、設計事務所名と建築構造士名を告発。
(3)藤田さんは、新たに、建築構造士の発言内容に言及。
(4)藤田さんは、新たに、イーホームズの発見した耐震偽装の疑義のある川崎の物件名を告発。

もちろん、「新たな事実」があったとしても、ニュース性の程度が低ければ取り上げられないということはあるでしょう。では、上記の「新たな事実」は、無視できる程度に、ニュース性の低いものでしょうか? もしそう判断した新聞記者がいたとしたら、それは、その方々の、勘違いとか、不勉強とか、であろうと思います。

実際、たとえば、東京新聞は、この新しい耐震偽装の告発を、当日の夕刊で、一度は、報道しています。また、朝日新聞は、2006年11月1日に「千葉県成田市のアパガーデンパレス成田」と物件名を出して報道しています。つまり、少なくとも、両紙は、藤田会見にニュース性の高い「新たな事実」があったと認識したという事です。

「巨大マンション建設中断 構造計算の検証できず」(朝日新聞2006年11月1日記事)
http://www.asahi.com/special/051118/TKY200611010316.html

日本の新聞界は調査報道や検証報道を報道とは言わないのか??

さらに。
ジャーナリズムとは、発表報道だけを意味するのでしょうか??

そんなことはありません。調査報道や検証報道があるはずです。これらの視点に立てば、2006年10月18日付の藤田会見はテーマがてんこもりなのは明らかです。

ここまで、勢いで、書いてきました。
しかし、なにやら、むなしい気持ちになってきました。
今日はもうやめます。

かつて、筑紫哲也氏は有名なセリフを口にされました。
「TBSは死んだ」

一方、日本の新聞は、あの有名な漫画風に言うと、こういうことなのかもしれません。
「お前はすでに死んでいる」

なにやら、頭が痛くなって来ました。
「アタタタタタタタタ!!!」

追記 (2007.02.13)

「もっと調査報道を!!もっと検証報道を!!」(拙Blog, 2006年12月22日日記)
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-entry-32.html

[引用開始]
例えば、調査報道には目もくれず、ひたすら発表報道につとめ、多くの人々伝えるべきニュースがあるのに、そうすることが一部の人々には不都合な事実だからといって、これを黙殺してしまったら、新聞の未来はどんな色になるのでしょうか??

その色は、バラ色ではないだろうな、
少なくとも、報道機関としては絶滅しちゃうだろうな、

管理人はそう思料いたします。

海の向こうからは、こんなニュースがあると、2006年12月5日の日本経済新聞夕刊が報じていました。

米ウォールストリート紙 分析記事8割に増加
来年から新紙面 紙・ネット融合(日本経済新聞, 2006.12.5 夕刊)
[引用終了]

2007.02/12(月) |  未分類  | Comment(2)  []

 
 

 
 

■□ 日経アーキテクチュア2007年2月12日号 水落氏の言い分掲載 耐震偽装

水落建築構造士は政治的な道具として使われてしまったのではないか??

昨日の本Blog日記『週刊ポスト 耐震偽装 07.2.23号』にレスポンスを頂きました。その主旨は以下のようでした。

「水落建築構造士は、誇り高い技術者であり、耐震強度の偽装をするような人ではない。彼は、政治的な道具として使われてしまったscape/eacape goatではないか」

このご識見に対し、管理人は、さっそく、お返事しました。以下に、それに、加筆訂正したものをご紹介します。

「昨日くらいに発売された『日経アーキテクチュア』に、水落建築構造士の構造計算書がかなり詳細に掲載されているようです。週明けくらいには読んでみたいと思います。

ぼくのイメージ(作業仮説)は以下のようです。

(1)構造計算書の書類上の問題は確かにあった。これを、イーホームズや役所は違法な偽装と定義している。

(2)耐震強度計算上の意図的な偽装はなかった。しかし、いわゆる"耐震強度"は建築士の設計思想が数値に大きく影響するために「水落さんの設計思想は間違っている」と考える建築士が計算すると1.0を下回ってしまう。一方、水落さんは「そんなことはない。この壁は壊れない。根拠は経験とカンだ。これは裁量の範囲内だ。1.0以上ある。」と反論している。

耐震強度の数値は単なる目安 少なくとも自然科学上は

特に、"耐震強度"の数値に、過度に、踊らされないようにすべきと思います。(法的にはそうならざるをえませんけど)。東工大の和田先生は魚住さんのインタビューにこう答えられたようです。

[引用開始]
前出の東工大教授・和田章が語る。
「要するに構造設計というのは、設計者がどう思うかの世界なんです。耐震強度の判定も、どう思うかによって違ってくる。たとえば、偽装ホテルのオーナーから『ホテルを取り壊したくない』と言われた設計者が数値を大きく出るように計算すれば、国交省が0.5としたホテルが0.8ぐらいにできてしまう。逆にオーナーに『取り壊したい』と言われたら、0.6くらいのものでも0.3に小さくすることもできる。何で小さくしたのと尋ねられたら、『だって僕はこの壁は地震のときに利かないと思う』と言えばいいわけですから」(月刊『現代』2006年5月号, Pp.42-43)
[引用終了]

前にも書きましたが管理人は理科系です。Qu/Qun(保有水平耐力/必要保有水平耐力)の原式を見てビックルしました。まさに、「自由パラメーター多すぎ」(Robert E, 2001)です。よって、上記の和田教授のコメントはとても良く理解できます。そもそも、誤差のめちゃくちゃに大きい推測値であるQu/Qun=1.0に法的な力を与えたこと自体が大問題。そう思います。


「不具合の原因はすべて建築士のパーソナリティにあり」では根本的解決にはならない。


たとえを示します。体重を計るシーンをイメージしてください。ある男性の体重は、ある体重計だと50kg。ところが別の体重計で計ったら80kgです。また、ある女性の体重は、ある測定では60kg、他の測定では30kgです。これではお話にならないのでは。

なにはさておき、その体重計をなんとかしてくれ!!
こう叫びたくはなりませんか??
そんな計測で体重を決められたらたまらないっす!!
そう抗議したくなりませんか??

よつて、少なくとも管理人は、こう考えます。

この問題は、基本的には、日本の建築システム全体の問題である。よって、「不具合の原因はすべて建築士のパーソナリティにあり」では根本的解決にはならない。スケープゴート作戦は真の問題点をカーペットの下に隠すようなものであり、真因を除去しなければ、将来、何らかの不具合が必ずや発生するだろう。「今こそ改革のための千載一遇のチャンス」と、リスクをおそれずに、大所高所から将来を見通して国家百年の計を考えるサムライが国交省や建築界にいることを祈りたい。

閑話休題 (それはさておき)。
レスをした後、気になって、検索してみました。

日経アーキテクチュア』2月12日号 手続き不備は認める 京都アパホテル偽装疑惑の構造設計者

やはり、建築専門誌『日経アーキテクチュア』は2007年2月12日号に水落建築構士の言い分を掲載したようです。さすがです。『日経アーキテクチュア』はこの問題に最初から真摯に、かつ、継続して取り組んでいて素晴らしいと思います。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/NA/

管理人はまだ目を目を通せていません。しかし、水落建築構士の主張だけではなく、主張を支える工学上のデータが必ず掲載されているはずです。必読でしょう。

2つ紹介しておきます。(1)当該記事のタイトルと(2)山本 恵久編集長が語る見どころ「構造計算不要(きっと)の「あの世界」に行く?」の関連部分です。

[引用開始]
(1)[緊急リポート]京都のアパホテルで偽装疑惑 構造設計者は手続きの不備は認める

(2)最新号(2007年2月12日号)では急きょ記者が京都と富山に飛び、アパホテルの「偽造疑惑」を追いました。計算手法の正当性を主張する水落光男・一級建築士に、意匠図、構造図などをもとにした(現段階での)“反論”を聞いています。
[引用終了]
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/books/na/20070208/504630/

専門家の方々の格調高きご見識を賜れれば幸いです。


建築士の方々はぜひ工学上のご識見を!!
法律家の方々はぜひ法律上のご見識を!!

もちろん、第一通報者であるイーホームズは、
時機を見て、
見解を公表されるべきと思います。

梅、桃、桜。
その時機は、どの花が、武蔵野の辺りで、見頃となる日なのでしょうか・・・




『サムライ藤田東吾を国会へ、建築革命を産む機械と機会に』に参加する

http://groups.yahoo.co.jp/group/togotodiet/

2007.02/11(日) |  未分類  | Comment(7)  []

 
 

 
 

■□ 週刊ポスト 耐震偽装 07.2.23号

週刊ポスト 安倍政権に猛アタック 今週号も

週刊ポストはアンチ安倍政権の立場を明確にしているようです。今日、2007年2月10日に店頭に並んだ週刊ポスト2007年2月23日号に以下の記事がありました。

(1)これが「安倍スキャンダル」全相関図だ-健康問題も再燃で崖っぷち
安倍晋三首相、佐藤信紘・順天堂大教授
 p.24

(2)これが「安倍スキャンダル」全相関図だ-安晋会の秘密を知る2人急死 
アパグループ代表・元谷外志雄
 p.28

(3)安倍首相の事務所費にも「敷金540万円疑惑」!
安倍晋三首相、政治アナリスト・伊藤惇夫
 p.30

この週刊ポストの表紙などが掲載されているWeekly POST.comは、Top Newsとして、上記の記事を以下のように総括しています。引用します。
http://www.weeklypost.com/070223jp/index.html


週刊ポスト07.02.23号「安倍首相の「最大の火薬庫」が火を噴いた。」


[引用開始]
<「健康不安説」も再燃で崖っぷち>
これが本誌にしか書けない
「安倍スキャンダル」全相関図だ
アパ、ヒューザー、ライブドア、ESIほか…いよいよ
秘密後援会「安晋会」を中心に、首相をとりまく
「利権人脈」のすべてがつながった

安倍首相の「最大の火薬庫」が火を噴いた。安倍氏が深く関わる“宗教団体”から消えたカネに、検察が捜査のメスを入れたのだ。この事件を含め、次々と明らかになる「後援グループ」の疑惑は、全てが秘密後援会「安晋会」に結びつく。これまで安倍氏は必死にそれを封印し、大メディアも沈黙を続けてきた。が、もう限界だ。本誌がその全貌を公開する。
[引用終了]

さて、本Blogのテーマに関連する(2)から、少し、ご紹介します。

アパは京都のホテルを「スケープゴート」にすれば止まるとタカをくくった??


[引用開始]
これ以上、水落をかばうな

アパの偽装が発覚して以降、安晋会メンバーは蜘蛛の子を散らすように安倍氏の元を去り、代表幹事も他の会員たちも、一切取材に答えようとしない。

それはアパが持つ安倍氏と旧森派の強力なコネクションをもってしても国交省の調査が留められないことに慌てているからだ。

「アパは政治力を過信ししすぎた。京都の2つのホテルを「スケープゴート」にし、女社長が会見で泣いてみせれば疑惑は止まるとタカをくくっていた。ところが国交省はその後も次々とアパ物件の疑惑を明らかにする構えを見せている。総理に近いある議員はアパ関係者に「(耐震偽装した)水落建築士をかばうな。そうしないと逃げ切れない」と慌ててアドバイスしたが、すでに流れは決してしまった。・・・」

森派の中堅議員はそう解説した。

・・・・・
[引用終了]

以上が週刊ポストの見解です。

もちろん、管理人には、上記の週刊ポストの紹介した「森派の中堅議員」の解説を検証するすべはありません。ただし、一点気になる所があります。それは、本Blog1月28日の日記でご紹介したアパグルーブ代表とアパホテル社長の2007年1月25日の謝罪会見内容と上記の解説「これ以上、水落をかばうなとアドバイス」したという時期の時系列上の矛盾点です。
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-date-20070128.html

アパは1/25の謝罪会見時に、水落さんをかばったか??

上記のポスト記事を時系列で整理するとこうなるはずです。

1.京都の2つのホテルを「スケープゴート」にし、女社長が会見で泣いてみせれば疑惑は止まるとタカをくくっていた。
  ↓
2.で、そうした。1月25日のアパグルーブ代表とアパホテル社長の謝罪会見で。
  ↓
3.ところが国交省はその後も次々とアパ物件の疑惑を明らかにする構えを見せた。
  ↓
4.総理に近いある議員はアパ関係者に「(耐震偽装した)水落建築士をかばうな。そうしないと逃げ切れない」と慌ててアドバイス。

アパは、2007年1月25日の謝罪会見で、水落さんをかばったのでしょうか??
確かめてみましょう。
まず、1月25日19:36にNIKKEI NETです。

「代表は「まったく偽装には関与していない」と強調。「(水落光男1級建築士が)大丈夫だ、十分に強度はあると言うので信用した。我々は専門家ではない」と弁解した。」(1月25日, NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070125AT1G2502825012007.html

また、1月27日に京都新聞も同様にこう報じています。

「アパグループは25日に行った記者会見で、これまでの対応を「水落建築士が『大丈夫だ』と言うのを信用しすぎた。認識が甘かった」と謝罪している。 」(1月27日, 京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007012700135&genre=C4&area=K10
[引用終了]

週刊ポスト記事は少し書き直す必要があるのでは??

というわけで、アパは、京都のホテルの「耐震偽装」発覚時には、すでに、水落建築士をかばってはいない。こう思うのです。

よって、もし「アパ関係者に「水落建築士をかばうな。そうしないと逃げ切れない」と慌ててアドバイス」したという事実が、万一、仮にあったとしても、その時期は、2007年1月25日の謝罪会見の後ではないと思われます。

もしそんなことがあったと仮定したとしても、それは時系列のもっと以前の出来事なのではないでしょうか??
例えば、昨年の秋とか・・・

かくて、もしアドバイスの事実があったと言う前提と上記の推論やこれまでの経緯に照らすと、週刊ポストの記事は少し書き直す必要があると思われます。

では、どう書き直すべきか。
それについては、各自お考え下さい。

こう書き直すべきという管理人の仮説は、[書くとしても]Yahooグルーブ「藤田東吾を国会へおくるかい??」のメーリングリストに限定して延べる事にします・・・たぶんそのほうが・・・
↓↓↓



『藤田東吾を国会へおくるかい??』に参加する

http://groups.yahoo.co.jp/group/togotodiet/

追記(2.11, 00:50頃)
[]内と14字追加。3文字消去。

2007.02/10(土) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 耐震偽装 正直は最高の策

レオパレス21が偽装建築 日刊ゲンダイ報じる 2007年2月7日

2007年2月7日、日刊ゲンダイは「レオパレス21が偽装建築
」という見出しで以下のように報じました.
http://gendai.net/?m=view&c=010&no=18875

[引用開始]
レオパレス21が偽装建築

藤原紀香のCMでお馴染みの不動産会社「レオパレス21」(東証1部)の建物が手抜き偽装であることが明らかになった。土台と建物を接続するボルトが打ち込まれていない違法建築だが、日刊ゲンダイ本紙が取材を始めると大慌てで補強工事を始めていた。

耐震偽装のズサンな手抜き工事が明らかになったのはレオパレスがシルバー事業として昨年3月にオープンした介護施設「あずみ苑 平沢」(東京・あきる野市)。この建物の内装工事に携わり、手抜きの一部始終を目撃した三国建築設計工房(本社・藤沢市)は告発する。
[引用終了]

レオパレス株 ストップ安 株式会社レオパレス反論するも


同日、株式会社レオパレスは、同社HPで、同社代表取締役名で、上記は事実無根であると反論しました。
http://www.leopalace21.co.jp/IR_topics_190207.html

[引用開始]
弊社に関する一部報道に関して

平成19年2月8日付(7日発行)の日刊ゲンダイ(以下ゲンダイといいます)紙面上で、弊社が偽装建築を行ったかのような記事が掲載されておりますが、全く事実に反するものです。

ゲンダイとは8日午後2時に取材を受けることになっておりましたが、ゲンダイは本日裏付取材をしないまま弊社の信用を毀損するような記事を掲載しており、極めて遺憾であります。

今後、法的措置をとることも検討しております。
[引用終了]

しかし、レオパレス株はストップ安を記録しました。例えば、『Infoseekマネー』は、2007年2月7日(水)こう報じました。

[引用開始]
レオパレス株が午後ストップ安に、介護施設で偽装建築と日刊ゲンダイ (ブルームバーグ)
2007年2月7日(水)14時09分

2月7日(ブルームバーグ):アパートや戸建などの建築・修繕工事を手掛 けるレオパレス21の株価が午後の取引で急落。夕刊紙の日刊ゲンダイが、レオ パレスの建物が手抜き偽装であることが明らかになったと報道したことを嫌気し た動き。午前終値は前日比横ばいの4030円だったが、午後の取引開始後に売り 注文が膨らみ、値幅制限の下限(ストップ安)となる前日比500円(12%)安の 3530円まで下げ幅を広げ、現在はストップ安水準で差し引き170万株超の売り 気配となっている。
<中略>
報道内容についてレオパレスの岩壁真澄広報室長は、ブルームバーグ・ニュ ースの取材に対し、「報道内容は事実をわい曲しており、遺憾に感じる」と話していた。
[引用終了]

レオパレス株は急反発 株式会社レオパレス猛反撃


話はまだ続きます。2007年2月8日、レオパレス株は急反発しました。この原因のひとつとして、ゴ-ルドマンサックス証券の評価にあるようです。この事情を『ラジオNIKKI』は以下のように報道しました。
http://market.radionikkei.jp/meigara/20070208_00.cfm

[引用開始]
8日レオパレス急反発、GSは「買い推奨」継続
レオパレス <8848> が大幅高となっている。前日は一部夕刊紙の偽装建築疑惑報道でストップ安となっていたが、会社側では7日夜に「全く事実と反する」などとのコメントを発表した。ゴ-ルドマンサックス証券では同社株の投資判断「買い推奨」を継続している。リポートでは「業績への影響はまったくない」、「来期の配当利回りは2.4%(7日終値ベース)となる」などとしていた。目標株価は5380円で、上昇余地は52%としている。(H.W)
[引用終了]

さて、本日、2007年2月9日、レオパレス株は取引値3,740円(15:00)となっています。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=8848.t&d=c&k=c3&z=m&h=on

Honesty is the best policy – where there is internet access.

以上は、ネット上に流されたデータが株式市場に大きな作用を与えることを示すと共に、ぼくたちの今がネットが未発達だった10年前とは劇的な変化を遂げてしまっている事も示しています。

心に留めておかなければならないことはこうです。きっと。

ひとりの怠け者の一般市民が、PCを立ち上げてから約30分の間に、極めて、少ないコストで、上記のレオパレスのデータを入手した。さらに、それらは、次の60分以内にはBlogに掲載される。そうすれば、数千万人がこのデータを入手可能な状況におかれる。さらに、それらをゲットした人々も、同様にして、提供されたデータを、取捨選択する。そして、このプロセスの反復によって、やがて、真実は必ず現れる。

まとめると、あるInformationに一定の真実が内在するのであれば、自由なインターネットがある限り、それらは、紆余曲折があったとしても、結果として、必ず表出する。そう覚悟してくべきだ。つまり、一握りの人々にとってどんなに不都合な真実であったとしても、それを人々の目から隠し通すことはもはや困難だと知るべきなのである。かくて、企業、政府、あるいは個人一人一人にとって、正直こそ、ネット時代を生き抜いて行くための最高の戦略なのである。

「物事を単純に隠蔽などできるわけがない時代だ」(藤田東吾)


この状況は、好むと好まざるとに関わらず、今後、ますます加速すると推論されます。これは、主権在民を掲げる民主主義国家として当然と感じます。そして、もし、それを減速させるような要因が存在するのであれば、それらは取り除かれなければならない。こう考えることは、これまた、民主主義国家日本の愛国者として至極当然とも思われます。

二つの賢人の言葉を思い出しました。一つ目は誰の言葉が知りません。古い言い伝えかも。

“Honesty is the best policy.”

2つ目はイーホームズ社長・藤田東吾氏です。

「僕らは、全てを白日の下に晒して、解決を図ることが大事だと思って事を進めてきた。物事を単純に隠蔽などできるわけがない時代だとも思っていた。」(藤田東吾, 『月に響く笛 耐震偽装』)

というわけで、ここはやっばり。
↓↓↓



『正直者・藤田東吾を国会へ贈呈』に参加する

http://groups.yahoo.co.jp/group/togotodiet/

なお、Mark Twainは、一つ目に、シュルレアリスム的ワンフレーズを追加しました。
さすがです。(笑)

"Honesty is the best policy - when there is money in it." ( Mark Twain )


追記

その後、レオパレスは大反撃に出ています。以下をどうぞ。

まず、2月8日20時1分配信 時事通信です。
[引用開始]
レオパレス21、老人ホーム「強度に問題なし」=施工ミス、開所前に是正

賃貸アパートなどを手掛けるレオパレス21 <8848> の北川芳輝社長らは8日、同社の有料老人ホームで施工ミスがあった件で記者会見し、「(開所前の)中間工程でミスを見つけ是正しており、構造上、耐震強度には全く問題がない」との見解を明らかにした。
[引用終了]

次です。株式会社レオパレスHPに「「あずみ苑平沢」の報道に関する記者会見について」が掲載されました。
http://www.leopalace21.co.jp/IR_topics_190208.html

[引用開始]
「あずみ苑平沢」の報道に関する記者会見について

この度、日刊ゲンダイの報道によりまして、皆様には多大なるご心配、ご迷惑をお掛けしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

別途お知らせしておりますとおり、2月8日に国土交通省におきまして、本件に関する記者会見を開催いたしましたので、その概要について以下のとおりご報告させて頂きます。

                    記

《社長会見要旨》代表取締役社長 北川芳輝

日刊ゲンダイの紙面上で、弊社が建築いたしました介護施設「あずみ苑平沢」の建築工事におきまして偽装建築が行われたかのような記事が掲載されましたが、これらは全く事実に反するものであり、まことに遺憾に存じております。

記事に関しては事実誤認が著しく、今後、名誉毀損などの法的措置を検討いたします。

報道された「あずみ苑平沢」につきましては、第三者による非破壊検査を実施し、その結果が判明次第、改めてご報告いたします。
・・・・・・
[引用終了]

かつては、書かれ損という言葉もありましたが、今はもう、メディアと企業は対等な関係を築しはじめている。こう言えるように思います。また、市民の権利意識は高まっていますからメディアに対する訴訟事案もきっと増加する。たとえば、この件は日刊ゲンダイ VS. レオパレスとの法廷闘争に発展する可能性を、かなり強く内包しているように感じます。

さて、巨象メディアは、如何なる戦略を引っさげて、このネット時代をサバイバルしてゆくつもりなのでしょうか??

2007.02/09(金) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 冬柴大臣コメント 耐震偽装 2/6

サービス業として良心的な判断をされたなと、私は敬意を表したい

以下は、水落建築構造士の担当したホテルを2月一杯で休止するというアパグループの発表についての国土交通省大臣の談話です。

国交省HPにあります。

冬柴大臣会見要旨(平成19年2月6日)
http://www.mlit.go.jp/kaiken/kaiken07/070206.html

以下引用します。

[引用開始] 
(問) 耐震強度の偽装問題ですけれども、昨日アパグループが水落建築士の関与した物件について、全て2月いっぱいで営業停止するという決定をしましたけれども、この広がりについてどのように思われておられるかということと、水落建築士の物件の調査がどのような形で進んでいるのか、この2点をお願いします。

(答) 残念なことに、田村水落という一級建築士事務所が、本人はいろいろなことを仰っているようですけれども、客観的には強度が不足した設計をされたということで、京都の2物件についてですね、特定行政庁は耐震強度が不足するという判断を公にしました。それ以外の個々の物件については、そのような判断はされていないけれども、しかし水落一級建築士が設計した物件については、とりあえずその強度が足るか足らないかということは度外視して、営業を休止するという判断をアパグループがしたということは、サービス業として良心的な判断をされたなと、私は敬意を表したいと思っています。

今後そのような物件が強度があるのかないのかということは、今後の調査を待たなくてはならないというように思っています。それから田村水落事務所が関与した物件についての調査ですけれども、これはすべて特定行政庁にお願いをいたしまして、大変忙しいけれども早急に結論を出して欲しいということを申しています。

すでに今までの調査の結果はどうなっているのかという質問もいただきましたが、千葉の1団地5棟、その内4棟については強度はあると、ただし、1棟については強度が不足すると。これについては、建築途上だったわけで、購入契約をした人達はすべて契約解除をするということで、一般の方々についての損害は回避されたと思うのですけれども、なぜ5棟のうち1棟だけが足りなかったというのは本当にわからないのですけれども、今後調査をしていかなくてはならないと思います。

他の物件につきましても、これは全国に散らばっていまして、地元が圧倒的に多いのですけれども、これも特定行政庁にお願いをして、もしそこで審査等をする上で人材不足等があれば我々としても応援をさせてもらうということも申し添えて、早急に結論を出して欲しいということを申しているという状態であります。
[引用終了]   

今回の談話は、前回の水落建築構造士に対するものと対照的な表現が使われています。

万人がこれは本人が否定しても偽装の意思があったねと、判断されるというもの

以下、拙Blogの1/30より、平成19年1月26日の冬柴大臣と記者のやりとりをご紹介します。なお、一部の文言を×改変にしてあります。

このやりとりの全文は以下:
冬柴大臣会見要旨(平成19年1月26日)
http://www.mlit.go.jp/kaiken/kaiken07/070126.html

[引用開始]
(問) 少し重複するかもしれませんが、建築士が偽装ではないというように弁解していることについて、率直なご感想をお伺いしたいのですが。

(答)偽装でないと言っても、そう言われないために、例えば筋交いの部分がどうだとか言う具体的なやりとりもしながら、そしてその場で手計算をしてみた結果とかいろいろなことを総合考慮して、「そういった事実を積み上げれば偽装をされたことを自ら認めていらっしゃるのではないのですか」と、「客観的にはそうですね」というところまで、特定行政庁は詰めているのです。犯罪者は×を××意思はありませんでしたと絶対に言うのですけれども、しかしその時の状況や事実関係を全部総合考慮すれば、万人は××意思があったと認めるのが当然だろうということで、××というものを認定するわけでして、それと同じようにこの問題についても、そんな偽装はしておりませんという結論だけを言われても、その積上げの事実、このときにどうだったのか、手計算の結果はどうだったのか、そういうものの積上げの結果、万人がこれは本人が否定しても偽装の意思があったねと、故意があるねというように判断されるというものだと思うのですね。

ですから、私はそういう結論を積み上げた結果を否定されるということは、専門家としては感心しませんねということです。そしてそれは否定されても、我々としては、その積み上げた結果を見てその事実が確定されれば、それに基づいて厳正な処分をさせていただくということです。
[引用終了]

平成19年2月6日の大臣談話の解析

管理人は、先日の大臣談話のたとえは、推定無罪の大原則に照らし、不適切な発言あったと考えています。

一方、これほどのたとえを用いたことは、少なくとも平成19年1月26日時点では、水落建築構造士の京都物件の強度不足についての冬柴大臣の心証はすっかり固まっていたことを意味する。こういう解釈も可能かと思います。

言い換えると、「水落建築構造士の京都物件に物件の強度不足は明らか」とお考えだったからこそ、思わず、あのたとえ話をしてしまった。こういうことです。

では、もし、仮に、そうだとすると、平成19年2月6日の冬柴大臣の以下の御発言をどう理解すればよいのでしょうか??

「水落一級建築士が設計した物件については、とりあえずその強度が足るか足らないかということは度外視して、営業を休止するという判断をアパグループがしたということは、サービス業として良心的な判断をされたなと、私は敬意を表したい」

いくつかの仮説が立てられますが、仕事の関係で、今は時間がタイト。
とりあえず、ここまでとします。

TAG : 国交省大臣談話 /アパホテル休止 /

2007.02/09(金) |  未分類  | Comment(2)  []

 
 

 
 

■□ 実験内容と結果の再現性は?? 耐震偽装 千葉県発表資料に思う

千葉県HP (仮称)アパガーデンパレス成田の耐震性に係る検証計算の結果について

以下に、水落建築構造士 VS. イーホムズ&千葉県の工学的見解が対立し、日本建築防災協会にジャッジを仰ぎ、同協会が千葉県に軍配を上げた(仮称)アパガーデンパレス成田の耐震性についての千葉県の見解を掲載いたします。

千葉県HPに、平成19年2月2日付けで、「(仮称)アパガーデンパレス成田の耐震性に係る検証計算の結果について」というタイトルで掲載されていました。

(仮称)アパガーデンパレス成田の耐震性に係る検証計算の結果について
http://www.pref.chiba.lg.jp/syozoku/j_kenchiku/0_gizou/070202.html

引用します(小見出しは管理人)

[引用開始]
(仮称)アパガーデンパレス成田の耐震性に係る検証計算の結果、一部に建築基準法に適合しない部分があることが判明しました。

(財)日本建築防災協会の工学的助言内容は、県の判断が妥当と


1 経 緯
 平成18年2月28日に電話で又3月6日文書で、本物件の建築確認を行ったイーホームズ(株)より 構造計算に疑義がある旨の報告があり、当初イーホームズ(株)で検証を行い報告するよう指示していたところですが、 同社が業務を継続できなくなったことを受け、同年5月15日から、 県では本物件の耐震安全性の状況等の調査・検証を行ってきましたが、 B棟の構造計算で構造設計者と見解が異なったことから客観的な判断を仰ぐため(財)日本建築防災協会に工学的助言を求めました。 助言の内容は、県の判断が妥当との助言がなされたことから一部に建築基準法に適合しない部分があると判明したものです。

<中略>

3 検証計算の結果について

検証計算は、許容応力度等計算で実施。

B棟(居住棟、11階建て(階は構造計算上の階数以下「同じ」。))は、建築基準法に不適合。

A棟(居住棟、3階建て)、C棟(居住棟、10階建て)、D棟(居住棟、3階建て)、 及びE棟(駐輪場、平家建て)は、建築基準法に適合していることを確認。

B棟の耐震性の状況
・一次設計:(中規模地震による各部材の損傷の有無の検証)で柱、梁のいくつかの部材でNG
・二次設計:(大規模地震による建物の倒壊等に関する検証)Qu/Qunの最小値は0.74
 ※Qu:建物の保有水平耐力、Qun:建物の必要保有水平耐力

4 対応状況について
 建築主であるアパマンション(株)に対して、本日付で以下のいずれかの報告書を提出するよう勧告する。

補強計画書
他の検証方法で安全が確認された場合はその検証結果報告書

5 確認申請時の構造計算書について
 建築確認時のB棟の構造計算書の数値については、不整合があったので、構造設計者に説明を求めたところ、 確認を下ろす期日が迫っていたので部分的な差替えを行ったとのことであった。
[引用終了]

実験内容の再現性と結果の再現性を示さないレポートの科学的検証は不能である。

いつも、プレスリリースを読んで思う事があります。それは:

プレスリリースは、いつもConclusionしか載らないのはどういうわけなのか、です。結論だけ聞かされても、困惑するばかりです。。。

発表された結論の科学的な妥当性を検証するためには、どのようなデータを、どのような方法で検証したのか。そして、どのような結果が得られたのか。その結果をどのように考察して、レポートの結論を導いたのか。このあたりを、洗いざらい開示していただかなければ、なんともなりません。

実験内容の再現性と結果の再現性を示さないようなレポートは科学レポートではない。

これは研究者が必ず叩き込まれる鉄則のはず。「アパガーデンパレス成田の耐震性に係る検証計算の結果について」は、高度な工学上の議論についてのジャッジなのですから、この鉄則をはずれることは許されない。こう思います。

もういちど、Richard Phillips Feynman (1965年にジュリアン・S・シュウィンガー、朝永振一郎とノーベル物理学賞を授賞。スペースシャトルチャレンジャー号事故の調査委員会でも活躍) の言葉をどうぞ。

耐震偽装 要請される厳しき姿勢
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-entry-55.html

「仕事に関する情報を洗いざらい提供すべきだ」(リチャード・P・ファインマン)

[引用開始]
例えばもし諸君が実験をする場合、その実験の結果を無効にしてしまうかもしれないことまでも、一つ残らず報告すべきなのです。その実験に関して正しいと思われることだけではなく、その実験の結果を説明できるかもしれない他の原因や、他の実験の結果から説明できるものとして省略してしまったことがらや、その実験の経過など、ほかの人にも省略したことがはっきりわかるように報告する必要があるのです。

さらに諸君の解釈に何か疑問を投げかけるようなことがあるのを知っているなら、これもまた必ずその詳細を報告しなくてはなりません。もし少しでも間違いがあったり、間違いかもしれないと思われることがあったら、極力これを説明しなくてはならない。例えばある説を考え出して発表する場合には、それを肯定し裏付ける事実のみをのべるのでなく、それを否定するような事実も一つ残らず書きだす必要があるのです。・・・・

これをまとめて言うなら、他の人々が諸君の仕事の価値を判断するにあたり、その評価を特定の方向に向けるような事実だけを述べるのでなく、本当に公正な評価ができるよう、その仕事に関する情報を洗いざらい提供すべきだというのが、今私の言わんとしていることなのです。
[引用終了]

科学成功の理由のひとつは、その核心部にエラー修正機能が組み込まれていること


かくて、イーホームズ, 千葉県, 日本防災建築協会, and 水落建築構造士「の仕事に関する情報を洗いざらい提供すべき」と思います。少なくとも、それらの資料を、科学的に検証できるプロフェッショナルが、数千人は我が国にいるのですから。これらの科学の「エラー修正機能」(カール・セ-ガン)を活用しない手はない。こう思います。

カール・セ-ガンの名著『人はなぜエセ科学に騙されるのか(上)』(新潮文庫、2000)から以下をどうぞ。

[引用開始]
科学が成功したもうひとつの理由は、その核心部にエラー修正機能が組み込まれていることだ。エラーがあれば修正するというのは、なにも科学だけの特徴ではあるまい、と思う人がいるかもしれない。

しかし私に言わせれば、自己批判に努めたり、自分の考えを外界と照らし合わせたりするとき、人は科学しているのである。逆に、ご都合主義にはまり込んで批判精神をなくし、願望と事実を取りちがえているようなとき、われわれは似非科学と迷信の世界にすべり落ちでいるのだ。

「権威者の言うことは信用するな」というのは、科学の偉大な戒律の一つである。
[引用終了]

新潮文庫です。

2007.02/08(木) |  未分類  | Comment(3)  []

 
 

 
 

■□ 耐震偽装 求む 千葉日報2/3記事 

矛盾だらけの構造計算 成田の偽装マンション 補強して販売へ

2007年02月03日 00:00頃、千葉日報は、「矛盾だらけの構造計算 成田の偽装マンション 補強して販売へ」というタイトルで、イーホームズが耐震計算書に疑義があると指摘したアパマンションについて報じました。

2005年10月18日、上記の件の通報者・イーホームズ社長藤田東吾氏は、司法記者クラブで記者会見を開き、プレスリリース、つまり報道発表資料を配布して、上記について切々とマスメディアに訴えかけました。

以下、その歴史的プレスリリースから、引用します。(小見出しは管理人)

[引用開始]
東京地裁での判決に際して、マスコミの皆様へ、そして国民の皆様へ

今日、東京地裁で、僕に対する判決が出ます。
耐震偽装事件に関係した裁判では一番最初の判決です。
僕は、この裁判の容疑や内容については、話す意味がないと思いますのでコメントはしません。

僕を逮捕した本当の理由は、国が、アパのマンションやホテルの偽装を隠蔽するために、藤田東吾を逮捕して黙らそうとして、行なったものと考えています。

イーホームズでは、平成18年2月に、アパグループのマンションの偽装を発見

イーホームズでは、平成18年2月に、アパグループのマンションの偽装を発見しました。アパのマンションやホテルの構造設計を一手に行なっていた、田村水落という設計事務所の水落代表がイーホームズに来社して、「こんな偽装の手法は、姉歯より俺が先に初めた」と豪語しました。「建築確認を早く取るために、構造設計にかける時間が少ないから構造計算書を偽装(改ざん)するなんて、他(の構造設計士)にも沢山いるよ」と平気で言いました。実際に、田村水落がイーホームズに申請をしていた3件の物件に偽装が発見できました。その他の物件は、役所や他機関に提出してきたと言いました。その後、アパの取締役や責任者の方が来社して、アパに関する偽装の隠蔽や計画変更を要請しました。全く、ヒューザーの時と同様です。

イーホームズで受け付けていた3件の物件の内2件は、イーホームズでは計画変更も、再計算も適わないと判断したので、現在、工事は止まったままです。取り壊しもしていません。事件が風化したら、工事を再開して、販売するのかもしれません。「アップルガーデン若葉駅前」と「アパガーデンパレス成田」です。他の1件は、川崎市の物件で、川崎市で計画変更の処理がなされました。しかし、本当に重要なことは、住民や利用者の命に被害を与える可能性であり、それは、工事中のマンションやホテルではなく、既に完成して入居済みの物件です。

藤田氏、イーホームズ受付け以外のアパ物件を調査するよう、国交省に進言


僕は、国交省に対して、イーホームズで受け付けた以外のアパの物件を調査するように糾弾をしてきました。国は関知しないと言いました。アパは工事を止めませんでした。これも、ヒューザーの時と同様です。この状況が、4月まで続いた中で、4月26日に僕は逮捕されました。逮捕自体の「見せ金」の容疑は、たとえお金はすぐに返済して誰に迷惑をかけなかったとしても、違法を行なった者として罰を受けなければいけないことだと反省しております。

<中略>

耐震偽装事件の本質は、決して、ヒューザーやアパだけの問題ではありません。また、法的には、確認検査制度の問題ではなく、大臣認定制度の問題のはずです。構造計算書が、偽装(改ざん)可能なレベルで、構造計算プログラムの運用プロセスを評価/認定した、財団法人日本建築センター(国の天下り機関)と国土交通省住宅局建築指導課に責任はあります。アパやヒューザーは、この観点からは被害者です。但し、デベロッパーとして、自らが作ってきたマンションやホテルの、住民や利用者の命の安全を無視してはいけません。平成18年5月22日に、北側国土交通大臣も同様の発言を国会で行ないましたが、この発言はマスコミが取り上げませんでした。官僚がマスコミを情報操作の一手に使う表れだと思っています。

僕は、日本の建築行政を担ってきた一員として、この真実を公表いたします。


よって、僕は、日本の建築行政を担ってきた一員として、この真実を公表いたします。

また、僕は、「耐震偽装」と題して、僕が知る真実を本に書きました。ペンの力によって、耐震偽装が何であったのかをお伝えするべきだと思ったからです。既に原稿は、ある出版社に入れてありますので近く出版されると思います。たとえ、僕の身に何があったとしても、イーホームズの理念であった、『21世紀の住環境の質の向上に貢献する情報提供』を果したと、僕は思っています。

最後に、結果として、国民の皆様には、構造計算書に関わる国家の不正を公表したことで、不安と混乱をいたずらに招いてしまったことを、ここに深くお詫び申し上げます。

申し訳ありませんでした。

平成十八年十月十八日  藤田東吾
[引用終了]

この魂の笛の音の全文は、例えばここにあります。この機会にぜひご一読下さい。

「改めまして昨年10月の藤田社長のメッセージ」(Blog『頑張れ藤田東吾(イーホームズ藤田東吾社長を応援します)Mission for freedom and democracy』)
http://ganbarefujita.jugem.jp/?eid=249#sequel

どこにいっちゃんたんでしょうか?? 千葉日報の2/3の記事は


さて、話をもどします。
ネットで検索できた千葉日報記事「矛盾だらけの構造計算 成田の偽装マンション 補強して販売へ」のありったけを以下に示します。
http://search.47news.jp/search.php?searchBox=耐震&pageCounter=2

[引用開始]
県内で再び耐震強度偽装問題が浮上した。県は二日、水落光男一級建築士が構造計算した成田市の分譲マンション一棟について「偽装の疑いが強い」と発表。二〇〇五年末から対応に追われてきた県建築指導課の担当者は
[引用終了]

この続きが読みたい。なんで、ここで終ってるのさ!!
当然、こう思うわけです。

が、しかし、千葉日報HPにはすでにありません、涙。
http://www.chibanippo.co.jp/

ググっても、ダメ、涙。
cashedにも残っていない、涙。

WANTED!千葉日報 2007/2/3の記事


で、求む、千葉日報 2007/2/3の記事「矛盾だらけの構造計算 成田の偽装マンション 補強して販売へ」の全文。

こういう次第です。
どうかよろしくお願いいたします。

しばらく待って、だめなら、図書館行ってきます。
管理人は、たいていの場合、ちょー怠け者です。
が、しかし、
ある時だけは、なぜか、ちょー凝り性です、笑。

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2007.02/07(水) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 耐震偽装 幻のミッションイーホームズ

建て替えや補強の費用は国の予算として計上するべきだ。 イーホームズ

2005年初冬に勃発した第一次耐震偽装問題。この問題をどう解決するかについて、総司令部国土交通省が策定し実施した作戦とイーホームズが立案していたミッションにはかなりの相違があったようです。

今回は、イーホームズの策定していたミッション「第一次耐震偽装問題解決作戦」をご紹介しましょう。

イーホームズミッションは藤田東吾著『月に響く笛 耐震偽装』のpp.219-220に記されていました。

[引用開始]
・・・まず、イーホームズが考えていた方向性は次に列挙できる。

1. 基準法に準拠した手続きで建物の補強や立て直しを図る。


アラミド繊維を用いた適切で法的にも可能な補強法を国交省に05年11月に伝えた。


2. そのためには、特定行政庁が判断をする必要がある。(基準法9条, 11条)。指定機関はこの判断はできないから有用な情報提供を行なう。偽装が生じた原因は大臣認定プログラムの運用基準にあるはず。ここを改善することが今後の最も重要な課題である。

3. 前例のない判断をさせるために腰の引けた特定行政庁を国土交通省が指導できるように、アラミド繊維を用いた評定による適切で法的にも可能な補強方法を伝えもした。11月11日には、限界耐力による計算方法などの代替案も国総研等が示している。

4.Xが偽装した物件をすべて洗い出して、この問題を一気呵成に解決する。そのために、イーホームズで受け付けた物件の調査を進めた

5. 偽装が生じた原因が過去における大臣認定プログラムの認定上に問題があったのだんら、住民の安全確保に必要となる建て替えや補強の費用は国の予算として計上するべきだ。

6.10月27日のY社長の発言から、もし、偽装が組織的に他でも行なわれているのならその調査は国交省が主導して行なうべきことである。

第一次偽装耐震偽装問題は、いわゆる「組織事故」 原因は複雑多岐

僕らは、全てを白日の下に晒して、解決を図ることが大事だと思って事を進めてきた。物事を単純に隠蔽などできるわけがない時代だとも思っていた。・・・・
[引用終了]

管理人は、第一次偽装耐震偽装問題は、いわゆる「組織事故」だと認識しています。よって、大臣認定プログラム問題だけに、この「事故」の原因を求めることには異論があります。「組織事故」としての第一次偽装耐震偽装問題についてご説明すると、たいへん長くなるので今回は省略します。興味のある方は、まず、ジェームズ リーズン著『組織事故―起こるべくして起こる事故からの脱出』は、この問題にタックル人にとって必読書です。

組織事故―起こるべくして起こる事故からの脱出
http://www.amazon.co.jp/組織事故―起こるべくして起こる事故からの脱出-ジェームズ-リーズン/dp/481719099X/ref=pd_bxgy_b_img_b/503-1425676-2815946

さて、話を戻します。
イーホームズミッション中の3点はたいへんに注目に値します。

すべての偽装物件を洗い出せ ミッションイーホームズ

1.一義的に取り壊しではなく、補強を方針としている。
2.すべての偽装物件を洗い出すことを方針としている。
3.建て替えや補強の費用は、住民ではなく国の予算で行なう旨、提案している。

なお、1の補強については、2005年11月の段階で、具体的に、アラミド繊維を用いた補強法を国交省に提案し、この方法なら適法かつマンション住民の理解も得られると分析しています。また、これらのバックボーンとして、耐震偽装についての情報を隠蔽せず、ありのままに、正確に、迅速に、国民に示そうとしています。

第一次耐震偽装問題を解決するために、藤田さんとイーホームズが立案したという上記のイーホームズミッションを、私たちは、どう評価すべきでしょうか??

少なくとも、管理人は、ぜひこの方針でやってほしかった。そう感じます。もしもミッションイーホームズが採用されていれば、第一次耐震偽装問題の風景は現在とはかなり異なったものになっていた。そう言わざるをえません。

現実にどのようなミッションが、この第一次耐震偽装問題を解決するために採用され、その結果として、どのような事態が現実となっていったかについては、今日は、管理人はのべない事にします。

マスコミも世論も国交省の誘導で見当違いの方向に突っ走ってしまったな

そのかわり、必読の記事をご紹介しましょう。それはジャーナリスト魚住昭さんの『月刊現代』2006年5月号の関連記事です。

この秀逸な記事は、残念ながら、ネット上にはないようです。図書館等でゲットしてください。ただし、幸運な事に、ダイジェスト版が「歪になった報道」というタイトルで以下にあります。一部引用しておきます。(小見出しは管理人)
http://web.chokugen.jp/uozumi/2006/04/post_e174.html

[引用開始]
ヒューザーや木村建設の関係者、それに耐震工学の専門家らに話を聞いてみて痛感したのは、この事件に関する一連の報道の不正確さ、歪(いびつ)さだった。マスコミも世論も国交省の誘導で見当違いの方向に突っ走ってしまったなというのが、今の私の正直な感想だ。

<中略

かなりオーバーだった国交省の発表「震度5強で倒壊の恐れ」

震度5といえばそれほど珍しい地震ではない。まかり間違えば明日にも建物が倒壊するかもしれないという情報が日本列島を駆けめぐり、一種のパニック状態をつくりだした。某紙に至っては「偽装マンション」のうち「二棟は自壊の恐れ」という見出しの記事を大きく掲げて騒動を加速させた。

しかし、冷静に考えてみてほしい。昨年7月、東京の足立区で震度5強、首都圏全域で震度5弱を計測した地震があった。「震度5強で倒壊の恐れ」が事実なら、震度5弱の地域の偽装マンションやホテルは倒壊しないまでも壁にひび割れぐらい入っていたはずだ。

ところがそんな報告はなかった。ということは、国交省の発表がかなりオーバーだったという結論になる。子供でも分かる理屈なのだが、新聞やテレビはそれを無視してセンセーショナルな報道に終始した。その結果、耐震強度0.5以下の建物に対する国交省の事実上の「取り壊し命令」が何の疑いもなく受け入れられてしまった。

耐震強度の数値はあやふや 計算者や方法で0.3にも0.6にもなる

構造設計の専門家たちによると、耐震強度の数値そのものが、同じ建物でも計算する人間や方法によって0.3になったり、0.6になったりする、あやふやなものだ。建て替えせずに耐震補強できるかどうかの判断もこの数値だけでは一律に決められない。ビジネスホテルの場合だと、0.5以下でもロビーやホールのある一階の柱に鉄板を巻いて補強すれば十分に使えるものが多いという。

ではなぜ、国交省はこんな過剰反応をしてしまったのか。理由の一つは、緊急事態に冷静に対処できる役人がいなかったということだろう。・・・
[引用終了]

(公式には)2007年1月25日に勃発した第2次耐震偽装問題を乗り越えるためには、まず、魚住さんによる『月刊現代』2006年5月号の記事を読む事が必要不可欠だ。管理人はそう思います。

「過去に目を閉ざす者は、結局のところ現在にも目を閉ざす」

また、第1次耐震偽装問題の復習には、ケンプラッツの「構造計算書偽造問題・テーマ一覧」をオススメします。ケンプラッツとは、「日経BP社が企画・運営する建設・不動産関連の専門情報サイト」です。専門サイトなので情報の精度はGOODと思います。

構造計算書偽造問題・テーマ一覧
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/building/feature/forgery/aneha/

「士は過なきを貴(たっと)しとぜず、過を改むるを貴しと為す。」(吉田松陰, 幽囚録,1854)

(真のサムライは、自分にはミスがないということを重要視したりはない。自分のおかしたミスを改めることを重要視するものだ。)

「過去に目を閉ざす者は、結局のところ現在にも目を閉ざすことになります。」(Richard von Weizsäker,荒野の40年,1985)

頑張りましょう。
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2007.02/07(水) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ アラミド繊維による補強 研究発表プログラム  

2005年11月5日 藤田社長とイーホームズ社員の会話 「アラミド繊維を用いた補強法があります。」

耐震強度の不足した姉歯物件のマンションをどうすべきか??

『月に響く笛 耐震偽装』によれば、2005年11月5日、藤田東吾社長は、耐震強度の不足したマンションをどう補強するかについて、彦根本部長と以下のやりとりをしたそうです。

[引用開始]
僕は、「ちょっと教えてください」と、隣接する会議室に彼を誘った。

「昨日話していた、化学物質による補強工事とはどういうことなんですか。分かりやすくお願いします」。

彦根は叩き上げてスーパーゼネコンに定年まで勤めた人物だ。技術知識への貪欲さや姿勢において、イーホームズスタッフの中で群を抜いていた。

「アラミド繊維を用いた補強法があります。どういう事かと言うと、特殊補強材アラミド繊維と液体樹脂を特殊配合して、RC(鉄筋コンクリート)構造建築物に浸透密着させて劣化の進行を抑止する方法です。アメリカのNASAが開発した補強手法で、簡単に言えばRC構造に吹き付けるだけだから、施主にとって精神的な障害となる見た目の問題もクリアできます。今までは、認定されてこなかったのですが、これをイーホームズで評定し補強に用いるようにしたらよいのじゃないでしょうか。そうすれば基準法上の適合性、適格性も付与できるばずです」

この説明を聞いて、僕はこれなら解決できるんじゃないかと思った。(p.119)
[引用終了]

2007年2月17日 日本建築学会東海支部学術研究発表会 「粗い間隔でアラミド繊維補強を施した壁付きRC柱に関する実験」

このあいだ、『建築雑誌』(2007年1月号)を、なにげに見ていたら、この「アラミド繊維」という言葉が、2006年度日本建築学会東海支部学術研究発表会プログラムにあるのを見つけました。

かなり、専門的な話とは思いますが、関係者の方は、ぜひこれらの発表を拝聴しておかれてはいかがでしょうか。

2006年度「東海支部研究発表会」プログラム
日 時 2007年2月17日(土)・18(日)9:00~17:00
会 場 愛知工業大学

以下に発表題目をご紹介します。
なお、司会者名や発表者名は、下記の日本建築学会東海支部HP掲載の「研究発表プログラム関係」のPDFで各自お確かめ下さい。
http://news-sv.aij.or.jp/tokai/



[引用開始] 
201: 粗い間隔でアラミド繊維補強を施した壁付きRC柱に関する実験 (その1 高軸値力下における変形性能)

202: 粗い間隔でアラミド繊維補強を施した壁付きRC柱に関する実験 (その2 付着割裂柱と極短柱)
[引用終了]

アラミド繊維は、実際、姉歯物件の補強に用いられた by 藤田東吾

なお、このアラミド繊維は、現在では、実際に使用されるようになったそうです。

藤田さんは、『月に響く笛 耐震偽装』にこう書いています。

[引用開始]
この時、彦根が提案した補強方法は、平成18年に入って日本建築センター等で評定を受け、実際に姉歯が関与した偽装マンションの補強として用いられている。忸怩たる思いもあるが、イーホームズが主張していたことに間違いはなかったことを、僕は改めて思った。・・・
[引用終了]

2007.02/06(火) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 藤田東吾に、今、聞きたいこと

今、この日本の中に、アパの偽装物件を糾弾するのは、もう僕個人しかいないかもしれない。

最近、藤田さんは、ほとんど、発言されなくなりました。

2007年1月26日に、第二次耐震偽装問題がはじまった次の日に、「イーホームズ株式会社
代表取締役 藤田東吾」名で、「関係者の皆様」という公式声明出した後は、沈黙を守っていらっしゃいます。

藤田東吾著『月に響く笛 耐震偽装』, p.391にこんな独白がありました。

「今、この日本の中に、アパの偽装物件を糾弾するのは、社員も去り、イーホームズも消えようとする中で、もう僕個人しかいないかもしれない。たとえそうだとしても、僕はイーホームズの創業者として、そして代表者として、スタッフが発見したアパの不正を伝える。同時に、アパの不正を隠蔽しようと、力を出す者たちを炙り出したい。」

この本のネットでの申し込みはimairr.comへ
http://www.imairu.com/books.html

今、やっと、この日本の中に、アパの偽装(?)物件を取り上げるメディアが見受けられるようになって来ました。数日前から、イーホームズという言葉が国交省HPにポジィティブな意味で掲載されています。ネットの世界は、もともと、この問題の本質を知っています。それでも、もし、今も、ネットにアクセスしていらっしゃるなら、イーホームズや藤田東吾というキーワードのヒット数にさぞ驚かれるでしょう。

悔しくて悔しくて、いてもたっても、いられないお気持ちでしょうか??

そして、イーホームズが、ずっと、主張してきたことが間違っていなかったことを、人々が、認めはじめているのを、どんな気持ちで眺めていらっしゃるのでしょう??

一年前、もう少し周囲が、イーホームズの言い分に真摯に耳を傾けていれば、事態はもっとはやく解決し、イーホームズも元気に業務を継続していたはずです。悔しくて悔しくて、いてもたっても、いられないお気持ちでしょうか??

それとも、イーホームズは地に落ちた一粒の麦である。「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」。そう感じていらっしゃるのでしょうか??

管理人は、なんとなく、少なくとも、前者ではないと思います。たいした理由はなく、強いて言えば、この約四ヶ月、藤田さんをウォッチしてきた管理人の感覚です。

ふと、また、『月に響く笛 耐震偽装』の言葉が頭に浮かんできました。この言葉は、本Blogの2006年12月30日の日記でも紹介しましたけど、とても深く考えさせられるシーンです。(小見出しは管理人)
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-date-200612.html

逮捕前日のチャンスを逃したことが、悔やまれて仕方がなかった。

[引用開始]

逮捕された後、構造計算書の偽装を公表したことは間違っていたのだろうかと、検事調べが終わり、保釈までの約一週間の間、独房の床に仰向けになって、手の届かない高さの天井を眺めながら、何度も何度も気の遠くなるくらいの回数を考えた。僕が信じた正しさを追求したことで、逮捕された。まして、耐震偽装事件とは全く関係のない、司法書士のX先生までも巻き込んでしまった。

<中略>

子供が友達に何か言われていないか心配だった。子供は無邪気だが残酷でもある。何故こんなことになってしまったのか。公表しなければ、こうはならなかった。

<中略>

死んでしまいたかった。もはや死ぬしかないと思った。死ぬことは、際限なく襲い続ける恐怖から逃げ出す唯一の方法だった。

<中略>

抵抗することの意味の有無なぞ考える気もしなかった。ただ死んでしまいたかった。逮捕前日のチャンスを逃したことが、悔やまれて悔やまれて仕方がなかった。頭が少しずつ狂っていく気がした。狂う頭は、死のチャンスを奪った妻を、憎む気持ちさえ生んだ。神経は消えかかっていた。廃人になっていく自分を感じていた。差し入れられた服を着替える気も起こらず、初日に貸与された胸に大きく「留」と書かれた通称マルトメのくすんだ青のジャージを、僕はずっと着続けた。」
[引用終了]

どうしたら、イーホームズの誠に市民は応えた。たしかに、笛の音は月に響いた。こう胸を張れるのか??


ヨハネ福音書の言葉が浮かんできます。何度かご紹介しました。
You know the truth. And the truth shall make you free.

たしかに、多くの市民は真実を知りました。藤田さんとイーホームズの皆さんの鬼神をも哭かしめる敢闘精神の成果です。では、イーホームズの社訓でもある後半、the truth shall make you free.は成ったでしょうか??もしそうなら、この国の誰が自由になったのでしょうか??もし、まだ為されてはいないというのなら、何をどのようにしたら、ぼくたち市民はそう言えるのでしょうか??

なにをすることをもって、比喩的に、ついに、私たちは、あの月にまで笛の音を響かせることができた。そう言い得るのでしょうか??どうしたら、真実を知った市民は藤田東吾氏とイーホームズの積誠に応えた。こう言い得るのでしょうか??

こんな言葉も浮かんできます。(小見出しは管理人)

「5月11日に、江戸護送の知らせをうけてからは、いまひとつ、「誠」という字を念頭におき、これを私の行動のよりどころとしようといろいろ考えてみた。ちょうどそのころ、杉蔵が「死」の字を私におくり、死を覚悟することを説いた。

誠を尽くしても感動しない者は、いまだ一人もいない

しかし、私はそれについては考えず、一枚の白の綿布を求めて、これに『孟子』の「誠を尽くしても感動しない者は、いまだ一人もいない」の一句を書き、手拭に縫いつけ、それを持って江戸に来て、これを評定所のなかに留めおいた。これも、誠についての私の志をあらわすためであった。

天が、私のとるにたらないが、しかしひとすじに思う真心をくみとり、私を助けてくれるならば、幕府の役人もかならず私の説に耳を傾けてくれるであろうと、志を立てたのである。 」(留魂録)

「誠を尽くしても感動しない者は、いまだ一人もいない」。吉田松陰先生のお好きだった言葉です。先生が、高杉晋作・久坂玄瑞ら弟子達に投げつけた炎のような言葉も頭に浮かびます。

「僕は忠義をするつもり、諸友は功業をなすつもり」

(僕は自分の利害など度外視して、ひたすら誠を積むつもりだ。一方、君たちは、自分の利害が大切で、立身出世をするつもりなのだ。)


今、藤田さんに聞きたいことは何ですか ??


去年の秋からこの日記でご紹介して来たいろいろな言葉を、今、ふりかえり、そして、思う事は、藤田東吾氏が、今、何を感じ、どんなことを考えているのかを聞いてみたい。これに尽きるように思います。

そんなわけで、管理人は、Yahooグループ「藤田東吾を国会へおくるかい??」で、「今、藤田さんに聞きたいこと??」を募集しています。興味のある方は、ぜひぜひ、ご参加ください。

なお、管理人は、一月下旬頃、藤田東吾参議院議員が国会で佐藤信秋参議院議員と建設的な意見を戦わせる夢を見ました。夢の中のシーンとはいえ、見応えのある論戦。もし、仮に、万一、あれが現実世界で見られるようなことがあったら、きっと国会中継に釘付けでしょう。

ただ問題は、肝腎の藤田東吾氏が佐藤信秋さんのような活動はまったくしていらっしゃらないことです。よって、現時点でのYahooグループ「藤田東吾を国会へおくるかい??」は、単に、「こんな人が仮に国会議員だったら、それってどうよ??」というテーマについて、一般市民が、わいわいと、閉じたグルーブ内で話し合っている。素人のレベルの話にすぎません。この点はぜひご了承下さい。

 ↓↓↓



『藤田東吾をdietへおくるかい??』に参加する

http://groups.yahoo.co.jp/group/togotodiet/



2007.02/06(火) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ アパホテル9館休止へ 02.05 耐震偽装


「誰も止めることなんてできないと思う」(国交省T課長)


2007.02.02-2007.02.05の耐震偽装関連のニュースをご紹介します。(見出しは管理人による)

強度不足の可能性 鶴ケ島の建設中断マンション

(埼玉新聞 2007年2月2日)
http://www.saitama-np.co.jp/news02/03/12x.html

[引用開始]
アパグループが建築している鶴ケ島市のマンション「アップルガーデン若葉駅前」について、指定確認検査機関「さいたま住宅検査センター」(さいたま市)が「構造計算の方法に問題がある。安全が確認できない」として、耐震強度不足が生じる可能性を県に指摘していることが二日、分かった。

昨年三月、当時審査した「イーホームズ」(廃業)が構造計算書の疑問点を指摘

同マンションの構造計算をしたのは耐震偽装問題が発覚した「田村水落設計」(富山市)。昨年三月、当時審査した「イーホームズ」(廃業)が構造計算書の疑問点を指摘し工事が中断している。県は今後、あらためて独自に構造計算を行い、耐震強度不足が判明した場合は、建築確認の取り消しなどを検討する。

県によると、アップルガーデン若葉駅前は共同住宅四棟や店舗棟、立体駐車場などからなる。アパグループは今年一月下旬、住宅二棟を除く部分の構造計算書を県に提出したが、さいたま住宅検査センターはこの計算書について「共同住宅二棟は構造計算の考え方に問題がある」と指摘している。

県はイーホームズの指摘を受け、構造計算のやり直しを指示。


県はイーホームズの指摘を受け、構造計算のやり直しを指示。審査業務は、廃業したイーホームズからさいたま住宅検査センターが引き継いだ。

アパグループ東京本社は「昨年来、安全性についての最終判断を行政当局に委ね、結論が出るまで工事を止めている。行政の指導に従いたい」としている。
[引用終了]

ホテル・ビルも耐震調査 国交省が100件を無作為抽出
(朝日新聞 2007年02月04日11時56分)
http://www.asahi.com/national/update/0203/TKY200702030242.html

[引用開始]
耐震強度偽装問題で、国土交通省は近く、全国にあるホテルとオフィスビルから約100件を無作為抽出して、耐震性を検証するサンプル調査を実施する。アパグループのホテルなどでも偽装問題が広がりを見せるなか、これまで調査してきたマンション以外の建物も検証が必要と判断した。

アパでも偽装問題が広がりを見せ、これまで調査した以外も検証必要と判断

国交省は昨年2月から、マンションを対象にした耐震性サンプル調査を実施。昨年末の中間報告では、10階建て程度の389件のうち15件に強度不足の可能性が高いことがわかり、最終報告をまとめている。

今回の調査は、姉歯秀次・元1級建築士以外の建築士にも耐震偽装が拡大したのを受けて実施を決めたという。過去3年間に建築確認を受けた10階建て程度のホテルとオフィスビルのうち、無作為抽出した100件での実施をめざし、現在、自治体などの協力を得て絞り込み作業を進めている。

調査では、建物の所有者らが保管している設計書類を借りて構造計算の再計算をし、建築基準法通りの耐震性があるかどうか確かめる。再計算結果は構造設計の専門家らがチェックした上、同省外郭団体の日本建築防災協会で最終確認する予定。
[引用終了]

アパグループホテル新たに9館が休止発表 07.02.05


アパホテル9館が休止へ
(岩手日報 2/05 20:11)
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/flash_view.cgi 

[引用開始]
耐震偽装問題でアパグループは水落1級建築士関与の9ホテルを2月末で休止する方針を明かした。
[引用終了]

藤田東吾著『月に響く笛 耐震偽装』の文言が頭をよぎります。p.228です。(本では実名で表記されています)

[引用開始]
Tは天を仰ぎ、暗示した。

「偽装物件を押さえようと思っても、雨後の筍のように後から後から出てくるんじゃないかな。誰も止めることなんてできないと思う」。

疲れきったTは、まさに予言者の如くであった。
[引用終了]

上記の9物件についてのアパグルーブの発表pdf「水落構造設計士担当物件に対する今後の対応について」はこちらです。
http://www.apa.co.jp/070205-1.pdf

一部引用します(小見出しは管理人)

皆様に改めて深くお詫び申し上げます 水落構造設計士担当物件への今後の対応

[引用開始]
水落構造設計士担当物件に対する今後の対応について

この度の耐震強度不足問題で、皆様には多大なるご心配、ご迷惑をおかけしておりますこ
とを、改めて深くお詫び申し上げます。

別にご報告しておりますとおり、今般新たにパガーテンス<東三条イーストコート>について、新潟県三条市より耐震性に関する構造の報告を求められたことを受けて工事を中止したことを踏まえ、今後アパグルーブのホテル・マンションのうち水落構造設計士が担当した物件について、以下のとおり対応することといたしましたのでご説明させていただききます。

【対応骨子】

<ホテル>
水落構造設計士が担当した全ホテルについて以下のとおり対応する。
1明日より新規予約の受付を停止する。
2平成19年2月28日の宿泊分をもって営業を停止する。

マンションに強度不足゙判明の場合は管理組合と協議、弊社の負担により補強工事等を実施 アパ

<マンション>
水落構造設計士が担当したマンションについて自主的に安全性の再確認を実施し、耐震強度不足が明した場合には管理組合と協議のうえ、弊社の負担により補強工事等を実施する。

・・・・・・

(2)対象ホテル
今回の対応の対象となるホテルは次のとおりです。
アパホテル<日本橋駅前>(東京都)
アパホテル<西麻布>(東京都)
アパホテル<東京板橋>(東京都)
アパホテル<天王寺駅前>(大阪府)
アパホテル<神戸三宮>(兵庫県)
アパホテル<京都駅前>(京都府)
アパヴィラホテル<名古屋丸の内駅前>(愛知県)
アパホテル<金沢中央>(石川県)
アパホテル<加賀大聖寺駅前>(石川県)

<すでに営業を停止しているホテル>
アパヴィラホテル<京都駅前>(京都府)
アパホテル<京都駅堀川通>(京都府)

今回対象となるホテルをご予約いただいているお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、安全性確保のため全力をあげて取り組んでまいりますので、ご理解賜りますよう宜しくお願いいたします。

・・・・・・・

[引用終了]

「アパの会長と社長は初心を貫く美学を全うしてほしいと、僕は思う。」(藤田東吾氏)


アパグループに対して、藤田東吾氏は、『月に響く笛 耐震偽装』で、最後に、こう感想しています。

「アパの元谷外志雄会長と社長である芙美子夫人は、ユニークな経営者として有名である。自分の会社の命を大切に思うのは、オーナー経営者であれば誰もが同じだろう。しかし、経営者としての初心を忘れないでほしい。社会的正義の夢を抱いて創業したはずだ。人の命や財産を大切にしようと志した道のりに、今の繁栄がもたらされたはずだ。

たとえ損失を蒙ったとしても、会社の基盤がどれ程傷つこうとも、初心を貫く美学を全うしてほしいと、僕は思う。」(藤田東吾,『月に響く笛 耐震偽装』 p.391)

艱難汝を玉にす。

アパグルーブには、ぜひ、この嵐に耐えていただきたい。藤田東吾ファンの一人として管理人は感じます。なぜなら、藤田さんも、きっと、そう言うような気がするからです。

2007.02/05(月) |  未分類  | Comment(3)  []

 
 

 
 

■□ 市民講座ご案内「あなたが知りたいマンションの耐震性」

市民講座「あなたが知りたいマンションの耐震性ー耐震偽装事件を越えて」

この時期、願ってもない市民講座が最高の講師陣の元、開催されます。
ここにお知らせします。
http://www.psats.or.jp/

[引用開始]
日 時: 平成19年2月24日(土) 13時半~16時半

●会 場:
キャンパスイノベーションセンター 国際会議場(田町駅から1分)

●主 催: 東京工業大学 統合研究院・NPO法人 建築技術支援協会
●参加費: 無 料
●定 員: 申込み先着順150名 (当日は参加登録票が必要です)
●参加予定者: 一般市民、マンション管理組合、不動産、建築関係者

●申し込み方法
以下をダウンロード戴き、FAX 03-5689-2912までお申し込み下さい。折り返し参加登録票をお送り致します。
[引用終了]

基調講演は和田章先生、質問にも答えていただけるようでよ!!

講師陣も完璧です。和田章先生もいらっしゃいます。

[引用開始]
プログラム案
1基調講演「進んだ耐震技術をみんなのものに」
         和田 章(東京工業大学教授)         
         
2耐震偽装で法律や制度がどう変わったのか(わかりやすく解説)
○新築について、従来の制度と改正された制度       
○既存のマンションをどう考えるか?           
 81年以前の建物の耐震性・・既存不適格の問題など)
         安部重孝(建築技術支援協会理事)
         菅野 忠(建築技術支援協会)    

3 パネルディスカッション                         
「今後、マンションの安全性は確保できるのか」
         和田 章(東京工業大学教授)
         菅野 忠(建築技術支援協会)
         加瀬善哉(建築技術支援協会)
         安部重孝(建築技術支援協会理事)
         筒井 勲(建築技術支援協会・元竹中工務店)
         津田勝弘(地震防災建物安全協同組合理事長)
         小鹿紀英(建築技術支援協会)
         米田雅子(東京工業大学特任教授)
           
4 あなたの質問に答えます                                   
      Q&A(同上のパネラーが答える)
 
資料 市民向けのテキスト
「あなたが知りたいマンションの耐震性-耐震偽装を越えて-」
[引用終了]

うーん、管理人も行ってみたい。。。

2007.02/05(月) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 耐震偽装 週刊ポスト報道に思う

京都市役所の調査課が国交省に第一報を入れたのは昨年の10月

2007年2月5日発売の週刊ポストに、第2次耐震偽装(?)事件の記事が二本載っていました。
一本目のタイトルは:

「アパ逃げ切り」に失敗した「安倍官邸の4か月」
http://www.weeklypost.com/070216jp/index.html

管理人は、この週刊ポストから、新たに3つのデータをゲットしました。

(1)京都市役所の調査課が国交省に対して「京都のアパホテルの構造計算書に不整合があった」と第一報入れたのは昨年の10月だった。

(2)国交省は、アパ物件については、第一次耐震偽装事件の時のように、国交省主導で検証する予定はない。

(3)冬柴国土交通相大臣は、憲法改正に反発して、安倍政権と距離を置いている。

ということで、昨年10月、藤田さんが必死に田村水落設計事務所に耐震偽装の疑義ありと必死に告発していた、ちょうどその頃、京都市も、また、「田村水落設計事務所の京都物件に不整合あり」と国交省に報告していた。こういうことのようです。。。。

がんばれアパと 思わず 応援したくなる...

一方、もう一本の関連記事(p.36)には、これといった内容はありません。
読む必要はまったくないとは思いません。
メディアリテラシーの教材としては意味があります。

釈明を聞いたら、勝手な色をつけずに、ありのままに報じるべきと思います。
で、釈明内容を検証して、もし疑問が生じたら、もう一度取材する。そこで、疑義が生じたら、証拠を提示して論評すればよい。

黒い涙ってなんなんでしょうか??
こういう記事を読むと、反射的に、「ガンバレ、アパグループ」と応援したくなります。
管理人はかなりの天の邪鬼かもしれません。

アパグルーブはHPで、以下の「お詫び」を掲載し、また、いくつかのPDFを掲載しています。いくつかを紹介します。
http://www.apa.co.jp/

[引用開始]
お 詫 び
アパグループのホテル、マンションのお客様へこの度の耐震問題で、皆様には多大なるご心配、ご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。アパグループは、皆様にご安心いただけますよう全社挙げて最優先事項として取り組んで参ります。

AGP<成田>の補強計画書等の提出勧告について【07.2.2】
水落構造設計士の担当物件について(更新)【07.2.2】
お詫び【07.1.25】
[引用終了]

アパにとって、クライシスであると共に最大の機会

この姿勢は、これまでの経緯はともかく、少なくとも、アパグルーブ代表とアパホテル社長のお詫び会見以降は、積極的に情報を開示し、責任を全うしようとしている。こう解釈することもできるわけです。(複数の一定の疑義がありますけれども)
http://www.nikkeibp.co.jp/news/const07q1/523701/

アルゴア氏も言っています。危機と言う漢字は、英語のクライシスとは違って多義的なことばである。つまり、危機という漢字は、危と機という2つの文字からできている。これは、危険を意味すると共に、同時に、機会をも意味する、と。

というわけで、現在の状況は、アパグルーブにとって、ピンチであると共に、最大のチャンスでもあるわけです。

たとえば、千葉のマンションは五棟のうちの四棟は大丈夫であることを国家が認めました。このお墨付きの価値は大きい。また、残る最大の一棟も、今後、千葉県の指導の元に、補強計画が実施されれば、これまた、パーフェクトなお墨付きをゲットしたことになります。市民の間には、マンションに対する疑心暗鬼が拡大しています。よって、アパグループがこの嵐を耐え抜けば、千葉の物件は超優良物件です。即日完売間違いなし。こう感じます。管理人もお金があったら千葉のアパ物件購入します。

「「撃墜」されてしまうのではなく、「軟着陸」できるようなプロセス」(揺れるマンション顛末記)


というようなわけで、この点に関しては、扇情的な週刊ポストの文言ではなく、沈着冷静なBlog『揺れるマンション顛末記』さんの言葉のほうに耳を傾けるべきなのです。
http://gskay.exblog.jp/m2007-02-01/#4507520

[引用開始]
アパで、分譲済みのマンションで問題が明らかになっても、ヒューザーの場合のような混乱が起こらないような配慮が行われているのではないかと想像しています。氷山の一角と言われており、今後も、違法建築が出てくることになるかもしれません。その場合、ヒューザーのように「撃墜」されてしまうのではなく、「軟着陸」できるようなプロセスが確立しつつあるように思われます。
[引用終了]

この事態の被害を最小限度に収める手段は何か。

この視点に照らすと、管理人には、現時点のベストチョイスは、むしろ、アパグルーブを支えることだとさえ思われます。少なくとも、静観が要請されるのではないでしょうか。(ただし、いくつかの前提条件の下にですけれども。たとえば、藤田さんとイーホームズへの謝罪はそのうちの一つです。)

上記の管理人の意見については、きっともいろいろな意見があるでしょう。

しかしながら、根拠のある批判や発言と事実の間の具体的な矛盾の指摘ならともかくも、根拠のない非難の言葉を浴びせるのは誤り。

こう思います。

週刊ポストの一つ目の記事はとても参考になりました。
2つ目は不必要だったのでは。。。


追記(2007.2.5,19時頃)

週刊ポストのリンクを上に追加し、「アパグループ 偽装の行方」(東経ニュース,2007.2.1)を以下に追加しました。

アパグループ 偽装の行方
http://www.tokyo-keizai.co.jp/report/35.html

なお、国交省の発表が四ヶ月程度遅れたのは別の第三者機関に検証を依頼して結果を待っていたためということは、当然、考えられます。よって、このことのみを理由に、隠蔽とみなすのは問題と思います。管理人の書き方は良くなかったかもしれません・・・とりあえずこのままにします・・・

2007.02/05(月) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 国交省 イーホームズの功績認める 耐震偽装

イーホームズから平成18年3月3日に国土交通省に、構造計算に疑義があると通報

久しぶりに、昨日の夜、国交省HPでイーホームズの名前発見しました。

タイトル:(株)田村水落設計が設計等に関与した物件の調査状況について
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/07/070202_.html

[引用開始]
(株)田村水落設計が設計等に関与した162物件※のうち、平成19年2月1日までに、国土交通省に対し、耐震不足があったとの報告を受けた3物件等について、別紙1~2のとおりお知らせいたします。

なお、今回耐震不足が判明した千葉県の物件は、建築確認を行ったイーホームズ(株)(平成18年5月29日付けで指定確認検査機関の指定を取消し)から平成18年2月28日に千葉県に対し、同年3月3日に国土交通省に対し、構造計算に疑義があるとの通報があった物件であり、当初イーホームズ(株)において検証を行っていましたが、同社の業務継続が困難となったことに伴い、同年5月15日以降千葉県において耐震性の状況等を調査していたものです。また、詳細については、本日、千葉県が公表しております。・・・
[引用開始]

「当初イーホームズ(株)において検証を行っていましたが、同社の業務継続が困難となった」・・・・うーん。

イーホームズの業務継続を困難にした原因は何か

昨年春頃、イーホームズの業務継続を困難にしてしまった原因。
それは、何だったんでしょうか??
複数の極めて深刻な原因が存在していました。

藤田東吾著『月に響く笛 耐震偽装』から引用します。(小見出しは管理人)

[引用開始]
そうした中、二月一四日頃だった。真志尾から報告したいことがあると、僕に内線が入った。社長室にやって来た真志尾は、手に資料を抱えながら、新たな偽装が発見されました、と声を上げた。・・・・「姉歯物件ではありません。田村水落という、アパグループの構造設計を一手に行っている設計構造事務所の偽装を発見しました」と言った。「今のところ、三棟です」と付け加えた。もう大抵のことには驚かなくなつていたが、アパグループの名前が出た時には、僕は、ヒューザー以上の大きな問題になると思わざるを得なかった。

・・・・・

危険な建築物に住む人がいるのだから、指定機関として隠蔽することは許されない。


僕は悩んだのか否か、よく覚えていない。確かなことは、偽装の存在を認識し、法的に危険な建築物に住む人がいるのだから、指定機関として隠蔽することは許されない。ヒューザーの時と同様に、建築主に伝え、同時に国土交通省、そして特定行政庁に不適合案件として通知を行う指示を出した。

・・・・・

二月から三月に変わる頃、僕は真志尾に、田中課長補佐に対して、イーホームズ以外に、田村水落が申請を出して手掛けた物件の調査を、国交省が主導して行なう旨の提言をするように伝えた。アパはホテルだけでなくマンションを含めほぼ全国に展開している。ヒューザーとは比べ物にならない規模だった。

課長補佐は「国に報告されても困る」と言った。


真志尾が田中課長補佐に電話したところ、田中課長補佐は、特定行政庁とイーホームズとの間で処理するようにと回答した。・・・・その報告を聞き、僕から田中課長補佐に電話をした。田中は、「国に報告されても困る」と言った。僕からは、・・・説明した。

「千葉と埼玉は工事中だから人命に影響は今のところない。だから、この二物件は工事を止めればよい。しかし、既に引き渡しの終った、危険な建築物に住んでいる住民や、ホテルの利用者の命の安全を、国はまたしても無視するのですか。国交省が主導して調査するべきです。・・・」と電話口で詰め寄った。田中課長補佐は答えを濁らせた。そして、「今イーホームズで分かっている物件の概要書を、真志尾さんを通じて報告してください」と、あまり意味のあるとも思えないことを言った。これ以降、田中は僕の電話を取ることはなくなった。・・・

国土交通省は動かない。しかし、イーホームズは調査を続けた。・・・イーホームズが散々指導してもアパは止めることはなかった。・・・

国交省も役所も見て見ぬ振りをしているじゃないですか。

「これ以上、アパを刺激するのは良くないですよ。国交省も役所も見て見ぬ振りをしているじゃないですか。もう、イーホームズはやるだけやったんだから、いい加減、放っておきましょうよ。下手をすると藤田さんの命だって危険ですよ。社員の人も皆、これ以上アパのこと表に出すのはよくないって言ってるじゃないですか。もうあきらめましょうよ。馬鹿見るだけですよ」

三月から四月へと時間が流れていく中で、さとんが僕に言った言葉である。

「社長、もうこれ以上アパに言っても無駄です。国も、結局、ヒューザーの時から隠蔽するつもりだったんです」。真志尾が言った言葉である。

平成一七年度の年度末を越え、平成一八年度が始まった。会社の業績は風前の灯だった。

・・・

もし、ここで、アパを追求することを止めていたら、どうなったろうか。しかし、僕らは調査を続けた。
[引用終了]

国交省とアパグループはイーホームズの調査や業務の継続を困難にした。

以上の藤田さんの記述が正しいとすると、以下は明らかにイーホームズの調査や業務の継続を困難にした深刻な原因と言えます。

(1)イーホームズの提言に応じない国交省。
(2)イーホームズの指導に応じないアバグルーブ。

新聞はどうだったでしょうか??
当時の新聞各紙を探してみました。
まず、ネットにある読売新聞記事の見出しすからいくつか。。。

「偽装見逃す、イーホームズの検査機関指定取り消しへ」(2005年11月28日, 読売新聞)
「イーホームズ、検査の9割で手順無視 (2005年11月26日, 読売新聞)
「イーホームズに架空増資疑惑、警視庁が捜査へ (4月20日, 読売新聞)

新聞各紙も、また、イーホームズの業務継続を困難にした。


次は、朝日新聞です。
2005年11月26日に「偽造見過ごしのイーホームズ、担当者全員が天下り社員」という見出しで報じたようです。また、「書類に認定番号がない場合、検査機関は審査を省略せずに綿密に点検する必要があるが、イーホームズが怠っていたため、不正は見過ごされた」(「耐震不足なぜ見抜けぬ」朝日新聞2005年11月19日というのもあるようです。(一次資料はまだ確認していません)

毎日新聞です。
「構造図は、鉄筋や柱の数が構造計算書に比べて少ない所、多い所が入り乱れ「めちゃくちゃな内容」であった(横浜市建築調整課)。計算書と構造図の食い違いは「通常の検査で分かる」(同)としており、イーホームズの検査体制が改めて問われる」と2005 年11月26日に報道したようです。(一次資料はまだ確認していません)。

というようなわけで、まさに、ふくろ叩きです。
かくて、イーホームズの業務継続を困難した深刻な原因の3つ目が判明しました。

(3)イーホームズをひたすら叩き続けたメディア。

ここまでの検討で、もし藤田さんの言い分が正しいのならば、国交省とマスメディアは、とても、大きな借りを藤田さんとイーホームズに作ったように管理人には思われます。

では、市民はどうでしょうか??
私たち市民は、冷静沈着に、真相を見抜わめ、正しく問題を把握したでしょうか??
イーホームズの業務継続を困難にしなかったでしょうか??
ネットで、当時のHPやBlogを読んで見ました。
残念ながら、そうではなかったように思います。

市民もまたイーホームズの業務継続を困難にした。

藤田さんはこんなことも書いています。

[引用開始]
公表しても叩かれるだけ、確かにそうだった。国交省にも、警察にも、マスコミにも、住民にも、取引先にも、誰からも叩かれた。まして、今ここでアパの偽装を発見したと公表したら、益々イーホームズのイメージは悪くなる、二度と立ち上がれなくなる。「社長お人よしにも程がある。公表しても誰も喜ばないことはよくよく分ったじゃないですか。会社はつぶれますよ。考え直してください」こうした声が僕を囲んだ。(『月に響く笛 耐震偽装』, p.381)
[引用終了]

しかし、藤田東吾とイーホームズは報告した。「平成18年2月28日に千葉県に対し、同年3月3日に国土交通省に対し、構造計算に疑義があるとの通報」した。

いかがでしょうか??
市民も、また、イーホームズと藤田さんに大きな借りがある。
こう言わざるをえないように思います。

かくて、イーホームズの業務継続を困難した深刻な原因の4つ目が判明しました。

(4)イーホームズをひたすら叩き続けた市民。

身に覚えのある市民の方は、とりあえず、『月に響く笛 耐震偽装』を一冊は購入し、往時を静かに振り返る必要があるのではないでしょうか??
ぼくは二冊買いました。
まだ読んでいない方は、ぜひぜひ、ご購入下さい。
読みましょう。話しましょう。貸しましょう。
ここで買えます。
  ↓
http://www.imairu.com/

子供が、「パパは偽装なんて公表しなければよかったんだ」と、あきらめた表情で

藤田さんはこうも書いています。

「東京地検で僕を担当した検事は若きX検事。僕と同じ三歳のお子さんがいるという。僕が逮捕される直前に、子供が、「パパは偽装なんて公表しなければよかったんだ」と、あきらめた表情で言ったことを話した。」(『月に響く笛 耐震偽装』, p.414)

以下は以前の拙Blogの日記「月に響く笛 耐震偽装 子供たちは何を学ぶ??」からの引用です。
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-entry-56.html


[引用開始]
この三歳に、自信を持って、こう言い切れる大人はどのくらい日本に残っているのでしょうか??

君は間違っている。もし君の目の前を不正が通り過ぎたら、見て見ぬふりなどしては絶対ダメだ。勇気を出して笛を吹こう。そうすれば、必ず、誰かがフォローしてくれる。いいかい。真実は必ず明らかになる。正義は最後には必ず勝つんだからね。

残念な事ではあるけれども、日本の子供たちは以下のように学ぶ可能性は少なくない。
管理人はそう判断しています。

不正を見たら、できれば、見て見ぬふりをした方が良い。それでも、小さな不正は、まだ、告発しても大丈夫な事もある。しかし、大きな不正は絶対ダメだ。見つけても絶対に告発したりしてはいけない。巨悪の前では「見ざる・言わざる・聞かざる」。これが人生の鉄則だ。

もし自分が不正をしたら、まず、隠せるだけ隠すよう知恵を出せ。全部を正直にしゃべったりしては絶対ダメだ。そういう人を世間では愚か者と言う。不正はないと言い張れ。どうにも都合が悪くなった時に少しだけ認めればいい。うまく行かない時もあるかもしれない。しかし、隠し通せることの方が多いのだ。ことわざにある。沈黙は金。真実は必ず明らかになる?! そっちのやつは真っ赤な嘘だ。


不正に気づいても見て見ぬふり。「大人になれ」はそういう言う意味だ!?


長いものにはとにかく巻かれろ。寄らば大樹。流れを読んで、大きな流れに身を任せるんだ。棹をさすなどもってのほかだ。一時の正義感に惑わされるなど愚の骨頂。生き残るためには、冷静沈着な損得勘定こそが肝要だ。正義は勝つはドラマや映画の世界だけ。現実世界では、力が正義だ。このリアリズムこそが大事なのだ。

『月に響く笛 耐震偽装』。この本は最高の教材だ。こうしてはいけないという教本だ。人生を大過なく上手に生きる為には、本音と建前のエレガントな使い分け。これこそが必要なのだ。これをちゃんと身につけた人をこそ、世の中では、紳士とか淑女と言うんだ。

ぼくも君も、大人たちから、こう言われた事があるだろう。「お前はまだ子供だ。世間は甘くない。はやく、大人になれ」。あの意味はそういうことなんだ。大人たちはハッキリとは言わないけどね。

子供たちがこう話していたら、大人たちはYesと言うべきでしょうか??
[引用開始]

2007年春はイーホームズ復活劇のはじまり

それはさておき。

イーホームズは復活可能です。

たとえば、(1)「平成18年5月29日付けで指定確認検査機関の指定を取消し」という処分を国交省が自ら取り消す。(2)あるいは、上記の行政処分が無効である事を裁判所が確認する。これでOKです。

2007年春はイーホームズ復活劇のはじまりだった。
こんな言葉が踊る可能性は十分にあるわけです。新聞各紙やBlogの上に。

そうすれば大人は、子どもたちに、胸を張れる。

「もし君の目の前を不正が通り過ぎたときに、見てみぬふりをするのはいけないことだ。勇気を出して笛を吹け。そうすれば、必ず、誰かがフォローしてくれる。真実は必ず明らかになる。勇気を出せば不正義を正すことができる。お父さんやお母さんたちがやってみせてあげたようにね」

そうすれば、かなりの日本の子供たちが、大人の言うことを信じてくれるように思います。もちろん、「パパは偽装なんて公表しなければよかったんだ」と言った藤田さんのお子さんも。この言葉を撤回し、こう笑ってくれるでしょう。

「正義は最後には勝つ、は本当なのかもしれないね」

というわけで、そのために市民に可能な方法のひとつがここに。
 ↓↓↓↓



『藤田東吾を国会へブレゼント』に参加する

http://groups.yahoo.co.jp/group/togotodiet/

2007.02/04(日) |  未分類  | Comment(3)  []

 
 

 
 

■□ 耐震偽装 タムラ建築設計の談話 KNBニュース

タムラ建築設計事務所社長の談話 KNB 2007.02.02 夕方

2007年2月2日、国土交通省と千葉県が、千葉県成田市のマンション(未完成)の5棟中の最大棟の1棟で耐震強度が不足していたと発表したのを受け、この千葉物件を元請け設計した富山市のタムラ建築設計事務所がKNBのインタビューに応じました。

2007年2月2日、17:30頃のKNBニュースから引用します。(見出しは管理人)
動画もあります。
http://www2.knb.ne.jp/news/20070202_10160.htm

[引用開始]
千葉県は2日、富山市の水落光男1級建築士が構造計算した千葉県成田市のマンション1棟で耐震強度が不足していたと発表しました。

千葉の物件を元請け設計した富山市のタムラ建築設計事務所。

「構造に責任とれん彼を遣うなら一筆書いてほしい」とアパに伝えた

実は、構造設計を水落一級建築士に任せることを渋っていて、アパグループにその意向を伝えていました。

「私は構造に責任とれんから彼を遣うのであれば一筆書いてほしい。書けないのなら水落を認めない。アパは経済設計するから水落を使いたいと。」

経済設計とは、耐震性を保ちつつ必要最低限のコストで構造設計をすること。

水落一級建築士はアパグループから経済設計をする優秀な構造設計士との評価を得ていました。

田村社長は一度も水落一級建築士と会うことなく、設計図が完成


通常、設計図を作る際、構造設計と意匠デザインは何度も図面の打ち合わせをしなければいけません。

しかし、タムラ建築設計事務所の田村社長は一度も水落一級建築士と会うことなく、設計図が完成されました。

しかし、設計段階で耐震性の問題を認識していたかどうかは否定的です。

「アパも何も法を犯してまで経済設計してほしいともいってない。アパは法の範囲内で水落も法を犯したとは思っていない」

アパの補強工事に今後協力することは難しい

タムラ建築設計事務所は、アパマンションの補強工事について、今後協力することは難しいとしています。
[引用終了]

なにやら頭がこんがらかって来ましたが、いくつかの疑問を。

(1)タムラ事務所は、最初から、水落氏の起用を憂慮し、アパグループ側が、念書(?)を書かないなら、水落氏の起用を認めないと通達していた。そこまでタムラ事務所を憂慮させた理由は何か?? 一級建築士だけでなくJSCAの建築構造士資格を持つ水落氏にどんな問題があるのか??

(2)実際問題として、水落氏は、このアパ物件の構造計算を受注した。ということは、アパグループは、本当に、「構造計算に問題が生じてもタムラ事務所の責任は一切問わない」という念書を書いてタムラ建築設計事務所に渡したのか??

(3)もし渡したのなら、アパグループが「構造計算に問題が生じてもタムラ事務所の責任は一切問わない」旨の極めて不利と思われる念書を、タムラ事務所に渡すほどの理由とは何か??


念書に法的効力があるか、否かは、興味深い問題


(4)「タムラ事務所社長は一度も水落一級建築士と会うことなく、設計図が完成」から、タムラ事務所が導き出したい主張は何か??

(5)「タムラは、アパマンションの補強工事に今後協力することは難しい」とする理由は、この念書があるので、法的責任は不存在という主旨か??それとも他の、例えば、経済的な理由か??

とりあえず、こんなところで。

それにしても、
この念書に法的効力があるか、否かは、興味深い問題です。

また、建築基準法、消費者保護法、民法などへのタックル開始でしょうか。。。

2007.02/03(土) |  未分類  | Comment(4)  []

 
 

 
 

■□ 千葉のアパマンション 耐力不足 千葉県発表 建築構造士は大丈夫と主張

アパマンション 5棟中1棟 耐震不足と県発表 0.74

2月2日13時2分配信の時事通信によると、藤田さんが2006年春から、耐震偽装の疑義ありと主張してきた千葉県のアパグルーブマンションのうちの一棟が、耐震強度不足だった、と千葉県が発表した、とのことです。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/false_quakeproof_data/?1170399087

[引用開始]
千葉のアパマンションも偽装か=耐震強度、基準の74%

千葉県は2日、田村水落設計(富山市)が構造計算をした同県成田市のマンション「アパガーデンパレス成田」(工事停止中)の5棟のうち1棟(44戸、11階建て)の耐震強度が不足していると発表した。耐震強度は基準の74%という。県は同日、建築主の「アパマンション」(金沢市)に対し、補強計画などの報告書提出を求める勧告を出す。
[引用終了]

水落建築構造士 耐震不足はないという認識示す 両者がっぷり四つ!!

これに対して、水落建築構造士は、反論しています。
以下、KNBのHPより。動画もあります。
http://www2.knb.ne.jp/news/20070202_10158.htm

[引用開始]
耐震強度不足、水落1級建築士否定的な見解示す

千葉県は2日、水落光男1級建築士が構造計算した千葉県成田市のマンション1棟で耐震強度が不足していたと発表しました。千葉県の発表について水落建築士は、まだ充分に内容を検討していないとしながらも否定的な見解を示しています。

水落一級建築士は「ショックはショック」「残念だが、今も偽装だとか耐震不足で設計していない、安全と確認して設計している」水落建築士はこのように述べ、耐震不足はないという認識を示しました。
 
また、千葉県側が水落建築士の説明として、建築確認の締め切りが迫っていたので、構造計算書の数値の部分的な差し替えを行ったとしている点については、「私は認識していない」と否定しました。

水落建築士は、千葉県の発表の内容を精査し、建築主のアパマンションと連絡を取って、対応していきたいと話しています。
[引用終了]

時系列が逆ですけど、KNBのもう一本のニュース「千葉県のマンションも耐震強度不足」を以下に。

日本建築防災協会は千葉県側に・・・


[引用開始]
千葉県が成田市のマンション1棟で耐震強度が不足していたと発表

千葉県は2日、富山市の水落1級建築士が構造計算した千葉県成田市のマンション1棟で耐震強度が不足していたと発表しました。新たに耐震強度不足が明らかになったのは、建築主がアパマンションで富山市の水落光男1級建築士が構造計算した千葉県成田市の「アパガーデンパレス成田」です。

5棟あるうち、11階建ての1棟の耐震強度が国の基準の74パーセントしかなく、建築基準法に適合しないと判断されました。

この建物は、建築確認を行い現在は廃業しているイーホームズが去年3月、構造計算に疑問点があると報告したため、千葉県が工事を停止させて去年5月から再審査をしていました。

そして再審査では耐震強度が不足しているという結論に至り、さらに客観的な判断を求められた日本建築防災協会も千葉県の判断のほうが妥当という見解を示しました。
[引用終了]

今日の日記「耐震偽装 オープンピアレビュープロセスを!!」で紹介した「違反是正計画支援委員会」の設置されている日本建築防災協会が「千葉県の判断のほうが妥当という見解」はかなり重要と思います。
http://tobeajornalist.blog71.fc2.com/blog-entry-76.html

「今般、構造計算書の偽装問題に対して、国土交通省方の委託により、特定行政庁からの要請に基づき必要な助言を行う「違反是正計画支援委員会」を設置いたしました。(2006.2.2)」(日本建築防災協会HP)
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/

今こそ 知識人の社会的責任を果たすべき時 チョムスキー先生ならそうおしゃるはず

切迫の度合いはますます高くなつてきました。今回の第2次耐震偽装の疑義事件をしっかりと検証して、乗り越えていくためには、JSCAの見解だけではなく、日本建築学会の見解も必要かもしれません。村上周三建築学会会長の年頭所感2007年年頭の挨拶(PDF)を、今、拝読して、そう、感じました。
http://www.aij.or.jp/jpn/guide/index_g.htm

一方、ぼくたち市民は、もう少し、静かに事態を見守るしかありません。なにしろ、議論内容が高度過ぎますので。このことは、裏をかえすと、現在、論議されている工学的内容をきちんと把握している方は別ということです。むしろ、積極的に、この問題を、BLOG、HP、あるいは、掲示板で、一般市民に理解できるようにご説明くだされば、と願います。

もちろん、具体的データがお手元に無い方がほとんどでしょうけれども、それでも、一般論としてならば、ある程度まではコメントできるのではないでしょうか。たとえば、このいわゆる「耐震強度1.0」という数値の算出式のパラメーターや得られた数値の誤差の大きさについて、などなど.

Show the flag!!
Boots on the ground!!




『藤田東吾を国会へ』に参加する


http://groups.yahoo.co.jp/group/togotodiet/

TAG : アパマンション /イーホームズ /アパガーデンパレス成田 /

2007.02/02(金) |  未分類  | Comment(5)  []

 
 

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