耐震偽装と報道責任

 - 本当のことが知りたいんで...耐震偽装と報道責任にタックルしちゃおうかな、と
 
 
 
 

 
 

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■□ アパホテル9館休止へ 02.05 耐震偽装


「誰も止めることなんてできないと思う」(国交省T課長)


2007.02.02-2007.02.05の耐震偽装関連のニュースをご紹介します。(見出しは管理人による)

強度不足の可能性 鶴ケ島の建設中断マンション

(埼玉新聞 2007年2月2日)
http://www.saitama-np.co.jp/news02/03/12x.html

[引用開始]
アパグループが建築している鶴ケ島市のマンション「アップルガーデン若葉駅前」について、指定確認検査機関「さいたま住宅検査センター」(さいたま市)が「構造計算の方法に問題がある。安全が確認できない」として、耐震強度不足が生じる可能性を県に指摘していることが二日、分かった。

昨年三月、当時審査した「イーホームズ」(廃業)が構造計算書の疑問点を指摘

同マンションの構造計算をしたのは耐震偽装問題が発覚した「田村水落設計」(富山市)。昨年三月、当時審査した「イーホームズ」(廃業)が構造計算書の疑問点を指摘し工事が中断している。県は今後、あらためて独自に構造計算を行い、耐震強度不足が判明した場合は、建築確認の取り消しなどを検討する。

県によると、アップルガーデン若葉駅前は共同住宅四棟や店舗棟、立体駐車場などからなる。アパグループは今年一月下旬、住宅二棟を除く部分の構造計算書を県に提出したが、さいたま住宅検査センターはこの計算書について「共同住宅二棟は構造計算の考え方に問題がある」と指摘している。

県はイーホームズの指摘を受け、構造計算のやり直しを指示。


県はイーホームズの指摘を受け、構造計算のやり直しを指示。審査業務は、廃業したイーホームズからさいたま住宅検査センターが引き継いだ。

アパグループ東京本社は「昨年来、安全性についての最終判断を行政当局に委ね、結論が出るまで工事を止めている。行政の指導に従いたい」としている。
[引用終了]

ホテル・ビルも耐震調査 国交省が100件を無作為抽出
(朝日新聞 2007年02月04日11時56分)
http://www.asahi.com/national/update/0203/TKY200702030242.html

[引用開始]
耐震強度偽装問題で、国土交通省は近く、全国にあるホテルとオフィスビルから約100件を無作為抽出して、耐震性を検証するサンプル調査を実施する。アパグループのホテルなどでも偽装問題が広がりを見せるなか、これまで調査してきたマンション以外の建物も検証が必要と判断した。

アパでも偽装問題が広がりを見せ、これまで調査した以外も検証必要と判断

国交省は昨年2月から、マンションを対象にした耐震性サンプル調査を実施。昨年末の中間報告では、10階建て程度の389件のうち15件に強度不足の可能性が高いことがわかり、最終報告をまとめている。

今回の調査は、姉歯秀次・元1級建築士以外の建築士にも耐震偽装が拡大したのを受けて実施を決めたという。過去3年間に建築確認を受けた10階建て程度のホテルとオフィスビルのうち、無作為抽出した100件での実施をめざし、現在、自治体などの協力を得て絞り込み作業を進めている。

調査では、建物の所有者らが保管している設計書類を借りて構造計算の再計算をし、建築基準法通りの耐震性があるかどうか確かめる。再計算結果は構造設計の専門家らがチェックした上、同省外郭団体の日本建築防災協会で最終確認する予定。
[引用終了]

アパグループホテル新たに9館が休止発表 07.02.05


アパホテル9館が休止へ
(岩手日報 2/05 20:11)
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/flash_view.cgi 

[引用開始]
耐震偽装問題でアパグループは水落1級建築士関与の9ホテルを2月末で休止する方針を明かした。
[引用終了]

藤田東吾著『月に響く笛 耐震偽装』の文言が頭をよぎります。p.228です。(本では実名で表記されています)

[引用開始]
Tは天を仰ぎ、暗示した。

「偽装物件を押さえようと思っても、雨後の筍のように後から後から出てくるんじゃないかな。誰も止めることなんてできないと思う」。

疲れきったTは、まさに予言者の如くであった。
[引用終了]

上記の9物件についてのアパグルーブの発表pdf「水落構造設計士担当物件に対する今後の対応について」はこちらです。
http://www.apa.co.jp/070205-1.pdf

一部引用します(小見出しは管理人)

皆様に改めて深くお詫び申し上げます 水落構造設計士担当物件への今後の対応

[引用開始]
水落構造設計士担当物件に対する今後の対応について

この度の耐震強度不足問題で、皆様には多大なるご心配、ご迷惑をおかけしておりますこ
とを、改めて深くお詫び申し上げます。

別にご報告しておりますとおり、今般新たにパガーテンス<東三条イーストコート>について、新潟県三条市より耐震性に関する構造の報告を求められたことを受けて工事を中止したことを踏まえ、今後アパグルーブのホテル・マンションのうち水落構造設計士が担当した物件について、以下のとおり対応することといたしましたのでご説明させていただききます。

【対応骨子】

<ホテル>
水落構造設計士が担当した全ホテルについて以下のとおり対応する。
1明日より新規予約の受付を停止する。
2平成19年2月28日の宿泊分をもって営業を停止する。

マンションに強度不足゙判明の場合は管理組合と協議、弊社の負担により補強工事等を実施 アパ

<マンション>
水落構造設計士が担当したマンションについて自主的に安全性の再確認を実施し、耐震強度不足が明した場合には管理組合と協議のうえ、弊社の負担により補強工事等を実施する。

・・・・・・

(2)対象ホテル
今回の対応の対象となるホテルは次のとおりです。
アパホテル<日本橋駅前>(東京都)
アパホテル<西麻布>(東京都)
アパホテル<東京板橋>(東京都)
アパホテル<天王寺駅前>(大阪府)
アパホテル<神戸三宮>(兵庫県)
アパホテル<京都駅前>(京都府)
アパヴィラホテル<名古屋丸の内駅前>(愛知県)
アパホテル<金沢中央>(石川県)
アパホテル<加賀大聖寺駅前>(石川県)

<すでに営業を停止しているホテル>
アパヴィラホテル<京都駅前>(京都府)
アパホテル<京都駅堀川通>(京都府)

今回対象となるホテルをご予約いただいているお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、安全性確保のため全力をあげて取り組んでまいりますので、ご理解賜りますよう宜しくお願いいたします。

・・・・・・・

[引用終了]

「アパの会長と社長は初心を貫く美学を全うしてほしいと、僕は思う。」(藤田東吾氏)


アパグループに対して、藤田東吾氏は、『月に響く笛 耐震偽装』で、最後に、こう感想しています。

「アパの元谷外志雄会長と社長である芙美子夫人は、ユニークな経営者として有名である。自分の会社の命を大切に思うのは、オーナー経営者であれば誰もが同じだろう。しかし、経営者としての初心を忘れないでほしい。社会的正義の夢を抱いて創業したはずだ。人の命や財産を大切にしようと志した道のりに、今の繁栄がもたらされたはずだ。

たとえ損失を蒙ったとしても、会社の基盤がどれ程傷つこうとも、初心を貫く美学を全うしてほしいと、僕は思う。」(藤田東吾,『月に響く笛 耐震偽装』 p.391)

艱難汝を玉にす。

アパグルーブには、ぜひ、この嵐に耐えていただきたい。藤田東吾ファンの一人として管理人は感じます。なぜなら、藤田さんも、きっと、そう言うような気がするからです。

2007.02/05(月) |  未分類  | Comment(3)  []

 
 

 
 

■□ 市民講座ご案内「あなたが知りたいマンションの耐震性」

市民講座「あなたが知りたいマンションの耐震性ー耐震偽装事件を越えて」

この時期、願ってもない市民講座が最高の講師陣の元、開催されます。
ここにお知らせします。
http://www.psats.or.jp/

[引用開始]
日 時: 平成19年2月24日(土) 13時半~16時半

●会 場:
キャンパスイノベーションセンター 国際会議場(田町駅から1分)

●主 催: 東京工業大学 統合研究院・NPO法人 建築技術支援協会
●参加費: 無 料
●定 員: 申込み先着順150名 (当日は参加登録票が必要です)
●参加予定者: 一般市民、マンション管理組合、不動産、建築関係者

●申し込み方法
以下をダウンロード戴き、FAX 03-5689-2912までお申し込み下さい。折り返し参加登録票をお送り致します。
[引用終了]

基調講演は和田章先生、質問にも答えていただけるようでよ!!

講師陣も完璧です。和田章先生もいらっしゃいます。

[引用開始]
プログラム案
1基調講演「進んだ耐震技術をみんなのものに」
         和田 章(東京工業大学教授)         
         
2耐震偽装で法律や制度がどう変わったのか(わかりやすく解説)
○新築について、従来の制度と改正された制度       
○既存のマンションをどう考えるか?           
 81年以前の建物の耐震性・・既存不適格の問題など)
         安部重孝(建築技術支援協会理事)
         菅野 忠(建築技術支援協会)    

3 パネルディスカッション                         
「今後、マンションの安全性は確保できるのか」
         和田 章(東京工業大学教授)
         菅野 忠(建築技術支援協会)
         加瀬善哉(建築技術支援協会)
         安部重孝(建築技術支援協会理事)
         筒井 勲(建築技術支援協会・元竹中工務店)
         津田勝弘(地震防災建物安全協同組合理事長)
         小鹿紀英(建築技術支援協会)
         米田雅子(東京工業大学特任教授)
           
4 あなたの質問に答えます                                   
      Q&A(同上のパネラーが答える)
 
資料 市民向けのテキスト
「あなたが知りたいマンションの耐震性-耐震偽装を越えて-」
[引用終了]

うーん、管理人も行ってみたい。。。

2007.02/05(月) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 耐震偽装 週刊ポスト報道に思う

京都市役所の調査課が国交省に第一報を入れたのは昨年の10月

2007年2月5日発売の週刊ポストに、第2次耐震偽装(?)事件の記事が二本載っていました。
一本目のタイトルは:

「アパ逃げ切り」に失敗した「安倍官邸の4か月」
http://www.weeklypost.com/070216jp/index.html

管理人は、この週刊ポストから、新たに3つのデータをゲットしました。

(1)京都市役所の調査課が国交省に対して「京都のアパホテルの構造計算書に不整合があった」と第一報入れたのは昨年の10月だった。

(2)国交省は、アパ物件については、第一次耐震偽装事件の時のように、国交省主導で検証する予定はない。

(3)冬柴国土交通相大臣は、憲法改正に反発して、安倍政権と距離を置いている。

ということで、昨年10月、藤田さんが必死に田村水落設計事務所に耐震偽装の疑義ありと必死に告発していた、ちょうどその頃、京都市も、また、「田村水落設計事務所の京都物件に不整合あり」と国交省に報告していた。こういうことのようです。。。。

がんばれアパと 思わず 応援したくなる...

一方、もう一本の関連記事(p.36)には、これといった内容はありません。
読む必要はまったくないとは思いません。
メディアリテラシーの教材としては意味があります。

釈明を聞いたら、勝手な色をつけずに、ありのままに報じるべきと思います。
で、釈明内容を検証して、もし疑問が生じたら、もう一度取材する。そこで、疑義が生じたら、証拠を提示して論評すればよい。

黒い涙ってなんなんでしょうか??
こういう記事を読むと、反射的に、「ガンバレ、アパグループ」と応援したくなります。
管理人はかなりの天の邪鬼かもしれません。

アパグルーブはHPで、以下の「お詫び」を掲載し、また、いくつかのPDFを掲載しています。いくつかを紹介します。
http://www.apa.co.jp/

[引用開始]
お 詫 び
アパグループのホテル、マンションのお客様へこの度の耐震問題で、皆様には多大なるご心配、ご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。アパグループは、皆様にご安心いただけますよう全社挙げて最優先事項として取り組んで参ります。

AGP<成田>の補強計画書等の提出勧告について【07.2.2】
水落構造設計士の担当物件について(更新)【07.2.2】
お詫び【07.1.25】
[引用終了]

アパにとって、クライシスであると共に最大の機会

この姿勢は、これまでの経緯はともかく、少なくとも、アパグルーブ代表とアパホテル社長のお詫び会見以降は、積極的に情報を開示し、責任を全うしようとしている。こう解釈することもできるわけです。(複数の一定の疑義がありますけれども)
http://www.nikkeibp.co.jp/news/const07q1/523701/

アルゴア氏も言っています。危機と言う漢字は、英語のクライシスとは違って多義的なことばである。つまり、危機という漢字は、危と機という2つの文字からできている。これは、危険を意味すると共に、同時に、機会をも意味する、と。

というわけで、現在の状況は、アパグルーブにとって、ピンチであると共に、最大のチャンスでもあるわけです。

たとえば、千葉のマンションは五棟のうちの四棟は大丈夫であることを国家が認めました。このお墨付きの価値は大きい。また、残る最大の一棟も、今後、千葉県の指導の元に、補強計画が実施されれば、これまた、パーフェクトなお墨付きをゲットしたことになります。市民の間には、マンションに対する疑心暗鬼が拡大しています。よって、アパグループがこの嵐を耐え抜けば、千葉の物件は超優良物件です。即日完売間違いなし。こう感じます。管理人もお金があったら千葉のアパ物件購入します。

「「撃墜」されてしまうのではなく、「軟着陸」できるようなプロセス」(揺れるマンション顛末記)


というようなわけで、この点に関しては、扇情的な週刊ポストの文言ではなく、沈着冷静なBlog『揺れるマンション顛末記』さんの言葉のほうに耳を傾けるべきなのです。
http://gskay.exblog.jp/m2007-02-01/#4507520

[引用開始]
アパで、分譲済みのマンションで問題が明らかになっても、ヒューザーの場合のような混乱が起こらないような配慮が行われているのではないかと想像しています。氷山の一角と言われており、今後も、違法建築が出てくることになるかもしれません。その場合、ヒューザーのように「撃墜」されてしまうのではなく、「軟着陸」できるようなプロセスが確立しつつあるように思われます。
[引用終了]

この事態の被害を最小限度に収める手段は何か。

この視点に照らすと、管理人には、現時点のベストチョイスは、むしろ、アパグルーブを支えることだとさえ思われます。少なくとも、静観が要請されるのではないでしょうか。(ただし、いくつかの前提条件の下にですけれども。たとえば、藤田さんとイーホームズへの謝罪はそのうちの一つです。)

上記の管理人の意見については、きっともいろいろな意見があるでしょう。

しかしながら、根拠のある批判や発言と事実の間の具体的な矛盾の指摘ならともかくも、根拠のない非難の言葉を浴びせるのは誤り。

こう思います。

週刊ポストの一つ目の記事はとても参考になりました。
2つ目は不必要だったのでは。。。


追記(2007.2.5,19時頃)

週刊ポストのリンクを上に追加し、「アパグループ 偽装の行方」(東経ニュース,2007.2.1)を以下に追加しました。

アパグループ 偽装の行方
http://www.tokyo-keizai.co.jp/report/35.html

なお、国交省の発表が四ヶ月程度遅れたのは別の第三者機関に検証を依頼して結果を待っていたためということは、当然、考えられます。よって、このことのみを理由に、隠蔽とみなすのは問題と思います。管理人の書き方は良くなかったかもしれません・・・とりあえずこのままにします・・・

2007.02/05(月) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

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