耐震偽装と報道責任

 - 本当のことが知りたいんで...耐震偽装と報道責任にタックルしちゃおうかな、と
 
 
 
 

 
 

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■□ 耐震偽装 正直は最高の策

レオパレス21が偽装建築 日刊ゲンダイ報じる 2007年2月7日

2007年2月7日、日刊ゲンダイは「レオパレス21が偽装建築
」という見出しで以下のように報じました.
http://gendai.net/?m=view&c=010&no=18875

[引用開始]
レオパレス21が偽装建築

藤原紀香のCMでお馴染みの不動産会社「レオパレス21」(東証1部)の建物が手抜き偽装であることが明らかになった。土台と建物を接続するボルトが打ち込まれていない違法建築だが、日刊ゲンダイ本紙が取材を始めると大慌てで補強工事を始めていた。

耐震偽装のズサンな手抜き工事が明らかになったのはレオパレスがシルバー事業として昨年3月にオープンした介護施設「あずみ苑 平沢」(東京・あきる野市)。この建物の内装工事に携わり、手抜きの一部始終を目撃した三国建築設計工房(本社・藤沢市)は告発する。
[引用終了]

レオパレス株 ストップ安 株式会社レオパレス反論するも


同日、株式会社レオパレスは、同社HPで、同社代表取締役名で、上記は事実無根であると反論しました。
http://www.leopalace21.co.jp/IR_topics_190207.html

[引用開始]
弊社に関する一部報道に関して

平成19年2月8日付(7日発行)の日刊ゲンダイ(以下ゲンダイといいます)紙面上で、弊社が偽装建築を行ったかのような記事が掲載されておりますが、全く事実に反するものです。

ゲンダイとは8日午後2時に取材を受けることになっておりましたが、ゲンダイは本日裏付取材をしないまま弊社の信用を毀損するような記事を掲載しており、極めて遺憾であります。

今後、法的措置をとることも検討しております。
[引用終了]

しかし、レオパレス株はストップ安を記録しました。例えば、『Infoseekマネー』は、2007年2月7日(水)こう報じました。

[引用開始]
レオパレス株が午後ストップ安に、介護施設で偽装建築と日刊ゲンダイ (ブルームバーグ)
2007年2月7日(水)14時09分

2月7日(ブルームバーグ):アパートや戸建などの建築・修繕工事を手掛 けるレオパレス21の株価が午後の取引で急落。夕刊紙の日刊ゲンダイが、レオ パレスの建物が手抜き偽装であることが明らかになったと報道したことを嫌気し た動き。午前終値は前日比横ばいの4030円だったが、午後の取引開始後に売り 注文が膨らみ、値幅制限の下限(ストップ安)となる前日比500円(12%)安の 3530円まで下げ幅を広げ、現在はストップ安水準で差し引き170万株超の売り 気配となっている。
<中略>
報道内容についてレオパレスの岩壁真澄広報室長は、ブルームバーグ・ニュ ースの取材に対し、「報道内容は事実をわい曲しており、遺憾に感じる」と話していた。
[引用終了]

レオパレス株は急反発 株式会社レオパレス猛反撃


話はまだ続きます。2007年2月8日、レオパレス株は急反発しました。この原因のひとつとして、ゴ-ルドマンサックス証券の評価にあるようです。この事情を『ラジオNIKKI』は以下のように報道しました。
http://market.radionikkei.jp/meigara/20070208_00.cfm

[引用開始]
8日レオパレス急反発、GSは「買い推奨」継続
レオパレス <8848> が大幅高となっている。前日は一部夕刊紙の偽装建築疑惑報道でストップ安となっていたが、会社側では7日夜に「全く事実と反する」などとのコメントを発表した。ゴ-ルドマンサックス証券では同社株の投資判断「買い推奨」を継続している。リポートでは「業績への影響はまったくない」、「来期の配当利回りは2.4%(7日終値ベース)となる」などとしていた。目標株価は5380円で、上昇余地は52%としている。(H.W)
[引用終了]

さて、本日、2007年2月9日、レオパレス株は取引値3,740円(15:00)となっています。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=8848.t&d=c&k=c3&z=m&h=on

Honesty is the best policy – where there is internet access.

以上は、ネット上に流されたデータが株式市場に大きな作用を与えることを示すと共に、ぼくたちの今がネットが未発達だった10年前とは劇的な変化を遂げてしまっている事も示しています。

心に留めておかなければならないことはこうです。きっと。

ひとりの怠け者の一般市民が、PCを立ち上げてから約30分の間に、極めて、少ないコストで、上記のレオパレスのデータを入手した。さらに、それらは、次の60分以内にはBlogに掲載される。そうすれば、数千万人がこのデータを入手可能な状況におかれる。さらに、それらをゲットした人々も、同様にして、提供されたデータを、取捨選択する。そして、このプロセスの反復によって、やがて、真実は必ず現れる。

まとめると、あるInformationに一定の真実が内在するのであれば、自由なインターネットがある限り、それらは、紆余曲折があったとしても、結果として、必ず表出する。そう覚悟してくべきだ。つまり、一握りの人々にとってどんなに不都合な真実であったとしても、それを人々の目から隠し通すことはもはや困難だと知るべきなのである。かくて、企業、政府、あるいは個人一人一人にとって、正直こそ、ネット時代を生き抜いて行くための最高の戦略なのである。

「物事を単純に隠蔽などできるわけがない時代だ」(藤田東吾)


この状況は、好むと好まざるとに関わらず、今後、ますます加速すると推論されます。これは、主権在民を掲げる民主主義国家として当然と感じます。そして、もし、それを減速させるような要因が存在するのであれば、それらは取り除かれなければならない。こう考えることは、これまた、民主主義国家日本の愛国者として至極当然とも思われます。

二つの賢人の言葉を思い出しました。一つ目は誰の言葉が知りません。古い言い伝えかも。

“Honesty is the best policy.”

2つ目はイーホームズ社長・藤田東吾氏です。

「僕らは、全てを白日の下に晒して、解決を図ることが大事だと思って事を進めてきた。物事を単純に隠蔽などできるわけがない時代だとも思っていた。」(藤田東吾, 『月に響く笛 耐震偽装』)

というわけで、ここはやっばり。
↓↓↓



『正直者・藤田東吾を国会へ贈呈』に参加する

http://groups.yahoo.co.jp/group/togotodiet/

なお、Mark Twainは、一つ目に、シュルレアリスム的ワンフレーズを追加しました。
さすがです。(笑)

"Honesty is the best policy - when there is money in it." ( Mark Twain )


追記

その後、レオパレスは大反撃に出ています。以下をどうぞ。

まず、2月8日20時1分配信 時事通信です。
[引用開始]
レオパレス21、老人ホーム「強度に問題なし」=施工ミス、開所前に是正

賃貸アパートなどを手掛けるレオパレス21 <8848> の北川芳輝社長らは8日、同社の有料老人ホームで施工ミスがあった件で記者会見し、「(開所前の)中間工程でミスを見つけ是正しており、構造上、耐震強度には全く問題がない」との見解を明らかにした。
[引用終了]

次です。株式会社レオパレスHPに「「あずみ苑平沢」の報道に関する記者会見について」が掲載されました。
http://www.leopalace21.co.jp/IR_topics_190208.html

[引用開始]
「あずみ苑平沢」の報道に関する記者会見について

この度、日刊ゲンダイの報道によりまして、皆様には多大なるご心配、ご迷惑をお掛けしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

別途お知らせしておりますとおり、2月8日に国土交通省におきまして、本件に関する記者会見を開催いたしましたので、その概要について以下のとおりご報告させて頂きます。

                    記

《社長会見要旨》代表取締役社長 北川芳輝

日刊ゲンダイの紙面上で、弊社が建築いたしました介護施設「あずみ苑平沢」の建築工事におきまして偽装建築が行われたかのような記事が掲載されましたが、これらは全く事実に反するものであり、まことに遺憾に存じております。

記事に関しては事実誤認が著しく、今後、名誉毀損などの法的措置を検討いたします。

報道された「あずみ苑平沢」につきましては、第三者による非破壊検査を実施し、その結果が判明次第、改めてご報告いたします。
・・・・・・
[引用終了]

かつては、書かれ損という言葉もありましたが、今はもう、メディアと企業は対等な関係を築しはじめている。こう言えるように思います。また、市民の権利意識は高まっていますからメディアに対する訴訟事案もきっと増加する。たとえば、この件は日刊ゲンダイ VS. レオパレスとの法廷闘争に発展する可能性を、かなり強く内包しているように感じます。

さて、巨象メディアは、如何なる戦略を引っさげて、このネット時代をサバイバルしてゆくつもりなのでしょうか??

2007.02/09(金) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 冬柴大臣コメント 耐震偽装 2/6

サービス業として良心的な判断をされたなと、私は敬意を表したい

以下は、水落建築構造士の担当したホテルを2月一杯で休止するというアパグループの発表についての国土交通省大臣の談話です。

国交省HPにあります。

冬柴大臣会見要旨(平成19年2月6日)
http://www.mlit.go.jp/kaiken/kaiken07/070206.html

以下引用します。

[引用開始] 
(問) 耐震強度の偽装問題ですけれども、昨日アパグループが水落建築士の関与した物件について、全て2月いっぱいで営業停止するという決定をしましたけれども、この広がりについてどのように思われておられるかということと、水落建築士の物件の調査がどのような形で進んでいるのか、この2点をお願いします。

(答) 残念なことに、田村水落という一級建築士事務所が、本人はいろいろなことを仰っているようですけれども、客観的には強度が不足した設計をされたということで、京都の2物件についてですね、特定行政庁は耐震強度が不足するという判断を公にしました。それ以外の個々の物件については、そのような判断はされていないけれども、しかし水落一級建築士が設計した物件については、とりあえずその強度が足るか足らないかということは度外視して、営業を休止するという判断をアパグループがしたということは、サービス業として良心的な判断をされたなと、私は敬意を表したいと思っています。

今後そのような物件が強度があるのかないのかということは、今後の調査を待たなくてはならないというように思っています。それから田村水落事務所が関与した物件についての調査ですけれども、これはすべて特定行政庁にお願いをいたしまして、大変忙しいけれども早急に結論を出して欲しいということを申しています。

すでに今までの調査の結果はどうなっているのかという質問もいただきましたが、千葉の1団地5棟、その内4棟については強度はあると、ただし、1棟については強度が不足すると。これについては、建築途上だったわけで、購入契約をした人達はすべて契約解除をするということで、一般の方々についての損害は回避されたと思うのですけれども、なぜ5棟のうち1棟だけが足りなかったというのは本当にわからないのですけれども、今後調査をしていかなくてはならないと思います。

他の物件につきましても、これは全国に散らばっていまして、地元が圧倒的に多いのですけれども、これも特定行政庁にお願いをして、もしそこで審査等をする上で人材不足等があれば我々としても応援をさせてもらうということも申し添えて、早急に結論を出して欲しいということを申しているという状態であります。
[引用終了]   

今回の談話は、前回の水落建築構造士に対するものと対照的な表現が使われています。

万人がこれは本人が否定しても偽装の意思があったねと、判断されるというもの

以下、拙Blogの1/30より、平成19年1月26日の冬柴大臣と記者のやりとりをご紹介します。なお、一部の文言を×改変にしてあります。

このやりとりの全文は以下:
冬柴大臣会見要旨(平成19年1月26日)
http://www.mlit.go.jp/kaiken/kaiken07/070126.html

[引用開始]
(問) 少し重複するかもしれませんが、建築士が偽装ではないというように弁解していることについて、率直なご感想をお伺いしたいのですが。

(答)偽装でないと言っても、そう言われないために、例えば筋交いの部分がどうだとか言う具体的なやりとりもしながら、そしてその場で手計算をしてみた結果とかいろいろなことを総合考慮して、「そういった事実を積み上げれば偽装をされたことを自ら認めていらっしゃるのではないのですか」と、「客観的にはそうですね」というところまで、特定行政庁は詰めているのです。犯罪者は×を××意思はありませんでしたと絶対に言うのですけれども、しかしその時の状況や事実関係を全部総合考慮すれば、万人は××意思があったと認めるのが当然だろうということで、××というものを認定するわけでして、それと同じようにこの問題についても、そんな偽装はしておりませんという結論だけを言われても、その積上げの事実、このときにどうだったのか、手計算の結果はどうだったのか、そういうものの積上げの結果、万人がこれは本人が否定しても偽装の意思があったねと、故意があるねというように判断されるというものだと思うのですね。

ですから、私はそういう結論を積み上げた結果を否定されるということは、専門家としては感心しませんねということです。そしてそれは否定されても、我々としては、その積み上げた結果を見てその事実が確定されれば、それに基づいて厳正な処分をさせていただくということです。
[引用終了]

平成19年2月6日の大臣談話の解析

管理人は、先日の大臣談話のたとえは、推定無罪の大原則に照らし、不適切な発言あったと考えています。

一方、これほどのたとえを用いたことは、少なくとも平成19年1月26日時点では、水落建築構造士の京都物件の強度不足についての冬柴大臣の心証はすっかり固まっていたことを意味する。こういう解釈も可能かと思います。

言い換えると、「水落建築構造士の京都物件に物件の強度不足は明らか」とお考えだったからこそ、思わず、あのたとえ話をしてしまった。こういうことです。

では、もし、仮に、そうだとすると、平成19年2月6日の冬柴大臣の以下の御発言をどう理解すればよいのでしょうか??

「水落一級建築士が設計した物件については、とりあえずその強度が足るか足らないかということは度外視して、営業を休止するという判断をアパグループがしたということは、サービス業として良心的な判断をされたなと、私は敬意を表したい」

いくつかの仮説が立てられますが、仕事の関係で、今は時間がタイト。
とりあえず、ここまでとします。

TAG : 国交省大臣談話 /アパホテル休止 /

2007.02/09(金) |  未分類  | Comment(2)  []

 
 

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