耐震偽装と報道責任

 - 本当のことが知りたいんで...耐震偽装と報道責任にタックルしちゃおうかな、と
 
 
 
 

 
 

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■□ 富山の水落物件調査状況 富山市HP KNBHP 国交省HP

富山市市長 水落物件の調査状況に言及 市長定例記者会見 07.02.02

旧聞に属しますけれども、2007年2月2日の富山市長定例記者会見で、市長が水落物件の調査状況に言及しています。富山市HPから以下引用しておきます。HPへの掲載日は不明です。(小見だしは管理人)
http://www7.city.toyama.toyama.jp/pr/interview/070202_1.html

[引用開始]
記者
1月25日に明らかになった富山市在住の設計業者の耐震偽装疑惑で、県内最多の対象物件がある富山市は、現在安全性の再確認を行っています。
該当する物件には小学校も含まれるとのことですが、市長はどう思われますか。
また、万一基準以下だった場合の対応などを考えていますか。

市長
よくわからない事案だと思っています。
疑念があって対象となる物件について再調査、再確認の作業を行うよう国からの指示があり、都市整備部では鋭意作業を進めています。1月31日まで中間報告を行うとのことでしたので、県には調査した物件について問題がなかった旨を報告したところです。

当初79件、調査を要しない建物がいくつかあり、精査したところ65件

今朝、担当課から聞いたところでは、当初79件でありましたが、調査を要しない建物がいくつかあり、精査したところ65件でありました。作業を早く進めて問題ないということを確認し、いずれそのことについて発表したいと思っています。

65件の中には公共施設も含まれていますが、公共施設であってもなくても富山市の建築確認の作業においては、施主そして設計士の名で申請されているものはすべて定められた方式で確認しているようですので問題はないと思っています。申請された数値を鵜呑みにして処理しているのではありません。

万一という質問ですが、したがって万一ということであってもまずは問題がないと思っています。もし作業の中でいささかでも疑念があるというものが出てくればその時点で細かく調査していくことになると思います。今は、建築確認申請書を出されたものに対して、もう一度確認するという作業を行っているところですので、作業を急ぎたいと思っています。

記者
京都市と富山市の設計士の意見が食い違っていますが、市長はこのことについてどうお考えですか。

設計士は京都市に、具体的数字を示しもう少し明解にできるものならすればよい気が


市長
よくわかりません。設計士は京都市に対して、具体的に数字を示してもう少し明解にできるものならすればよいという気がします。京都市が計算すると70数パーセントであったということしか報道では知ることができませんので…。

私の立場で今急がなくてはならないのは、やはり該当していると指摘されている物件の再確認を急ぐことだと思っていますので、日常業務に支障が出るかもしれませんが、バランスを見ながら作業を急がせたいと思っています。

どの建物が65件に含まれるのかということを申し上げることが良いのかということは(再確認をしていることと、それらの物件を特定し発表するということとは)別の問題でありまして、安全だと確認できたものについて時機を見て発表することは可能だと思いますが、どの段階でどうするかは、県、国とも協議していきたいと思います。

繰り返しになりますが、富山市の再確認という作業においては、該当する物件についてきちんと確認しているわけですので、まずは問題ないだろうと思っています。市民の皆さんにはその点をよく受け止めていただいて判断いただければと思います。

記者
全物件について問題ないと考えてよいでしょうか。

市長
富山市が、建築確認申請書の確認をしたものについてはそれほど心配していません。

ただし、民間の検査機関が確認したものがあるわけですので、それについては市が自信を持って言う立場にはありませんから、それも含めて再確認をするということです。
[引用終了]

富山県内の調査対象数 増えて131件に うち79件安全確認 2/14


2007年2月14日、KNBは、その後の調査について以下のように報道しました。動画もあるようです。
http://www2.knb.ne.jp/news/20070214_10301.htm

[引用開始]
県内の調査報告、79件安全性を確認

富山市の田村水落設計が構造設計した建物全ての調査が全国で進むなか、県はこれまでに79件の安全性を確認し国に報告しました。

また、県内の調査対象数がこれまでより増えて131件になったと発表しました。

県内の調査対象は当初109件でしたが、田村水落設計から富山市内の高層共同住宅など新たな物件の報告があり、131件に増えました。

このうち79件で安全性を確認したということです。

残り52件の内訳は共同住宅が15件、ホテルと病院が1件ずつ公共施設が8件などとなっています。

県は所管する6階以上の高層マンション2件を県建築設計事務所協会に外部委託し、中低層で特殊な構造の建物など4件は日本建築構造技術者協会・中部支部と2重にチェックする予定で、年度内に調査を終えたいとしています。
[引用終了]

ちなみに、国交省HPによると、2007年2月2日時点では、富山県内の水落物件110物件中、安全が確認されたのは29件となっている。81件が調査中となっている。

(株)田村水落設計関与物件に係る調査の状況(都道府県別)
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/07/070202_.html

2007.02/15(木) |  未分類  | Comment(0)  []

 
 

 
 

■□ 2007.2.15 水落物件2つの耐震強度 大阪市発表

田村水落設計の共同住宅1棟とホテル1棟の構造計算の検証結果 2007.2.15 大阪市発表

さっき、つまり、2007年2月15日17頃、もう一度、アパホテルについての報道発表資料を探しに、大阪市HPを訪問してみました。
http://www.city.osaka.jp/

そうしたら、トップページにありました。

新着情報
田村水落設計により設計された建築物の構造計算に関する検証結果(2月15日)。
http://www.city.osaka.jp/jutaku/wnew/wnew_170.html

以下に引用しておきます。

[引用開始] 
大阪市では、国土交通省からの指示により、田村水落設計により構造設計された共同住宅1棟とホテル1棟(アパホテル<天王寺駅前>)の耐震性の建築基準法への適合性を調査してまいりました。

この調査の結果、共同住宅は建築基準法に適合しているものの、ホテル(建物概要は別紙参照)については建築基準法上必要な耐震強度が確保されていないことを確認しました。

本市としては、平成19年2月14日(水)付けで、共同住宅については、管理組合に対し建築基準法に適合している旨の調査結果を報告し、ホテルについては、建築主に対し建築物が建築基準法に適合するよう是正計画の提出、及び、是正措置を早急に講じることを指示いたしました。

併せて、上記の内容を国土交通省に対しても報告を行ないました。

共同住宅の耐震強度については、保有水平耐力の必要保有水平耐力に対する割合(Qu/Qun)が、1.10~1.75となっており、建築基準法に適合しています。

ホテルの耐震強度については、保有水平耐力の必要保有水平耐力に対する割合(Qu/Qun)が、1.04~2.01となっているものの、2階の2箇所の梁について建築基準法が要求する強度(許容応力度)の70%程度しかありませんでした。このまま放置すると、地震時には構造上重要な建物の下部が大きな損傷をこうむる恐れがあります。
[引用終了]


耐震強度Qu/Qun たとえ話で考えてみる


今回の発表物件は、共同住宅のQu/Qun=1.10~1.75。ホテルのQu/Qun=1.04~2.01のことです。となると、どっちも1.0あるので、OKかと思ったら、「1.04~2.01となっているものの、2階の2箇所の梁について建築基準法が要求する強度(許容応力度)の70%程度しかありません」が、耐震強度不足となった理由のようです。

うーむ。
この論理構成、つまり、全体はOKでも、部分に問題ありなのでNGというのは記憶にありません。また、考えたり、しらべたりする必要がありそうです。

それにしても、1.04~2.01。
幅が0.97。
ほとんど1.00です。

くどいようですが、また、Qu/Qun=1.0、つまり、耐震強度1.0を、たとえ話で考えてみます。今回は、ある球団採用担当と入団希望選手の会話です。

担当Xと選手Aの会話
担当X「わが団への入団テストの身長の合格基準は100cmです。」
選手A「私の身長はどうでしたか??」
担当X「科学的に測定した結果、あなたの身長は110cm~175cmと判明しました。合格です。」
選手A「・・ありがとうございます・・(私の身長は150cm±3cmのはずなんだけど)・・」

担当Xと選手Bの会話
担当X「わが団への入団テストの平均骨密度の合格基準は100です。」
選手B「私の数値はどうでしたか??」
担当X「科学的に測定した結果、あなたの平均骨密度は104~201と判明しました。」
選手B「・・・では私は合格ですね」
担当X「ところが、部分的骨密度が7割しかない部分が2カ所ありましたので、骨密度不足です。」
選手「・・・部分的骨密度???・・・で、私の入団はどうなるんですか??・・・」
担当X「わが団への入団テストの要求する合格基準の7割しかありません。不合格です。」

特に、後半が理解できません。

どなたか、ご教授よろしくお願い致します。
工学的解説とこの根拠となる条文の両方をお願い致します。

閑話休題

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2007.02/15(木) |  未分類  | Comment(6)  []

 
 

 
 

■□ 2007.2.6 大阪市住宅局発表 耐震偽装

大阪市住宅局 ERIが建築確認をしたマンションの耐震強度不足が確定と発表 2007年2月6日付で

今日の朝早く、アパホテルについての報道発表資料を探しに、大阪市HPを訪問してみました。しかし、該当する情報はトップページでは発見できませんでした。
http://www.city.osaka.jp/index.html

そこで大阪市HPの検索boxでキーワード「耐震強度」で検索をしました。そうしたら、10件がヒットし、2007年2月6日付けの関連情報が、大阪市住宅局のページに3件ありました。ご紹介しておきます。

まず、ERIが、昨年、耐震強度不足の疑義を指摘していた物件のニュースをご紹介します。当時の報道についてはこちらをどうぞ。

大阪のマンションで耐震強度不足が判明、再計算にも誤り(構造計算書偽造特集122)2006/05/12
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20060512/129403/

日本ERI物件 耐震強度確保されず Qu/Qun=0.61 2007.2.6大阪市発表
http://www.city.osaka.jp/jutaku/wnew/kozo_mondai/060511.html

[引用開始]
日本ERI株式会社が行った共同住宅の建築確認の検証結果について
 
大阪市では、指定確認検査機関日本ERI株式会社より平成15年に建築確認を行った市内の共同住宅1棟について、誤審査、及び、建築基準法上の適合性に疑義がある旨の報告を受け、学識経験者と構造設計の専門家からなる「大阪市構造再計算検証委員会」に諮った上で、構造計算の検証を進めてまいりました。

このたび、委員会からの意見も踏まえ、本市として、当該建物が建築基準法上必要な耐震強度が確保されていないことを確認しました。

本市が再計算した結果は、保有水平耐力は4階部分が最も小さく、必要保有水平耐力に対する割合(Qu/Qun)は、0.61となっております。

震度5強程度の地震で要求されている耐震性能は、概ね確保されていると考えられますが、震度6強程度の地震では、要求されている耐震性能の6割程度しか確保されていない部分があると考えております。
 
本市として、建築主等に対して、早急に建物の耐震性が確保されるよう是正計画の提出、及び、是正措置を講ずることを指示するとともに、マンションの管理組合に対して、検証結果を報告することといたしております。

なお、当該マンションの耐震性を確保するための措置は、売主である建築主等の責任において実施すべきであると考えておりますが、本市としても、市民の安全確保の観点から、今後、耐震補強等の工事を行う際に必要となる仮移転先住宅として、市営住宅や住まい公社管理の賃貸住宅の空き住戸の提供を行うことといたします。
[引用開始]

2つ目は、姉歯物件のその後です。

姉歯物件「ヴィアイン新大阪ウエスト」の調査結果 Qu/Qun=0.73~1.27と判明 2007.2.6大阪市発表
http://www.city.osaka.jp/jutaku/wnew/kozo_mondai/051212_02.html

[引用開始]
「ヴィアイン新大阪ウエスト」の構造計算書の調査結果について
 
大阪市では、姉歯建築設計事務所が関与した淀川区のホテル「ヴィアイン新大阪ウエスト」について、構造計算書が改ざんされていることを確認したため、民間の構造設計の専門家の協力を得て、建築基準法上の適合性を確認するという観点から、構造計算プログラムを用いた再計算による調査を行ってまいりましたが、このたび、調査結果が出ましたのでご報告いたします。
 
調査の結果、震度5強程度の地震には、下層階の耐震壁が損傷し、震度6強程度の地震には、1階の柱、耐震壁で大きな損傷を受けるおそれがあると考えられ、建築基準法上必要な耐震強度が確保されていないことがわかりました。

また、保有水平耐力は1階部分が最も小さく、必要保有水平耐力に対する割合(Qu/Qun)は、0.73となっております。(おおむね0.5以下の場合には震度5強で倒壊のおそれがあるといわれています。)
 
なお、耐震補強を実施することにより、必要な安全性を確保しうる可能性があると考えておりますが、建築主が経済性の問題も勘案し、総合的に判断されることとなります。

本市は、建築主において、早急に耐震補強の実施など適切な対応が行われるよう、本日要請いたしました。
[引用終了]

次は、上記の続報です。

「ヴィアイン新大阪ウエスト」の違反是正計画 Qu/Qun=0.73~1.27→1.08~1.49の予定 2007.2.6大阪市発表
http://www.city.osaka.jp/jutaku/wnew/wnew_128.html

[引用開始]
「ヴィアイン新大阪ウエスト」の違反是正計画について
 
姉歯元建築士による構造計算書の偽装が発覚し、建築基準法上の耐震強度が不足していることが確認された淀川区のホテル「ヴィアイン新大阪ウエスト」について、建築主より、耐震強度を確保するため下記のとおり是正計画が提出され、本市において、(財)日本建築防災協会の協力を得ながら、当該是正計画の実施により当該物件が適法に改修されるかどうか審査してまいりました。 

この度、本市は同計画を適法と認め、それに基づき改修工事を行うよう建築主に、本日通知いたしましたのでお知らせいたします。

なお、工事中及び完了時において、本市による現地確認を行う予定です。

【是正計画の内容】
 耐力壁の新設、既存耐力壁の増厚、既存梁の補強、スラブ(床版)の増設など、各階において下記の補強工事を行う。
 

 
1階 ⇒ 耐力壁の新設、既存耐力壁の増厚
2階 ⇒ 耐力壁の新設、既存耐力壁の増厚、既存梁の補強
3階~9階 ⇒ 耐力壁の新設、既存耐力壁の増厚、既存梁の補強、スラブ(床版)の増設
10階 ⇒ 既存梁の補強、スラブ(床版)の増設
 

上記の工事により、必要保有水平耐力に対する保有水平耐力の割合は、以下のとおり是正される。
 
是正前(Qu/Qun) ⇒ 0.73~1.27 是正後(Qu/Qun)⇒ 1.08~1.49
[引用終了]

Qu/Qun、つまり、耐震強度1.0に法的効力を持たせるのは理不尽です


上記のERI物件のQu/Qun、つまり、いわゆる「耐震強度」は0.61とのことです。一方、水落さんのアパ物件のQu/Qunは、0.7前後が多いようですから、「ERIの方が低い、なんたること!!」と思う方も当然いらっしゃると思います。しかし、このQu/Qunは比較するには、あまりに、曖昧な数値。あくまで目安です。1.0を境に、適法と違法を分ける自体に無理がある。こう思います。

例えば、上記姉歯物件「ヴィアイン新大阪ウエスト」について、大阪市の調査では「是正前(Qu/Qun) ⇒ 0.73~1.27」となっています。で、大阪市は一番低い0.73を採用したようですけど、上の値は1.27あるわけですから、こっちを採用すれば、違法ではなくなってしまうのではないでしょうか。どのような工学的根拠に基づいて、最も低い数値を採用したのかに興味が湧きます。

仮に、あなたが飲酒運転で死亡事故を起こしてしまったとします。このケースで、法の定める酒酔い運転の血中アルコール濃度が1.00mg以上だったとしてみましょう(現実にはこの濃度では×ですけど、たとえです。実際は、0.5mgですでに昏睡らしい)。

科学的測定の結果はこうでした。
あなたの事故時の血中アルコール濃度測定結果が0.73mg~1.27mg。

さて、警察が0.73mg採用して、あなたは酒気帯びで酒酔いではないとしたら、たぶん、ご遺族やご遺族側の弁護士は納得しないでしょう。一方、もし1.27mgが採用されて、あなたは、酒酔い運転だとされたら、今度は、あなたの弁護士が納得しないはずです。

何度でも書きますけど、このめちゃデカイ誤差には茫然とします。なにしろ、0.73~1.27にたいして誤差が0.54です。そもそも、このような数値に、法的な力を与える事自体が大問題。こう思います。

あなたの真の身長は73cmから127cmです。
あなたの真の体重は73kgから127kgです。
こんなお話は、まさにお話にならないのではないでしょうか。

葵のご印籠「耐震強度1.0」 この数値の法的な力を保証している条文はどれですか??

専門家の皆様に質問があります。
一人歩きする「耐震強度1.0」 この数値の法的な力を保証している条文は以下でよろしいのでしょうか?? しかし、これはQunですよね。そうなると、まだ、足りません。「耐震虚強度」はQunとQuとの比の値です。Quが必要です。Quはどの条文で法定されているのでしょうか??

どうかご教授よろしくお願い致します。

以下、Qunを法定していると思われる建築基準法施行令より引用します。

[引用開始]
(地震力)
第八十八条  
3  第八十二条の四第二号の規定により必要保有水平耐力を計算する場合においては、前項の規定にかかわらず、標準せん断力係数は、一・〇以上としなければならない。

(保有水平耐力)
第八十二条の四  特定建築物で高さが三十一メートルを超えるものについては、第八十二条各号及び第八十二条の二の規定によるほか、特定建築物の地上部分について、第一号の規定によつて計算した各階の水平力に対する耐力(以下この条及び第八十二条の六において「保有水平耐力」という。)が、第二号の規定によつて計算した必要保有水平耐力以上であることを確かめなければならない。
一  第四款に規定する材料強度によつて保有水平耐力を計算すること。
二  地震力に対する各階の必要保有水平耐力を次の式によつて計算すること。
    Qun=DsFesQud
(この式において、Qun、Ds、Fes及びQudは、それぞれ次の数値を表すものとする。

Qun 各階の必要保有水平耐力(単位 キロニュートン)
Ds 各階の構造特性を表すものとして、特定建築物の構造耐力上主要な部分の構造方法に応じた減衰性及び各階の靱性を考慮して国土交通大臣が定める数値
Fes 各階の形状特性を表すものとして、各階の剛性率及び偏心率に応じて国土交通大臣が定める方法により算出した数値
Qud 地震力によつて各階に生ずる水平力(単位 キロニュートン))
[引用終了]

理科系の血が騒ぎます(笑)

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2007.02/15(木) |  未分類  | Comment(8)  []

 
 

 
 

■□ アパホテル強度不足?? 大阪市発表 水落物件

大阪市、アパグループの「アパホテル天王寺駅前」は耐震強度不足と発表 2007.02.14

2007年2月14日。大阪市は、アパグループの「アパホテル天王寺駅前」(大阪市)で耐震強度不足が確認されたと発表しました。このホテルは田村水落設計の水落光男1級建築士 (構造建築士でもある)が構造設計を担当した物件です。

時事通信社は以下のように報道しています。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date2&k=2007021400380

[引用開始]
アパホテル1棟で耐震強度不足=水落建築士が設計-大阪市発表

大阪市は14日、「アパホテル天王寺駅前」(同市阿倍野区)で耐震強度不足が確認されたと発表した。田村水落設計の水落光男1級建築士が構造設計を担当しており、2本の梁(はり)の強度が建築基準法上の基準の7割程度しか確保されていなかった。

市は同日、国土交通省に報告するとともに、建築主のアパマンションに対し是正計画の提出を指示した。「構造計算書などの資料を見る限り、故意や悪意は感じられなかった」として、偽装ではないとしている。
[引用終了]

ここで、注目していただきたいのは「耐震偽装」や「耐震偽造」というの言葉ではなく「耐震強度不足」としている点です(大阪市の「故意や悪意は感じられなかった」という心証を反映したものと思われます)。以下の新聞社も、これらの言葉を使っていません。もっとも詳しく報じていると思われた朝日新聞の記事から抜粋引用します。

「アパホテル「天王寺駅前」も強度不足…大阪市が発表」(読売新聞, 07.2.14)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070214p402.htm

「大阪市のホテルではりの強度不足」(KNB, 07.2.14)
http://www2.knb.ne.jp/news/20070214_10296.htm

「アパホテル、大阪市内でも耐震強度不足」(朝日新聞, 07.2.14)
http://www.asahi.com/national/update/0214/OSK200702140008.html

[引用開始]
市によると、強度不足が見つかったのは同ホテル2階にある鉄骨コンクリート製の大型の梁(はり)2本。市が再計算したところ、震度5強程度の中規模地震で損傷しないことを定めた建築基準法に照らして必要な強度の66%しかないことが判明した。特に接合部が弱く、市側は「建物全体を支える重要な梁だが、中規模地震で大きな損傷を受ける恐れもある」と指摘している。

市の事情聴取に対し、水落氏は計算ミスを認めたが、強度不足は否定し、資料や参考文献を示して反論していた。市住宅局の担当者は「矛盾点に対して納得できる回答が少なかった。もっと注意深く設計すれば、強度不足は防げたはずだ」と説明。ただ、偽装の有無については「計算に誤りは多いが、悪意は見あたらず、偽装でないと考えている」としている。水落氏が手がけた同市内のアパグループのマンションは調査の結果、「問題なし」と判断した。

同ホテルは05年5月、民間検査会社の日本ERIが建築確認し、06年8月に開業。同グループは耐震偽装問題を受けて3月から営業を停止する予定だったが、この日、急きょ休業を決めた。

水落建築士は14日、報道各社の取材に対し、「確認申請当時の構造計算ソフトでは問題がなかったが、更新したソフトで改めて計算すると問題が生じた。ただ、施工時に設計より強いコンクリートなどを使っており、強度は十分と考えている」と話した。

[引用終了]

毎日新聞だけ 見だしに「耐震偽造」を入れて報道


さらに検索してみました。【共同通信】 【日テレNEWS24】 【日本経済新聞】など、やはり、調べた限りでは、「耐震偽装」や「耐震偽造」と言う言葉は使っていません。一方、毎日新聞は、「耐震偽造」という言葉を見だしに入れています。

「<耐震偽造>大阪「アパホテル天王寺駅前」も強度不足」(毎日新聞, 2007.2.14)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070214-00000031-mai-soci

ただし、本文を読むと、「耐震偽造」という言葉はなく、「マンションには強度不足はなかったが、同ホテルの2階の梁(はり)2カ所で地震の際の水平耐力が、必要とされる強度の約70%しかなかった。」となっています。

毎日新聞の見だしやいくつかの新聞の「しか」という言葉は、なにかしらの予断を与えてしまう可能性を否定できないのではないでしょうか?? 試しに、本Blogの小見だしを「毎日新聞だけ」としてみましたが、やはり、これはちょっといただけません。「毎日新聞は」で十分と思われます。

閑話休題

今回のアパホテルの耐震強度不足についてのニュースと報道について以下にまとめます。

「アパホテル天王寺駅前」の耐震偽装疑惑について、「耐震偽装なし」という点では、大阪市と水落一級建築士の見解は一致した。しかし、大阪市の工学上の指摘「強度不足あり」という点については、水落一級建築士は反論している。一方、アパグルーブは大阪市の指摘を受け入れて営業停止と補強工事の実施を決定した。ということで、補強工事が適切に施行された場合は、再営業開始後のこのホテルは「非常に安全性の高いホテル」としての地位を得ることになる。

なお、上記のニュースについて、毎日新聞は見だしに「耐震偽造」という文言を載せた。この言葉は、ともすれば、意図的に改ざんしたというイメージを想起しがちである。よって見だしにこの言葉があるのは不適切と思われる。

なお、KNBには、少し工学上の論点が載っていました。以下に引用します。このニュースには動画もあるようです。
http://www2.knb.ne.jp/news/20070214_10296.htm

[引用開始]
強度不足の理由について大阪市は完成した建物の荷重を20%ほど軽く見積もり、実際の荷重に応じた設計がなされていないためと説明しています。

これに対し、水落建築士は「行政の判断は残念だが、強度が70%しかないとかそういう建物ではない。」と反論しています。
[引用終了]

アパ公式発表 「一部見解の相違があるものの、・・・安全側に立って大阪市の判断を受け入れたい」

さて、この件について、アパグループはどのように発表したのでしょうか。以下にアパグループHPに2007.02.14付けで掲載されたpdfファイル「大阪市内2物件の検証結果について」を転載しておきます。

大阪市内2物件の検証結果について【07.2.14】pdf
http://www.apa.co.jp/

[転載開始]
各位

大阪市内2 物件の検証結果について

この度の耐震強度不足問題で、皆様には多大なるご心配、ご迷惑をおかけしております
ことを、改めて深くお詫び申し上げます。

平成19 年1 月25 日の京都2 ホテルの検証結果を受け、弊社は、自主的に水落建築士が
構造計算を行った大阪市内2 物件(ホテル・マンション各1棟)の検証を進め、必要な資
料を2 月9 日に大阪市へ提出いたしました。それを受けて、本日、大阪市より調査結果の
報告をいただきました。

アパホテル〈天王寺駅前〉につきましては、大規模地震時の保有水平耐力は法定の値を
満足している(大規模地震時に倒壊の恐れはない)ものの、2 階の2 箇所の梁において建築
基準法の要求する強度に満たない部材があるとの報告を受けました。一部見解の相違があ
るものの、弊社と致しましては、安全側に立って大阪市の判断を受け入れたいと考えてお
ります。つきましては、当初は2 月28 日の宿泊分をもって営業を休止することといたして
おりましたが、補強工事実施の為、すみやかに営業を休止いたします。

2 月中ご予約のお客様には、アパグループの他のホテルへの宿泊をご案内させていただく
とともに、代金は弊社で負担させていただきます。

なお、大阪市内のマンション(1 棟)につきましては、法定の耐震強度を満たしており、
建築基準法に適合している事が確認されました。入居者の皆様には大変なご心配をおかけ
いたしましたことをここにお詫び申し上げます。

皆様には大変なご心配とご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ありませんが、問題の早
期解決のため全社をあげて取り組んでまいりますので、ご理解賜りますよう、宜しくお願
い申し上げます。

平成19 年2 月14 日
アパグループ
代表元谷外志雄
[転載終了]

さらに興味のある方は、上記HPには以下のpdfもあります。
http://www.apa.co.jp/

水落構造設計士の担当物件について(更新)【07.2.2】

それにしても、ほんとうに、情報をゲットしやすい時代がやってきたなあ、と、今日も、実感しています。もちろん、このことは、裏を返せば、各人の情報収集力や選別能力が問われる時代であることを意味するのですが。。。。

がんばりましょう。

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2007.02/15(木) |  未分類  | Comment(3)  []

 
 

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