耐震偽装と報道責任

 - 本当のことが知りたいんで...耐震偽装と報道責任にタックルしちゃおうかな、と
 
 

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■□ 2007.2.15 水落物件2つの耐震強度 大阪市発表

田村水落設計の共同住宅1棟とホテル1棟の構造計算の検証結果 2007.2.15 大阪市発表

さっき、つまり、2007年2月15日17頃、もう一度、アパホテルについての報道発表資料を探しに、大阪市HPを訪問してみました。
http://www.city.osaka.jp/

そうしたら、トップページにありました。

新着情報
田村水落設計により設計された建築物の構造計算に関する検証結果(2月15日)。
http://www.city.osaka.jp/jutaku/wnew/wnew_170.html

以下に引用しておきます。

[引用開始] 
大阪市では、国土交通省からの指示により、田村水落設計により構造設計された共同住宅1棟とホテル1棟(アパホテル<天王寺駅前>)の耐震性の建築基準法への適合性を調査してまいりました。

この調査の結果、共同住宅は建築基準法に適合しているものの、ホテル(建物概要は別紙参照)については建築基準法上必要な耐震強度が確保されていないことを確認しました。

本市としては、平成19年2月14日(水)付けで、共同住宅については、管理組合に対し建築基準法に適合している旨の調査結果を報告し、ホテルについては、建築主に対し建築物が建築基準法に適合するよう是正計画の提出、及び、是正措置を早急に講じることを指示いたしました。

併せて、上記の内容を国土交通省に対しても報告を行ないました。

共同住宅の耐震強度については、保有水平耐力の必要保有水平耐力に対する割合(Qu/Qun)が、1.10~1.75となっており、建築基準法に適合しています。

ホテルの耐震強度については、保有水平耐力の必要保有水平耐力に対する割合(Qu/Qun)が、1.04~2.01となっているものの、2階の2箇所の梁について建築基準法が要求する強度(許容応力度)の70%程度しかありませんでした。このまま放置すると、地震時には構造上重要な建物の下部が大きな損傷をこうむる恐れがあります。
[引用終了]


耐震強度Qu/Qun たとえ話で考えてみる


今回の発表物件は、共同住宅のQu/Qun=1.10~1.75。ホテルのQu/Qun=1.04~2.01のことです。となると、どっちも1.0あるので、OKかと思ったら、「1.04~2.01となっているものの、2階の2箇所の梁について建築基準法が要求する強度(許容応力度)の70%程度しかありません」が、耐震強度不足となった理由のようです。

うーむ。
この論理構成、つまり、全体はOKでも、部分に問題ありなのでNGというのは記憶にありません。また、考えたり、しらべたりする必要がありそうです。

それにしても、1.04~2.01。
幅が0.97。
ほとんど1.00です。

くどいようですが、また、Qu/Qun=1.0、つまり、耐震強度1.0を、たとえ話で考えてみます。今回は、ある球団採用担当と入団希望選手の会話です。

担当Xと選手Aの会話
担当X「わが団への入団テストの身長の合格基準は100cmです。」
選手A「私の身長はどうでしたか??」
担当X「科学的に測定した結果、あなたの身長は110cm~175cmと判明しました。合格です。」
選手A「・・ありがとうございます・・(私の身長は150cm±3cmのはずなんだけど)・・」

担当Xと選手Bの会話
担当X「わが団への入団テストの平均骨密度の合格基準は100です。」
選手B「私の数値はどうでしたか??」
担当X「科学的に測定した結果、あなたの平均骨密度は104~201と判明しました。」
選手B「・・・では私は合格ですね」
担当X「ところが、部分的骨密度が7割しかない部分が2カ所ありましたので、骨密度不足です。」
選手「・・・部分的骨密度???・・・で、私の入団はどうなるんですか??・・・」
担当X「わが団への入団テストの要求する合格基準の7割しかありません。不合格です。」

特に、後半が理解できません。

どなたか、ご教授よろしくお願い致します。
工学的解説とこの根拠となる条文の両方をお願い致します。

閑話休題

上記の日記が参考になった方へ。
以下のurlのクリック。どうかよろしくお願いします!!




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2007.02/15(木) |  未分類  | Comment(6)  []

 
 

* COMMENT *

 
 
 
 
 
    
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■□ 

From : kat #- / URL -  2007.02・15  [edit]

最初に断っておきますが、私は構造設計の専門家ではありませんのですが、コメントさせていただきます。
Qu/Qunの値の幅について何度も幅がありすぎておかしいとの記載をされていらっしゃいますが、これは、建物全体としてひとつの数値が出るのではなく、階数や方向によってそれぞれに値が算出され、その数値が最低1.0を下回ってはいけないという意味だとおもうのですが、いかがでしょう。

例えば、
http://megalodon.jp/?url=http://www.fujimitsu-kensetsu.co.jp/new/daishi/daishi_img/gaiyo.pdf&date=20061020062119
に構造計算書の一部がありますが、19Pの必要保有水平耐力算定表の右側の数値があなたが気にしているQu/Qunですよね。ごらんいただければわかる通り「いくつもの数値があるなかで、どれも1.0以上あるから問題ない」となるのではないでしょうか。

貴殿風のたとえ話で言えば、
痩せすぎのモデルは使用できない動きがあるから、ウエスト50cm以上のモデルを採用しようと20人求人したところ、求人業者が測定したら53cm~60cmのモデルが集まったので斡旋した。ところが採用者側が後日測定しなおしてみると、48cm~58cmだった。体調やお腹の力の入れ具合や担当者の測る位置によって誤差が出たようだ。
最初に測定した求人側の担当者は私の測定に間違いはないと言っているが、あとから測定した採用者側はこのモデルの中には基準に満たない人が混ざっているので、採用できないとの判断をした。

どうでしょう?素人的な例えですがお解かりいただきやすいのではないでしょうか。

■□ 

From : 管理人 #- / URL -  2007.02・15  [edit]

Katさん、はじめまして。

ご紹介の構造計算書見てみました。なるほど、あのダルマ落としのおもちゃみたいに、一階分づつ別個に計算するというわけですね。そして、最小値が1.0を下回っていたらNGということかあ。

ただ、気になるのは、京都のケースが、朝日新聞によれば「2階の2箇所の梁について建築基準法が要求する強度(許容応力度)の70%程度しかありませんでした。」という点ですね。

つまり、2階が1.0を下回っているというのではなくて、2階のさらに、2箇所の梁が建築基準法が要求する強度(許容応力度)の70%程度ということですよね。ということは、建物をどんどん柱や梁に分けて、その剪断強度をチェックするってことなんでしょうかね??

しかも、ここだけQu/Qun=0.7という表記ではないのも気になります。

引き続きしらべてみます。

たとえは、GOODですね。どこかでkatさん曰くとして拝借するかもしれません。どうかよろしく。

なお、ぼくは、Qu/Qun=1.04~2.01の0.97は誤差かと思ってました。

しかし、僕の今日の日記「2007.2.6 大阪市住宅局発表 」の田吾作さんのコメントによれば、この読み取り方自体が根本的に違っているようです。考え直す必要がありそうです。

ではまた。

■□ 

From : ゴンベイ #eBcs6aYE / URL -  2007.02・15  [edit]

建築構造ソフトの販売会社ストラクチャーのサイト内に、
http://www.structure.jp/
「限界耐力計算ってなんだろう?」というコラムがあります。
http://www.structure.jp/column/column1.html

その中の、「16.保有水平耐力について 」
http://www.structure.jp/column/topic317.htm
が、ずばりその解説になっていると思います。

■□ 「強度が70%」の話について

From : Radcliffe #NjQFvXFE / URL -  2007.02・15  [edit]

こんばんは。先だっては私のブロ愚へのコメントありがとうございました。

梁の強度が70%になっている話でお悩みのようですが、これは「許容応力度計算によって部材の耐力が足りない」という意味だろうと思われます。
詳細は下記のページを読んでみてください。

http://radcliffe.at.webry.info/200702/article_22.html

■□ 

From : サリー #02HQFJ0M / URL -  2007.02・16  [edit]

>保有水平耐力の必要保有水平耐力に対する割合(Qu/Qun)が、1.04~2.01となっているものの、2階の2箇所の梁について建築基準法が要求する強度(許容応力度)の70%程度しかありませんでした。

専門家以外の方にはわかりずらいで内容ですね。
日本建築センター「構造計算指針・同解説」1991年版に地震力の説明があります。なお、この後数回改訂版が出されていまして今のものには説明がありません。

地震力の大きさに、2段階のものを考えて耐震計算をすることとしている。まず、耐用年限中に数度は遭遇する程度の地震(中地震)に対しては、建築物の機能を保持することとする。また、建築物の耐用年限中に一度遭遇するかもしれない程度の地震(大地震)に対し、建築物の架構に部分的なひびわれ等の損傷が生じても、最終的に崩壊からの人命の保護を図る。中地震程度の地震力としては、気象庁震度階の震度Ⅴ程度を考える。昭和56年5月まで用いられていた建築基準法・同施行令の許容応力度設計するという耐震設計法は、半世紀の歴史を持ち、通常の多くの建築物についてはこの方法で設計しておけば計算外の余力が十分にあって、大地震に対しても崩壊しないという経験を持っている。
大地震時の地震力としては、関東大地震級の地動と考えて良い。気象庁震度階の震度Ⅵ~Ⅶ程度である。

簡単に言うと稀にある地震では建物が無傷で、大震災の時は建物補修不能だけれどつぶれず逃げられる状態。
昭和56年6月から保有水平耐力の計算が出ました(たぶん)。
気象庁震度階は現在のものと多少違うようです。
姉歯氏の耐震偽装でも許容応力度計算がNGがどうか知りたかったです。(地震力を減らしているのでたぶんNGだと思いますが)

建築構造設計会議室の掲示板より
http://arc-structure.sakura.ne.jp/bbs.htm
最近の耐震診断。
今も元気で子供が出入りしている学校。
耐震診断したら0.3以下。
でも使用禁止でない曖昧さ。
法に触れてないからだと思う。
自然科学の定理は関係ないのですよね。
国の法など。
このアンバランス・・。
ボタンの掛け違いはどこかで直さないと、と思う。


■□ 

From : 管理人 #- / URL -  2007.02・19  [edit]

>ゴンベイさん

いつも貴重な情報をありがとうございます。
さっそく読んでみます。

>Radcliffさん

ありがとうございます。もう一度最初から考えないといけなさそうです。貴Blogを頼りにがんばります。

>サリーさん

いつもフォローありがとうございます。

私見では、やはり、Qu/Qunはやはりパラメーターが多すぎると思われます。地震力もそのうちの一つではないのでしょうか? この値に法的な力を与えるのは良くないと思います。

なにより、生命身体への被害を低減するのが大事と思いますので、法的に違法か合法かという文系的(?)立場を捨て、現実問題として、より危なっかしい建物の方から補強していくべきですよね。なにしろ、生命体は自然法則に従わざるをえませんので。

目安とはいえ、0.7の手続き上違法な建物より、まず、0.3の手続き上は合法な建物をなんとかすべきですよね。まして、それが公共施設、しかも、学校だというなら。。。

でも、最近のニュースを検索していると、学校などの耐震診断の結果や耐震工事についての記事をよくみかけます。それで行政ガンバっているように感じています。

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