耐震偽装と報道責任

 - 本当のことが知りたいんで...耐震偽装と報道責任にタックルしちゃおうかな、と
 
 

■□ スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--/--(--) |  スポンサー広告  []

 
 

 
 

■□ 耐震偽装の関連記事 in 専門誌『建築知識』

耐震偽装の諸問題の理解を深めようと図書館に通って建築関係の雑誌を読み漁ってます。

なぜ建築関係の雑誌??

正確な事実理解のために、素人こそ、建築関係の専門誌を読もう

理由は、今回のテーマは専門的な話なので、「新聞や一般の週刊誌や月刊誌より、建築関係者が購読している専門誌の方が正確だろうな」と思ったからです。でも、いきなり、「日本建築学会構造系論文集」は無謀すぎるし、趣旨も異なるんで、とりあえず、以下の雑誌から、関係ありそうな記事をコピーしました。

『建築知識』『建築ジャーナル』『日経アーキテクチュア』

今日は、『建築知識』の見出しから、関連ありのやつを、ご紹介しますけど、一点工夫してみました。

どう工夫したか。

たいしたことじゃないんですが、時系列を逆にならべてみました。

なぜか。

これは、専門家集団であれば、新聞記者や週刊誌の記者、あるいは、管理人などの素人とは違って、集積する情報量が増大すれば、その分析と真の問題点の把握が正しくなされるはず、と思ったからです。つまり、 2006.2月号より6月号の方が、事の真相がわかってるはずだから、ここは、結果論に徹してみよう、というわけです。


「事件の背景にある建築行政の闇」(『建築知識』, 2006.6月号)


さて、というわけで、『建築知識』の2006年2月号から6月号の耐震偽装関連の主な見出しを、6月号→2月号で並べてみます。

(1)『建築知識』(2006.6月号)
・偽装冤罪事件はこうしてつくられた
・事件の背景にある建築行政の闇

(2)『建築知識』(2006.5月号)
・国土交通省に聞く「Qu/Qun<0.5]の根拠
・コストから読み解く「耐震偽装事件
・JSCA会長が語る限界耐力計算法の問題点はここにある。

(3)『建築知識』(2006.4月号)
・耐震偽装マンションを再計算する
・なぜ建築士ばかりが摘発されるのか
・Qu/Qun<0.5=倒壊に根拠なし!
・耐震偽装建築は倒壊しない!?
・構造設計者が読み解く耐震偽装問題
・国交省の安全基準、「耐震強度とは何か」

(4)『建築知識』(2006.3月号)
・耐震偽装問題の核心はこれだ!
・日本ERIはなぜ見抜けなかった?
・偽装マンションはなぜ取り壊されるのか?

(5)『建築知識』(2006.2月号)
・アトラス設計代表・W氏が語る[姉歯偽装]発見の真相
・事件の発端から今後の対応まで大暴露!イーホームズが反論!「本当の発端」
・都庁職員・S氏(現都市科学研究所所長)が語る建築確認・検査業務に潜む問題点
・耐震偽装事件における責任の所在
・その体制に問題はなかったのか? 民間指定確認検査機関の実情


時間が経った後、少なくとも専門家集団は事態を正確に把握した、「Qu/Qun<0.5=倒壊に根拠なし!」と


いかがでしょうか。

少なくとも、『建築知識』を読み終え管理人は、こう、理解しました。

最初のうちは、素人だけではなく専門家の間でも、事の真相は杳としてわからなかったけれども、時間が経つにつれて、専門家集団は、事態を、だんだん、正確に把握し出した。

で、その結論とは、例えば、(1)「事件の背景にある建築行政の闇」や(2)「Qu/Qun<0.5=倒壊に根拠なし!」、あるいは、ある「偽装冤罪事件はこうしてつくられた」だった。

一方、普通の市民(もちろん管理人もその一人ですけど)は、(1)この問題に興味を失ったり、(2)あらぬ方向をさまよっていたり、さまようように誘導(?)されていたり、(3)誰か(例えば、国)がきっと適正に解決してくれるだろうと楽観していた。
 
それはさておき。

『建築知識』や他の雑誌を読み終えた後、「こうなっちゃった責任って誰にあるんだろ??」とか、「結局、誰が悪いんだろ??」と、ぼんやり、考えていたら、ある有名なフレーズが、久しぶりに・・・・。

「われはわが愆(とが)を知る、わが罪はつねにわが前にあり」

[引用開始]

ああ神よ、願わくは汝の慈しみによりて我をあわれみ  
汝の憐憫のおおきによりて我がもろもろの咎をけしたまえ  

我が不義をことごとく洗いさり  
我をわが罪より清めたまえ  

我はわが咎を知る  
我が罪はつねにわが前にあり  

[引用終了]

もち、管理人は教会とは無縁の怠惰でノー天気な道楽者です。よって、旧約聖書を読んでこのフレーズを知ったわけではありません。ネタ本はこちらです。

松橋忠光著『わが罪はつねにわが前にあり』(オリジン出版センター刊, 1984)

上記の著書は、元警視監の故松橋忠光さんが、警察の組織的な裏金問題を告発した著作です。

Blog『共謀罪反対』ではこう紹介しています。
http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2005/09/post_07c0.html

[引用開始]

松橋氏の暴露は国会やマスコミでも取り上げられたが、警察庁は「独自の思い込みと妄想としか言いようがない」(1984年7月12日、参議院地方行政委員会における山田英雄警備局長〈後の警察庁長官〉の答弁)などと全面否定し、マスコミも追及しきれなかった。

1998年12月、松橋氏は74歳で病没した。もう少し長生きしていれば、次々と「警察社会における不義の実態」が明らかとなり、「(私が)『一粒の麦』としての役割を果たし得たことになる」(『わが罪はつねにわが前にあり』の「はじめに」より)と実感できたのに、大変、残念である。なお、「はじめに」の直前のページには、聖書からの言葉が掲載されている。

われはわが愆(とが)を知る、わが罪はつねにわが前にあり
なんじの救(すくひ)のよろこびを我にかへし自由の霊(みたま)をあたへて我をたもちたまへ

一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、いつまでも一粒のままである。しかし、死ねば、多くの実を結ぶ。自分の命を愛する者はそれを失うが、この世で自分の命を顧みない人は、それを保って永遠の生命に至る。

[引用修了]

例えば、吉田松陰・坂本龍馬・西郷隆盛・児島惟謙・杉原千畝・湯川秀樹・高木仁三郎・宇井純・串岡弘昭。

サムライブルーの名前を、こうやって、列記していくことは、この美しい郷土を心から愛する日本人の一人として、とてもうれしく名誉なことですけど、松橋忠光という志士の名前も忘れてはいけないなあ、と、思いました。そして、もう一度、『わが罪はつねにわが前にあり』を読んでみよう、と、強く、感じました。

さて、耐震偽装事件でも多くの人の実名が報道されました。

数世代後の日本人は、彼らをどう評価するのでしょうか??
もし日本サムライ殿堂というのがあったら、未来の人々は、いったい、誰を殿堂に入れるのでしょうか??

タイムマシンで、見に行けたらいいのに、と思う今日この頃っす。
スポンサーサイト

2006.12/03(日) |  未分類  | Comment(2)  []

 
 

* COMMENT *

 
 
 
 
 
    
 *   管理者にだけ表示を許可する

■□ 始めまして

From : nobusukegou #- / URL -  2006.12・04  [edit]

アプローチとして正解と思います。
私どもも数十年、実務を先輩から教わりながら、常に体系として実践とのギャップを建築雑誌で埋めて参りました。
構造専門家では有りませんが、その時々の問題が発生するたびに、構造概念だけは理解してきたつもりです。
それにつけても、マスコミの記者のレベルは酷いですね。
(昔は、少なくても学者や、専門家のレクチャーお受けて記事にしていた思いますが・・・)

業界の宣伝や、マンション情報誌に洗脳された消費者の意識と専門家の常識とは非常にかけ離れている事実を行政は、一言も説明しない。


■□ 

From : 管理人 #- / URL -  2006.12・09  [edit]

nobusukeさん、はじめまして。

何事がおきてるかを把握するには精度の高い情報は必要不可欠ですよね。

>マスコミの記者のレベルは酷いですね。

昔は、もっと、能動的な報道(例えば、調査報道)が盛んだったように思いますけど、最近は、みかけないですしねえ。

既存のマスメディアは、何が起きたかを、正確かつ迅速に、かつ、あまねく、伝えるのはもちろんですけど、起きた事の意味を正確に深く伝えないと将来は危うい、はずなんですけど。。。

にもかかわらず、受動的な報道や恣意的な報道しかしなかったら・・・

Rental - FC2 Blog /  SKIN - ふたつの頬花

FC2Ad

 /   

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。