耐震偽装と報道責任

 - 本当のことが知りたいんで...耐震偽装と報道責任にタックルしちゃおうかな、と
 
 

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■□ 水落建築構造士反論 JSCA検証が必要不可欠

水落構造建築士建築構造士 耐震強度は十分と主張 京都のアパ物件物件

水落構造建築士建築構造士は、京都のアパ物件が耐震強度「1.0」を下回っているという京都府と熊谷組(施行者)に対して、構造計算の計算上の相違に過ぎない。自分の計算では耐震強度は基準を満たしている、と、一貫して、反論しています。つまり、まとめると、書類の不備やミスハあったかもしれないけれど、意図的な偽装は断じてしていない。改ざんではなく、修正なのだ。第三者によるチェックをしてほしい。こういうご主張です。

以下に、まず、耐震強度の数値の食い違いを、2007.1.27付京都新聞から抜粋引用します。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007012700048&genre=C4&area=K10

[引用開始]
施工の熊谷組も強度不足認定 京都のアパホテル耐震偽造問題

京都市によると、「京都駅堀川通」は熊谷組北陸支店(金沢市)が施工した。国土交通省指示で調査した市は昨年11月施工図を持つ熊谷組にも再検査を依頼していた。

市の再計算では「1・0」に達すれば安全とされる耐震強度は最小値で「0・79」で、耐震強度が不足することが分かった。熊谷組の算出値は、これよりやや上だったが基準には達しなかった。
[引用終了]

公平性の高い、つまり、水落建築構造士の言い分を、もれなく、きちんと掲載していると思われる北日本新聞記事からを引用します。

「熊谷組も強度不足認定 京都・アパホテル施工」(北日本新聞,2007.1.28)
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070128/2733.html

[引用開始]
京都市の二つのホテルで「田村水落設計」(富山市清水中町)が耐震強度の偽装を指摘された問題で、同市の「アパホテル京都駅堀川通」が、施工した熊谷組(東京)の再計算でも強度不足という結果が出たことが二十七日、分かった。構造計算した田村水落設計の水落光男一級建築士は同日、「(熊谷組の)計算書を見ないと分からないが、自分とは計算の仕方が違うのだろう」とコメントし、あらためて十分な強度があると主張した。

「堀川通」の耐震強度は、京都市の再計算では最小値で基準の79パーセント。熊谷組は具体的な数値を明らかにしていないが、同市の数値よりやや上で、基準には達していないという。

同市と熊谷組の再計算数値に差があることについて、水落建築士は「構造計算の方法は大枠があるだけで、計算の仕方で差が出る」と話した。水落建築士の計算では149パーセントで「十分な耐震性がある」としている。

一方、同市は「細かい条件の違いでいくらか差はあるが、二者の計算で強度が不足している。基準に達しないのは明らか」と指摘。建築主のアパマンションが、週明けにも是正計画の途中経過を報告するのを待ち、二ホテルを立ち入り検査する方針だ。

「堀川通」は施工段階で柱とはりを補強する鉄骨の筋交いを減らし、構造計算書と比べ施工図の筋交いの数が半分になっていたことも判明。水落建築士は「当初から筋交いがすべてなくても十分な強度があるよう計算されている。筋交いを減らした際には確認の再計算も行った」と語った。
[引用終了]

水落構造建築士建築構造士 耐震強度は十分と主張 千葉のアパ物件も

水落構造建築士建築構造士は、朝日新聞(2007.1.27)によると、千葉のアパ物件が耐震強度「1.0」を下回っているという千葉県にも反論していらっしゃいます。
http://www.asahi.com/national/update/0126/TKY200701260364.html

「千葉県の検証では、4棟は強度が十分と判断されたが、残る1棟をめぐり、コンクリートの重さや梁(はり)の鉄筋量の算定に標準と異なる手法が多用されているとする県側と「学術的にも認められた手法」とする水落建築士の見解が対立した。

このため、県側は日本建築防災協会の委員会に助言を依頼。関係者によると、委員会は県の考え方がより妥当とする意見でまとまったという。

委員会の意見書は週明けにも正式に県に提出される見通し。」

どっちの言い分が正しいのか。新聞記事を読んでみてもさっぱりです。第一、どの計算方法をとったのかも書いてない。そもそも、構造計算は、どの計算法を使用するかだけではなく、計算した人の考え方によっても、かなりの幅が出るに決まってます。非線形の破壊力学っすもんね。パラメーターだって、うじゃうじゃあるんでしょうし。本当のことは、地震が起ってみないとわからない。。。。

そもそも、この「1.0」と言う人為的な数値にどれほどの意味があるんでしょうか??

専門家のジャッジ不可欠 千葉物件は日本建築防災協会見解 週明け公表予定

というようなわけで、この問題のジャッジには、高度な専門知識が必要不可欠です。少なくとも千葉の物件については、日本建築防災協会の委員会意見書が、週明けにも提出されるらしいので、ひとつの、それなりに科学的に検証可能なジャッジメントがゲットできそうです。(もちろん、その内容の検証は、管理人には無理です・・・今から、構造計算を勉強する時間はありませんし、マスターできるかも不明・・・)

管理人はこう思います。
京都の物件も千葉の物件の科学的な検証も、ここは、JSCAの出番である。

JSCAとは、社団法人日本建築構造技術者協会。高度な構造技術を持った専門家集団。
全国で約2530人にしかいない建築構造士の認定を行う権威ある団体です。
http://www.jsca.or.jp/index.html

JSCAはHPで、建築構造士について、こう謳っています。

[引用開始]
会員ひとり一人が、能力と品位の保持だけでなく、責任ある行動を取ることを約束した「倫理規定」と、それを補完する「行動規範」を制定し。それに基づいた行動をしています。

建築構造士とは、社団法人日本建築構造技術者協会[JSCA]の責任において、社会に推薦しうる構造設計者の呼称です。当協会は、優れた建築構造士を推奨していくために資格認定試験を行い、技倆・資質の判定を行っています。
現在登録されている建築構造士は全国で約2530人です(2005年4月現在)。

建築構造士は、豊富な専門知識と経験を基に優れた技術力を用いて、構造計画の立案から構造の設計図書までを統括し、構造に関する工事監理も行うなど、一級建築士の中でも特に建築構造の全般について、的確な判断を下すことの出来る技術者です。

わたしたちは美と経済、心と技術の調和を保ちつつ建築の機能を達成し、自然の災害から人命と文化をまもるため、建築主、建築家と共に力強く前進してまいります。
[引用終了]


JSCAの検証が望まれる 建築構造士認定団体 構造の専門家集団
 

Jascaは、2005年の第一次耐震偽装発覚のとき、以下の声明を発表しています。

計算書偽造事件に関連したお問合せに対するJSCAの対応方針(2006.02.13)
http://www.jsca.or.jp/vol2/23news_release/2005False/jsca20051128-J1.html

一部抜粋引用します。

[引用開始]
今回の事件は許しがたい犯罪行為によるものであり、特に建築構造設計等に関わる私どもにとっては、日常の真摯な努力をないがしろにされ、また、悪印象を世間に与えて、職能自体を侮辱され、悔しい思いに憤りを抑え切れるものではありません。なお、姉歯氏は当協会の会員ではないことをまず申し上げます。

今回の事態は特異な人格の偏りに因るのかも知れず、建築構造設計等を職能とする私どもには絶対に仕出かせないような行動です。JSCAはわが国で唯一の建築構造設計者の団体であることから、この事件によって、建築の構造について様々なご心配やご不安、複雑な思いを抱かれた社会一般の皆様方に対し、社団法人であるJSCAの権利義務の範囲の内で、出来得る限りの専門的な助言を行うことによって支援を行いたいと考え、JSCAでは偽装事件発覚以来、約3ヶ月にわたり臨時の無料相談窓口を開設してきたところです。
[引用終了]

姉歯元一級建築士は、JSCAの会員ではありませんでした。しかし、水沼建築構造士は、当然、JSCAの会員です。

よって、いったいぜんたい、どうなっているのか、わけのわからない、水沼建築構造士VSイーホームズ・京都市・熊谷組・千葉県・日本建築防災協会の学問的レベルの論争を、一般市民にわかりやすく説明していただければ、と願います。もちろん、すでに、動き出していると思いますので、近いうちに声明なり、記者会見なりで、専門家の方々のご識見が示されるものと思います。

かくて、管理人には荷の重すぎるこの高度な議論についての報告は、少なくとも、それまではお休みです。

現時点でのまとめは以下のようです。

イーホームズ・京都市・熊谷組・千葉県は水沼建築構造士が偽装を行ったと主張。一方、水沼建築構造士は、「不備やミスは有ったかもしれない。しかし、偽装などは断じて絶対に行っていない。耐震強度は確保されている」と主張。両者共に、主張のみで、、科学的に検証可能なデータは公開していない。よって、どちらの言い分が正しいのかは、現時点では不明である。

なお、2007.1.27付朝日新聞報道によると、日本建築防災協会が千葉物件についての見解を公開予定とのことである。

追記(2007.1.29)

「建築構造士」とすべきを、五カ所も、「構造建築士」と書いてしまいました。消し線で消して、訂正しました。申しわけありません。なんとタイトルも、「構造建築士」としてしまいました。ここは、消し線が使えないので修正しました。こっそり、"改ざん"したわけではありません。ご理解ください。

よりによって、今日のこのタイトルの日記でやらかすとは・・・とほほほほ。
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2007.01/29(月) |  未分類  | Comment(3)  []

 
 

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From :  # /  -  2007.01・29  [edit]

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■□ 

From : ちろりん #- / URL -  2007.01・29  [edit]

私も水落建築士がTVで「耐震強度は十分だし、なぜそのような事になったのかわからない」と発言されておられるのを見て
自分は悪いことをしていない、世間ではこんな事当たり前なのに今度はどうして俺がターゲットになったんだ…というような感じだったのでしょうね。

■□ 

From : 管理人 #- / URL -  2007.01・31  [edit]

ちろりんさん

冬柴大臣の心証は真っ黒なんですよねえ。いつたい、どうなってんでしょう??

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