耐震偽装と報道責任

 - 本当のことが知りたいんで...耐震偽装と報道責任にタックルしちゃおうかな、と
 
 

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■□ 冬柴大臣コメント 耐震偽装 2/6

サービス業として良心的な判断をされたなと、私は敬意を表したい

以下は、水落建築構造士の担当したホテルを2月一杯で休止するというアパグループの発表についての国土交通省大臣の談話です。

国交省HPにあります。

冬柴大臣会見要旨(平成19年2月6日)
http://www.mlit.go.jp/kaiken/kaiken07/070206.html

以下引用します。

[引用開始] 
(問) 耐震強度の偽装問題ですけれども、昨日アパグループが水落建築士の関与した物件について、全て2月いっぱいで営業停止するという決定をしましたけれども、この広がりについてどのように思われておられるかということと、水落建築士の物件の調査がどのような形で進んでいるのか、この2点をお願いします。

(答) 残念なことに、田村水落という一級建築士事務所が、本人はいろいろなことを仰っているようですけれども、客観的には強度が不足した設計をされたということで、京都の2物件についてですね、特定行政庁は耐震強度が不足するという判断を公にしました。それ以外の個々の物件については、そのような判断はされていないけれども、しかし水落一級建築士が設計した物件については、とりあえずその強度が足るか足らないかということは度外視して、営業を休止するという判断をアパグループがしたということは、サービス業として良心的な判断をされたなと、私は敬意を表したいと思っています。

今後そのような物件が強度があるのかないのかということは、今後の調査を待たなくてはならないというように思っています。それから田村水落事務所が関与した物件についての調査ですけれども、これはすべて特定行政庁にお願いをいたしまして、大変忙しいけれども早急に結論を出して欲しいということを申しています。

すでに今までの調査の結果はどうなっているのかという質問もいただきましたが、千葉の1団地5棟、その内4棟については強度はあると、ただし、1棟については強度が不足すると。これについては、建築途上だったわけで、購入契約をした人達はすべて契約解除をするということで、一般の方々についての損害は回避されたと思うのですけれども、なぜ5棟のうち1棟だけが足りなかったというのは本当にわからないのですけれども、今後調査をしていかなくてはならないと思います。

他の物件につきましても、これは全国に散らばっていまして、地元が圧倒的に多いのですけれども、これも特定行政庁にお願いをして、もしそこで審査等をする上で人材不足等があれば我々としても応援をさせてもらうということも申し添えて、早急に結論を出して欲しいということを申しているという状態であります。
[引用終了]   

今回の談話は、前回の水落建築構造士に対するものと対照的な表現が使われています。

万人がこれは本人が否定しても偽装の意思があったねと、判断されるというもの

以下、拙Blogの1/30より、平成19年1月26日の冬柴大臣と記者のやりとりをご紹介します。なお、一部の文言を×改変にしてあります。

このやりとりの全文は以下:
冬柴大臣会見要旨(平成19年1月26日)
http://www.mlit.go.jp/kaiken/kaiken07/070126.html

[引用開始]
(問) 少し重複するかもしれませんが、建築士が偽装ではないというように弁解していることについて、率直なご感想をお伺いしたいのですが。

(答)偽装でないと言っても、そう言われないために、例えば筋交いの部分がどうだとか言う具体的なやりとりもしながら、そしてその場で手計算をしてみた結果とかいろいろなことを総合考慮して、「そういった事実を積み上げれば偽装をされたことを自ら認めていらっしゃるのではないのですか」と、「客観的にはそうですね」というところまで、特定行政庁は詰めているのです。犯罪者は×を××意思はありませんでしたと絶対に言うのですけれども、しかしその時の状況や事実関係を全部総合考慮すれば、万人は××意思があったと認めるのが当然だろうということで、××というものを認定するわけでして、それと同じようにこの問題についても、そんな偽装はしておりませんという結論だけを言われても、その積上げの事実、このときにどうだったのか、手計算の結果はどうだったのか、そういうものの積上げの結果、万人がこれは本人が否定しても偽装の意思があったねと、故意があるねというように判断されるというものだと思うのですね。

ですから、私はそういう結論を積み上げた結果を否定されるということは、専門家としては感心しませんねということです。そしてそれは否定されても、我々としては、その積み上げた結果を見てその事実が確定されれば、それに基づいて厳正な処分をさせていただくということです。
[引用終了]

平成19年2月6日の大臣談話の解析

管理人は、先日の大臣談話のたとえは、推定無罪の大原則に照らし、不適切な発言あったと考えています。

一方、これほどのたとえを用いたことは、少なくとも平成19年1月26日時点では、水落建築構造士の京都物件の強度不足についての冬柴大臣の心証はすっかり固まっていたことを意味する。こういう解釈も可能かと思います。

言い換えると、「水落建築構造士の京都物件に物件の強度不足は明らか」とお考えだったからこそ、思わず、あのたとえ話をしてしまった。こういうことです。

では、もし、仮に、そうだとすると、平成19年2月6日の冬柴大臣の以下の御発言をどう理解すればよいのでしょうか??

「水落一級建築士が設計した物件については、とりあえずその強度が足るか足らないかということは度外視して、営業を休止するという判断をアパグループがしたということは、サービス業として良心的な判断をされたなと、私は敬意を表したい」

いくつかの仮説が立てられますが、仕事の関係で、今は時間がタイト。
とりあえず、ここまでとします。
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TAG : 国交省大臣談話 /アパホテル休止 /

2007.02/09(金) |  未分類  | Comment(2)  []

 
 

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■□ 

From : ベンダソン #- / URL -  2007.02・09  [edit]

わくわく、続きを読みたい・・・
いつもながら、明晰な分析
楽しみにしてます。

取り急ぎ

■□ 

From : 管理人 #- / URL -  2007.02・13  [edit]

うわっ、さすがです。

場合分けが多そうなので、36計逃げるに如かずと思ってたのに。。。

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